カタカムナ80首

カタカムナ60首を読み解く すべてを生み出す穴 天之御中主

カタカムナ60首を読み解く

中心図象ヤタノカカミ 発生原理

すべてを生み出す穴 天之御中主

カ ム ナ マ ニ マ ニ  ト ヨ ウ ケ ヒ メ

カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。

ム・・・水中の水の靈也。潤水也。無也、空也、息の終也、暗也、結也、睦也、渦巻也、黒也。

ナ・・・火水の靈也。和也、女也、流也、下知也、正中の靈也、凝也、双也、頭也、無也、生也、鳴也、汝也、過去、現在、未来にわたる靈也、納也。

マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。

ニ・・・火水の靈也。天地也 、日月也、水火の凝也、丹(あかき)也、非也、従也。

マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。

ニ・・・火水の靈也。天地也 、日月也、水火の凝也、丹(あかき)也、非也、従也。

ト・・・男也、轟也、解也、飛也、基也、人也、与也、止め也、昇也、速也、前也、所也。

ヨ・・・水火の靈也。与也、女男の契也、淀也、齢也、下知也。

ウ・・・空中の水の靈也。浮き昇る也、動也、生也、暗也。

ケ・・・影の火の靈也。差別(けじめ)也 、正也、香也、器也、五穀也、家也、朝より暮に至る義也。

ヒ・・・正火の靈也。天を回る火の靈也、日也、出入息の本也、穴也、米也、非也、否也、氷也、語の下にイに云う時にこのヒを書く也。

メ・・・火中の水の靈也。潤水也、回也、芽也、正中を宰る也、女也、米也、海草也、馬也、群也、下知也。

カムナマニマニ・・・開くと思えば開かず、開き顕れると思えば顕れず

トヨウケヒメ・・・万物基をなす、天地と人を與み、君臣父子夫婦兄弟明友とくみくみ、和らき居るを、世という。生み出し、息を子孫に伝えて、永き世経る。火の働きは物を分ち、けじめをなし 住む処と連続して外へ移らず、メカヱの如くめくりめくるゆえに、ついに吹き開いて出る。

 

解説

開くと思えば開かず、開き顕れると思えば顕れず。

万物基をなす、天地と人を與み、君臣父子夫婦兄弟明友とくみくみ、和らき居るを、世という。生み出し、息を子孫に伝えて、永き世経る。火の働きは物を分ち、けじめをなし 住む処と連続して外へ移らず、メカヱの如くめくりめくるゆえに、ついに吹き開いて出る。

 ワ ク ム ス ヒ カ ミ

ワ・・・水火の靈也。国土也、水火水(しほみず)也、水の◯(わ)也、万物の形を宰る也。

ク・・・影の火の靈也。氣(いき)の降る也、与也、土也、黒也、香也、濁也。

ム・・・水中の水の靈也。潤水也。無也、空也、息の終也、暗也、結也、睦也、渦巻也、黒也。

ス・・・水中の火の靈也。澄也、洲也、直也、鳥也、穴也、差別也、黒也、文(かざり)なき也、一(すいち)也、住也。

ヒ・・・正火の靈也。天を回る火の靈也、日也、出入息の本也、穴也、米也、非也、否也、氷也、語の下にイに云う時にこのヒを書く也。

カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。

ミ・・・火中の水の靈也。潤水也、正中を宰る也、月の靈也、貴也、虫也、五穀也、渦巻也、暗也。

ワクムスヒカミ・・・万物の形をなす、天も◯ワ、地も◯ワ、自らも◯ワ、他も◯ワ、形をなすもの皆◯ワ、全てを◯ワに與むことで、万物を生む働きをなし、一つに睦む、天之御中主の形には、ゝの火あり。今、世間に申す穴というは、空の穴にして、正中の火のゝなし。その火のゝなきはアナにして、なんぞこれを火というのか。答えいわく。真の火は形見えず。形あるは火の活用なり。御中主の御靈のΘ(丸チョン)の形は、形なきの真の火を形に顕して、見せしむるの形なり。真の火、真の水は、見えるべからずの空躰なり。その空躰たる真の火、万物を興し、動かし、はたらきを備えるゆえに、これ無にして有なり。有にして無なり。◯穴に物を動かす空躰の真火あればこそ、万物の穴によらざるはなし。天は空躰の穴なるかゆえに、万物を生む。これぞカミ、造花三神万物創造の法則 天之御中主神 也。

 

解説

万物の形をなす、天も◯ワ、地も◯ワ、自らも◯ワ、他も◯ワ、形をなすもの皆◯ワ、全てを◯ワに與むことで、万物を生む働きをなし、一つに睦む、天之御中主の形には、ゝの火あり。今、世間に申す穴というは、空の穴にして、正中の火のゝなし。その火のゝなきはアナにして、なんぞこれを火というのか。答えいわく。真の火は形見えず。形あるは火の活用なり。御中主の御靈のΘ(丸チョン)の形は、形なきの真の火を形に顕して、見せしむるの形なり。真の火、真の水は、見えるべからずの空躰なり。その空躰たる真の火、万物を興し、動かし、はたらきを備えるゆえに、これ無にして有なり。有にして無なり。◯穴に物を動かす空躰の真火あればこそ、万物の穴によらざるはなし。天は空躰の穴なるかゆえに、万物を生む。これぞカミ、造花三神万物創造の法則 天之御中主神 也。

 

 

ワ ケ ノ ミ チ  ア メ ヨ ロ ツ

ワ・・・水火の靈也。国土也、水火水(しほみず)也、水の◯(わ)也、万物の形を宰る也。

ケ・・・影の火の靈也。差別(けじめ)也 、正也、香也、器也、五穀也、家也、朝より暮に至る義也。

ノ・・・水の靈也。回水也、如也、差別(けじめ)を宰る也、切也、割別也、◯也。

ミ・・・火中の水の靈也。潤水也、正中を宰る也、月の靈也、貴也、虫也、五穀也、渦巻也、暗也。

チ・・・水中の火の靈也。胎内の火の靈也。血也、地中の火也、草也、剣也、風也、父の靈(たま)也、息の本也、五穀也、鳥の靈(たま)也、一也、年、月、日、時の靈(たま)也、隔限也。

ア・・・空中の水の靈也。無にして有也。五十連の総名也、天也、海也、吾也、自然(おのつから)也、◯也。

メ・・・火中の水の靈也。潤水也、回也、芽也、正中を宰る也、女也、米也、海草也、馬也、群也、下知也。

ヨ・・・水火の靈也。与也、女男の契也、淀也、齢也、下知也。

ロ・・・濁水の靈也。大濁の塊也 、ラリルレの四音はこの一音に凝塊也。故にこの四音に代りてなすことある也。

ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。

 

ワケノミチ・・・万物の形をつかさどる◯ワとは、正しきことにて、物の邪正を分け、正して、邪魔を捨てて、正しき行いを知る。これを火の働き也 の如く万物の正中をつかさどり、一より百千に及び、天地一物の氣、永き世尽きることなし。万代も滅することなし。

アメヨロツ・・・天、吾身、すなわち小天地にして、万物を治めて、かくることなし。アに放たれて万物なし。われもまた、アに放たれざる万物の一つなれば、吾もアなりと云うは、天ばかりアにあらず。地もまた、アなり。吾のみにあらず。他もアなり。天地万物、自も敵も全ての正中をつかさどり、天地の紋をアヤに與見たる形なり。世の中を列ね開く氣(イキ)なり。

 

 

解説

万物の形をつかさどる◯ワとは、正しきことにて、物の邪正を分け、正して、邪魔を捨てて、正しき行いを知る。これを火の働き也 の如く万物の正中をつかさどり、一より百千に及び、天地一物の氣、永き世尽きることなし。万代も滅することなし。

天、吾身、すなわち小天地にして、万物を治めて、かくることなし。アに放たれて万物なし。われもまた、アに放たれざる万物の一つなれば、吾もアなりと云うは、天ばかりアにあらず。地もまた、アなり。吾のみにあらず。他もアなり。天地万物、自も敵も全ての正中をつかさどり、天地の紋をアヤに與みたる形なり。世の中を列ね開く氣(イキ)なり。

60首の解説

カ ム ナ マ ニ マ ニ  ト ヨ ウ ケ ヒ メ

開くと思えば開かず、開き顕れると思えば顕れず。

万物基をなす、天地と人を與み、君臣父子夫婦兄弟明友とくみくみ、和らき居るを、世という。生み出し、息を子孫に伝えて、永き世経る。火の働きは物を分ち、けじめをなし 住む処と連続して外へ移らず、メカヱの如くめくりめくるゆえに、ついに吹き開いて出る。

【現代語訳】

開くと思えば開かず、開き顕れると思えば顕れず。万物の基をなす、天と地と人を與み、君臣父子夫婦兄弟明友とくみくみ、共存してゆくことを、世という。

新たな命を繋ぎ子々孫々と永き世経るため。

真の火の働きにより物を見分け、選択し、めぐりめぐったうえで、居住地を定め、ついにその地に新たな生活の拠点を置くことになった。

 ワ ク ム ス ヒ カ ミ

万物の形をなす、天も◯ワ、地も◯ワ、自らも◯ワ、他も◯ワ、形をなすもの皆◯ワ、全てを◯ワに與むことで、万物を生む働きをなし、一つに睦む、天之御中主の形には、ゝの火あり。今、世間に申す穴というは、空の穴にして、正中の火のゝなし。その火のゝなきはアナにして、なんぞこれを火というのか。答えいわく。真の火は形見えず。形あるは火の活用なり。御中主の御靈のΘ(丸チョン)の形は、形なきの真の火を形に顕して、見せしむるの形なり。真の火、真の水は、見えるべからずの空躰なり。その空躰たる真の火、万物を興し、動かし、はたらきを備えるゆえに、これ無にして有なり。有にして無なり。◯穴に物を動かす空躰の真火あればこそ、万物の穴によらざるはなし。天は空躰の穴なるかゆえに、万物を生む。これぞカミ、造花三神万物創造の法則 天之御中主神 也。

【現代語訳】

万物を生み出す◯和というものは、天も◯ワ、地も◯ワ、自らも◯ワ、他も◯ワ、形をなすもの皆◯ワ(和)である。

全て◯ワ(和)となるように與むことで、万物を生む働きが起こり、一つに睦む。それは自分達の文明をも犯してきた新人類に対しても含め、和となるように自ら動くことにより万物の創造を発生させてゆく。

天之御中主の形には、◯の中にゝの火ある。

今、世間に申す穴というは、空の穴にして、正中の火のゝがない空の状態を想像するだろう。

その火のゝがない状態は、空のアナにして何をもってこれをを火というのか。

その答えは。

真の火は形見えないものである。

形があるのは火の活用なり。

御中主の御靈のΘ(丸チョン)の形は、形なきの真の火を形に顕して、見せているるの形なり。

真の火、真の水は、見えはしない空躰になっている。

その空躰になっている真の火は、万物を興し、動かし、はたらきを備えるゆえに、これ、無にして有なり。有にして無なり。という。

◯穴に物を動かす空躰の真火があればこそ、万物は◯穴から生み出される。

天は空躰の◯穴なるがゆえに、万物を生む。

これぞカミ、造花三神万物創造の法則 天之御中主神 也。

万物の創生されるものは全て◯穴から生み出されるということ。すなわち◯穴とは和なり。

この和とは、和の国、日本の和である。和とは吾、他、天、地と全てのことをさす。

つまり吾と敵でさえも和の中に含まれている。

そして、この和こそカミであり、火水であり、神である造化三神、天之御中主神の正中である。

ワ ケ ノ ミ チ  ア メ ヨ ロ ツ

万物の形をつかさどる◯ワとは、正しきことにて、物の邪正を分け、正して、邪魔を捨てて、正しき行いを知る。これを火の働き也 の如く万物の正中をつかさどり、一より百千に及び、天地一物の氣、永き世尽きることなし。万代も滅することなし。

天、吾身、すなわち小天地にして、万物を治めて、かくることなし。アに放たれて万物なし。われもまた、アに放たれざる万物の一つなれば、吾もアなりと云うは、天ばかりアにあらず。地もまた、アなり。吾のみにあらず。他もアなり。天地万物、自も敵も全ての正中をつかさどり、天地の紋をアヤに與みたる形なり。世の中を列ね開く氣(イキ)なり。

【現代語訳】

万物の形をつかさどる◯ワとは、正しきことの定義として、

●物の邪正を分け

●正して

●邪魔を捨てて

●正しき行いを知る 

●全ての方向が欠けることなく◯和をつくる

これを真の火の働きという。

万物の正中をつかさどり、一より百千に及び、天地一物の氣、永き世尽きることなし。万代も滅することなし。

天も吾身も小天地(相似象)にして、万物を内包し、欠けているものはなく全て完成している。

ア◯の理(ことわり)無くして万物は存在しない。

吾もまた、ア◯の理(ことわり)の中で万物の一つであれば、吾もまたアなり。

天ばかりがア◯ではない。

地もまた、ア◯なり。

吾のみにあらず。

他もア◯なり。

天地万物、自も敵も全ての正中をつかさどり、天地の紋をアヤに與みたる形なり。

世の中を列ね開く氣(イキ)なり。

あとがき

真の火とは、天之御中主とは、和の國とは、万物を生み出す◯アとは、カタカムナ60首では、その全ての究極の答えが全て凝縮されていた。

自らの生命が脅かされた際に出した答え。

その答えはまさにカタカムナであり、万物を創造する◯であり、穴であり、和であり天之御中主であった。

人智をはるかに超越した和の心。

そこに真の火を見たり。

火水の民の万物創造の奥義天之御中主はまさに正中をつかさどる神なり。

神がかりとはこのことを言わずして他にあるのだろうか。

火水の民の選択によって今の人類が存在していると言っても過言ではない。

全てが八方塞がりになった時に、全て良しの答えを出す奥義こそ天之御中主神になる。

カタカムナとはなんなのか?の答えが見えてきたのではないだろうか。

 

 

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猿田彦
YouTube猿田彦TV運営 縄文カタカムナ文化塾を運営。 楢崎皐月、宇野多美恵からカタカムナを継承した天野成美のもとでカタカムナを深め、独自に言霊を研究。出口王任三郎、岡本天明も師事していた水穂伝、布斗麻邇御靈(フトマニノミタマ)、稲荷古伝を研究しカタカムナを言霊から独自の解読で読み解いている。
天岩戸神社 坤(ひつじさる)の金神 奉納会
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