カタカムナ4首を読み解く
中心図象ヤタノカカミ
命を開く基
イハトハニ
イ・・・空中の水の靈也。出息也、命也。
ハ・・・正火の靈也。
地の方(けた)を宰る也、端也、角也、実也、初也、発也、出入息の両を宰る也、土也、髪也、広也、ワに唱うる時は◯の心をなす也。
ト・・・男也、轟也、解也、飛也、基也、人也、与也、止め也、昇也、速也、前也、所也。
ハ・・・正火の靈也。地の方(けた)を宰る也、端也、角也、実也、初也、発也、出入息の両を宰る也、土也、髪也、広也、ワに唱うる時は◯の心をなす也。
ニ・・・火水の靈也。
天地也 、日月也、水火の凝也、丹(あかき)也、非也、従也。
言靈読み解き
イハトハニ・・・命を開く基をなす初めは火が水中に與むこと明らかなり。
カミナリテ
カ・・・煇火の靈也。
影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
ミ・・・火中の水の靈也。
潤水也、正中を宰る也、月の靈也、貴也、虫也、五穀也、渦巻也、暗也。
ナ・・・火水の靈也。
和也、女也、流也、下知也、正中の靈也、凝也、双也、頭也、無也、生也、鳴也、汝也、過去、現在、未来にわたる靈也、納也。
リ・・・濁水の靈也。
息息(いい)の両也、人也、割別(さきわく)也、涎也、唾也。
テ・・・火水の靈也。
左右也、掌(たなごころ)也、風也、人也、発也、児の靈也。
言靈読み解き
カミナリテ・・・形なきの火、水に搦むが故に、形顕れて輝く。 父母の水と水と與みくみて、その凝りは躰の火に動かされる故に、火中の水灵とある火も、たぎるときは鼎の中の水の回るが如く、真の水にあらず。水のはたらきなり。真の火の為に動かされて、水はたらきなして五穀となる。 火水の舫いなれども、胎内の義にして、未だ見えざる処。 火水和らぎ與み 天地の水氣と火垂より発し万物起こる。
カタカムナ
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
タ・・・水中の火の靈也。タマ也、種也、大也、多也、連也、胎也、縦也、溜水也。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
ム・・・水中の水の靈也。潤水也。無也、空也、息の終也、暗也、結也、睦也、渦巻也、黒也。
ナ・・・火水の靈也。和也、女也、流也、下知也、正中の靈也、凝也、双也、頭也、無也、生也、鳴也、汝也、過去、現在、未来にわたる靈也、納也。
言靈読み解き
カタカムナ・・・カラミカラミて五躰とタマシイは搦み 火も水中に與み凝れば、火の形を隠し火水は和される。
ヨソヤコト
文(あや)也、和也、沼也、家也、否也、水火の両を宰る也、反(うらはら)の義をなす也。
コ・・・影の火の靈也。
男也、女也、総ての人の靈也、凝也、器也、囲也、処也、細也、香也、小也。
ト・・・男也、轟也、解也、飛也、基也、人也、与也、止め也、昇也、速也、前也、所也。
言靈読み解き
ヨソヤコト・・・父の火と母の水とアヤに與み 水火と與みて、水火塊る 火は躰にして水ははたらきなり。水の昇るは、火のために動かされて昇れとも、昇るはたらきの水は形を顕す。また、昇らせる火の躰は隠れて、形見えず。 水火の二つ、自ら和らぎ 真の火の躰は凝るものにあらず、影は火のはたらきにして輝き昇る程に凝り くみくみてかたまる。
ホクシウタ
始也、終也、死也、己也、幸也、司也、育也、石也、出水也、印也、進也、繁也、為限也。
ウ・・・空中の水の靈也。
浮き昇る也、動也、生也、暗也。
タ・・・水中の火の靈也。
靈(たま)也、種也、大也、多也、連也、胎也、縦也、溜水也。
言靈読み解き
ホクシウタ・・・万物皆、火にあらざれば起こることなし 草木芽を生するは、陽の火の力なり。 父の火、母の胎内の水に降り與む 動くものは水にして、動かしむるものは火なり。火の為に水動かされて、始めて形を顕して昇り万物ははじまる。 火水の凝り昇るの至り極まり渾沌のゝ、浮かび昇り ただしき息の根となる。
4首の解説
イハトハニ・・・命を開く基をなす初めは火が水中に與むこと明らかなり。
カミナリテ・・・形なきの火、水に搦むが故に、形顕れて輝く。 父母の水と水と與みくみて、その凝りは躰の火に動かされる故に、火中の水灵とある火も、たぎるときは鼎の中の水の回るが如く、真の水にあらず。水のはたらきなり。真の火の為に動かされて、水はたらきなして五穀となる。 火水の舫いなれども、胎内の義にして、未だ見えざる処。 火水和らぎ與み 天地の水氣と火垂より発し万物起こる。
カタカムナ・・・カラミカラミて五躰とタマシイは搦み 火も水中に與み凝れば、火の形を隠し火水は和される。
ヨソヤコト・・・父の火と母の水とアヤに與み 水火と與みて、水火塊る 火は躰にして水ははたらきなり。水の昇るは、火のために動かされて昇れとも、昇るはたらきの水は形を顕す。また、昇らせる火の躰は隠れて、形見えず。 水火の二つ、自ら和らぎ 真の火の躰は凝るものにあらず、影は火のはたらきにして輝き昇る程に凝り くみくみてかたまる。
ホクシウタ・・・万物皆、火にあらざれば起こることなし 草木芽を生するは、陽の火の力なり。 父の火、母の胎内の水に降り與む 動くものは水にして、動かしむるものは火なり。火の為に水動かされて、始めて形を顕して昇り万物ははじまる。 火水の凝り昇るの至り極まり渾沌のゝ、浮かび昇り ただしき息の根となる。
【現代語訳】
命を開く基となる初めは父の火が母の水中に與むこと明らかなり。
形のない父の火は、母の水に搦むことで、形顕れてカラダとなる。
父母の水と水と與みくむことで、その凝りは目に見えない実態の火に動かされるゆえに、火中の水灵とある火も、たぎるときは鼎(かなえ)の中の水の回るが如く、真の水ではなく、それは水のはたらきなり。
真の火の為に動かされて、水ははたらきをなしてカラダとなる。
火水の舫いなれども、胎内での出来事は、未だ見えざるところ。
火水がやわらぎ與み 天地の水氣と火垂より発し万物起こる。
カラミカラミて水火連なり、円にまろがり搦み 父の火も母の水中に與み凝れば、父の火の形を隠し火水はなごされる。
父の火と母の水とアヤに與み 水火と與みて、水火塊る 火は実態にして水ははたらきなり。
水の昇るは、火のために動かされて昇れとも、昇るはたらきの水は形を顕す。
また、昇らせる火の実態は隠れて、形見えず。
水火の二つ、自らやわらぎ 真の火の実態は凝るものではない、カラダは火のはたらきにして細胞分裂する程に凝り くみくみてかたまる。
万物皆、火がなければ起こることなし 人のカラダの芽を生み出すのは、陽の火の力なり。
父の火、母の胎内の水に降り與む 動くものは水にして、動かしむるものは火なり。
火の為に水動かされて、始めて形を顕して昇り万物ははじまる。
火水の凝り昇るの至り極まり渾沌のゝ(ホチ)、浮かび昇りただしき息の根となる。