カタカムナ9首を読み解く

中心図象ヤタノカカミ

アメノトコタチ
五十連の総名也、天也、海也、吾也、自然(おのつから)也、◯也。
メ・・・火中の水の靈也。
潤水也、回也、芽也、正中を宰る也、女也、米也、海草也、馬也、群也、下知也。
回水也、如也、差別(けじめ)を宰る也、切也、割別也、◯也。
コ・・・影の火の靈也。
男也、女也、総ての人の靈也、凝也、器也、囲也、処也、細也、香也、小也。
血也、地中の火也、草也、剣也、風也、父の靈(たま)也、息の本也、五穀也、鳥の靈(たま)也、一也、年、月、日、時の靈(たま)也、隔限也。
大意
アメ、アは空中の水の靈にして、五十連の水火の総名なり。メは回(めぐる)と云ことにて、空中の水の回るを天(アメ)といふなり。上と云こと。
ノ、回り動かし
ト、與み コ、凝り
タチ、胎内の靈也。父の火、母の水の胎内に宿る胎内の火也。
父の火、母の水中になりて玉をなし、種となる。其の種の胎内の火、今百千に及ぶの義。
トコタチとは、イキの上に立昇こと也。コは火のコリ。タチのタは水。。チは水中の火の昇こと。
解説
空中の水の回る、回り動かし與み凝り、父の火、母の水の胎内に宿る胎内の火
父の火、母の水中になりて玉をなし、種となる。其の種の胎内の火、今百千に及ぶ
アメノトコタチとは、水中の火の上に立昇という御名にして、その御靈天之常立神也。コリを上にはねよとの御伝えにて、天地母体の氣(イキ)、上に昇を天之常立火水と云也。
クニトコタチ
天地也 、日月也、水火の凝也、丹(あかき)也、非也、従也。
コ・・・影の火の靈也。
男也、女也、総ての人の靈也、凝也、器也、囲也、処也、細也、香也、小也。
血也、地中の火也、草也、剣也、風也、父の靈(たま)也、息の本也、五穀也、鳥の靈(たま)也、一也、年、月、日、時の靈(たま)也、隔限也。
大意
クニとは、クニの反キにして、氣は土也。ここに国と云うは、天に対して下を指して云うなり。トコタチとは、下に火凝立と御名にして、水火(イキ)の御形也。
上より降りて、下に凝立と云う御名にして、其の火水の御形これの如く。上より降りて、下に凝立也。母胎の氣(イキ)の降るを、国之常立神と云也。
アメ クニカ
五十連の総名也、天也、海也、吾也、自然(おのつから)也、◯也。
メ・・・火中の水の靈也。
潤水也、回也、芽也、正中を宰る也、女也、米也、海草也、馬也、群也、下知也。
天地也 、日月也、水火の凝也、丹(あかき)也、非也、従也。
影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
大意
アメ、空中、上と云こと。
クニ、クニの反キにして、氣は土也。ここに国と云うは、天に対して下を指して云うなり。
カ、是有(カクアル)也。火の躰は形なし。今、其形なきの躰より、形を現す。
解説
天と地との氣凝りて靈魂となり、父母から受けた躰へと搦み入ってゆく。
ソコ ソギ タチ
コ・・・影の火の靈也。
男也、女也、総ての人の靈也、凝也、器也、囲也、処也、細也、香也、小也。
血也、地中の火也、草也、剣也、風也、父の靈(たま)也、息の本也、五穀也、鳥の靈(たま)也、一也、年、月、日、時の靈(たま)也、隔限也。
大意
ソコ、母の躰へ、父の一滴を宿したる位にして、これをソコと云う。コとは器也。
ソキ、母の躰へ、父の一滴を宿したる位、キとは氣なり。
タチ、タは水。チは水中の火の昇こと。水中に立ち昇る。
解説
父母の火水與みあった躰の器に、天地與みあった氣(靈)が搦み、生命が立ち昇る。
カタ カムナ
影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
ム・・・水中の水の靈也。潤水也。
無也、空也、息の終也、暗也、結也、睦也、渦巻也、黒也。
ナ・・・火水の靈也。
和也、女也、流也、下知也、正中の靈也、凝也、双也、頭也、無也、生也、鳴也、汝也、過去、現在、未来にわたる靈也、納也。
大意
カタ、搦む靈(タマ)
カムナ、搦み渦巻き与みあう
マノ トキ トコロ
マ・・・火中の水の靈也。
潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也、男也。
ノ・・・水の靈也。
回水也、如也、差別(けじめ)を宰る也、切也、割別也、◯也。
ト・・・男也、轟也、解也、飛也、基也、人也、与也、止め也、昇也、速也、前也、所也。
キ・・・影の火の靈也。氣(いき)也、正中也、限也、生也、草也、貴也、来也、香也、土也。
ト・・・男也、轟也、解也、飛也、基也、人也、与也、止め也、昇也、速也、前也、所也。
コ・・・影の火の靈也。
男也、女也、総ての人の靈也、凝也、器也、囲也、処也、細也、香也、小也。
ロ・・・濁水の靈也。
大濁の塊也 、ラリルレの四音はこの一音に凝塊也。故にこの四音に代りてなすことある也。
大意
マノ、睦み搦み回る水は動きて離れず
トキ、刻々と氣(イキ)を與む
トコロ、與みあいて、凝り動かざる処定める
解説
睦み搦み回る水は動きて離れず、刻々と氣(イキ)を與む、與みあいて、凝り動かざる処定める
トコ タチ
コ・・・影の火の靈也。
男也、女也、総ての人の靈也、凝也、器也、囲也、処也、細也、香也、小也。
血也、地中の火也、草也、剣也、風也、父の靈(たま)也、息の本也、五穀也、鳥の靈(たま)也、一也、年、月、日、時の靈(たま)也、隔限也。
大意
トコタチとは、與み凝り塊り水中に立ち昇る。
9首の解説
天地母胎の氣(イキ)上に昇りて凝立ち、父母の火水與み塊った躰上より降りて、下に凝立ち
天と地との氣凝りて靈魂となり、父母から受けた氣凝りて躰へとなる。
父母の火水與みあった躰の器に、天地火水與みあった氣(靈)が搦み、生命が立ち昇る。
搦む靈(タマ)と躰、搦み渦巻き与みあい
睦み搦み回る火水は動きて離れず、刻々と氣(イキ)を與む、與みあいて、凝り動かざる処定める
與み凝り塊り母胎に生命が立ち昇る。
