カタカムナ14首を読み解く
中心図象 ヤタノカカミ 生命の原理
オホ コト オシオ イハ ツチ ヒコ
オ・・・空中の水の靈也。起也、貴也、高也、於(うへ)也。
ホ・・・正火の靈也。母也、火浮(ほのめく)也、尖也、天地万物の初也、陰門也、臍(ほ(へ)そ)也、ヽ(ほし)也。
コ・・・影の火の靈也。男也、女也、総ての人の靈也、凝也、器也、囲也、処也、細也、香也、小也。
ト・・・男也、轟也、解也、飛也、基也、人也、与也、止め也、昇也、速也、前也、所也。
オ・・・空中の水の靈也。起也、貴也、高也、於(うへ)也。
シ・・・昇る水の靈也。始也、終也、死也、己也、幸也、司也、育也、石也、出水也、印也、進也、繁也、為限(しきる)也。
オ・・・空中の水の靈也。起也、貴也、高也、於(うへ)也。
イ・・・空中の水の靈也。出息也、命也。
ハ・・・正火の靈也。地の方(けた)を宰る也、端也、角也、実也、初也、発也、出入息の両を宰る也、土也、髪也、広也、ワに唱うる時は◯の心をなす也。
ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。
チ・・・水中の火の靈也。胎内の火の靈也。血也、地中の火也、草也、剣也、風也、父の靈(たま)也、息の本也、五穀也、鳥の靈(たま)也、一也、年、月、日、時の靈(たま)也、隔限也。
ヒ・・・正火の靈也。天を回る火の靈也、日也、出入息の本也、穴也、米也、非也、否也、氷也、語の下にイに云う時にこのヒを書く也。
コ・・・影の火の靈也。男也、女也、総ての人の靈也、凝也、器也、囲也、処也、細也、香也、小也。
大意
オホ ・・・起こる生命の初発
コト ・・・凝り與む
オシオ・・・起こる繁るの始めが起こる
イハ ・・・命が発する
ツチ・・・鼎(かなえ)のように渦巻く血液
ヒコ・・・出入りの氣(イキ)の本が凝り固まる
解説
生命活動の根源は血管が全身に隈なく繁ることから氣(イキ)が発生する。それは搦み渦巻く血液が動脈と静脈に凝り固まることにある
イハス ヒメ オホ トヒ ワケ
イ・・・空中の水の靈也。出息也、命也。
モ・・・火中の水の靈也。潤水也 、舫(もやう)也、塊也、亦(また)也、者也、累(かさなる)也、与也。
イ・・・空中の水の靈也。出息也、命也。
ク・・・影の火の靈也。氣(いき)の降る也、与也、土也、黒也、香也、濁也。
ヒ・・・正火の靈也。天を回る火の靈也、日也、出入息の本也、穴也、米也、非也、否也、氷也、語の下にイに云う時にこのヒを書く也。
ナ・・・火水の靈也。和也、女也、流也、下知也、正中の靈也、凝也、双也、頭也、無也、生也、鳴也、汝也、過去、現在、未来にわたる靈也、納也。
ホ・・・正火の靈也。母也、火浮(ほのめく)也、尖也、天地万物の初也、陰門也、袋也、臍(ほ(へ)そ)也、ヽ(ほし)也。
ト・・・男也、轟也、解也、飛也、基也、人也、与也、止め也、昇也、速也、前也、所也。
ノ・・・水の靈也。回水也、如也、差別(けじめ)を宰る也、切也、割別也、◯也。
チ・・・水中の火の靈也。胎内の火の靈也。血也、地中の火也、草也、剣也、風也、父の靈(たま)也、息の本也、五穀也、鳥の靈(たま)也、一也、年、月、日、時の靈(たま)也、隔限也。
大意
イモ・・・氣(イキ)が舫う。
イク・・・氣(イキ)が與む。
クヒ・・・クヒの反(かえし)キにして、氣なり。
ナホ・・・正中の袋(心臓)
トノチ・・・與み回る血液
解説
動脈と静脈が舫い、動脈と静脈が與む氣(イキ)なり。心臓に與み回る血液
アメノ フキヲ オホ ヤ ヒコ
ア・・・空中の水の靈也。無にして有也。五十連の総名也、天也、海也、吾也、自然(おのつから)也、◯也。
メ・・・火中の水の靈也。潤水也、回也、芽也、正中を宰る也、女也、米也、海草也、馬也、群也、下知也。
ノ・・・水の靈也。回水也、如也、差別(けじめ)を宰る也、切也、割別也、◯也。
フ・・・正火の靈也。火水の両を宰る也、経(ふる)也、含也、太也、吹也、覆也、語の下にウにひびくものはこのフに移りて書く也。
キ・・・影の火の靈也。氣(いき)也、正中也、限也、生也、草也、貴也、来也、香也、土。
ヲ・・・水火の靈也。縦也、賤也、男也、終也、折也、居也、小也、少也、苧也、低也。
オ・・・空中の水の靈也。起也、貴也、高也、於(うへ)也。
ホ・・・正火の靈也。母也、火浮(ほのめく)也、尖也、天地万物の初也、陰門也、臍(ほ(へ)そ)也、袋也、ヽ(ほし)也。
ヤ・・・火水の靈也。文(あや)也、和也、沼也、家也、否也、水火の両を宰る也、反(うらはら)の義をなす也。
ヒ・・・正火の靈也。天を回る火の靈也、日也、出入息の本也、穴也、米也、非也、否也、氷也、語の下にイに云う時にこのヒを書く也。
コ・・・影の火の靈也。男也、女也、総ての人の靈也、凝也、器也、囲也、処也、細也、香也、小也。
大意
アメノ ・・・全身を巡り回る
フキヲ・・・吹き火水二つ與み塊されは、形をなし、息を文(アヤ)に與無ことをつかさどる。
オホ ・・・多く搦んで正中を伸び行く
ヤ ヒコ・・・文(アヤ)なす人、万物を與し、動かし、はたらきの用の備える処なり。
解説
全身を巡り回る吹き火水二つ與み塊されは、形をなし、息を文(アヤ)に與無ことをつかさどる。多く搦んで正中を伸び行く。文(アヤ)なす人、万物を與し、動かし、はたらきの用の備える処なり。
カサ ケツ ワケノ オシヲ オホ ワタ ツミ
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
サ・・・昇る水の靈也。割別也、細也、小也、少也、短也、誘也、放也、去也。
ケ・・・影の火の靈也。差別(けじめ)也 、正也、香也、器也、五穀也、家也、朝より暮に至る義也。
ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。
ワ・・・水火の靈也。国土也、水火水(しほみず)也、水の◯(わ)也、万物の形を宰る也。
ケ・・・影の火の靈也。差別(けじめ)也 、正也、香也、器也、五穀也、家也、朝より暮に至る義也。
ノ・・・水の靈也。回水也、如也、差別(けじめ)を宰る也、切也、割別也、◯也。
オ・・・空中の水の靈也。起也、貴也、高也、於(うへ)也。
シ・・・昇る水の靈也。始也、終也、死也、己也、幸也、司也、育也、石也、出水也、印也、進也、繁也、為限(しきる)也。
ヲ・・・水火の靈也。縦也、賤也、男也、終也、折也、居也、小也、少也、苧也、低也。
オ・・・空中の水の靈也。起也、貴也、高也、於(うへ)也。
ホ・・・正火の靈也。母也、火浮(ほのめく)也、尖也、天地万物の初也、陰門也、臍(ほ(へ)そ)也、袋也、ヽ(ほし)也。
ワ・・・水火の靈也。国土也、水火水(しほみず)也、水の◯(わ)也、万物の形を宰る也。
タ・・・水中の火の靈也。タマ也、種也、大也、多也、連也、胎也、縦也、溜水也。
ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。
ミ・・・火中の水の靈也。潤水也、正中を宰る也、月の靈也、貴也、虫也、五穀也、渦巻也、暗也。
大意
カサ ・・・搦み、割別(さきわかれ)れ
ケツ・・・五穀(栄養)が列なり
ワケノ・・・万物の形をなす栄養の基の血液が回り廻る
オシヲ・・・起こり繁り終わる
オホ ・・・多く搦んで正中を伸び行く
ワタ ・・・万物の形をなす万物の種子
ツミ・・・列なり鼎の水の形をなして回る
解説
搦み、割別(さきわかれ)れ、五穀(栄養)が列なり万物の形をなす栄養の基の血液が回り廻る起こり繁り終わる多く搦んで正中を伸び行く万物の形をなす万物の種子列なり鼎の水の形をなして回る。
ハヤ アキツ ヒコ イモ ハヤ アキツ ヒメ
ハ・・・正火の靈也。地の方(けた)を宰る也、端也、角也、実也、初也、発也、出入息の両を宰る也、土也、髪也、広也、ワに唱うる時は◯の心をなす也。
ヤ・・・火水の靈也。文(あや)也、和也、沼也、家也、否也、水火の両を宰る也、反(うらはら)の義をなす也。
ア・・・空中の水の靈也。無にして有也。五十連の総名也、天也、海也、吾也、自然(おのつから)也、◯也。
キ・・・影の火の靈也。氣(いき)也、正中也、限也、生也、草也、貴也、来也、香也、土。
ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。
ヒ・・・正火の靈也。天を回る火の靈也、日也、出入息の本也、穴也、米也、非也、否也、氷也、語の下にイに云う時にこのヒを書く也。
コ・・・影の火の靈也。男也、女也、総ての人の靈也、凝也、器也、囲也、処也、細也、香也、小也。
イ・・・空中の水の靈也。出息也、命也。
モ・・・火中の水の靈也。潤水也 、舫(もやう)也、塊也、亦(また)也、者也、累(かさなる)也、与也。
ハ・・・正火の靈也。地の方(けた)を宰る也、端也、角也、実也、初也、発也、出入息の両を宰る也、土也、髪也、広也、ワに唱うる時は◯の心をなす也。
ヤ・・・火水の靈也。文(あや)也、和也、沼也、家也、否也、水火の両を宰る也、反(うらはら)の義をなす也。
ア・・・空中の水の靈也。無にして有也。五十連の総名也、天也、海也、吾也、自然(おのつから)也、◯也。
キ・・・影の火の靈也。氣(いき)也、正中也、限也、生也、草也、貴也、来也、香也、土。
ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。
ヒ・・・正火の靈也。天を回る火の靈也、日也、出入息の本也、穴也、米也、非也、否也、氷也、語の下にイに云う時にこのヒを書く也。
メ・・・火中の水の靈也。潤水也、回也、芽也、正中を宰る也、女也、米也、海草也、馬也、群也、下知也。
大意
ハヤ・・・万物を開き初めるものが文となり
アキツ・・・おのずから氣(イキ)を列ねる
ヒコ・・・万物を與し、動かし、はたらきの用の備える処なり。
イモ・・・命を舫う
ハヤ・・・万物を開き初めるものが文となり
アキツ・・・おのずから氣(イキ)を列ねる
ヒメ・・・万物を與し、動かし、群がり與みめくる
解説
万物を開き初めるものが文となりおのずから氣(イキ)を列ねる万物を與し、動かし、はたらきの用の備える処なり。命を舫う万物を開き初めるものが文となりおのずから氣(イキ)を列ねる万物を與し、動かし、群がり與みめくる
14首の解説
生命活動の根源は血管が全身に隈なく繁ることから氣(イキ)が発生する。それは搦み渦巻く血液が動脈と静脈に凝り固まることにある
動脈と静脈が舫い、動脈と静脈が與む氣(イキ)となり。心臓に與み回る血液となる。
全身を巡りメクル循環している動脈と静脈は、形をなし、呼吸から酸素および栄養素を全身の細胞に供給することをつかさどる。
無数の血管は搦みあって正中を伸び行く。文(アヤ)なす人、万物を與し、動かし、はたらきの用の備える処なり。
搦み、割別(さきわかれ)れ、五穀(酸素および栄養素)が列なり万物の形をなす基の血液が全身を隈なく廻ることで、酸素および栄養素が供給され再び心臓に戻ってくる。
多く搦んで正中を伸び行く万物の形をつくる、万物の種子が、列なり鼎(かなえ)の水の形をなして回る。
万物を開き初めるものが文(アヤ)となりおのずから氣(イキ)を列ねる。
万物を與し、動かし、はたらきの用の備える処なり。
生命を舫い、万物を開き初めるものが文となり、おのずから氣(イキ)を列ねる万物を與し、動かし、群がり與みめくる。
カタカムナ14首では、人体を造る基となり、呼吸の酸素を全身にめぐらせる生命の原理をうたっていると読み解いた。
全身を動脈(火)と静脈(水)、心臓の機能、躰をつくる源の血液の仕組みを現している。
解説