カタカムナ57首を読み解く
中心図象ヤタノカカミ
ア カ キ ウ ツ シ ネ カ ム ミ カ ラ
ア・・・空中の水の靈也。無にして有也。五十連の総名也、天也、海也、吾也、自然(おのつから)也、◯也。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
キ・・・影の火の靈也。氣(いき)也、正中也、限也、生也、草也、貴也、来也、香也、土。
ウ・・・空中の水の靈也。浮き昇る也、動也、生也、暗也。
ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。
シ・・・昇る水の靈也。始也、終也、死也、己也、幸也、司也、育也、石也、出水也、印也、進也、繁也、為限(しきる)也。
ネ・・・火水の靈也。水火の根也、母の靈也、土也、鎮也。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
ム・・・水中の水の靈也。潤水也。無也、空也、息の終也、暗也、結也、睦也、渦巻也、黒也。
ミ・・・火中の水の靈也。潤水也、正中を宰る也、月の靈也、貴也、虫也、五穀也、渦巻也、暗也。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
ラ・・・濁水の靈也。降也、涎也、唾也。
ア カ キ ウ ツ シ ネ カ ム ミ カ ラ
天地のいきの躰より生るる新たな生命が形を現すとき、天より授かった命として火水の民の女は生命として受け入れ 円満にして丸く治め、欠けることなく諸々のものを解く。
母の胎内の息の根が憎しみを終わらせ新たな生命の初めをつかさどり火水の民の女達は出産してゆく。
憎しみや争いの種を 貴き火水の民の女は正中をつかさどり睦むことで消化してしまった 天から授かった命を火水の民の女と搦むがゆえに新たな生命として輝きて尽きることなし。
あらゆる出来事の火も心の水に與みて、すべて和として解決し万物の本質を確かに見分けてゆく。
ヤ マ ム ナ シ キ
ヤ・・・火水の靈也。文(あや)也、和也、沼也、家也、否也、水火の両を宰る也、反(うらはら)の義をなす也。
マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。
ム・・・水中の水の靈也。潤水也。無也、空也、息の終也、暗也、結也、睦也、渦巻也、黒也。
ナ・・・火水の靈也。和也、女也、流也、下知也、正中の靈也、凝也、双也、頭也、無也、生也、鳴也、汝也、過去、現在、未来にわたる靈也、納也。
シ・・・昇る水の靈也。始也、終也、死也、己也、幸也、司也、育也、石也、出水也、印也、進也、繁也、為限(しきる)也。
キ・・・影の火の靈也。氣(いき)也、正中也、限也、生也、草也、貴也、来也、香也、土。
ヤ マ ム ナ シ キ
火水の民は五色の人と向き合い 自ずから和らごうとするが 見た目は同じ人だが非情有情の差別あり。神灵の有るとあらざるとをよく知り五色の人は睦むことをしなかった。
ケ ヒ コ コ ロ ケ シ キ ウ ツ シ ネ
ケ・・・影の火の靈也。差別(けじめ)也 、正也、香也、器也、五穀也、家也、朝より暮に至る義也。
ヒ・・・正火の靈也。天を回る火の靈也、日也、出入息の本也、穴也、米也、非也、否也、氷也、語の下にイに云う時にこのヒを書く也。
コ・・・影の火の靈也。男也、女也、総ての人の靈也、凝也、器也、囲也、処也、細也、香也、小也。
コ・・・影の火の靈也。男也、女也、総ての人の靈也、凝也、器也、囲也、処也、細也、香也、小也。
ロ・・・濁水の靈也。大濁の塊也 、ラリルレの四音はこの一音に凝塊也。故にこの四音に代りてなすことある也。
ケ・・・影の火の靈也。差別(けじめ)也 、正也、香也、器也、五穀也、家也、朝より暮に至る義也。
シ・・・昇る水の靈也。始也、終也、死也、己也、幸也、司也、育也、石也、出水也、印也、進也、繁也、為限(しきる)也。
キ・・・影の火の靈也。氣(いき)也、正中也、限也、生也、草也、貴也、来也、香也、土。
ウ・・・空中の水の靈也。浮き昇る也、動也、生也、暗也。
ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。
シ・・・昇る水の靈也。始也、終也、死也、己也、幸也、司也、育也、石也、出水也、印也、進也、繁也、為限(しきる)也。
ネ・・・火水の靈也。水火の根也、母の靈也、土也、鎮也。
ケ ヒ コ コ ロ ケ シ キ ウ ツ シ ネ
心が火水の民の真の火とは異なり 神灵のない氣の魂なので 必ず信仰心すら雲霧に覆われ物の邪正を見分けられず正き行いを知らない。
行動を見てその本質を知ることができる。真の火の働きがなければ、物の邪正も見分けることができない。災を起こすものは真の火から生まれたものではなく影の火から生じたもの。天地の理(ことわり)を理解できずに、またしようともせず影に潜み災を起こす。
57首の解説
ア カ キ ウ ツ シ ネ カ ム ミ カ ラ
天地のいきの躰より生るる新たな生命が形を現すとき、天より授かった命として火水の民の女は生命として受け入れ 円満にして丸く治め、欠けることなく諸々のものを解く。
母の胎内の息の根が憎しみを終わらせ新たな生命の初めをつかさどり火水の民の女達は出産してゆく。
憎しみや争いの種を 貴き火水の民の女は正中をつかさどり睦むことで消化してしまった 天から授かった命を火水の民の女と搦むがゆえに新たな生命として輝きて尽きることなし。
あらゆる出来事の火も心の水に與みて、すべて和として解決し万物の本質を確かに見分けてゆく。
ヤ マ ム ナ シ キ
火水の民は五色の人と向き合い 自ずから和らごうとするが 見た目は同じ人だが非情有情の差別あり。神灵の有るとあらざるとをよく知り五色の人は睦むことをしなかった。
ケ ヒ コ コ ロ ケ シ キ ウ ツ シ ネ
心が火水の民の真の火とは異なり 神灵のない氣の魂なので 必ず信仰心すら雲霧に覆われ物の邪正を見分けられず正き行いを知らない。
行動を見てその本質を知ることができる。真の火の働きがなければ、物の邪正も見分けることができない。災を起こすものは真の火から生まれたものではなく影の火から生じたもの。天地の理(ことわり)を理解できずに、またしようともせず影に潜み災を起こす。