カタカムナ80首

カタカムナ48首を読み解く  カ ム ナ マ ニ マ ニ

カタカムナ48首を読み解く

中心図象ヤタノカカミ 発生原理

人とは カムナ マニマニ

ア マ ツ カ ミ  カ ム ナ マ ニ マ ニ

ア・・・空中の水の靈也。無にして有也。五十連の総名也、天也、海也、吾也、自然(おのつから)也、◯也。

マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。

ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。

カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。

ミ・・・火中の水の靈也。潤水也、正中を宰る也、月の靈也、貴也、虫也、五穀也、渦巻也、暗也。

カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。

ム・・・水中の水の靈也。潤水也。無也、空也、息の終也、暗也、結也、睦也、渦巻也、黒也。

ナ・・・火水の靈也。和也、女也、流也、下知也、正中の靈也、凝也、双也、頭也、無也、生也、鳴也、汝也、過去、現在、未来にわたる靈也、納也。

マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。

ニ・・・火水の靈也。天地也 、日月也、水火の凝也、丹(あかき)也、非也、従也。

マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。

ニ・・・火水の靈也。天地也 、日月也、水火の凝也、丹(あかき)也、非也、従也。

アマツ カミ・・・天地めぐり連なり 搦み渦巻き

カムナマニマニ ・・・搦み睦み並び 開くと思えば開かず、開き顕れると思えば顕れず

 

解説

天地めぐり連なり 搦み渦巻き

搦み睦み並び 開くと思えば開かず、開き顕れると思えば顕れず

 

 

ウ タ サ ト シ ヤ ク サ ス  ヘ  ヒ ト

ウ・・・空中の水の靈也。浮き昇る也、動也、生也、暗也。

タ・・・水中の火の靈也。タマ也、種也、大也、多也、連也、胎也、縦也、溜水也。

サ・・・昇る水の靈也。割別也、細也、小也、少也、短也、誘也、放也、去也。

ト・・・男也、轟也、解也、飛也、基也、人也、与也、止め也、昇也、速也、前也、所也。

シ・・・昇る水の靈也。始也、終也、死也、己也、幸也、司也、育也、石也、出水也、印也、進也、繁也、為限(しきる)也。

ヤ・・・火水の靈也。文(あや)也、和也、沼也、家也、否也、水火の両を宰る也、反(うらはら)の義をなす也。

ク・・・影の火の靈也。氣(いき)の降る也、与也、土也、黒也、香也、濁也。

サ・・・昇る水の靈也。割別也、細也、小也、少也、短也、誘也、放也、去也。

ス・・・水中の火の靈也。澄也、洲也、直也、鳥也、穴也、差別也、黒也、文(かざり)なき也、一(すいち)也、住也。

へ・・・正火の靈也。膨也、隔也、経也、緯也。

ヒ・・・正火の靈也。天を回る火の靈也、日也、出入息の本也、穴也、米也、非也、否也、氷也、語の下にイに云う時にこのヒを書く也。

ト・・・男也、轟也、解也、飛也、基也、人也、与也、止め也、昇也、速也、前也、所也。

ウタサトシヤク・・・生まれる種はさきわけ與み繁り文(アヤ)を與む

サスへヒト・・・早苗のように素直に命令を聴き、内の火いよいよ盛んになりて、芽さしを吹かんとするように火水の教えを説く

 

解説

生まれる種はさきわけ與み繁り文(アヤ)を與む

早苗のように素直に命令を聴き、内の火いよいよ盛んになりて、芽さしを吹かんとするように火水の教えを説く

コ コ ロ ワ ク ミト

コ・・・影の火の靈也。男也、女也、総ての人の靈也、凝也、器也、囲也、処也、細也、香也、小也。

コ・・・影の火の靈也。男也、女也、総ての人の靈也、凝也、器也、囲也、処也、細也、香也、小也。

ロ・・・濁水の靈也。大濁の塊也 、ラリルレの四音はこの一音に凝塊也。故にこの四音に代りてなすことある也。

ワ・・・水火の靈也。国土也、水火水(しほみず)也、水の◯(わ)也、万物の形を宰る也。

ク・・・影の火の靈也。氣(いき)の降る也、与也、土也、黒也、香也、濁也。

ミ・・・火中の水の靈也。潤水也、正中を宰る也、月の靈也、貴也、虫也、五穀也、渦巻也、暗也。

ト・・・男也、轟也、解也、飛也、基也、人也、与也、止め也、昇也、速也、前也、所也。

 

ココロ ワク ミト・・・囲い凝り塊るとも ワとは万物の形をつかさどり、ワレとは自他の差別なし   貴き基(モト)なり

 

 

解説

囲い凝り塊るとも ワとは万物の形をつかさどり、ワレとは自他の差別なし   貴き基(モト)なり

 

48首の解説

ア マ ツ カ ミ  カ ム ナ マ ニ マ ニ

天地めぐり連なり 搦み渦巻き

搦み睦み並び 開くと思えば開かず、開き顕れると思えば顕れず

【現代語訳】

天地はめぐり列なり搦み渦巻くひとつの地球

搦み睦み誰のものでもない。人の文明は開くと思えば開かず、発展すると思えば発展せず

ウ タ サ ト シ ヤ ク サ ス  ヘ  ヒ ト

生まれる種はさきわけ與み繁り文(アヤ)を與む

早苗のように素直に命令を聴き、内の火いよいよ盛んになりて、芽さしを吹かんとするように火水の教えを説く

【現代語訳】

万物を生み出す根源はさまざまに異なる色の花が咲き全く異なったもののように見えるが、素直な心で火水の教えを受け入れれば、真の火(ゝ)が人々に芽生えてくる。

コ コ ロ ワ ク ミト

囲い凝り塊るとも ワとは万物の形をつかさどり、ワレとは自他の差別なし   貴き基(モト)なり

【現代語訳】

国境や人種や宗教、さまざまな隔たりがあるように見えるとも、和とは自他の差別は本来ないものである。すべては貴き根源から生まれている。

あとがき

火水(カミ)の教えとは、すべての隔たり、国境、人種、宗教、などは基(モト)をたどるとすべては一つの根源に行き着くということ。国を分け、住まう人々を分けたがそれは人々がより豊に生きていくことを目的として行ったことだということ。ワレとはおのれにあらず。他を指して云うなりとある。ワレとはおのれだけのことを考えるのではなく他のことを考える事を忘れるべからず。とカタカムナではいっている。人類は決して忘れてはならないものを忘れてしまった。もし、これが封印されたものだとしてもそれは人々の心に留めておかねばならないもので、決して権力者の陰謀のせいではないことがわかる。誰もがわかっていることに目をつぶり、見て見ぬふりをして自己のことだけを考えてしまっているのではないのか。今の世に天の人は世界を回ってはいない。しかし我々の中にはその血が流れている。全ての地球上の人間には天の人の尊い血と真の火が残っているはずだ。カタカムナの言葉に触れているととても崇高な出来事に驚きを隠せないが、反面誰もが理解できる実に素直な心で世の中をつくっていたのではないのかとも思う。決して理解不能な技術や、神がかった精神性ではなく、誰もが素直になれば理解でき、納得できる方法なのではないだろうか。とてもシンプルな真の火を複雑怪奇に解けないくらいに絡ませてしまったのは我々人間自身なのかもしれない。

 

 

 

 

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猿田彦
YouTube猿田彦TV運営 縄文カタカムナ文化塾を運営。 楢崎皐月、宇野多美恵からカタカムナを継承した天野成美のもとでカタカムナを深め、独自に言霊を研究。出口王任三郎、岡本天明も師事していた水穂伝、布斗麻邇御靈(フトマニノミタマ)、稲荷古伝を研究しカタカムナを言霊から独自の解読で読み解いている。
天岩戸神社 坤(ひつじさる)の金神 奉納会
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