カタカムナ32首を読み解く
中心図象ヤタノカカミ 発生原理
アマノ カミ アメノ ヨロヅ
ア・・・空中の水の靈也。無にして有也。五十連の総名也、天也、海也、吾也、自然(おのつから)也、◯也。
マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。
ノ・・・水の靈也。回水也、如也、差別(けじめ)を宰る也、切也、割別也、◯也。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
ミ・・・火中の水の靈也。潤水也、正中を宰る也、月の靈也、貴也、虫也、五穀也、渦巻也、暗也。
ア・・・空中の水の靈也。無にして有也。五十連の総名也、天也、海也、吾也、自然(おのつから)也、◯也。
メ・・・火中の水の靈也。潤水也、回也、芽也、正中を宰る也、女也、米也、海草也、馬也、群也、下知也。
ノ・・・水の靈也。回水也、如也、差別(けじめ)を宰る也、切也、割別也、◯也。
ヨ・・・水火の靈也。与也、女男の契也、淀也、齢也、下知也。
ロ・・・濁水の靈也。大濁の塊也 、ラリルレの四音はこの一音に凝塊也。故にこの四音に代りてなすことある也。
ス・・・水中の火の靈也。澄也、洲也、直也、鳥也、穴也、差別也、黒也、文(かざり)なき也、一(すいち)也、住也。
アマノカミ ・・・地を駆けめぐる氣(イキ)
アメノヨロス・・・天を駆けめぐり與み塊る水中の火
トノチ・・・反しチ。天地も、元は氣(イキ)より開て、万物をなす。
解説
地を駆けめぐる氣(イキ)、天をめくりめく與み塊る水中の火、天地も、元は氣(イキ)より開て、万物をなす。
クナキ ノ タマ ワケ アヤ クメ
ク・・・影の火の靈也。氣(いき)の降る也、与也、土也、黒也、香也、濁也。
ナ・・・火水の靈也。和也、女也、流也、下知也、正中の靈也、凝也、双也、頭也、無也、生也、鳴也、汝也、過去、現在、未来にわたる靈也、納也。
キ・・・影の火の靈也。氣(いき)也、正中也、限也、生也、草也、貴也、来也、香也、土。
ノ・・・水の靈也。回水也、如也、差別(けじめ)を宰る也、切也、割別也、◯也。
タ・・・水中の火の靈也。タマ也、種也、大也、多也、連也、胎也、縦也、溜水也。
マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。
ワ・・・水火の靈也。国土也、水火水(しほみず)也、水の◯(わ)也、万物の形を宰る也。
ケ・・・影の火の靈也。差別(けじめ)也 、正也、香也、器也、五穀也、家也、朝より暮に至る義也。
ア・・・空中の水の靈也。無にして有也。五十連の総名也、天也、海也、吾也、自然(おのつから)也、◯也。
ヤ・・・火水の靈也。文(あや)也、和也、沼也、家也、否也、水火の両を宰る也、反(うらはら)の義をなす也。
ク・・・影の火の靈也。氣(いき)の降る也、与也、土也、黒也、香也、濁也。
メ・・・火中の水の靈也。潤水也、回也、芽也、正中を宰る也、女也、米也、海草也、馬也、群也、下知也。
クナキノタマ・・・氣(イキ)の種子
ワケ アヤ クメ・・・ワケ反し、ヱ。軽く和らかにメクリムツミ、文を與み、一つのコリより、万倍とめぐる。
解説
氣(イキ)の種子は軽く和らかにめくり睦み、文(アヤ)を與み、一つのコリより、万倍とめぐる。
シコネ カム ツミ シツ マリヌ
シ・・・昇る水の靈也。始也、終也、死也、己也、幸也、司也、育也、石也、出水也、印也、進也、繁也、為限(しきる)也。
コ・・・影の火の靈也。男也、女也、総ての人の靈也、凝也、器也、囲也、処也、細也、香也、小也。
ネ・・・火水の靈也。水火の根也、母の靈也、土也、鎮也。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
ム・・・水中の水の靈也。潤水也。無也、空也、息の終也、暗也、結也、睦也、渦巻也、黒也。
ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。
ミ・・・火中の水の靈也。潤水也、正中を宰る也、月の靈也、貴也、虫也、五穀也、渦巻也、暗也。
シ・・・昇る水の靈也。始也、終也、死也、己也、幸也、司也、育也、石也、出水也、印也、進也、繁也、為限(しきる)也。
ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。
マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。
リ・・・濁水の靈也。息息(いい)の両也、人也、割別(さきわく)也、涎也、唾也。 ※リの法則・・・逆らわずして、共に循環する。 言霊秘書 p450
ヌ・・・火水の靈也。黒也、暗也、終也、潤也、緯(ぬき)也、出入の息の間に位する◯也。
シコネ・・・反し、セ。異なるものが一つに力を合わせる。
カム・・・與む
ツミ ・・・反し、チ。天地も、元は氣(イキ)より開て、万物をなす。
シツ・・・反し、ス。ス一(すいち)
マリヌ・・・反し、ム。睦むことナシ
解説
異なるものが一つに力を合わせ與みあい氣(イキ)より開て、万物をなす。
ス一(すいち)に睦むことナシ
イツノ タテ カム アワ ナキ カサネ
イ・・・空中の水の靈也。出息也、命也。
ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。
ノ・・・水の靈也。回水也、如也、差別(けじめ)を宰る也、切也、割別也、◯也。
タ・・・水中の火の靈也。タマ也、種也、大也、多也、連也、胎也、縦也、溜水也。
テ・・・水火の靈也。右左也、掌(たなごころ)也、風也、人也、発也、児の靈也。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
ム・・・水中の水の靈也。潤水也。無也、空也、息の終也、暗也、結也、睦也、渦巻也、黒也。
ア・・・空中の水の靈也。無にして有也。五十連の総名也、天也、海也、吾也、自然(おのつから)也、◯也。
ワ・・・水火の靈也。国土也、水火水(しほみず)也、水の◯(わ)也、万物の形を宰る也。
ナ・・・火水の靈也。和也、女也、流也、下知也、正中の靈也、凝也、双也、頭也、無也、生也、鳴也、汝也、過去、現在、未来にわたる靈也、納也。
キ・・・影の火の靈也。氣(いき)也、正中也、限也、生也、草也、貴也、来也、香也、土。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
サ・・・昇る水の靈也。割別也、細也、小也、少也、短也、誘也、放也、去也。
ネ・・・火水の靈也。水火の根也、母の靈也、土也、鎮也。
イツノ ・・・與み凝り塊る
タテ・・・天地の水氣と火垂より万物起こる
カム ・・・搦み睦む
アワ・・・自然と(おのつから)万物の形をつかさどる
ナキ・・・日月、天地
カサネ・・・息を子孫に伝えて、永き世経る。火の影、火のはたらきは物を明確にする。
解説
與み凝り塊り、天地の水氣と火垂より万物起こる。搦み睦み自然と(おのつから)日月、天地は、息を子孫に伝えて、永き世経る。火の影、火のはたらきは物を明確にする。
アハ チノ ホノサ ワケ シマ
ア・・・空中の水の靈也。無にして有也。五十連の総名也、天也、海也、吾也、自然(おのつから)也、◯也。
ハ・・・正火の靈也。地の方(けた)を宰る也、端也、角也、実也、初也、発也、出入息の両を宰る也、土也、髪也、広也、ワに唱うる時は◯の心をなす也。
チ・・・水中の火の靈也。胎内の火の靈也。血也、地中の火也、草也、剣也、風也、父の靈(たま)也、息の本也、五穀也、鳥の靈(たま)也、一也、年、月、日、時の靈(たま)也、隔限也。
ノ・・・水の靈也。回水也、如也、差別(けじめ)を宰る也、切也、割別也、◯也。
ホ・・・正火の靈也。母也、火浮(ほのめく)也、尖也、天地万物の初也、陰門也、臍(ほ(へ)そ)也、袋也、ヽ(ほし)也。
ノ・・・水の靈也。回水也、如也、差別(けじめ)を宰る也、切也、割別也、◯也。
サ・・・昇る水の靈也。割別也、細也、小也、少也、短也、誘也、放也、去也。
ワ・・・水火の靈也。国土也、水火水(しほみず)也、水の◯(わ)也、万物の形を宰る也。
ケ・・・影の火の靈也。差別(けじめ)也 、正也、香也、器也、五穀也、家也、朝より暮に至る義也。
シ・・・昇る水の靈也。始也、終也、死也、己也、幸也、司也、育也、石也、出水也、印也、進也、繁也、為限(しきる)也。
マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。
アハ チノ ・・・自然(おのつから)ひらき 年月日時がめぐり
ホノサ・・・進む
ワケ ・・・軽やかにめくる
シマ・・・ひらき散る
解説
自然(おのつから)ひらき 年月日時がめぐり進み軽やかにめくるひらき散る
イヨノ イヤ シロ チ
イ・・・空中の水の靈也。出息也、命也。
ヨ・・・水火の靈也。与也、女男の契也、淀也、齢也、下知也。
ノ・・・水の靈也。回水也、如也、差別(けじめ)を宰る也、切也、割別也、◯也。
イ・・・空中の水の靈也。出息也、命也。
ヤ・・・火水の靈也。文(あや)也、和也、沼也、家也、否也、水火の両を宰る也、反(うらはら)の義をなす也。
シ・・・昇る水の靈也。始也、終也、死也、己也、幸也、司也、育也、石也、出水也、印也、進也、繁也、為限(しきる)也。
ロ・・・濁水の靈也。大濁の塊也 、ラリルレの四音はこの一音に凝塊也。故にこの四音に代りてなすことある也。
チ・・・水中の火の靈也。胎内の火の靈也。血也、地中の火也、草也、剣也、風也、父の靈(たま)也、息の本也、五穀也、鳥の靈(たま)也、一也、年、月、日、時の靈(たま)也、隔限也。
イヨノ・・・ 貴(とうと)く靈(タマ)を氣(イキ)に與む
イヤ シロ チ・・・自然に 形を隠して動かす 時とは與む氣なり。割別れて息を與む。
解説
貴(とうと)く靈(タマ)を氣(イキ)に與む
自然に 形を隠して動かす 時とは與む氣なり。割別れて息を與む。
32首の解説
アマノ カミ アメノ ヨロヅ
地を駆けめぐる氣(イキ)、天をめくりめく與み塊る水中の火、天地も、元は氣(イキ)より開て、万物をなす。
クナキ ノ タマ ワケ アヤ クメ
氣(イキ)の種子は軽く和らかにめくり睦み、文(アヤ)を與み、一つのコリより、万倍とめぐる。
シコネ カム ツミ シツ マリヌ
異なるものが一つに力を合わせ與みあい氣(イキ)より開て、万物をなす。
ス一(すいち)に睦むことナシ
イツノ タテ カム アワ ナキ カサネ
與み凝り塊り、天地の水氣と火垂より万物起こる。搦み睦み自然と(おのつから)日月、天地は、息を子孫に伝えて、永き世経る。火の影、火のはたらきは物を明確にする。
アハ チノ ホノサ ワケ シマ
自然(おのつから)ひらき 年月日時がめぐり進み軽やかにめくるひらき散る
イヨノ イヤ シロ チ
貴(とうと)く靈(タマ)を氣(イキ)に與む
自然に 形を隠して動かす 時とは與む氣なり。割別れて息を與む。
解説
地を駆けめぐる氣(イキ)と、天をめくり與み塊る水中の火、天地も元は氣(イキ)より開いて万物を創造している。
氣(イキ)の種子は軽く和らかにめくり睦み、文(アヤ)を與み、一つのコリより、万倍へとめぐる。
異なるものが一つに力を合わせ與みあい氣(イキ)より開て万物をなす。
火水が一つにならなければすべては生まれることは無かった。
與み凝り塊り、天地の水氣(みぎ)と火垂(ひだり)より万物は創生されている。搦み睦み自然と(おのつから)天地日月と躰を定め、差別(けじめ)を分ち、息を子孫に伝えて、永き世経る。火の影、火のはたらきは物を明確にする。
自然(おのつから)万物を開きはじめ、年月日時がめくりめく進み軽やかに経過しひらき散る。
貴(とうと)い靈(タマ)を氣(イキ)に與む。
自然にカタチを隠して動かす、時とは與む氣なり。割別れて息を與む。
カタカムナの万物創生の理(ことわり)によって、時(とき)も生み出されている。
時とは『與む氣なり。割別れて息を與む。』とある。カタカムナ人にとっての時とは、万物が生まれる原理と同じように氣(イキ)が息(イキ)に與むことで自然とやわらかにめくりめくもの、そして時が経つことで、一粒万倍にもなるしひらき散ってゆくと表現している。尊き靈(タマ)を氣(イキ)に與むとは、人は生まれてから死ぬまでの時の中で限られた息を与られている。その限られた尊き息も時が経てば散理ゆく物。そして、散って躰から離れた氣(イキ)は空中の水へと戻りめくりめく再び新たな生命へと宿ってゆく。それが子々孫々続き、永きをを経てゆくと示している。