カタカムナ75首を読み解く
中心図象ヤタノカカミ 発生原理
ナキ ウム カム ナカラ イホ ハラ ハメ
ナ・・・火水の靈也。和也、女也、流也、下知也、正中の靈也、凝也、双也、頭也、無也、生也、鳴也、汝也、過去、現在、未来にわたる靈也、納也。
キ・・・影の火の靈也。氣(いき)也、正中也、限也、生也、草也、貴也、来也、香也、土。
ウ・・・空中の水の靈也。浮き昇る也、動也、生也、暗也。
ム・・・水中の水の靈也。潤水也。無也、空也、息の終也、暗也、結也、睦也、渦巻也、黒也。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
ム・・・水中の水の靈也。潤水也。無也、空也、息の終也、暗也、結也、睦也、渦巻也、黒也。
ナ・・・火水の靈也。和也、女也、流也、下知也、正中の靈也、凝也、双也、頭也、無也、生也、鳴也、汝也、過去、現在、未来にわたる靈也、納也。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
ラ・・・濁水の靈也。降也、涎也、唾也。
イ・・・空中の水の靈也。出息也、命也。
ホ・・・正火の靈也。母也、火浮(ほのめく)也、尖也、天地万物の初也、陰門也、臍(へそ)也、袋也、ヽ(ほし)也。
ハ・・・正火の靈也。地の方(けた)を宰る也、端也、角也、実也、初也、発也、出入息の両を宰る也、土也、髪也、広也、ワに唱うる時は◯の心をなす也。
ラ・・・濁水の靈也。降也、涎也、唾也。
ハ・・・正火の靈也。地の方(けた)を宰る也、端也、角也、実也、初也、発也、出入息の両を宰る也、土也、髪也、広也、ワに唱うる時は◯の心をなす也。
メ・・・火中の水の靈也。潤水也、回也、芽也、正中を宰る也、女也、米也、海草也、馬也、群也、下知也。
ヤ・・・火水の靈也。文(あや)也、和也、沼也、家也、否也、水火の両を宰る也、反(うらはら)の義をなす也。
ホ・・・正火の靈也。母也、火浮(ほのめく)也、尖也、天地万物の初也、陰門也、臍(へそ)也、袋也、ヽ(ほし)也。
ナキ ウム カム ナカラ・・・重くして下知をなす。火水と形顕れて、ついに與むの音にして、時に合すれば、昼の七つ時。九つ時の火と、八つ時の水と、七つ時(16時申の刻)
に與みたるなり。一年に合すれば、七月六日時分迄に火盛んになる。それは、彼(カ)の火水(星)合うなり。天に在りながら地を呼びて與むのとき。 今、形なきの真の火水、初めて形顕す 高美産巣日の神、神産巣日の神、両神合躰の至り、極まりにして浮き回る 万物與み究るとき、消失せるもの 盛者必衰の理。 疑うことならず必ず、火も水中に與み凝れば、火の形を隠す 物の和ぐときは、正中をなす 秋になり、陽の氣、陰中にかたまるが故に、かがやく、これを、稲妻と云う。降るなり。
イホ ハラ ハメ ヤホ・・・熱の火盛なるときは、出るいきウナルなり。 天地の始めを、日本紀神代の巻に、渾沌たること鶏の卵の如しと、一物のゝより天地と顕れるゝ。ハハの胎内に一物のゝこりて、そのゝより分かれて五躰となる。又、一粒の籾のゝより花さき、実のる故に、万物の始めに起こる。きれいきれいに開き変わる 熱氣の火、口中の水に凝りて、灵をなす。水は昇、火は降りて、一物のゝの火水となり、上下左右へ分かれ、戸を開く。ゝ(ホチ)、胞衣の正中より別れ出るもの、エナめぐりめくるゆえに、ついに吹き開いて出て、天の火の発する始めに仄めく。
解説
重くして下知をなす。火水と形顕れて、ついに與むの音にして、時に合すれば、昼の七つ時。九つ時の火と、八つ時の水と、七つ時(16時申の刻)
に與みたるなり。一年に合すれば、七月六日時分迄に火盛んになる。それは、彼(カ)の火水(星)合うなり。天に在りながら地を呼びて與むのとき。 今、形なきの真の火水、初めて形顕す 高美産巣日の神、神産巣日の神、両神合躰の至り、極まりにして浮き回る 万物與み究るとき、消失せるもの 盛者必衰の理。 疑うことならず必ず、火も水中に與み凝れば、火の形を隠す 物の和ぐときは、正中をなす 秋になり、陽の氣、陰中にかたまるが故に、かがやく、これを、稲妻と云う。降るなり。
熱の火盛なるときは、出るいきウナルなり。 天地の始めを、日本紀神代の巻に、渾沌たること鶏の卵の如しと、一物のゝより天地と顕れるゝ。ハハの胎内に一物のゝこりて、そのゝより分かれて五躰となる。又、一粒の籾のゝより花さき、実のる故に、万物の始めに起こる。きれいきれいに開き変わる 熱氣の火、口中の水に凝りて、灵をなす。水は昇、火は降りて、一物のゝの火水となり、上下左右へ分かれ、戸を開く。ゝ(ホチ)、胞衣の正中より別れ出るもの、エナめぐりめくるゆえに、ついに吹き開いて出て、天の火の発する始めに仄めく。
ウツシ クマリ ワク ムスヒ
ウ・・・空中の水の靈也。浮き昇る也、動也、生也、暗也。
ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。
シ・・・昇る水の靈也。始也、終也、死也、己也、幸也、司也、育也、石也、出水也、印也、進也、繁也、為限(しきる)也。
ク・・・影の火の靈也。氣(いき)の降る也、与也、土也、黒也、香也、濁也。
マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。
リ・・・濁水の靈也。息息(いい)の両也、人也、割別(さきわく)也、涎也、唾也。 ※リの法則・・・逆らわずして、共に循環する。 言霊秘書 p450
ワ・・・水火の靈也。国土也、水火水(しほみず)也、水の◯(わ)也、万物の形を宰る也。
ク・・・影の火の靈也。氣(いき)の降る也、与也、土也、黒也、香也、濁也。
ム・・・水中の水の靈也。潤水也。無也、空也、息の終也、暗也、結也、睦也、渦巻也、黒也。
ス・・・水中の火の靈也。澄也、洲也、直也、鳥也、穴也、差別也、黒也、文(かざり)なき也、一(すいち)也、住也。
ヒ・・・正火の靈也。天を回る火の靈也、日也、出入息の本也、穴也、米也、非也、否也、氷也、語の下にイに云う時にこのヒを書く也。
ウツシ クマリ ・・・高美産巣日の神、神産巣日の神、両神合躰の至り、極まりにして浮き回り 列なるものは遂につづまり、つづまるものは又開けてつづく。続くものにあらされば、約まることなし。きれいきれいなる物は、必ずつづまらぬと知るべし。 形なき所に形なさしむるは火也。なさしむる物は形なし。なすは形あり。なす形よりいえば、水は始めなり。渾沌と形わからざる時は、何れを水とも、火とも、別ち難し。しかし、天地と別れるゝの中に、先天先に成りて、地後になる。天は空水にして、このときは水。地は濁りて、このときは火。その空水のあめは、土より先になる。この水は、火より先達つと知るべし。 火、水中に降りる 万物、これより文目を分つ。葦原豊中津国、此時にあたって、國の國たることになる。火水の息、逆らわずして、共に循環し、もしこのリに違う時は、天道のリを失う。これを無理と云う。正道の教えと云うは、このリを教える也。故に、リの音に、息息の二つをつかさどるとある。その備えたるリを行わざるときは、人も人にあらず。人の名は形にあらず。イキのリに違うては、道明らかに分かれ、善悪明白に割分かれる。
ワク ムスヒ・・・地をつかさどり、国土に天の火降るによりて、万物を動かし出す。 火中に水與むときは、則消失しなえる也。 万物みなかくの如し。人死して、胎内の正火のヒの無くなるゆえに、出入のイキなし。故に、これをなき灵(タマ)と云う。天之御中主のゝの、正火のヒなきと云うこと也。
解説
高美産巣日の神、神産巣日の神、両神合躰の至り、極まりにして浮き回り 列なるものは遂につづまり、つづまるものは又開けてつづく。続くものにあらされば、約まることなし。きれいきれいなる物は、必ずつづまらぬと知るべし。 形なき所に形なさしむるは火也。なさしむる物は形なし。なすは形あり。なす形よりいえば、水は始めなり。渾沌と形わからざる時は、何れを水とも、火とも、別ち難し。しかし、天地と別れるゝの中に、先天先に成りて、地後になる。天は空水にして、このときは水。地は濁りて、このときは火。その空水のあめは、土より先になる。この水は、火より先達つと知るべし。 火、水中に降りる 万物、これより文目を分つ。葦原豊中津国、此時にあたって、國の國たることになる。火水の息、逆らわずして、共に循環し、もしこのリに違う時は、天道のリを失う。これを無理と云う。正道の教えと云うは、このリを教える也。故に、リの音に、息息の二つをつかさどるとある。その備えたるリを行わざるときは、人も人にあらず。人の名は形にあらず。イキのリに違うては、道明らかに分かれ、善悪明白に割分かれる。
地をつかさどり、国土に天の火降るによりて、万物を動かし出す。 火中に水與むときは、則消失しなえる也。 万物みなかくの如し。人死して、胎内の正火のヒの無くなるゆえに、出入のイキなし。故に、これをなき灵(タマ)と云う。天之御中主のゝの、正火のヒなきと云うこと也。
トヨ ウケ ヒ メ カム ナカラ
ト・・・男也、轟也、解也、飛也、基也、人也、与也、止め也、昇也、速也、前也、所也。
ヨ・・・水火の靈也。与也、女男の契也、淀也、齢也、下知也。
ウ・・・空中の水の靈也。浮き昇る也、動也、生也、暗也。
ケ・・・影の火の靈也。差別(けじめ)也 、正也、香也、器也、五穀也、家也、朝より暮に至る義也。
ヒ・・・正火の靈也。天を回る火の靈也、日也、出入息の本也、穴也、米也、非也、否也、氷也、語の下にイに云う時にこのヒを書く也。
メ・・・火中の水の靈也。潤水也、回也、芽也、正中を宰る也、女也、米也、海草也、馬也、群也、下知也。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
ム・・・水中の水の靈也。潤水也。無也、空也、息の終也、暗也、結也、睦也、渦巻也、黒也。
ナ・・・火水の靈也。和也、女也、流也、下知也、正中の靈也、凝也、双也、頭也、無也、生也、鳴也、汝也、過去、現在、未来にわたる靈也、納也。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
ラ・・・濁水の靈也。降也、涎也、唾也。
トヨ ウケ ヒメ・・・ 水中に火を入れるは、必ず声を発して轟く 天地と人を與む世の中 くみくみて、何れか火、何れか水とも文(あや)分からぬ暗き 如何なる物も、火にかくれは邪正を糾す(間違っているものを改める) 万物みなかくの如し。人死して、胎内の正火のヒの無くなるゆえに、出入のイキなし。故に、これをなき灵(タマ)と云う。天之御中主のゝの、正火のヒなきと云うこと也。 いよいよ舫い回る
カム ナカラ・・・火の働きは物を分かち、物を砕き、差別する 火中に水與むときは、則消失しなえる 盛者必衰の理。 一年に合すれば、七月六日時分迄に火盛んになる。それは、彼(カ)の火水(星)合うなり。天に在りながら地を呼びて與むのとき。故に、重くして下知をなす。教えは明らかなれども、その教えを明らかならずと思う。これをウタカフと云う。澄むは上り、濁るは降る也。
解説
水中に火を入れるは、必ず声を発して轟く 天地と人を與む世の中 くみくみて、何れか火、何れか水とも文(あや)分からぬ暗き 如何なる物も、火にかくれは邪正を糾す(間違っているものを改める) 万物みなかくの如し。人死して、胎内の正火のヒの無くなるゆえに、出入のイキなし。故に、これをなき灵(タマ)と云う。天之御中主のゝの、正火のヒなきと云うこと也。 いよいよ舫い回る
火の働きは物を分かち、物を砕き、差別する 火中に水與むときは、則消失しなえる 盛者必衰の理。 一年に合すれば、七月六日時分迄に火盛んになる。それは、彼(カ)の火水(星)合うなり。天に在りながら地を呼びて與むのとき。故に、重くして下知をなす。教えは明らかなれども、その教えを明らかならずと思う。これをウタカフと云う。澄むは上り、濁るは降る也。
オキ ホト ムツ ナキ サキ トコ カムミ
オ・・・空中の水の靈也。起也、貴也、高也、於(うへ)也。
キ・・・影の火の靈也。氣(いき)也、正中也、限也、生也、草也、貴也、来也、香也、土。
ホ・・・正火の靈也。母也、火浮(ほのめく)也、尖也、天地万物の初也、陰門也、臍(へそ)也、袋也、ヽ(ほし)也。
ト・・・男也、轟也、解也、飛也、基也、人也、与也、止め也、昇也、速也、前也、所也。
ム・・・水中の水の靈也。潤水也。無也、空也、息の終也、暗也、結也、睦也、渦巻也、黒也。
ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。
ナ・・・火水の靈也。和也、女也、流也、下知也、正中の靈也、凝也、双也、頭也、無也、生也、鳴也、汝也、過去、現在、未来にわたる靈也、納也。
キ・・・影の火の靈也。氣(いき)也、正中也、限也、生也、草也、貴也、来也、香也、土。
サ・・・昇る水の靈也。割別也、細也、小也、少也、短也、誘也、放也、去也。
キ・・・影の火の靈也。氣(いき)也、正中也、限也、生也、草也、貴也、来也、香也、土。
ト・・・男也、轟也、解也、飛也、基也、人也、与也、止め也、昇也、速也、前也、所也。
コ・・・影の火の靈也。男也、女也、総ての人の靈也、凝也、器也、囲也、処也、細也、香也、小也。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
ム・・・水中の水の靈也。潤水也。無也、空也、息の終也、暗也、結也、睦也、渦巻也、黒也。
ミ・・・火中の水の靈也。潤水也、正中を宰る也、月の靈也、貴也、虫也、五穀也、渦巻也、暗也。
オキ ホト ムツ ナキ・・・天に位して起きるものは、賎しからず。 形なす物は必ず限り有りと知るべし。形をなさざる真のいきは、常住不変にして、限り無き故に、古事記神代巻に、天神七代は形なきいきにして、隱身とある。形なき神なれば、不去不来也。神代の神は遠きに非ず。必ず、今日に有り。国常立より下もの神は、形を現すのいき故に、有去有来故に、形を現すのいき盛者必衰にして、必ず限り有り。形なきのいきは、不去不来にして、限り無きが故に、御身を現さざる。天津神の故に、限り也の法則なし。形現すの地神のいきにして、来る有り、去る有り。故に、限り也と有。四相うつされ来る有、去る有。古伝に有りて明らか也。 天の火の発する始め 山に向かい、又山を背にする 自他の道を道とせず、名をなとせず、自も無く、他も無く、唯自然に住するを、老子虚無の教えと云う。道に睦むこと無く、名に睦むこと無きが故に、これを虚無とも又むなしとも云う。列なりわれと一つ並び 或いは生し、或いは四つ時(春夏秋冬)の常をよく知る
サキ トコ カムミ・・・総て一切のもの、進み極まれば、さき分るるもの、 火水凝りてかたよらざるもの故に、マナカの法則あり 人のここに止まり 外へ移らず凝ること 別つ 世に消失たること シルシを顕す
解説
天に位して起きるものは、賎しからず。 形なす物は必ず限り有りと知るべし。形をなさざる真のいきは、常住不変にして、限り無き故に、古事記神代巻に、天神七代は形なきいきにして、隱身とある。形なき神なれば、不去不来也。神代の神は遠きに非ず。必ず、今日に有り。国常立より下もの神は、形を現すのいき故に、有去有来故に、形を現すのいき盛者必衰にして、必ず限り有り。形なきのいきは、不去不来にして、限り無きが故に、御身を現さざる。天津神の故に、限り也の法則なし。形現すの地神のいきにして、来る有り、去る有り。故に、限り也と有。四相うつされ来る有、去る有。古伝に有りて明らか也。 天の火の発する始め 山に向かい、又山を背にする 自他の道を道とせず、名をなとせず、自も無く、他も無く、唯自然に住するを、老子虚無の教えと云う。道に睦むこと無く、名に睦むこと無きが故に、これを虚無とも又むなしとも云う。列なりわれと一つ並び 或いは生し、或いは四つ時(春夏秋冬)の常をよく知る
総て一切のもの、進み極まれば、さき分るるもの、 火水凝りてかたよらざるもの故に、マナカの法則あり 人のここに止まり 外へ移らず凝ること 別つ 世に消失たること シルシを顕す
マリ アメノ ヤタカミ アメノ ソマ
マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。
リ・・・濁水の靈也。息息(いい)の両也、人也、割別(さきわく)也、涎也、唾也。 ※リの法則・・・逆らわずして、共に循環する。 言霊秘書 p450
ア・・・空中の水の靈也。無にして有也。五十連の総名也、天也、海也、吾也、自然(おのつから)也、◯也。
メ・・・火中の水の靈也。潤水也、回也、芽也、正中を宰る也、女也、米也、海草也、馬也、群也、下知也。
ノ・・・水の靈也。回水也、如也、差別(けじめ)を宰る也、切也、割別也、◯也。
ヤ・・・火水の靈也。文(あや)也、和也、沼也、家也、否也、水火の両を宰る也、反(うらはら)の義をなす也。
タ・・・水中の火の靈也。タマ也、種也、大也、多也、連也、胎也、縦也、溜水也。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
ミ・・・火中の水の靈也。潤水也、正中を宰る也、月の靈也、貴也、虫也、五穀也、渦巻也、暗也。
ア・・・空中の水の靈也。無にして有也。五十連の総名也、天也、海也、吾也、自然(おのつから)也、◯也。
メ・・・火中の水の靈也。潤水也、回也、芽也、正中を宰る也、女也、米也、海草也、馬也、群也、下知也。
ノ・・・水の靈也。回水也、如也、差別(けじめ)を宰る也、切也、割別也、◯也。
ソ・・・火水の靈也。形の無也、遅也、揃也、塩也、白也、底也、背也、始也、山也、磯也、所也。
マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。
マリ アメノ ヤタカミ・・・永き世回りて、尽きること無く 逆らわずして、共に循環し 常にめぐり 群がり與み 回る水を動かして離れざる イハの反しヤなり。トヒラの反しタにして、ヤタと云う。それは、天照太神、天岩戸を開かせ給し時のことにて、神灵鏡のごとくに照輝き給うこと。(岩戸開きを行うこと。) 必ず 水は天地始まる一滴、その躰にして、万物の正中をつかさどると知るべし。
アメノ ソマ・・・逆らわずして、共に循環し 常にめぐり 群がり與み 回る水を動かして離れざる 昇る働きの水は形を顕す。又、昇らしむる火の躰は隠れて、形見えず。
万物、これより文目(アヤメ)を分つ。葦原豊中津国、このときにあたって、國の國たることになる。
解説
永き世回りて、尽きること無く 逆らわずして、共に循環し 常にめぐり 群がり與み 回る水を動かして離れざる イハの反しヤなり。トヒラの反しタにして、ヤタと云う。それは、天照太神、天岩戸を開かせ給し時のことにて、神灵鏡のごとくに照輝き給うこと。(岩戸開きを行うこと。) 必ず 水は天地始まる一滴、その躰にして、万物の正中をつかさどると知るべし。
逆らわずして、共に循環し 常にめぐり 群がり與み 回る水を動かして離れざる 昇る働きの水は形を顕す。又、昇らしむる火の躰は隠れて、形見えず。
万物、これより文目(アヤメ)を分つ。葦原豊中津国、このときにあたって、國の國たることになる。
75首の解説
ナキ ウム カム ナカラ イホ ハラ ハメ
重くして下知をなす。火水と形顕れて、ついに與むの音にして、時に合すれば、昼の七つ時。九つ時の火と、八つ時の水と、七つ時(16時申の刻)
に與みたるなり。一年に合すれば、七月六日時分迄に火盛んになる。それは、彼(カ)の火水(星)合うなり。天に在りながら地を呼びて與むのとき。 今、形なきの真の火水、初めて形顕す 高美産巣日の神、神産巣日の神、両神合躰の至り、極まりにして浮き回る 万物與み究るとき、消失せるもの 盛者必衰の理。 疑うことならず必ず、火も水中に與み凝れば、火の形を隠す 物の和ぐときは、正中をなす 秋になり、陽の氣、陰中にかたまるが故に、かがやく、これを、稲妻と云う。降るなり。
熱の火盛なるときは、出るいきウナルなり。 天地の始めを、日本紀神代の巻に、渾沌たること鶏の卵の如しと、一物のゝより天地と顕れるゝ。ハハの胎内に一物のゝこりて、そのゝより分かれて五躰となる。又、一粒の籾のゝより花さき、実のる故に、万物の始めに起こる。きれいきれいに開き変わる 熱氣の火、口中の水に凝りて、灵をなす。水は昇、火は降りて、一物のゝの火水となり、上下左右へ分かれ、戸を開く。ゝ(ホチ)、胞衣の正中より別れ出るもの、エナめぐりめくるゆえに、ついに吹き開いて出て、天の火の発する始めに仄めく。
ウツシ クマリ ワク ムスヒ
高美産巣日の神、神産巣日の神、両神合躰の至り、極まりにして浮き回り 列なるものは遂につづまり、つづまるものは又開けてつづく。続くものにあらされば、約まることなし。きれいきれいなる物は、必ずつづまらぬと知るべし。 形なき所に形なさしむるは火也。なさしむる物は形なし。なすは形あり。なす形よりいえば、水は始めなり。渾沌と形わからざる時は、何れを水とも、火とも、別ち難し。しかし、天地と別れるゝの中に、先天先に成りて、地後になる。天は空水にして、このときは水。地は濁りて、このときは火。その空水のあめは、土より先になる。この水は、火より先達つと知るべし。 火、水中に降りる 万物、これより文目を分つ。葦原豊中津国、此時にあたって、國の國たることになる。火水の息、逆らわずして、共に循環し、もしこのリに違う時は、天道のリを失う。これを無理と云う。正道の教えと云うは、このリを教える也。故に、リの音に、息息の二つをつかさどるとある。その備えたるリを行わざるときは、人も人にあらず。人の名は形にあらず。イキのリに違うては、道明らかに分かれ、善悪明白に割分かれる。
地をつかさどり、国土に天の火降るによりて、万物を動かし出す。 火中に水與むときは、則消失しなえる也。 万物みなかくの如し。人死して、胎内の正火のヒの無くなるゆえに、出入のイキなし。故に、これをなき灵(タマ)と云う。天之御中主のゝの、正火のヒなきと云うこと也。
トヨ ウケ ヒ メ カム ナカラ
水中に火を入れるは、必ず声を発して轟く 天地と人を與む世の中 くみくみて、何れか火、何れか水とも文(あや)分からぬ暗き 如何なる物も、火にかくれは邪正を糾す(間違っているものを改める) 万物みなかくの如し。人死して、胎内の正火のヒの無くなるゆえに、出入のイキなし。故に、これをなき灵(タマ)と云う。天之御中主のゝの、正火のヒなきと云うこと也。 いよいよ舫い回る
火の働きは物を分かち、物を砕き、差別する 火中に水與むときは、則消失しなえる 盛者必衰の理。 一年に合すれば、七月六日時分迄に火盛んになる。それは、彼(カ)の火水(星)合うなり。天に在りながら地を呼びて與むのとき。故に、重くして下知をなす。教えは明らかなれども、その教えを明らかならずと思う。これをウタカフと云う。澄むは上り、濁るは降る也。
オキ ホト ムツ ナキ サキ トコ カムミ
天に位して起きるものは、賎しからず。 形なす物は必ず限り有りと知るべし。形をなさざる真のいきは、常住不変にして、限り無き故に、古事記神代巻に、天神七代は形なきいきにして、隱身とある。形なき神なれば、不去不来也。神代の神は遠きに非ず。必ず、今日に有り。国常立より下もの神は、形を現すのいき故に、有去有来故に、形を現すのいき盛者必衰にして、必ず限り有り。形なきのいきは、不去不来にして、限り無きが故に、御身を現さざる。天津神の故に、限り也の法則なし。形現すの地神のいきにして、来る有り、去る有り。故に、限り也と有。四相うつされ来る有、去る有。古伝に有りて明らか也。 天の火の発する始め 山に向かい、又山を背にする 自他の道を道とせず、名をなとせず、自も無く、他も無く、唯自然に住するを、老子虚無の教えと云う。道に睦むこと無く、名に睦むこと無きが故に、これを虚無とも又むなしとも云う。列なりわれと一つ並び 或いは生し、或いは四つ時(春夏秋冬)の常をよく知る
総て一切のもの、進み極まれば、さき分るるもの、 火水凝りてかたよらざるもの故に、マナカの法則あり 人のここに止まり 外へ移らず凝ること 別つ 世に消失たること シルシを顕す
マリ アメノ ヤタカミ アメノ ソマ
永き世回りて、尽きること無く 逆らわずして、共に循環し 常にめぐり 群がり與み 回る水を動かして離れざる イハの反しヤなり。トヒラの反しタにして、ヤタと云う。それは、天照太神、天岩戸を開かせ給し時のことにて、神灵鏡のごとくに照輝き給うこと。(岩戸開きを行うこと。) 必ず 水は天地始まる一滴、その躰にして、万物の正中をつかさどると知るべし。
逆らわずして、共に循環し 常にめぐり 群がり與み 回る水を動かして離れざる 昇る働きの水は形を顕す。又、昇らしむる火の躰は隠れて、形見えず。
万物、これより文目(アヤメ)を分つ。葦原豊中津国、このときにあたって、國の國たることになる。
現代語訳
ナキ ウム カム ナカラ イホ ハラ ハメ
重くして神命を降す。
火水(カミ)の姿を顕す。
ついに與む、時にすれば、16時申の刻 七月六日(太陰太陽暦に変換し2022年8月3日を定める)時分迄に火盛んになる。
それは、彼(カ)の火水(星)合うなり。
天に在りながら地を呼びて與むのとき。
今、形なきの真の火水(カミ)、初めて形顕す。
高美産巣日の神、神産巣日の神、両神合躰の至り、極まりにして浮き回る。
万物與み究るとき、消失せるもの 盛者必衰の理。
疑うことならず必ず、火(星)も水中(地球)に與み凝れば、火の形を隠す。
物の和ぐときは、正中をなす 秋になり、陽の氣、陰中にかたまるが故に、かがやく、これを、稲妻と云う。それが降るなり。
熱の火盛なるときは、出るイキ ウナルなり。
天地の始めを、日本紀神代の巻に、渾沌たること鶏の卵の如しと、一物のゝより天地と顕れるゝ。
ハハなる地球に一物のゝこりて、そのゝより分かれて地球全体へと広がる。
又、一粒の籾のゝより花さき、実のる故に、万物の始めに起こる。
きれいきれいに開き変わる 熱氣の火、地球の水に凝りて、灵をなす。
水は昇、火は降りて、一物のゝの火水となり、上下左右へ分かれ、戸を開く。
ゝ(ホチ)、胞衣の正中より別れ出るもの、エナめぐりめくるゆえに、ついに吹き開いて出て、天の火の発する始めに仄(ほの)めく。
ウツシ クマリ ワク ムスヒ
高美産巣日の神、神産巣日の神、両神合躰の至り、極まりにして浮き回る。
列なるものは遂につづまり、つづまるものは又開けてつづく。
続くものにあらされば、約まることなし。
きれいきれいなる物は、必ずつづまらぬと知るべし。
形なき所に形なさしむるは火也。
なさしむる物は形なし。
なすは形あり。
なす形よりいえば、水は始めなり。
渾沌と形わからざる時は、何れを水とも、火とも、別ち難し。
しかし、天地と別れるゝの中に、まず天先に成りて、地後になる。
天は空水にして、このときは水。
地は濁りて、このときは火。
その空水のあめは、土より先になる。
この水は、火より先達つと知るべし。
火、地球に降りる
万物、これより文目(あやめ)を分つ。
葦原豊中津国、此時にあたって、國の國たることになる。
火水の息、逆らわずして、共に循環し、もしこのリに違う時は、天道のリを失う。
これを無理と云う。
正道の教えと云うは、このリを教える也。
故に、リの音に、息息の二つをつかさどるとある。
その備えたるリを行わざるときは、人も人にあらず。
人の名は形にあらず。
イキのリに違うては、道明らかに分かれ、善悪明白に割分かれる。
地をつかさどり、国土に天の火降るによりて、万物を動かし出す。
火中に水與むときは、則消失する也。
万物みなかくの如し。
人死して、胎内の正火のヒの無くなるゆえに、出入のイキなし。
故に、これをなき灵(タマ)と云う。
天之御中主のゝの、正火のヒなきと云うこと也。
トヨ ウケ ヒ メ カム ナカラ
水中に火を入れるは、必ず声を発して轟く。
天地と人を與む世の中 くみくみて、何れが陸、何れが海とも文(あや)分からぬ暗きなり。
如何なる物も、火にかくれは邪正を糾(ただ)す(間違っているものを改める)
万物みなかくの如し。
人死して、胎内の正火のヒの無くなるゆえに、出入のイキなし。
故に、これをなき灵(タマ)と云う。
天之御中主のゝの、正火のヒなきと云うこと也。
いよいよ舫い回る。
火の働きは物を分かち、物を砕き、差別する。
火中に水與むときは、すなわち、消失する。
盛者必衰の理。
一年に合すれば、七月六日時分迄(太陰太陽暦に変換し2022年8月3日を定める)に火盛んになる。
それは、彼(カ)の火水(星)合うなり。
天に在りながら地を呼びて與むのとき。
故に、重くして神命を降す。
教えは明らかなれども、その教えを明らかならずと思う。
これをウタカフと云う。
澄むは上り、濁るは降る也。
オキ ホト ムツ ナキ サキ トコ カムミ
天に位して起きるものは、賎しからず。
形なす物は必ず限り有りと知るべし。
形をなさざる真のいきは、常住不変にして、限り無き故に、古事記神代巻に、天神七代は形なきいきにして、隱身とある。
形なき神なれば、不去不来也。
神代の神は遠きに非ず。
必ず、今日に有り。
国常立より下もの神は、形を現すのいき故に、有去有来故に、形を現すのいき盛者必衰にして、必ず限り有り。
形なきのいきは、不去不来にして、限り無きが故に、御身(みみ)を現さない。
天津神の故に、限り也の法則なし。
形現すの地神のいきにして、来る有り、去る有り。
故に、限り也と有。
四相(人の一生)うつされ来る有、去る有。
古伝に有りて明らか也。
天の火の発する始め 山に向かい、又山を背にする 自他の道を道とせず、名をなとせず、自も無く、他も無く、唯自然に住するを、老子虚無の教えと云う。
道に睦むこと無く、名に睦むこと無きが故に、これを虚無とも又むなしとも云う。
列なりわれと一つ並び 或いは生し、或いは四つ時(春夏秋冬)『盛者必衰の理』の常をよく知れ。
総て一切のもの、進み極まれば、さき分るるもの、 火水凝りてかたよらざるもの故に、マナカの法則あり。
人(猿田彦)のここに止まり 外へ移らず集まることが世から消失することを別つシルシを顕す。
マリ アメノ ヤタカミ アメノ ソマ
永き世回りて、尽きること無く 逆らわずして、共に循環し 常にめぐり 群がり與み 回る水を動かして離れざる。
イハの反しヤなり。トヒラの反しタにして、ヤタと云う。それは、天照太神、天岩戸を開かせ給し時のことにて、神灵鏡のごとくに照輝き給うこと。(岩戸開きを行うこと。)
必ず 水(集まった人々)は天地始まる一滴、その躰(一つの機能・原理をなす集まり)にして、万物の正中をつかさどると知るべし。
逆らわずして、共に循環し 常にめぐり 群がり與み 回る水を動かして離れざる。
昇る働きの水(メシア)は形を顕す。
又、昇らせる火の躰(天津神)は隠れて、形見えず。
万物、これより文目(アヤメ)を分つ。
葦原豊中津国、このときにあたって、國の國たることになる。
あとがき
カタカムナの火によって、水が動かされている。
余計な訳はもはや無用。天之御中主のゝの火によって生み出された言葉をどう捉えるかはあなた次第。
『道を別つシルシを顕す』とある。
重くして神命を降す。
火水(カミ)の姿を顕す。
ついに與む、時にすれば、16時申の刻 七月六日(太陰太陽暦に変換し2022年8月3日を定める)時分迄に火盛んになる。
それは、彼(カ)の火水(星)合うなり。
天に在りながら地を呼びて與むのとき。
今、形なきの真の火水(カミ)、初めて形顕す。
高美産巣日の神、神産巣日の神、両神合躰の至り、極まりにして浮き回る。
万物與み究るとき、消失せるもの 盛者必衰の理。
疑うことならず必ず、火(物質文明)も水中(地球)に與み凝れば、火の形を隠す。
天の火の発する始め 山に向かい、又山を背にする 自他の道を道とせず、名をなとせず、自も無く、他も無く、唯自然に住するを、老子虚無の教えと云う。
道に睦むこと無く、名に睦むこと無きが故に、これを虚無とも又むなしとも云う。
列なりわれと一つ並び 或いは生し、或いは四つ時(春夏秋冬)『盛者必衰の理』の常をよく知れ。