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スートラと布斗麻邇

スートラ、古代の仏教聖典、は「糸」や「教義」という意味を持つサンスクリット語で、釈迦の言行や弟子たちの講義を記述しています。それに対し、カタカムナの法則を用いて図象符とウタヒを展開するものが、「布斗麻邇(フトマニ)に占(ウラ)へる」と言われるものです。古代天竺でお経が生成される製法は、人類の根源種である大和人から継承されています。

この布斗麻邇により出現する音(こえ)は、万物の真実や摂理、歴史、未来を示します。近日公開される出版によれば、何千年の時を経て、現代語のスートラが布斗麻邇から生まれるとされます。布斗麻邇、カタカムナ、そして多くの日本の伝承や信仰が織り成す神仏習合の世界への理解が求められます。

【生命の奇跡】

すべての生命の根源を宰り、無数の存在を生み出す。天地からの氣が子宮に流れ込み、生命を授ける。子宮は天地の命の源を引き寄せ、その命を我が身に宿す。肉体と魂は羊水を介して繋がり、目には見えない魂が空を巡り、宿った肉体と共鳴する。この魂が宿ることで肉体を形成し、羊水がそれを保護・育てる働きがある。命の誕生は、形を持たない魂が羊水と結びつき、物質的な身体を形成することによって、万物の魂の奇跡を具現化するものである。
母となる卵子に、父の種子の一滴が宿ることで、新しい生命の肉体が誕生する過程が始まる。この結合によって、魂は具体的な形を持つ生命体に具現化され、その肉体は特定の寿命と形状を得るのである。こうして、各個体は独自の存在としての寿命が設けられ、と性別が生まれ、一つの個別の生命としてこの世に現れるのである。

父の種子は、子宮という母の神秘的な領域に向かって進む。この種子は外見上の特徴を持たず、卵子がその存在を明らかにする時、親からの遺伝の力を引き継ぎ、形を持つようになる。この瞬間、魂が初めて肉体に宿り、生命として具現化され、輝き始める。この宿った魂は、肉体を動かし、生命活動を営む源となる。そして、遺伝子という物質が渦を巻き、連続して継承されることで、肉体は海のように絶えず流れる動きを持ち、魂の氣と共鳴しながら、尽きることなく生命の循環を維持する。
これは、伊邪那岐の魂の氣が、伊邪那美の肉体の中に降り、生命の活動を繰り広げる様子を象徴している。この絶え間ない活動を、肉体の中の魂の氣、または灵と呼ぶ。すべての生命の根源の形状を視覚化し理解すべきである。

生命の活動は、魂が体に宿ることで始まる。体はその独自の形成力を持っており、この中で魂と和合し、命を包み込むことで、生命の生成の基盤となる。「体の灵」と「魂の灵」が互いに深い結びつきを持つこの婚嫁(ミトノマグワイ)の過程は、生命の具現化の核心である。命とは、魂と体、この二つの灵が具現化したものであり、これらを示す言葉が生命としての形を持つ。肉体の灵と魂の灵が一つに結びつき、この婚嫁をすることで、肉体と魂が一体化する。この一体化された存在、つまり心は、生命の活動を司る声(こえ)として現れる。心と心の結びつきから生じるこの一体性こそが、我々が「生命」と称するものである。

天は生命の源であり、魂を送り、すべての存在に命を吹き込む。魂は自在に動き、和合し、肉体はその目的を果たすために存在する。これは、真の生命の意味であり、高次の靈性の表れである。生命の息吹を共有し、統一することは、魂と肉体が協働し、お互いの志(こころざし)を分かち合う行為を示している。だが、魂と肉体の和合においては不調和が生まれることもある。それは子供が親を欺くような状態を生む場合もある。しかし、心と心が真に一つとなる時、それは肉体を通じた真の生命、正義や忠誠、そして孝行の実現となる。ただし、形状や外見だけを重視し、内面や本質を見失うと、真の仁義や道徳を理解し、身につけるためには、内面的な深い洞察と理解、そしてその理解を行動に移す誠実さが求められる。言葉の真の意味や精神を理解せず、単に形式的な知識だけを持っている者は、実質的には文盲であるとも言えるのである。

心と心が繋がる瞬間、そこには真の生命の姿が現れる。この生命の響き、すなわち魂と肉体の音(こえ)は、体内に宿る魂が示す心の鼓動として存在する。この音(こえ)は、生命を動かす正しい源としての役割を果たす。この宇宙のすべての存在は、天之御中主神の純粋な心からの生命の泉を受けて創造される。全ての生物、物体、そして事象は、根源的には天之御中主神の心から生じるものであり、その本質においては、それぞれが同じ宇宙の息吹を持つ存在である。

つまり、この広大な宇宙の中のあらゆる生命は、天之御中主神の心から生まれているのである。肉体と魂が結びつくことにより、生命は真の姿を持つようになる。この認識は、すべての存在が始まりとして同じ源を持ち、最終的にはその一つの大いなる心に帰っていくという真理を示している。だからこそ、魂と肉体、心と心の結びつきは、生命の真の源としての役割を持つ。そして、この結びつきによって、人々の意志や心が一つになることは、真の生命の源を示す象徴なのである。

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ABOUT ME
猿田彦
YouTube猿田彦TV運営 縄文カタカムナ文化塾を運営。 楢崎皐月、宇野多美恵からカタカムナを継承した天野成美のもとでカタカムナを深め、独自に言霊を研究。出口王任三郎、岡本天明も師事していた水穂伝、布斗麻邇御靈(フトマニノミタマ)、稲荷古伝を研究しカタカムナを言霊から独自の解読で読み解いている。
天岩戸神社 坤(ひつじさる)の金神 奉納会

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