カタカムナ31首を読み解く
中心図象ヤタノカカミ 発生原理
カタカムナと岩戸開
カタ カムナ オホ トノチ
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
タ・・・水中の火の靈也。タマ也、種也、大也、多也、連也、胎也、縦也、溜水也。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
ム・・・水中の水の靈也。潤水也。無也、空也、息の終也、暗也、結也、睦也、渦巻也、黒也。
ナ・・・火水の靈也。和也、女也、流也、下知也、正中の靈也、凝也、双也、頭也、無也、生也、鳴也、汝也、過去、現在、未来にわたる靈也、納也。
オ・・・空中の水の靈也。起也、貴也、高也、於(うへ)也。
ホ・・・正火の靈也。母也、火浮(ほのめく)也、尖也、天地万物の初也、陰門也、臍(ほ(へ)そ)也、袋也、ヽ(ほし)也。
ト・・・男也、轟也、解也、飛也、基也、人也、与也、止め也、昇也、速也、前也、所也。
ノ・・・水の靈也。回水也、如也、差別(けじめ)を宰る也、切也、割別也、◯也。
チ・・・水中の火の靈也。胎内の火の靈也。血也、地中の火也、草也、剣也、風也、父の靈(たま)也、息の本也、五穀也、鳥の靈(たま)也、一也、年、月、日、時の靈(たま)也、隔限也。
カタカムナ ・・・搦む靈(タマ)が搦み渦巻き和らき並ぶ。高皇産霊神、神皇産霊神がからまり天之御中主神となる。
オホ・・・反しオ。天地万物の起こり
トノチ・・・反しチ。天地も、元は氣(イキ)より開て、万物をなす。
解説
カタカムナは、天地万物の起こり、天地も、元は氣(イキ)より開て、万物をなしている。
カムミ ムスヒ イモ オホ トノへ
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
ム・・・水中の水の靈也。潤水也。無也、空也、息の終也、暗也、結也、睦也、渦巻也、黒也。
ミ・・・火中の水の靈也。潤水也、正中を宰る也、月の靈也、貴也、虫也、五穀也、渦巻也、暗也。
ム・・・水中の水の靈也。潤水也。無也、空也、息の終也、暗也、結也、睦也、渦巻也、黒也。
ス・・・水中の火の靈也。澄也、洲也、直也、鳥也、穴也、差別也、黒也、文(かざり)なき也、一(すいち)也、住也。
ヒ・・・正火の靈也。天を回る火の靈也、日也、出入息の本也、穴也、米也、非也、否也、氷也、語の下にイに云う時にこのヒを書く也。
イ・・・空中の水の靈也。出息也、命也。
モ・・・火中の水の靈也。潤水也 、舫(もやう)也、塊也、亦(また)也、者也、累(かさなる)也、与也。
オ・・・空中の水の靈也。起也、貴也、高也、於(うへ)也。
ホ・・・正火の靈也。母也、火浮(ほのめく)也、尖也、天地万物の初也、陰門也、臍(ほ(へ)そ)也、袋也、ヽ(ほし)也。
ト・・・男也、轟也、解也、飛也、基也、人也、与也、止め也、昇也、速也、前也、所也。
ノ・・・水の靈也。回水也、如也、差別(けじめ)を宰る也、切也、割別也、◯也。
へ・・・正火の靈也。膨也、隔也、経也、緯也。
カムミ・・・反し、キ。氣(イキ) 火水二つ與み塊されば、カタチをなす。
ムスヒ・・・反し、ミ。火水が渦巻き文(アヤ)わからぬように暗きになる。火は物を明らかに分ち、水は物を與み合す。
イモ・・・息(イキ)舫い
オホ・・・反しオ。天地万物の起こり
トノヘ・・・反しテ。天地の水氣(右)、火垂(左)より生まれるがゆえに人なり。天の水氣ばかりで、地の火垂なければ所生の縁かけて、人生にならない。また、地の火たりばかりで天の水氣なければ、能生の縁なくして生せず。
解説
火水二つ與み塊されば、カタチをなす。
火水が渦巻き文(アヤ)わからぬように暗きになる。火は物を明らかに分ち、水は物を與み合す。
息(イキ)舫い
天地万物の起こり
天地の水氣(右)、火垂(左)より生まれるがゆえに人なり。天の水氣ばかりで、地の火垂なければ所生の縁かけて、人生にならない。また、地の火たりばかりで天の水氣なければ、能生の縁なくして生せず。
マクミ ワク タマ イモ カラミ
マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。
ク・・・影の火の靈也。氣(いき)の降る也、与也、土也、黒也、香也、濁也。
ミ・・・火中の水の靈也。潤水也、正中を宰る也、月の靈也、貴也、虫也、五穀也、渦巻也、暗也。
ワ・・・水火の靈也。国土也、水火水(しほみず)也、水の◯(わ)也、万物の形を宰る也。
ク・・・影の火の靈也。氣(いき)の降る也、与也、土也、黒也、香也、濁也。
タ・・・水中の火の靈也。タマ也、種也、大也、多也、連也、胎也、縦也、溜水也。
マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。
イ・・・空中の水の靈也。出息也、命也。
モ・・・火中の水の靈也。潤水也 、舫(もやう)也、塊也、亦(また)也、者也、累(かさなる)也、与也。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
ラ・・・濁水の靈也。降也、涎也、唾也。
ミ・・・火中の水の靈也。潤水也、正中を宰る也、月の靈也、貴也、虫也、五穀也、渦巻也、暗也。
マクミ ・・・反し、ミ。水は天地はじまる一滴、その躰(たい)にして、万物の正中をつかさどる。
ワク・・・反し、ワ行のウ。渦巻き降る
タマ ・・・火水連なり、円にまろがる
イモ カラミ・・・息舫い、搦み與む
解説
水は天地はじまる一滴、その躰(たい)にして、万物の正中をつかさどる。
渦巻き降り、火水連なり、円にまろがり息舫い、搦み與む
マクミ トノヘシ カタ カムナ
マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。
ク・・・影の火の靈也。氣(いき)の降る也、与也、土也、黒也、香也、濁也。
ミ・・・火中の水の靈也。潤水也、正中を宰る也、月の靈也、貴也、虫也、五穀也、渦巻也、暗也。
ト・・・男也、轟也、解也、飛也、基也、人也、与也、止め也、昇也、速也、前也、所也。
ノ・・・水の靈也。回水也、如也、差別(けじめ)を宰る也、切也、割別也、◯也。
へ・・・正火の靈也。膨也、隔也、経也、緯也。
シ・・・昇る水の靈也。始也、終也、死也、己也、幸也、司也、育也、石也、出水也、印也、進也、繁也、為限(しきる)也。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
タ・・・水中の火の靈也。タマ也、種也、大也、多也、連也、胎也、縦也、溜水也。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
ム・・・水中の水の靈也。潤水也。無也、空也、息の終也、暗也、結也、睦也、渦巻也、黒也。
ナ・・・火水の靈也。和也、女也、流也、下知也、正中の靈也、凝也、双也、頭也、無也、生也、鳴也、汝也、過去、現在、未来にわたる靈也、納也。
マクミ ・・・反し、ミ。水は天地はじまる一滴、その躰(たい)にして、万物の正中をつかさどる。
トノヘシ・・・反しチ。天地の氣よりひらけ万物をなす。一物のゝ(ホチ)、水中の火。
カタカムナ ・・・カタカムナ
解説
水は天地はじまる一滴、その躰(たい)にして、万物の正中をつかさどる。
天地の氣よりひらけ万物をなす。一物のゝ(ホチ)、水中の火。
カタカムナ
サカキ メクリ ノ カム ヤタ マリ
サ・・・昇る水の靈也。割別也、細也、小也、少也、短也、誘也、放也、去也。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
キ・・・影の火の靈也。氣(いき)也、正中也、限也、生也、草也、貴也、来也、香也、土。
メ・・・火中の水の靈也。潤水也、回也、芽也、正中を宰る也、女也、米也、海草也、馬也、群也、下知也。
ク・・・影の火の靈也。氣(いき)の降る也、与也、土也、黒也、香也、濁也。
リ・・・濁水の靈也。息息(いい)の両也、人也、割別(さきわく)也、涎也、唾也。 ※リの法則・・・逆らわずして、共に循環する。 言霊秘書 p450
ノ・・・水の靈也。回水也、如也、差別(けじめ)を宰る也、切也、割別也、◯也。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
ム・・・水中の水の靈也。潤水也。無也、空也、息の終也、暗也、結也、睦也、渦巻也、黒也。
ヤ・・・火水の靈也。文(あや)也、和也、沼也、家也、否也、水火の両を宰る也、反(うらはら)の義をなす也。
タ・・・水中の火の靈也。タマ也、種也、大也、多也、連也、胎也、縦也、溜水也。
マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。
リ・・・濁水の靈也。息息(いい)の両也、人也、割別(さきわく)也、涎也、唾也。 ※リの法則・・・逆らわずして、共に循環する。 言霊秘書 p450
サカキ ・・・元は一つにして、進み昇れば割分(さきわか)れ、細かに分かち繁る。万物を育つ。
メクリ ノ ・・・天を回りて
カム ・・・搦み睦み
ヤタ・・・イハの反しヤ、トヒラの反しタ。すなわち、イハトヒラキなり。天岩戸開け給う時、御像(みかたち)は朝日の如く暉きて、暁に鳥の鳴くが如く、諸々の神達が声をあげて喜び給う。
マリ・・・反しミ。実(みのる)
解説
天を回りて、万物が育ち、搦み睦みてイハトヒラキとなり万物がみのる。
※イハトヒラキ・・・天岩戸開け給う時、御像(みかたち)は朝日の如く暉きて、暁に鳥の鳴くが如く、諸々の神達が声をあげて喜び給う。
オモ タル ヌシ シツ マリヌ クニ ヌシ
オ・・・空中の水の靈也。起也、貴也、高也、於(うへ)也。
モ・・・火中の水の靈也。潤水也、舫(もやう)也、塊也、亦(また)也、者也、累(かさなる)也、与也。
タ・・・水中の火の靈也。タマ也、種也、大也、多也、連也、胎也、縦也、溜水也。
ル・・・濁水の靈也。涎也、唾也。
ヌ・・・火水の靈也。黒也、暗也、終也、潤也、緯(ぬき)也、出入の息の間に位する◯也。
シ・・・昇る水の靈也。始也、終也、死也、己也、幸也、司也、育也、石也、出水也、印也、進也、繁也、為限(しきる)也。
シ・・・昇る水の靈也。始也、終也、死也、己也、幸也、司也、育也、石也、出水也、印也、進也、繁也、為限(しきる)也。
ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。
マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。
リ・・・濁水の靈也。息息(いい)の両也、人也、割別(さきわく)也、涎也、唾也。 ※リの法則・・・逆らわずして、共に循環する。 言霊秘書 p450
ヌ・・・火水の靈也。黒也、暗也、終也、潤也、緯(ぬき)也、出入の息の間に位する◯也。
ク・・・影の火の靈也。氣(いき)の降る也、与也、土也、黒也、香也、濁也。
ニ・・・火水の靈也。天地也 、日月也、水火んの凝也、丹(あかき)也、非也、従也。
ヌ・・・火水の靈也。黒也、暗也、終也、潤也、緯(ぬき)也、出入の息の間に位する◯也。
シ・・・昇る水の靈也。始也、終也、死也、己也、幸也、司也、育也、石也、出水也、印也、進也、繁也、為限(しきる)也。
オモ タル ヌシ・・・ 物が起きるは列なり與み万物を生み出す火、水中に與み入りて明らかになる。
シツ マリヌ・・・火水を動かすときは、水中にまづ火入れ動かす。そして火水與めば、火の為に水は散り、水の為に火は姿を隠し無になる。
クニ ヌシ・・・形なきものが天地のいきより形顕せる氣が万物を生み出す火、水中に與み入りて明らかになる。
解説
物が起きるは列なり與み万物を生み出す火、水中に與み入りて明らかになる。
火水を動かすときは、水中にまづ火入れ動かす。そして火水與めば、火の為に水は散り、水の為に火は姿を隠し無になる。
形なきものが天地のいきより形顕せる氣が万物を生み出す火、水中に與み入りて明らかになる。
31首の解説
カタ カムナ オホ トノチ
カタカムナとは、天地万物の起こりである、天地の元は氣(イキ)より開かれて、万物を創造している。
カムミ ムスヒ イモ オホ トノへ
火水が搦み睦み、一つに結ばれる。
呼吸の循環で天地万物を創造するものが、天地の水氣(右)、火垂(左)より生まれし人なり。
天の水氣(みぎ)ばかりで、地の火垂(ひだり)なければ所生(うみの親)の縁にかけて、人生れるにならない。また、地の火たりばかりで天の水氣なければ、能生(事物の生ずるその本になるもの)の縁なくして生れはしない。
マクミ ワク タマ イモ カラミ
水は万物創造の母、そこに一物のゝ(ホチ)、水中の火が與むことで天地の氣が働きがはじめ、万物創造の種が貴く搦みあい延びゆく。
マクミ トノヘシ カタ カムナ
水は万物創造の母、そこに一物のゝ(ホチ)、水中の火が與むことで天地の氣が開き、万物生み出される。これがすなわちカタカムナ
サカキ メクリ ノ カム ヤタ マリ
天を回りて、万物が育ち、搦み睦みてイハトヒラキとなり万物がみのる。
※イハトヒラキ・・・天岩戸開け給う時、御像(みかたち)は朝日の如く暉きて、暁に鳥の鳴くが如く、諸々の神達が声をあげて喜び給う。
オモ タル ヌシ シツ マリヌ クニ ヌシ
万物創生は火が水の中に與み入り、明らかになる。
火水を動かすときは、水中にまず火を入れ動かす。そして火水與めば、火の為に水は散り、水の為に火は姿を隠し無になる。
形なきものが天地のいきより、カタチ顕せる氣が万物を生み出す火、水中に與み入りて明らかになる。
解説
カタカムナとは、天地万物の起こりである、天地の元は氣(イキ)より開かれて、万物を創造している。
火水が搦み睦み、一つに結ばれる。
呼吸の循環で天地万物を創造するものが、天地の水氣(右)、火垂(左)より生まれし人なり。
天の水氣(みぎ)ばかりで、地の火垂(ひだり)なければ所生(うみの親)の縁にかけて、人生れるにならない。また、地の火たりばかりで天の水氣なければ、能生(事物の生ずるその本になるもの)の縁なくして生れはしない。
水は万物創造の母、そこに一物のゝ(ホチ)、水中の火が與むことで天地の氣が働きがはじめ、万物創造の種が貴く搦みあい延びゆく。
水は万物創造の母、そこに一物のゝ(ホチ)、水中の火が與むことで天地の氣が開き、万物生み出される。これがすなわちカタカムナ。
天を回りて、万物が育ち、搦み睦みてイハトヒラキとなり万物がみのる。
万物創生は火が水の中に與み入り、明らかになる。
火水を動かすときは、水中にまず火を入れ動かす。そして火水與めば、火の為に水は散り、水の為に火は姿を隠し無になる。
形なきものが天地のいきより、カタチ顕せる氣が万物を生み出す火、水中に與み入りて明らかになる。
カタカムナとはなんなのか?
31首ではカタカムナとは万物創造の仕組みのことを現している。
水の万物創造の母に一物のゝ(ホチ)火が與むことで天地の氣(イキ)がひらきすべてが生み出されている。これをイハトヒラキと云う。
これは、タカミムスヒ、カムミムスヒが搦み睦むことで氣が開き、アメノミナカヌシが誕生する造化三神の仕組みと同意語になる。
このイハトヒラキ、万物創造、こそカタカムナであると云うことが読み解けたのである。