カタカムナ62首を読み解く
中心図象ヤタノカカミ 発生原理
形なき真の火水
形なき真の火水
ヤ ク サ イ カ ツ チ ウ ツ シ ツ ミ
ヤ・・・火水の靈也。文(あや)也、和也、沼也、家也、否也、水火の両を宰る也、反(うらはら)の義をなす也。
ク・・・影の火の靈也。氣(いき)の降る也、与也、土也、黒也、香也、濁也。
サ・・・昇る水の靈也。割別也、細也、小也、少也、短也、誘也、放也、去也。
イ・・・空中の水の靈也。出息也、命也。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。
チ・・・水中の火の靈也。胎内の火の靈也。血也、地中の火也、草也、剣也、風也、父の靈(たま)也、息の本也、五穀也、鳥の靈(たま)也、一也、年、月、日、時の靈(たま)也、隔限也。
ウ・・・空中の水の靈也。浮き昇る也、動也、生也、暗也。
ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。
シ・・・昇る水の靈也。始也、終也、死也、己也、幸也、司也、育也、石也、出水也、印也、進也、繁也、為限(しきる)也。
ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。
ミ・・・火中の水の靈也。潤水也、正中を宰る也、月の靈也、貴也、虫也、五穀也、渦巻也、暗也。
ヤクサイカツチ・・・自ら和らき、天の火降りるに依(より)て、万物を動かし出し 去る 命を 確かに見分け 続くために 一より百千に動く
ウツシツミ・・・浮回り ひそまり 動くものは水にして、動かしむるものは火也 渦巻きひそまるより出る法則 真の水は形なし。形顕れて月とみゆるは、火中の水靈に、正中をつかさどる月の靈なり。
解説
自ら和らき、天の火降りるに依(より)て、万物を動かし出し 去る 命を 確かに見分け 続くために 一より百千に動く
浮回り ひそまり 動くものは水にして、動かしむるものは火也 渦巻きひそまるより出る法則 真の水は形なし。形顕れて月とみゆるは、火中の水靈に、正中をつかさどる月の靈なり。
ヒ タ リ ミ キ リ ノ
ヒ・・・正火の靈也。天を回る火の靈也、日也、出入息の本也、穴也、米也、非也、否也、氷也、語の下にイに云う時にこのヒを書く也。
タ・・・水中の火の靈也。タマ也、種也、大也、多也、連也、胎也、縦也、溜水也。
リ・・・濁水の靈也。息息(いい)の両也、人也、割別(さきわく)也、涎也、唾也。 ※リの法則・・・逆らわずして、共に循環する。 言霊秘書 p450
ミ・・・火中の水の靈也。潤水也、正中を宰る也、月の靈也、貴也、虫也、五穀也、渦巻也、暗也。
キ・・・影の火の靈也。氣(いき)也、正中也、限也、生也、草也、貴也、来也、香也、土。
リ・・・濁水の靈也。息息(いい)の両也、人也、割別(さきわく)也、涎也、唾也。 ※リの法則・・・逆らわずして、共に循環する。 言霊秘書 p450
ノ・・・水の靈也。回水也、如也、差別(けじめ)を宰る也、切也、割別也、◯也。
ヒタリミキリノ・・・火垂(ヒタリ)、水極(ミキリ)の手、左右備えあり、堅固なり。
解説
火垂(ヒタリ)、水極(ミキリ)の手、左右備えあり、堅固なり。
タ ナ カ ヒ ノ マ ア キ ツ ヒ メ
タ・・・水中の火の靈也。タマ也、種也、大也、多也、連也、胎也、縦也、溜水也。
ナ・・・火水の靈也。和也、女也、流也、下知也、正中の靈也、凝也、双也、頭也、無也、生也、鳴也、汝也、過去、現在、未来にわたる靈也、納也。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
ヒ・・・正火の靈也。天を回る火の靈也、日也、出入息の本也、穴也、米也、非也、否也、氷也、語の下にイに云う時にこのヒを書く也。
ノ・・・水の靈也。回水也、如也、差別(けじめ)を宰る也、切也、割別也、◯也。
マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。
ア・・・空中の水の靈也。無にして有也。五十連の総名也、天也、海也、吾也、自然(おのつから)也、◯也。
キ・・・影の火の靈也。氣(いき)也、正中也、限也、生也、草也、貴也、来也、香也、土。
ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。
ヒ・・・正火の靈也。天を回る火の靈也、日也、出入息の本也、穴也、米也、非也、否也、氷也、語の下にイに云う時にこのヒを書く也。
メ・・・火中の水の靈也。潤水也、回也、芽也、正中を宰る也、女也、米也、海草也、馬也、群也、下知也。
タナカヒノ・・・多きと働きて、オは起こること。ホは火也。火を起こし息凝り、潜まり、降る その地に定まらず天をめぐる火の如く
マアキツヒメ・・・つつき向かう法則。つつき向かうときは、独りにあらず、必ず対することあり。故に、間(マ)と云うも、為限々々(しきりしきり)と向い対する。アウムの法もまた同じ、アは空躰にして、口を開く。ウムは陽靈にして、口を閉じるなり。故に王の開合は、アウムを表す。これを、ツマという。
空中の水靈ゆえに、無にして有也。有にしてその形見えざる故に無なれども、働き有るが故に有なり。
今、形なき真の火水、初めて形顕し、列なるものはついにつつまり、つつまるものは又開けて続く。 真の火、真の水は、見えるべからずの空躰なり。その空躰たる真の火、万物を興し、動かし、はたらきを備える、これ無にして有なり。 めくるものは必ず正中をなす。
解説
多きと働きて、オは起こること。ホは火也。火を起こし息凝り、潜まり、降る その地に定まらず天をめぐる火の如く。
つつき向かう法則。つつき向かうときは、独りにあらず、必ず対することあり。故に、間(マ)と云うも、為限々々(しきりしきり)と向い対する。アウムの法もまた同じ、アは空躰にして、口を開く。ウムは陽靈にして、口を閉じるなり。故に王の開合は、アウムを表す。これを、ツマという。
空中の水靈ゆえに、無にして有也。有にしてその形見えざる故に無なれども、働き有るが故に有なり。
今、形なき真の火水、初めて形顕し、列なるものはついにつつまり、つつまるものは又開けて続く。 真の火、真の水は、見えるべからずの空躰なり。その空躰たる真の火、万物を興し、動かし、はたらきを備える、これ無にして有なり。 めくるものは必ず正中をなす。
62首の解説
ヤ ク サ イ カ ツ チ ウ ツ シ ツ ミ
自ら和らき、天の火降りるに依(より)て、万物を動かし出し 去る 命を 確かに見分け 続くために 一より百千に動く
浮回り ひそまり 動くものは水にして、動かしむるものは火也 渦巻きひそまるより出る法則 真の水は形なし。形顕れて月とみゆるは、火中の水靈に、正中をつかさどる月の靈なり。
【現代語訳】
自らを和らき、天の火降りるに依(より)て、万物を動かし出し 去る 命を 確かに見分け 続けるために 一歩を踏み出し、その道を百千に動く。
浮回り ひそまり 動くものは水にして、動かしむるものは火也。
渦巻きひそまるより出る法則
真の水は形なし。形顕れて月とみゆるは、火中の水靈に、正中をつかさどる月の靈なり。
ヒ タ リ ミ キ リ ノ
火垂(ヒタリ)、水極(ミキリ)の手、左右備えあり、堅固なり。
【現代語訳】
火垂(ヒタリ)、水極(ミキリ)の手、左右備えあり、堅固なり。
火となり水となる戦略を持つことで全ての物事に対応できるので崩されることはない。
タ ナ カ ヒ ノ マ ア キ ツ ヒ メ
多きと働きて、オは起こること。ホは火也。火を起こし息凝り、潜まり、降る その地に定まらず天をめぐる火の如く。
つつき向かう法則。つつき向かうときは、独りにあらず、必ず対することあり。故に、間(マ)と云うも、為限々々(しきりしきり)と向い対する。アウムの法もまた同じ、アは空躰にして、口を開く。ウムは陽靈にして、口を閉じるなり。故に王の開合は、アウムを表す。これを、ツマという。
空中の水靈ゆえに、無にして有也。有にしてその形見えざる故に無なれども、働き有るが故に有なり。
今、形なき真の火水、初めて形顕し、列なるものはついにつつまり、つつまるものは又開けて続く。 真の火、真の水は、見えるべからずの空躰なり。その空躰たる真の火、万物を興し、動かし、はたらきを備える、これ無にして有なり。 めくるものは必ず正中をなす。
【現代語訳】
火を起こし息を潜め、その地に定まらず天をめぐる火の如く浮遊する。
つつき向かう法則。つつき向かうときは、独りにあらず、必ず対することあり。故に、間(マ)と云うも、為限々々(しきりしきり)と向い対する。アウムの法もまた同じ、アは空躰にして、口を開く。ウムは陽靈にして、口を閉じるなり。故に王の開合は、アウムを表す。これを、ツマという。
対する相手をよく観察し、一定の距離を保ちながら対応してゆく法則。これをツマという。
空中のめぐりめく水のように、その実態は常に変化しとらえられず。我らの存在は確かにあるが、その姿見えなければ相手は認識できず、しかし我らは確かに存在している。
今、実態の無い真の火水、初めて形顕し、列なるものはついにつつまり、つつまるものは又開けて続く。 真の火、真の水は、見えることの無い空躰なり。
その空躰たる真の火、万物を興し、動かし、はたらきを備える、これ無にして有なり。 めくるものは必ず正中をなす。
あとがき
あとがきに言葉にできないくらいの偉大な理(ことわり)を目の当たりにした。かつて古代文明で忽然とその姿を消した人々。
縄文時代から弥生時代にも忽然と縄文人の姿が消えている。その理由がカタカムナの中に明確に示されていた。
カタカムナの奥義、これはこの先の人類の命を存続させるために今、出るべくして出たとしか思えない。
永い時を経てその隠れ身が姿を現した奇跡。天狗、鬼、忍者、その実態が掴めない理由がここに示されていた。