カタカムナ80首

カタカムナ4首を読み解く  #2 命を開く基

カタカムナ4首を読み解く

中心図象ヤタノカカミ

命を開く基

イハトハニ

イ・・・空中の水の靈也。出息也、命也。

ハ・・・正火の靈也。
地の方(けた)を宰る也、端也、角也、実也、初也、発也、出入息の両を宰る也、土也、髪也、広也、ワに唱うる時は◯の心をなす也

ト・・・男也、轟也、解也、飛也、基也、人也、与也、止め也、昇也、速也、前也、所也。

ハ・・・正火の靈也。地の方(けた)を宰る也、端也、角也、実也、初也、発也、出入息の両を宰る也、土也、髪也、広也、ワに唱うる時は◯の心をなす也

ニ・・・火水の靈也。
天地也 、日月也、水火の凝也、丹(あかき)也、非也、従也。

言靈読み解き

イハトハニ・・・命を開く基をなす初めは火が水中に與むこと明らかなり。 

カミナリテ

カ・・・煇火の靈也。
影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也

ミ・・・火中の水の靈也。
潤水也、正中を宰る也、月の靈也、貴也、虫也、五穀也、渦巻也、暗也。

ナ・・・火水の靈也。
和也、女也、流也、下知也、正中の靈也、凝也、双也、頭也、無也、生也、鳴也、汝也、過去、現在、未来にわたる靈也、納也。

リ・・・濁水の靈也。
息息(いい)の両也、人也、割別(さきわく)也、涎也、唾也。

テ・・・火水の靈也。
左右也、掌(たなごころ)也、風也、人也、発也、児の靈也。

 

言靈読み解き

カミナリテ・・・形なきの火、水に搦むが故に、形顕れて輝く。 父母の水と水と與みくみて、その凝りは躰の火に動かされる故に、火中の水灵とある火も、たぎるときは鼎の中の水の回るが如く、真の水にあらず。水のはたらきなり。真の火の為に動かされて、水はたらきなして五穀となる。 火水の舫いなれども、胎内の義にして、未だ見えざる処。 火水和らぎ與み 天地の水氣と火垂より発し万物起こる。

カタカムナ

カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。 

タ・・・水中の火の靈也。タマ也、種也、大也、多也、連也、胎也、縦也、溜水也。

カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。 

ム・・・水中の水の靈也。潤水也。無也、空也、息の終也、暗也、結也、睦也、渦巻也、黒也。

ナ・・・火水の靈也。和也、女也、流也、下知也、正中の靈也、凝也、双也、頭也、無也、生也、鳴也、汝也、過去、現在、未来にわたる靈也、納也。

言靈読み解き

カタカムナ・・・カラミカラミて五躰とタマシイは搦み 火も水中に與み凝れば、火の形を隠し火水は和される。

ヨソヤコト

ヨ・・・火水の靈也。
与也、女男の契也、淀也、齢也、下知也。
ソ・・・火水の靈也。
形の無也、遅也、揃也、塩也、白也、底也、背也、始也、山也、磯也、所也。
ヤ・・・火水の靈也。

文(あや)也、和也、沼也、家也、否也、水火の両を宰る也、反(うらはら)の義をなす也。

コ・・・影の火の靈也。
男也、女也、総ての人の靈也、凝也、器也、囲也、処也、細也、香也、小也。

ト・・・男也、轟也、解也、飛也、基也、人也、与也、止め也、昇也、速也、前也、所也。

言靈読み解き

ヨソヤコト・・・父の火と母の水とアヤに與み 水火と與みて、水火塊る 火は躰にして水ははたらきなり。水の昇るは、火のために動かされて昇れとも、昇るはたらきの水は形を顕す。また、昇らせる火の躰は隠れて、形見えず。 水火の二つ、自ら和らぎ 真の火の躰は凝るものにあらず、影は火のはたらきにして輝き昇る程に凝り くみくみてかたまる。

 

ホクシウタ

ホ・・・正火の靈也。
母也、火浮(ほのめく)也、尖也、天地万物の初也、陰門也、臍(へそ)也、ヽ(ほし)也。
ク・・・影の火の靈也。
氣(いき)の降る也、与也、土也、黒也、香也、濁也。
シ・・・昇る水の靈也。

、終、死、己、幸、司、育、石也、出水也、印也、進也、繁也、為限

ウ・・・空中の水の靈也。
浮き昇る也、動也、生也、暗也。

タ・・・水中の火の靈也。
靈(たま)也、種也、大也、多也、連也、胎也、縦也、溜水也。

言靈読み解き

ホクシウタ・・・万物皆、火にあらざれば起こることなし 草木芽を生するは、陽の火の力なり。 父の火、母の胎内の水に降り與む 動くものは水にして、動かしむるものは火なり。火の為に水動かされて、始めて形を顕して昇り万物ははじまる。 火水の凝り昇るの至り極まり渾沌のゝ、浮かび昇り ただしき息の根となる。

4首の解説

イハトハニ・・・命を開く基をなす初めは火が水中に與むこと明らかなり。 

カミナリテ・・・形なきの火、水に搦むが故に、形顕れて輝く。 父母の水と水と與みくみて、その凝りは躰の火に動かされる故に、火中の水灵とある火も、たぎるときは鼎の中の水の回るが如く、真の水にあらず。水のはたらきなり。真の火の為に動かされて、水はたらきなして五穀となる。 火水の舫いなれども、胎内の義にして、未だ見えざる処。 火水和らぎ與み 天地の水氣と火垂より発し万物起こる。

カタカムナ・・・カラミカラミて五躰とタマシイは搦み 火も水中に與み凝れば、火の形を隠し火水は和される。

ヨソヤコト・・・父の火と母の水とアヤに與み 水火と與みて、水火塊る 火は躰にして水ははたらきなり。水の昇るは、火のために動かされて昇れとも、昇るはたらきの水は形を顕す。また、昇らせる火の躰は隠れて、形見えず。 水火の二つ、自ら和らぎ 真の火の躰は凝るものにあらず、影は火のはたらきにして輝き昇る程に凝り くみくみてかたまる。

ホクシウタ・・・万物皆、火にあらざれば起こることなし 草木芽を生するは、陽の火の力なり。 父の火、母の胎内の水に降り與む 動くものは水にして、動かしむるものは火なり。火の為に水動かされて、始めて形を顕して昇り万物ははじまる。 火水の凝り昇るの至り極まり渾沌のゝ、浮かび昇り ただしき息の根となる。

 

【現代語訳】

命を開く基となる初めは父の火が母の水中に與むこと明らかなり。 

形のない父の火は、母の水に搦むことで、形顕れてカラダとなる。 

父母の水と水と與みくむことで、その凝りは目に見えない実態の火に動かされるゆえに、火中の水灵とある火も、たぎるときは鼎(かなえ)の中の水の回るが如く、真の水ではなく、それは水のはたらきなり。

真の火の為に動かされて、水ははたらきをなしてカラダとなる。 

火水の舫いなれども、胎内での出来事は、未だ見えざるところ。 

火水がやわらぎ與み 天地の水氣と火垂より発し万物起こる。

カラミカラミて水火連なり、円にまろがり搦み 父の火も母の水中に與み凝れば、父の火の形を隠し火水はなごされる。

父の火と母の水とアヤに與み 水火と與みて、水火塊る 火は実態にして水ははたらきなり。

水の昇るは、火のために動かされて昇れとも、昇るはたらきの水は形を顕す。

また、昇らせる火の実態は隠れて、形見えず。 

水火の二つ、自らやわらぎ 真の火の実態は凝るものではない、カラダは火のはたらきにして細胞分裂する程に凝り くみくみてかたまる。

万物皆、火がなければ起こることなし 人のカラダの芽を生み出すのは、陽の火の力なり。 

父の火、母の胎内の水に降り與む 動くものは水にして、動かしむるものは火なり。

火の為に水動かされて、始めて形を顕して昇り万物ははじまる。 

火水の凝り昇るの至り極まり渾沌のゝ(ホチ)、浮かび昇りただしき息の根となる。

 

 

 

 

 

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猿田彦
YouTube猿田彦TV運営 縄文カタカムナ文化塾を運営。 楢崎皐月、宇野多美恵からカタカムナを継承した天野成美のもとでカタカムナを深め、独自に言霊を研究。出口王任三郎、岡本天明も師事していた水穂伝、布斗麻邇御靈(フトマニノミタマ)、稲荷古伝を研究しカタカムナを言霊から独自の解読で読み解いている。
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