カタカムナ47首を読み解く
中心図象ヤタノカカミ 発生原理
アマテラス ツキヨミ タケハヤスサノヲの実態
カム ナカラ ウハツ ワタ ツミ ムラチ イツク
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
ム・・・水中の水の靈也。潤水也。無也、空也、息の終也、暗也、結也、睦也、渦巻也、黒也。
ナ・・・火水の靈也。和也、女也、流也、下知也、正中の靈也、凝也、双也、頭也、無也、生也、鳴也、汝也、過去、現在、未来にわたる靈也、納也。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
ラ・・・濁水の靈也。降也、涎也、唾也。
ウ・・・空中の水の靈也。浮き昇る也、動也、生也、暗也。
ハ・・・正火の靈也。地の方(けた)を宰る也、端也、角也、実也、初也、発也、出入息の両を宰る也、土也、髪也、広也、ワに唱うる時は◯の心をなす也。
ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。
ワ・・・水火の靈也。国土也、水火水(しほみず)也、水の◯(わ)也、万物の形を宰る也。
タ・・・水中の火の靈也。タマ也、種也、大也、多也、連也、胎也、縦也、溜水也。
ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。
ミ・・・火中の水の靈也。潤水也、正中を宰る也、月の靈也、貴也、虫也、五穀也、渦巻也、暗也。
ム・・・水中の水の靈也。潤水也。無也、空也、息の終也、暗也、結也、睦也、渦巻也、黒也。
ラ・・・濁水の靈也。降也、涎也、唾也。
チ・・・水中の火の靈也。胎内の火の靈也。血也、地中の火也、草也、剣也、風也、父の靈(たま)也、息の本也、五穀也、鳥の靈(たま)也、一也、年、月、日、時の靈(たま)也、隔限也。
イ・・・空中の水の靈也。出息也、命也。
ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。
ク・・・影の火の靈也。氣(いき)の降る也、与也、土也、黒也、香也、濁也。
カム ナカラ ・・・日月が旋回を繰り返し時は流れ
ウハツ ワタ ツミ ・・・生まれ開き列なり 国土を正しく ツミ反し、チ。男が剣に依て氣(イキ)連なり、國を和平する。
ムラチ イツク・・・暗きに降ろす剣の和平の契り 命列なり與む
解説
日月が旋回を繰り返し時は流れ
生まれ開き列なり 国土を正しく ツミ反し、チ。男が剣に依て氣(イキ)連なり、國を和平する。
暗きに降ろす剣の和平の契り 命列なり與む
ウハ ツツ ヲ アマ テラス
ウ・・・空中の水の靈也。浮き昇る也、動也、生也、暗也。
ハ・・・正火の靈也。地の方(けた)を宰る也、端也、角也、実也、初也、発也、出入息の両を宰る也、土也、髪也、広也、ワに唱うる時は◯の心をなす也。
ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。
ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。
ヲ・・・水火の靈也。縦也、賤也、男也、終也、折也、居也、小也、少也、苧也、低也。
ア・・・空中の水の靈也。無にして有也。五十連の総名也、天也、海也、吾也、自然(おのつから)也、◯也。
マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。
テ・・・水火の靈也。右左也、掌(たなごころ)也、風也、人也、発也、児の靈也。
ラ・・・濁水の靈也。降也、涎也、唾也。
ス・・・水中の火の靈也。澄也、洲也、直也、鳥也、穴也、差別也、黒也、文(かざり)なき也、一(すいち)也、住也。
ウハ ツツヲ・・・生まれ開き 列なりつづくが(男、終わる、万事のことに心配して息をアヤくむ)
アマ テラス・・・天の眼(マナコ)火垂と水極を併せ持つ人降りスメル(ひとり昇る)
解説
生まれ開き 列なりつづくが(男、終わる、万事のことに心配して息をアヤくむ)
天の眼(マナコ)火垂と水極を併せ持つ人降りスメル(ひとり昇る)
ウツ シキ カナ サク タケ ハヤス サノヲ
ウ・・・空中の水の靈也。浮き昇る也、動也、生也、暗也。
ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。
シ・・・昇る水の靈也。始也、終也、死也、己也、幸也、司也、育也、石也、出水也、印也、進也、繁也、為限(しきる)也。
キ・・・影の火の靈也。氣(いき)也、正中也、限也、生也、草也、貴也、来也、香也、土。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
ナ・・・火水の靈也。和也、女也、流也、下知也、正中の靈也、凝也、双也、頭也、無也、生也、鳴也、汝也、過去、現在、未来にわたる靈也、納也。
サ・・・昇る水の靈也。割別也、細也、小也、少也、短也、誘也、放也、去也。
ク・・・影の火の靈也。氣(いき)の降る也、与也、土也、黒也、香也、濁也。
タ・・・水中の火の靈也。タマ也、種也、大也、多也、連也、胎也、縦也、溜水也。
ケ・・・影の火の靈也。差別(けじめ)也 、正也、香也、器也、五穀也、家也、朝より暮に至る義也。
ハ・・・正火の靈也。地の方(けた)を宰る也、端也、角也、実也、初也、発也、出入息の両を宰る也、土也、髪也、広也、ワに唱うる時は◯の心をなす也。
ヤ・・・火水の靈也。文(あや)也、和也、沼也、家也、否也、水火の両を宰る也、反(うらはら)の義をなす也。
ス・・・水中の火の靈也。澄也、洲也、直也、鳥也、穴也、差別也、黒也、文(かざり)なき也、一(すいち)也、住也。
サ・・・昇る水の靈也。割別也、細也、小也、少也、短也、誘也、放也、去也。
ノ・・・水の靈也。回水也、如也、差別(けじめ)を宰る也、切也、割別也、◯也。
ヲ・・・水火の靈也。縦也、賤也、男也、終也、折也、居也、小也、少也、苧也、低也。
ウツ シキ カナ サク・・・生まれ連なる 印の土 分け和しさきわけ、天の火降りるによりて万物動し出す。
タケ ハヤス サノヲ・・・多くの差別(けじめ)火の力を持って物事を見分ける 開き文(アヤ)を與みスイチにする。(問題を解決する) さきわける差別(けじめ)をつけ、乱れたものを治める。
解説
生まれ連なる 印の土 分け和しさきわけ、天の火降りるによりて万物動し出す。
多くの差別(けじめ)火の力を持って物事を見分ける 開き文(アヤ)を與みスイチにする。(問題を解決する) さきわける差別(けじめ)をつけ、乱れたものを治める。
ツキ ヨミマ ミクラ タナ
ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。
キ・・・影の火の靈也。氣(いき)也、正中也、限也、生也、草也、貴也、来也、香也、土。
ヨ・・・水火の靈也。与也、女男の契也、淀也、齢也、下知也。
ミ・・・火中の水の靈也。潤水也、正中を宰る也、月の靈也、貴也、虫也、五穀也、渦巻也、暗也。
マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。
ミ・・・火中の水の靈也。潤水也、正中を宰る也、月の靈也、貴也、虫也、五穀也、渦巻也、暗也。
ク・・・影の火の靈也。氣(いき)の降る也、与也、土也、黒也、香也、濁也。
ラ・・・濁水の靈也。降也、涎也、唾也。
タ・・・水中の火の靈也。タマ也、種也、大也、多也、連也、胎也、縦也、溜水也。
ナ・・・火水の靈也。和也、女也、流也、下知也、正中の靈也、凝也、双也、頭也、無也、生也、鳴也、汝也、過去、現在、未来にわたる靈也、納也。
ツキ ヨミマ・・・ツキ反し、チ。剣、剣は人を殺害する器具ではなく、氣(イキ)連ねるために剣をもって平和にし、国家を安定させるもの。契りの正中を向かい合わせる。
ミクラ タナ・・・正中を與み降す 種を和す
解説
剣は人を殺害する器具ではなく、氣(イキ)連ねるために剣をもって平和にし、国家を安定させるもの。契りの正中を向かい合わせる。
正中を與み降す 種を和す
タ キリ ヒメ イチキ シマ サヨリ ヒメ
タ・・・水中の火の靈也。タマ也、種也、大也、多也、連也、胎也、縦也、溜水也。
キ・・・影の火の靈也。氣(いき)也、正中也、限也、生也、草也、貴也、来也、香也、土。
リ・・・濁水の靈也。息息(いい)の両也、人也、割別(さきわく)也、涎也、唾也。 ※リの法則・・・逆らわずして、共に循環する。 言霊秘書 p450
ヒ・・・正火の靈也。天を回る火の靈也、日也、出入息の本也、穴也、米也、非也、否也、氷也、語の下にイに云う時にこのヒを書く也。
メ・・・火中の水の靈也。潤水也、回也、芽也、正中を宰る也、女也、米也、海草也、馬也、群也、下知也。
イ・・・空中の水の靈也。出息也、命也。
チ・・・水中の火の靈也。胎内の火の靈也。血也、地中の火也、草也、剣也、風也、父の靈(たま)也、息の本也、五穀也、鳥の靈(たま)也、一也、年、月、日、時の靈(たま)也、隔限也。
キ・・・影の火の靈也。氣(いき)也、正中也、限也、生也、草也、貴也、来也、香也、土。
シ・・・昇る水の靈也。始也、終也、死也、己也、幸也、司也、育也、石也、出水也、印也、進也、繁也、為限(しきる)也。
マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。
サ・・・昇る水の靈也。割別也、細也、小也、少也、短也、誘也、放也、去也。
ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。
ヨ・・・水火の靈也。与也、女男の契也、淀也、齢也、下知也。
リ・・・濁水の靈也。息息(いい)の両也、人也、割別(さきわく)也、涎也、唾也。 ※リの法則・・・逆らわずして、共に循環する。 言霊秘書 p450
ヒ・・・正火の靈也。天を回る火の靈也、日也、出入息の本也、穴也、米也、非也、否也、氷也、語の下にイに云う時にこのヒを書く也。
メ・・・火中の水の靈也。潤水也、回也、芽也、正中を宰る也、女也、米也、海草也、馬也、群也、下知也。
タ キリ ヒメ ・・・大きい土を割き分ける正中をつかさどる女
イチキ シマ・・・ 命の氣(イキ)連ねるために剣をもって平和をもたらすことをつかさどる眼(マナコ)
サヨリ ヒメ・・・さきわけ契りを與む理(り)を備えたる正中をつかさどる女
解説
大きい土を割き分ける正中をつかさどる女
命の氣(イキ)連ねるために剣をもって平和をもたらすことをつかさどる眼(マナコ)
さきわけ契りを與む理(り)を備えたる正中をつかさどる女
47首の解説
カム ナカラ ウハツ ワタ ツミ ムラチ イツク
日月が旋回を繰り返し時は流れ
生まれ開き列なり 国土を正しく ツミ反し、チ。男が剣に依て氣(イキ)連なり、國を和平する。
暗きに降ろす剣の和平の契り 命列なり與む
【現代語訳】
時は流れ・・・
国土が生まれ男が剣(剣は人を殺害する器具ではなく、氣(イキ)連ねるための象徴)を持ち國を安寧に導く。何も取り決めのなかった世界に平和の象徴の剣をもって制定を結び命を連ねる。
ウハ ツツ ヲ アマ テラス
生まれ開き 列なりつづくが(男、終わる、万事のことに心配して息をアヤくむ)
天の眼(マナコ)火垂と水極を併せ持つ人降りスメル(ひとり昇る)
【現代語訳】
國を開き治める男は天の眼(火と水を併せ持つ中立)の人が降り立ちスメルとなる。スメルとは剣の象徴をもち国家を安寧へと導く者が住むこと。住める=スメル
ウツ シキ カナ サク タケ ハヤス サノヲ
生まれ連なる 印の土 分け和しさきわけ、天の火降りるによりて万物動し出す。
多くの差別(けじめ)火の力を持って物事を見分ける 開き文(アヤ)を與みスイチにする。(問題を解決する) さきわける差別(けじめ)をつけ、乱れたものを治める。
【現代語訳】
国境を各国に生み出し和やかに分け合うことを天より真の火を心に宿したる者によって世界の人々は動いた。(権力で強制や侵略ではなく中立、公平を持って分け合う)
多くの取り決めを真の火の力をもって物事を中立に見分け、制定を確立し問題を解決してゆく。混沌とした世界に取り決めを創り出し、乱れた世界を平和に治める。
ツキ ヨミマ ミクラ タナ
剣は人を殺害する器具ではなく、氣(イキ)連ねるために剣をもって平和にし、国家を安定させるもの。契りの正中を向かい合わせる。
正中を與み降す 種を和す
【現代語訳】
平和の象徴の剣をもって取り決めの折り合いのつく境界線を向かい合わせてゆく。
平等になるように指示を降し、争いの起きないようにその場を治める
タ キリ ヒメ イチキ シマ サヨリ ヒメ
大きい土を割き分ける正中をつかさどる女
命の氣(イキ)連ねるために剣をもって平和をもたらすことをつかさどる眼(マナコ)
さきわけ契りを與む理(り)を備えたる正中をつかさどる女
【現代語訳】
大きな国は男が剣をもって治め、その内のさらに細分化する境界線は平等をもって、女がつかさどる。争いが起きぬように平和の象徴である剣をもって中立平等の眼(まなこ)で、国土をさらに細分化し取り決めてゆく。それは差別なく信義を貫くことを備え、取り決めを執行する女性である。
あとがき
国家を治める平和の象徴をもった者は、差別なく、信義を貫き平和的に領土を分配した。火と水の中立を見極める眼をもち、国家に安寧を導く者。
それがスメルである。スメルとはそこの地に住める者であり、その地に平和をもたらすものである。平和とは公正、中立、信義を象徴とし、決して自己の権力を振りかざすことのない真の火をもつ者である。
はるか古代にはその地を治めるものはこういう信念のもと人々を導いていった。国家を治めるものは男で、さらに国家を細分化する際には女性がその役職についていた。やはり女性も公正、中立、信義を象徴とし見極める眼を持つ者がその役職に就いた。
いつからか人類はそれを権力と履き違え、平和の象徴である剣で人を殺してしまうという愚かな欲に眼がくらんだ生き物になってしまったのだろう。
国家を治めるもの、都道府県を治める者、町を治める者、村を治める者、家を治める者、組織を治める者、全ての治める者のあり方の手本がカタカムナにはある。
治める者とは権力ではなく、中立であり公正であり、偽ったり欺いたりせずに約束を守り、相手に対する務めを果たす者こそ人々を平和へと導くものだ。幼稚園児の方がわかっていることを永い時間人類は忘れてしまっているのではないだろうか?