カタカムナ80首

カタカムナ72首を読み解く 『メシア』降臨

カタカムナ72首を読み解く

中心図象ヤタノカカミ 発生原理

『火水の教え』を説くもの

ソレ マ アマ ウツシ   アウ ホコ アメ オホ

ソ・・・火水の靈也。形の無也、遅也、揃也、塩也、白也、底也、背也、始也、山也、磯也、所也。

レ・・・濁水の靈也。涎也、唾也。

マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。

ア・・・空中の水の靈也。無にして有也。五十連の総名也、天也、海也、吾也、自然(おのつから)也、◯也。

マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。

ウ・・・空中の水の靈也。浮き昇る也、動也、生也、暗也。

ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。

シ・・・昇る水の靈也。始也、終也、死也、己也、幸也、司也、育也、石也、出水也、印也、進也、繁也、為限(しきる)也。

ア・・・空中の水の靈也。無にして有也。五十連の総名也、天也、海也、吾也、自然(おのつから)也、◯也。

ウ・・・空中の水の靈也。浮き昇る也、動也、生也、暗也。

ホ・・・正火の靈也。母也、火浮(ほのめく)也、尖也、天地万物の初也、陰門也、臍(へそ)也、袋也、ヽ(ほし)也。

コ・・・影の火の靈也。男也、女也、総ての人の靈也、凝也、器也、囲也、処也、細也、香也、小也。

ア・・・空中の水の靈也。無にして有也。五十連の総名也、天也、海也、吾也、自然(おのつから)也、◯也。

メ・・・火中の水の靈也。潤水也、回也、芽也、正中を宰る也、女也、米也、海草也、馬也、群也、下知也。

オ・・・空中の水の靈也。起也、貴也、高也、於(うへ)也。

ホ・・・正火の靈也。母也、火浮(ほのめく)也、尖也、天地万物の初也、陰門也、臍(へそ)也、袋也、ヽ(ほし)也。

ソレ マ アマ ウツシ・・・はじめはじめに 其の人を顧みて明らかに知ること(過ぎ去ってしまった物事や人に対して思いを馳せる)天地自他ともに向かい合い 睦み結びて続き水より水に入るの理

アウ ホコ アメ オホ・・・水氣、続き搦み生まれる ゝ凝るなり男根 常にめぐる 灵を氣(イキ)搦み 子宮にヲサマルゝを、開き開き産出する

 

解説

はじめはじめに 其の人を顧みて明らかに知ること(過ぎ去ってしまった物事や人に対して思いを馳せる)天地自他ともに向かい合い 睦み結びて続き水より水に入るの理

水氣、続き搦み生まれる ゝ凝るなり男根 常にめぐる 灵を氣(イキ)搦み 子宮にヲサマルゝを、開き開き産出する

 

カム ナカラ アメノ ハシ マリ

カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。

ム・・・水中の水の靈也。潤水也。無也、空也、息の終也、暗也、結也、睦也、渦巻也、黒也。

ナ・・・火水の靈也。和也、女也、流也、下知也、正中の靈也、凝也、双也、頭也、無也、生也、鳴也、汝也、過去、現在、未来にわたる靈也、納也。

カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。

ラ・・・濁水の靈也。降也、涎也、唾也。

ア・・・空中の水の靈也。無にして有也。五十連の総名也、天也、海也、吾也、自然(おのつから)也、◯也。

メ・・・火中の水の靈也。潤水也、回也、芽也、正中を宰る也、女也、米也、海草也、馬也、群也、下知也。

ノ・・・水の靈也。回水也、如也、差別(けじめ)を宰る也、切也、割別也、◯也。

ハ・・・正火の靈也。地の方(けた)を宰る也、端也、角也、実也、初也、発也、出入息の両を宰る也、土也、髪也、広也、ワに唱うる時は◯の心をなす也。

シ・・・昇る水の靈也。始也、終也、死也、己也、幸也、司也、育也、石也、出水也、印也、進也、繁也、為限(しきる)也。

マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。

リ・・・濁水の靈也。息息(いい)の両也、人也、割別(さきわく)也、涎也、唾也。 ※リの法則・・・逆らわずして、共に循環する。 言霊秘書 p450

カム ナカラ・・・輝き輝く物を確かに見分け、朧なく 一つに睦む 過去にして善に習い和らぐものは、必ず現在善に習い和らぎ睦む故に、未来又然り 陽の昇相(すがた)火、水に與みて、たまをなして降る。

アメノ ハシ マリ・・・円満にて欠けることなきときは、諸々の物を解きて、解かざることなし ついに吹き開いて出て芽かひを開くの初め 天の息を回り開いて、万物を割別け、生せしむる  永き世回りて、尽きること無き 火と水と和らき與みて、火水のいきのリを能(よ)く行う者

 

解説

輝き輝く物を確かに見分け、朧なく 一つに睦む 過去にして善に習い和らぐものは、必ず現在善に習い和らぎ睦む故に、未来又然り 陽の昇相(すがた)火、水に與みて、たまをなして降る。

円満にて欠けることなきときは、諸々の物を解きて、解かざることなし ついに吹き開いて出て芽かひを開くの初め 天の息を回り開いて、万物を割別け、生せしむる  永き世回りて、尽きること無き 火と水と和らき與みて、火水のいきのリを能(よ)く行う者

 

 

ココロ ワク ヤマ コフ ワケ ヒトミ トリ

コ・・・影の火の靈也。男也、女也、総ての人の靈也、凝也、器也、囲也、処也、細也、香也、小也。

コ・・・影の火の靈也。男也、女也、総ての人の靈也、凝也、器也、囲也、処也、細也、香也、小也。

ロ・・・濁水の靈也。大濁の塊也 、ラリルレの四音はこの一音に凝塊也。故にこの四音に代りてなすことある也。

ワ・・・水火の靈也。国土也、水火水(しほみず)也、水の◯(わ)也、万物の形を宰る也。

ク・・・影の火の靈也。氣(いき)の降る也、与也、土也、黒也、香也、濁也。

ヤ・・・火水の靈也。文(あや)也、和也、沼也、家也、否也、水火の両を宰る也、反(うらはら)の義をなす也。

マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。

コ・・・影の火の靈也。男也、女也、総ての人の靈也、凝也、器也、囲也、処也、細也、香也、小也。

フ・・・正火の靈也。火水の両を宰る也、経(ふる)也、含也、太也、吹也、覆也、語の下にウにひびくものはこのフに移りて書く也。

ワ・・・水火の靈也。国土也、水火水(しほみず)也、水の◯(わ)也、万物の形を宰る也。

ケ・・・影の火の靈也。差別(けじめ)也 、正也、香也、器也、五穀也、家也、朝より暮に至る義也。

ヒ・・・正火の靈也。天を回る火の靈也、日也、出入息の本也、穴也、米也、非也、否也、氷也、語の下にイに云う時にこのヒを書く也。

ト・・・男也、轟也、解也、飛也、基也、人也、与也、止め也、昇也、速也、前也、所也。

ミ・・・火中の水の靈也。潤水也、正中を宰る也、月の靈也、貴也、虫也、五穀也、渦巻也、暗也。

ト・・・男也、轟也、解也、飛也、基也、人也、与也、止め也、昇也、速也、前也、所也。

リ・・・濁水の靈也。息息(いい)の両也、人也、割別(さきわく)也、涎也、唾也。 ※リの法則・・・逆らわずして、共に循環する。 言霊秘書 p450

 

 

ココロ ワク ヤマ・・・人は水火の與むことにして、形をなす物は皆ひとにあらざるはなし。しかれとも、すぐれて凝りたる名を負わせて、人間をひとと云うことにはなりぬ。しかとしかと定め定めたるとき  日月星辰と顕るるときは、空水に火氣の交わるゆえ、今日にて天を云うはゝ、形をなして火水の灵なり。しかれとも、開発の始めは、天は空也。地は、その時より形をなす。ゆえに、地をつかさどるは、水火の灵と云て、空躰をつかさどる。天にはただ、空中の水灵あるなり。

コフ ワケ ヒトミ トリ・・・心が脹れ 万物の形をつかさどり、自他の差別なしに輝く火を働かせ、物を選び分け 形無き真の火を形に顕して、見せしめ 声を発して轟かせ万物の正中をつかさどる 火水を與む 火と水と和らき與みて、火水のいきのリを能(よ)く行う者

 

解説

人は魂とカラダの與むことにして、形をなす物は皆ひとでは無いはなし。

しかし、地位や名声や能力の高い人間をひとと云うことでもない。

念をおしてしっかりと、極めて見定めたとき、日月星辰と顕れるときは、何もないところに森羅万象の真理が交わるので、こんにちにて森羅万象の真理を表現するとゝ(ホチ)、具体的に形にしたものが『火水の教え』なり。

しかれとも、それを伝える、人々には虚しく伝わらず。

実在世界では、すでに常識が固まっているため。

ゆえに、実在世界をつかさどるのは、水火の精神を伝え、精神世界をつかさどる。

精神世界にはただ、無限の可能性があるなり。

 

心が脹れ 万物の形をつかさどり、自他の差別なしに輝く火を働かせ、物を選び分け 形無き真の火を形に顕して、見せしめ 声を発して轟かせ万物の正中をつかさどる 火水を與む 火と水と和らき與みて、火水のいきのリを能(よ)く行う者

 

 

 ムスヒメ ヒネ カム ナカラ

ム・・・水中の水の靈也。潤水也。無也、空也、息の終也、暗也、結也、睦也、渦巻也、黒也。

ス・・・水中の火の靈也。澄也、洲也、直也、鳥也、穴也、差別也、黒也、文(かざり)なき也、一(すいち)也、住也。

ヒ・・・正火の靈也。天を回る火の靈也、日也、出入息の本也、穴也、米也、非也、否也、氷也、語の下にイに云う時にこのヒを書く也。

メ・・・火中の水の靈也。潤水也、回也、芽也、正中を宰る也、女也、米也、海草也、馬也、群也、下知也。

ヒ・・・正火の靈也。天を回る火の靈也、日也、出入息の本也、穴也、米也、非也、否也、氷也、語の下にイに云う時にこのヒを書く也。

ネ・・・火水の靈也。水火の根也、母の靈也、土也、鎮也。

カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。

ム・・・水中の水の靈也。潤水也。無也、空也、息の終也、暗也、結也、睦也、渦巻也、黒也。

ナ・・・火水の靈也。和也、女也、流也、下知也、正中の靈也、凝也、双也、頭也、無也、生也、鳴也、汝也、過去、現在、未来にわたる靈也、納也。

カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。

ラ・・・濁水の靈也。降也、涎也、唾也。

 

ムス ヒメ ヒネ・・・一つに睦む 火中の水灵にして、火に水與みて、ス一に睦むの故に結ぶなり。 天之御中主のゝの、正火 根より芽かひを生し、その芽かひより花咲きみのる。その実もまた、即芽かひを生するの根となる。これ、基本に帰るを鎮まると云う。

カム ナカラ・・・輝き輝く物を確かに見分け、朧なく 一つに睦む 過去にして善に習い和らぐものは、必ず現在善に習い和らぎ睦む故に、未来又然り 陽の昇相(すがた)火、水に與みて、たまをなして降る。

 

解説

一つに睦む 火中の水灵にして、火に水與みて、ス一に睦むの故に結ぶなり。 天之御中主のゝの、正火 根より芽かひを生し、その芽かひより花咲きみのる。その実もまた、即芽かひを生するの根となる。これ、基本に帰るを鎮まると云う。

輝き輝く物を確かに見分け、朧なく 一つに睦む 過去にして善に習い和らぐものは、必ず現在善に習い和らぎ睦む故に、未来又然り 陽の昇相(すがた)火、水に與みて、たまをなして降る。

 

ウツシ タマ イキ コト サキ ワレメ

ウ・・・空中の水の靈也。浮き昇る也、動也、生也、暗也。

ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。

シ・・・昇る水の靈也。始也、終也、死也、己也、幸也、司也、育也、石也、出水也、印也、進也、繁也、為限(しきる)也。

タ・・・水中の火の靈也。タマ也、種也、大也、多也、連也、胎也、縦也、溜水也。

マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。

イ・・・空中の水の靈也。出息也、命也。

キ・・・影の火の靈也。氣(いき)也、正中也、限也、生也、草也、貴也、来也、香也、土。

コ・・・影の火の靈也。男也、女也、総ての人の靈也、凝也、器也、囲也、処也、細也、香也、小也。

ト・・・男也、轟也、解也、飛也、基也、人也、与也、止め也、昇也、速也、前也、所也。

サ・・・昇る水の靈也。割別也、細也、小也、少也、短也、誘也、放也、去也。

キ・・・影の火の靈也。氣(いき)也、正中也、限也、生也、草也、貴也、来也、香也、土。

ワ・・・水火の靈也。国土也、水火水(しほみず)也、水の◯(わ)也、万物の形を宰る也。

レ・・・濁水の靈也。涎也、唾也。

メ・・・火中の水の靈也。潤水也、回也、芽也、正中を宰る也、女也、米也、海草也、馬也、群也、下知也。

 

ウツシ タマ イキ・・・睦み結びて続き水より水に入るの理 火水連なり、円にまろがる 群がり與む 出る息は水の灵なれども、火の為に動かされて出る 形無、天地のいきより形現せる氣(イキ)なり

コト サキ ワレメ・・・水火の和(やわら)き凝る 必ず声を発して轟かせ 割分るるなれとも、揃うて乱れず 目前に甚だしく理を現す者 自他共に◯輪になり 火、水に與みて、たまをなして降りついに吹き開いて出る

 

解説

睦み結びて続き水より水に入るの理 火水連なり、円にまろがる 群がり與む 出る息は水の灵なれども、火の為に動かされて出る 形無、天地のいきより形現せる氣(イキ)なり

水火の和(やわら)き凝る 必ず声を発して轟かせ 割分るるなれとも、揃うて乱れず 目前に甚だしく理を現す者 自他共に◯輪になり 火、水に與みて、たまをなして降りついに吹き開いて出る

 

72首の解説

ソレ マ アマ ウツシ   アウ ホコ アメ オホ

はじめはじめに 其の人を顧みて明らかに知ること(過ぎ去ってしまった物事や人に対して思いを馳せる)天地自他ともに向かい合い 睦み結びて続き水より水に入るの理

水氣、続き搦み生まれる ゝ凝るなり男根 常にめぐる 灵を氣(イキ)搦み 子宮にヲサマルゝを、開き開き産出する

【現代語訳】

まずはじめに 其の人を心にとどめ考え、明らかに知る。

天地自他ともに向かい合い 睦み結びて続き、魂の中に魂が入る

魂の氣(イキ)が続き搦み生まれ ゝ(ホチ)が凝ることで男になる。 

常にめぐる灵が氣(イキ)に搦み 子宮におさまるゝ(ホチ)を、開き開き産出する。

カム ナカラ アメノ ハシ マリ

輝き輝く物を確かに見分け、朧なく 一つに睦む 過去にして善に習い和らぐものは、必ず現在善に習い和らぎ睦む故に、未来又然り 陽の昇相(すがた)火、水に與みて、たまをなして降る。

円満にて欠けることなきときは、諸々の物を解きて、解かざることなし ついに吹き開いて出て芽かひを開くの初め 天の息を回り開いて、万物を割別け、生せしむる  永き世回りて、尽きること無き 火と水と和らき與みて、火水のいきのリを能(よ)く行う者

【現代語訳】

輝き輝く物を確かに見分け、物の姿がかすんで、はっきりしないのではなく、 

一体となり睦む 過去から善を習い和らぐものは、必ず現在でも善に習い和らぎ睦むゆえに、未来も又しかり。 

日の昇る姿のように、火水の教えの心の火が、魂にくまれタマをなして降る。

円満に欠けることがないときは、あらゆる出来事や困難を解きて、解けないことはない。 

ついに吹き開いて出て芽かひを開くことがはじまる。 

天の息をめぐり開いて、時空を超えて、誕生する。  

永き世回りて、尽きること無き 火と水と和らき與みて、火水のいきの理(ことわり)を能(よ)く行う者。

ココロ ワク ヤマ コフ ワケ ヒトミ トリ

人は水火の與むことにして、形をなす物は皆ひとにあらざるはなし。しかれとも、すぐれて凝りたる名を負わせて、人間をひとと云うことにはなりぬ。しかとしかと定め定めたるとき  日月星辰と顕るるときは、空水に火氣の交わるゆえ、今日にて天を云うはゝ、形をなして火水の灵なり。しかれとも、開発の始めは、天は空也。地は、その時より形をなす。ゆえに、地をつかさどるは、水火の灵と云て、空躰をつかさどる。天にはただ、空中の水灵あるなり。

心が脹れ 万物の形をつかさどり、自他の差別なしに輝く火を働かせ、物を選び分け 形無き真の火を形に顕して、見せしめ 声を発して轟かせ万物の正中をつかさどる 火水を與む 火と水と和らき與みて、火水のいきのリを能(よ)く行う者

【現代語訳】

人というものは、魂とカラダの與むことで、形をなす物は必ずしも皆、ひとでは無いはなし。

さらに、地位や名誉や能力の高い人間をひとと云うのでもない。

念をおしてしっかりと、極めて見定めたとき、日月星辰と顕れる。

人々の空の心に森羅万象の理(ことわり)が交わるので、こんにちにて森羅万象の理(ことわり)を表現するとゝ(ホチ)、具体的に形にしたものが『火水の教え』なり。

しかれとも、それを伝えても、人々には虚(むな)しく伝わらず。

実在世界では、すでに常識や固定概念が凝り固まっているため。

ゆえに、実在世界をつかさどるのは、水火の精神を伝え、精神世界をつかさどる。

精神世界にはただ、無限の可能性があるなり。

心が脹れ 万物の形をつかさどり、自他の差別なしに輝く火を働かせ、物を選び分け 形無き真の火を形に顕して、見せしめ 声を発して轟かせ、万物の正中をつかさどる。 

火水を與み 火と水と和らき與みて、火水のいきの理を能(よ)く行う者

 ムスヒメ ヒネ カム ナカラ

一つに睦む 火中の水灵にして、火に水與みて、ス一に睦むの故に結ぶなり。 天之御中主のゝの、正火 根より芽かひを生し、その芽かひより花咲きみのる。その実もまた、即芽かひを生するの根となる。これ、基本に帰るを鎮まると云う。

輝き輝く物を確かに見分け、朧なく 一つに睦む 過去にして善に習い和らぐものは、必ず現在善に習い和らぎ睦む故に、未来又然り 陽の昇相(すがた)火、水に與みて、たまをなして降る。

【現代語訳】

人々の心を一つに睦むには 火中の水灵にして、物質主義に森羅万象の理(ことわり)である『火水の教え』を與みて、素直な心に睦むことで結ぶなり。 

天之御中主のゝの、正火は根より芽かひが生まれ、その芽かひより花が咲き実(ミ)のる。

その実(ミ)もまた、すなわち芽かひを生み出す根となる。

この原理を『基本に帰り鎮める』と云う。

輝き輝く物を確かに見分け、物の姿がかすまないように、一つに睦む。 

過去の出来事から善を習い和らぐものは、必ず現在も善に習い和らぎを睦むゆえに、未来も又しかり。 

陽(ひ)の昇る相(すがた)のように、太陽(火水の教え)が天空(人々の心)に與みて、たまをなして降る。

ウツシ タマ イキ コト サキ ワレメ

睦み結びて続き水より水に入るの理 火水連なり、円にまろがる 群がり與む 出る息は水の灵なれども、火の為に動かされて出る 形無、天地のいきより形現せる氣(イキ)なり

水火の和(やわら)き凝る 必ず声を発して轟かせ 割分るるなれとも、揃うて乱れず 目前に甚だしく理を現す者 自他共に◯輪になり 火、水に與みて、たまをなして降りついに吹き開いて出る

【現代語訳】

時空を超えて『火水の教え』を伝える者は輪廻を繰り返し、魂を繋げ、自ら生まれ変わる。 

『火水の教え』を説くものとそれを聴く者の心が連なり、円に丸く一つに固まり 人々が群がり集まる。 

申す言葉は吐く息に乗せ見取り図的な将来計画だが、心の火の為に動かされて出る は現象化を起こす。天地の水火(イキ)より現象化を起こす氣(イキ)なり。

『火水の教え』を伝える時には、必ず声を発して轟かせ、割分れるなれとも、寄り添い一貫して乱れず、目前に甚だしく(通常の度合いを極端に超え)理(ことわり)を現す者、自他共に◯輪になり火、水に與みて、たまをなして降りついに吹き開いて出る

あとがき

『火水の教え』を説く者は、其の人を顧みて明らかに見分けられる。それは幾たびも輪廻を繰り返してきた魂のこれまでの経緯までも。

そして、天地自他ともに向かい合い、睦み結びて続き魂の中に魂が入り融合する。

魂の氣(イキ)が一つになり生まれるものは ゝ(ホチ)が凝ることで男となる。 

常にめぐる灵が氣(イキ)に搦み 子宮におさまるゝ(ホチ)を、開き開き産出する。

猿田彦とは天之御中主のめぐりの輪から、転生を繰り返し衆生を導いていた者を総じて呼ばれていた。

その時代時代に出現し、『火水の教え』を説くものとして男として生まれ続けている。火水の理から、男の役目と女の役目がはっきりと明確にされている。永い歴史の中で、正中の『火水の教え』を解いていた者は皆男であり、その言葉は真の火の魂から吐き出された息に乗って人々の心を動かし、現象化を起こしていた。

72首では『メシア』の降臨とも思える読み解きとなった。

メシアとは、

火、水に與みて、たまをなして降り、ついに吹き開いて出る、芽かひを開くの初めなり。円満にて欠けることなきときは、諸々の物を解きて、解かざることなし。

つまり、『魂を転生させ降臨し、人々の心に芽を開かせ、円満に諸々の物を解く者』ということになる。

今まさに、渾沌の時代に『基本に帰り鎮めよ』と云う天之御中主からのメッセージが世界に轟き始めたのではないだろうか。

真の火によって動かされ吐く息に乗せられ出た言葉は、あらゆる計画を現象化を起こす原理を兼ね備えている。

物質主義で凝り固まった世界であるが精神世界にはただ、無限の可能性がある。カタカムナを言靈によって紐解いてゆく中でこれほどの強烈なメッセージが込められていた。

今、この世に出るべくして出された火水與(カミヨ)からの伝言はあらゆる世界を創造する力がある。過去から善を学びとった者は、現世でも善を理解し、未来でも然りとある。

現世で『火水の教え』に巡り合えたものは永い過ちの因果から解き放たれるチャンスを得たのではないだろうか。人類にもこうして局面を迎えた時に火水(カミ)が道を示している奇跡を私は目の当たりにした。

 

 

 

ABOUT ME
猿田彦
YouTube猿田彦TV運営 縄文カタカムナ文化塾を運営。 楢崎皐月、宇野多美恵からカタカムナを継承した天野成美のもとでカタカムナを深め、独自に言霊を研究。出口王任三郎、岡本天明も師事していた水穂伝、布斗麻邇御靈(フトマニノミタマ)、稲荷古伝を研究しカタカムナを言霊から独自の解読で読み解いている。
天岩戸神社 坤(ひつじさる)の金神 奉納会
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