カタカムナ42首を読み解く
中心図象ヤタノカカミ 発生原理
カタカムナ42首 言靈解 別れる正さ、輝きをなくし、盲暗三世にわたる
カム ナカラ クラ ヤマ ツミヌ ミホト ヨニ
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
ム・・・水中の水の靈也。潤水也。無也、空也、息の終也、暗也、結也、睦也、渦巻也、黒也。
ナ・・・火水の靈也。和也、女也、流也、下知也、正中の靈也、凝也、双也、頭也、無也、生也、鳴也、汝也、過去、現在、未来にわたる靈也、納也。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
ラ・・・濁水の靈也。降也、涎也、唾也。
ク・・・影の火の靈也。氣(いき)の降る也、与也、土也、黒也、香也、濁也。
ラ・・・濁水の靈也。降也、涎也、唾也。
ヤ・・・火水の靈也。文(あや)也、和也、沼也、家也、否也、水火の両を宰る也、反(うらはら)の義をなす也。
マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。
ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。
ミ・・・火中の水の靈也。潤水也、正中を宰る也、月の靈也、貴也、虫也、五穀也、渦巻也、暗也。
ヌ・・・火水の靈也。黒也、暗也、終也、潤也、緯(ぬき)也、出入の息の間に位する◯也。
ミ・・・火中の水の靈也。潤水也、正中を宰る也、月の靈也、貴也、虫也、五穀也、渦巻也、暗也。
ホ・・・正火の靈也。母也、火浮(ほのめく)也、尖也、天地万物の初也、陰門也、臍(ほ(へ)そ)也、袋也、ヽ(ほし)也。
ト・・・男也、轟也、解也、飛也、基也、人也、与也、止め也、昇也、速也、前也、所也。
ヨ・・・水火の靈也。与也、女男の契也、淀也、齢也、下知也。
ニ・・・火水の靈也。天地也 、日月也、水火の凝也、丹(あかき)也、非也、従也。
カム ナカラ ・・・日月が旋回を繰り返し時は流れる。
クラ ヤマ ツミヌ・・・與み降る、文(アヤ)が水火別々にありし、理に背き曲がる。真の正中の教えが終わる
ミホト ヨニ・・・夜の如く暗き女陰、ヨニ反し、ヨ。天地と人を與む
解説
日月が旋回を繰り返し時は流れ・・・
與み降る、文(アヤ)が水火別々にありし、理に背き曲がる。真の正中の教えが終わる
夜の如く暗き女陰、天地と人を與む
オク ヤマ ツミ カタ カムナ
オ・・・空中の水の靈也。起也、貴也、高也、於(うへ)也。
ク・・・影の火の靈也。氣(いき)の降る也、与也、土也、黒也、香也、濁也。
ヤ・・・火水の靈也。文(あや)也、和也、沼也、家也、否也、水火の両を宰る也、反(うらはら)の義をなす也。
マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。
ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。
ミ・・・火中の水の靈也。潤水也、正中を宰る也、月の靈也、貴也、虫也、五穀也、渦巻也、暗也。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
タ・・・水中の火の靈也。タマ也、種也、大也、多也、連也、胎也、縦也、溜水也。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
ム・・・水中の水の靈也。潤水也。無也、空也、息の終也、暗也、結也、睦也、渦巻也、黒也。
ナ・・・火水の靈也。和也、女也、流也、下知也、正中の靈也、凝也、双也、頭也、無也、生也、鳴也、汝也、過去、現在、未来にわたる靈也、納也。
オク ヤマ ツミ・・貴きが濁り、男女のまぐわい、本来に背くを曲がるという。 列なり続く
カタ カムナ・・・カタカムナ(別つ正す 暉きを無くし盲暗三世にわたる )
解説
貴きが濁り、男女のまぐわい、本来に背くを曲がるという。 列なり続く
カタカムナ(別つ正 暉きを無くし盲暗三世にわたる )
ココロ ツラ ナキ ハヤマ ツミ
コ・・・影の火の靈也。男也、女也、総ての人の靈也、凝也、器也、囲也、処也、細也、香也、小也。
コ・・・影の火の靈也。男也、女也、総ての人の靈也、凝也、器也、囲也、処也、細也、香也、小也。
ロ・・・濁水の靈也。大濁の塊也 、ラリルレの四音はこの一音に凝塊也。故にこの四音に代りてなすことある也。
ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。
ラ・・・濁水の靈也。降也、涎也、唾也。
ナ・・・火水の靈也。和也、女也、流也、下知也、正中の靈也、凝也、双也、頭也、無也、生也、鳴也、汝也、過去、現在、未来にわたる靈也、納也。
キ・・・影の火の靈也。氣(いき)也、正中也、限也、生也、草也、貴也、来也、香也、土。
ハ・・・正火の靈也。地の方(けた)を宰る也、端也、角也、実也、初也、発也、出入息の両を宰る也、土也、髪也、広也、ワに唱うる時は◯の心をなす也。
ヤ・・・火水の靈也。文(あや)也、和也、沼也、家也、否也、水火の両を宰る也、反(うらはら)の義をなす也。
マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。
ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。
ミ・・・火中の水の靈也。潤水也、正中を宰る也、月の靈也、貴也、虫也、五穀也、渦巻也、暗也。
ココロ ツラ ナキ・・小さく凝り塊りなり続け無くなり、形なすものは必ず限りあり。
ハヤマ ツミ ・・・哀れな男女のまぐわい、本来に背くを曲がり列なり続く
解説
小さく凝り塊りなり続け無くなり、形なすものは必ず限りあり。
哀れな男女のまぐわい、本来に背くを曲がり列なり続く
タカ マカ ハラ カタ カム フト マニ
タ・・・水中の火の靈也。タマ也、種也、大也、多也、連也、胎也、縦也、溜水也。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
ハ・・・正火の靈也。地の方(けた)を宰る也、端也、角也、実也、初也、発也、出入息の両を宰る也、土也、髪也、広也、ワに唱うる時は◯の心をなす也。
ラ・・・濁水の靈也。降也、涎也、唾也。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
タ・・・水中の火の靈也。タマ也、種也、大也、多也、連也、胎也、縦也、溜水也。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
ム・・・水中の水の靈也。潤水也。無也、空也、息の終也、暗也、結也、睦也、渦巻也、黒也。
フ・・・正火の靈也。火水の両を宰る也、経(ふる)也、含也、太也、吹也、覆也、語の下にウにひびくものはこのフに移りて書く也。
ト・・・男也、轟也、解也、飛也、基也、人也、与也、止め也、昇也、速也、前也、所也。
マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。
ニ・・・火水の靈也。天地也 、日月也、水火の凝也、丹(あかき)也、非也、従也。
タカ マカ ハラ・・・正しきことをウタガイ 男と女が搦み 変わり濁り降る
カタ カム フト マニ・・・搦む正しきこと ウタガイ道の文目(アヤメ)わからず暗し 開くべき理を開かずに止まり終わる 本来に背きに
解説
正しきことをウタガイ 男と女が搦み 変わり濁り降る。
搦む正しきこと ウタガイ道の文目(アヤメ)わからず暗し 開くべき理を開かずに止まり終わる 本来に背きに
アメノ ヲハ ハリ イツノ ヲハ ハリ
ア・・・空中の水の靈也。無にして有也。五十連の総名也、天也、海也、吾也、自然(おのつから)也、◯也。
メ・・・火中の水の靈也。潤水也、回也、芽也、正中を宰る也、女也、米也、海草也、馬也、群也、下知也。
ノ・・・水の靈也。回水也、如也、差別(けじめ)を宰る也、切也、割別也、◯也。
ヲ・・・水火の靈也。縦也、賤也、男也、終也、折也、居也、小也、少也、苧也、低也。
ハ・・・正火の靈也。地の方(けた)を宰る也、端也、角也、実也、初也、発也、出入息の両を宰る也、土也、髪也、広也、ワに唱うる時は◯の心をなす也。
ハ・・・正火の靈也。地の方(けた)を宰る也、端也、角也、実也、初也、発也、出入息の両を宰る也、土也、髪也、広也、ワに唱うる時は◯の心をなす也。
リ・・・濁水の靈也。息息(いい)の両也、人也、割別(さきわく)也、涎也、唾也。 ※リの法則・・・逆らわずして、共に循環する。 言霊秘書 p450
イ・・・空中の水の靈也。出息也、命也。
ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。
ノ・・・水の靈也。回水也、如也、差別(けじめ)を宰る也、切也、割別也、◯也。
ヲ・・・水火の靈也。縦也、賤也、男也、終也、折也、居也、小也、少也、苧也、低也。
ハ・・・正火の靈也。地の方(けた)を宰る也、端也、角也、実也、初也、発也、出入息の両を宰る也、土也、髪也、広也、ワに唱うる時は◯の心をなす也。
ハ・・・正火の靈也。地の方(けた)を宰る也、端也、角也、実也、初也、発也、出入息の両を宰る也、土也、髪也、広也、ワに唱うる時は◯の心をなす也。
リ・・・濁水の靈也。息息(いい)の両也、人也、割別(さきわく)也、涎也、唾也。 ※リの法則・・・逆らわずして、共に循環する。 言霊秘書 p450
アメノ ヲハ ハリ ・・・天の眼(マナコ火垂と水極)のいやしく変わる 水と火の二つ離れる人
イツノ ヲハ ハリ ・・・ 命 列なり さきわける いやしく変わる 水と火の二つ離れる人
解説
天の眼(マナコ火垂と水極)のいやしく変わる 水と火の二つ離れる人
命 列なり さきわける いやしく変わる 水と火の二つ離れる人
42首の解説
解説
カム ナカラ クラ ヤマ ツミヌ ミホト ヨニ
日月が旋回を繰り返し時は流れ・・・
與み降る、文(アヤ)が水火別々にありし、理に背き曲がる。真の正中の教えが終わり、夜の如く暗き女陰、天地と人を與む
(現代語訳)
火水の教えが水と火に分離し、本来の理(ことわり)に背き真理から曲がっていった。本来の火水(カミ)の教えは中庸であるがそれが変化していった。取り決めが見えなくなり、女性は掟を破り関係を持つようになった。
オク ヤマ ツミ カタ カムナ
貴きが濁り、男女のまぐわい、本来に背くを曲がり列なり続ける
カタカムナ(別つ正 暉きを無くし盲暗三世にわたる。)
(現代語訳)
神代の血統が入り混じり、男女のマグワイは本来に背き列なり続ける。
カタカムナは、ここでは悲しみが込められ『別れる正さ、輝きをなくし、盲暗三世にわたる』という読み解きがハマり、カタカムナはさまざまな色を表現してくる。
ココロ ツラ ナキ ハヤマ ツミ
小さく凝り塊りなり続け無くなり、形なすものは必ず限りあり。
哀れな男女のまぐわい、本来に背くを曲がり列なり続く。
(現代語訳)
根源の教えは時がたち人に伝わるごとに本来の真意が薄くなりそして消滅する。形あるものは必ず限りある。最初の掟の血縁以外でのマグワイは本来に背き曲がり列なり続いている。
タカ マカ ハラ カタ カム フト マニ
正しきことをウタガイ 男と女が搦み 変わり濁り降る。
搦む正しきこと ウタガイ道の文目(アヤメ)わからず暗し 開くべき理を開かずに止まり終わる 本来に背きに
(現代語訳)
正しき教えに疑いをもち、男女が血縁を超えからみあい、血統は薄れてゆく。正き教えはいつしかからまり、人々は疑いを持ち本来の教えがわからなくなり開くべき理(ことわり)を開かずに本来の火水(カミ)の教えは永い時を経ることで途絶えた。 (下に続く) 本来に背いたために↓
アメノ ヲハ ハリ イツノ ヲハ ハリ
天の眼(マナコ火垂と水極)のいやしく変わる 水と火の二つ離れる人
命 列なり さきわける いやしく変わる 水と火の二つ離れる人
(現代語訳)
火水の教えをしっかりと見極める天の眼(マナコ火垂と水極)が欲望で曇り、本来一つである火水の教えを二つに分離してしまった人
命は列なり、解釈が分離し派閥ができ、欲望あらわに本来一つである火水の教えを二つに分離してしまった人。
あとがき
時は流れ・・・火水の教えが、火と水に別れ人々に広まってゆく、根源は一つから生まれた火水の教えだが、時が経つにつれて解釈が相違しながら派閥が枝分かれしていった。そして最初に取り決めた血縁をこえた男女のまぐわいがはじまり入り混じっていった。そもそも近年まで皇室も血縁の決まりがあったが一般的には逆に血縁では結婚はしないが、古代では血縁内での配偶が取り決めだったようだが、いつからかそれが破られていったのだという。それは根源の火水の教えが人伝いに徐々に分離して最終的には見る影もないように消滅してしまったのだという。ここで気づいた点がある。カタカムナ42首にきてこのカタカムナは時間を第三者的な視点で捉え永い時間の経緯までも歌にしているということだ。もし、初発の歌だとしたら火水の教えの信仰がこのように消滅してしまったという視点では描けないはずだ。今の段階ではあくまで仮説だが、初発の火水の教えではなく、それをベースに何者かがカタカムナを再編集したのではないかと感じている。今後カタカムナを読み解き進めていくことでその真相も明らかになるのではないだろうか。