カタカムナ40首を読み解く
中心図象ヤタノカカミ
カム ナカラ トヨ ウケ ヒメヌ イカ ツチ ヒヒキ
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
ム・・・水中の水の靈也。潤水也。無也、空也、息の終也、暗也、結也、睦也、渦巻也、黒也。
ナ・・・火水の靈也。和也、女也、流也、下知也、正中の靈也、凝也、双也、頭也、無也、生也、鳴也、汝也、過去、現在、未来にわたる靈也、納也。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
ラ・・・濁水の靈也。降也、涎也、唾也。
ト・・・男也、轟也、解也、飛也、基也、人也、与也、止め也、昇也、速也、前也、所也。
ヨ・・・水火の靈也。与也、女男の契也、淀也、齢也、下知也。
ウ・・・空中の水の靈也。浮き昇る也、動也、生也、暗也。
ケ・・・影の火の靈也。差別(けじめ)也 、正也、香也、器也、五穀也、家也、朝より暮に至る義也。
ヒ・・・正火の靈也。天を回る火の靈也、日也、出入息の本也、穴也、米也、非也、否也、氷也、語の下にイに云う時にこのヒを書く也。
メ・・・火中の水の靈也。潤水也、回也、芽也、正中を宰る也、女也、米也、海草也、馬也、群也、下知也。
ヌ・・・火水の靈也。黒也、暗也、終也、潤也、緯(ぬき)也、出入の息の間に位する◯也。
イ・・・空中の水の靈也。出息也、命也。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。
チ・・・水中の火の靈也。胎内の火の靈也。血也、地中の火也、草也、剣也、風也、父の靈(たま)也、息の本也、五穀也、鳥の靈(たま)也、一也、年、月、日、時の靈(たま)也、隔限也。
ヒ・・・正火の靈也。天を回る火の靈也、日也、出入息の本也、穴也、米也、非也、否也、氷也、語の下にイに云う時にこのヒを書く也。
メ・・・火中の水の靈也。潤水也、回也、芽也、正中を宰る也、女也、米也、海草也、馬也、群也、下知也。
ヌ・・・火水の靈也。黒也、暗也、終也、潤也、緯(ぬき)也、出入の息の間に位する◯也。
カム ナカラ ・・・日が昇り 日が地上に沈めば夜となり 日と地球は和み 日の用(はたら)きの影響は世界に様々な現象を引き起こす。
トヨ ウケ ヒメヌ・・・與み與みて 生まれ異なる 天之御中主の正火のゝ からめくりめくり吹き開いて出るメカヱは 火水與み舫い、文わからぬようになり
イカ ツチ ヒヒキ・・・日の為に動かされ別れ 列なり続け一より百千に及ぶ 天之御中主のゝと天之御中主のめぐりの輪◯の穴 の水火凝りて浮かび出るいき。
マノ ネ カタ カムナ イハ サク ネサク
マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。
ノ・・・水の靈也。回水也、如也、差別(けじめ)を宰る也、切也、割別也、◯也。
ネ・・・火水の靈也。水火の根也、母の靈也、土也、鎮也。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
タ・・・水中の火の靈也。タマ也、種也、大也、多也、連也、胎也、縦也、溜水也。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
ム・・・水中の水の靈也。潤水也。無也、空也、息の終也、暗也、結也、睦也、渦巻也、黒也。
ナ・・・火水の靈也。和也、女也、流也、下知也、正中の靈也、凝也、双也、頭也、無也、生也、鳴也、汝也、過去、現在、未来にわたる靈也、納也。
イ・・・空中の水の靈也。出息也、命也。
ハ・・・正火の靈也。地の方(けた)を宰る也、端也、角也、実也、初也、発也、出入息の両を宰る也、土也、髪也、広也、ワに唱うる時は◯の心をなす也。
サ・・・昇る水の靈也。割別也、細也、小也、少也、短也、誘也、放也、去也。
ク・・・影の火の靈也。氣(いき)の降る也、与也、土也、黒也、香也、濁也。
ネ・・・火水の靈也。水火の根也、母の靈也、土也、鎮也。
サ・・・昇る水の靈也。割別也、細也、小也、少也、短也、誘也、放也、去也。
ク・・・影の火の靈也。氣(いき)の降る也、与也、土也、黒也、香也、濁也。
マノ ネ ・・・天之御中主のゝと天之御中主のめぐりの輪◯の穴は向かい合い その二つ離れずして、又一つに搦み與み 万物を産出する本となり、天之御中主の神であり森羅万象の母也。
カタ カムナ・・・現象は躰より別れたる用(はたら)きの影 種子の一より百千をなし 物を分かち 火水與み究りて、その形を本源に隠し和す。
イハ サク ネサク・・・命を地上に開き始め 種々に割き分け 万物を生むはたらきをなす
天之御中主の神 森羅万象の母は 割き分け 万物を生むはたらきをなす
イハ ツツヲ マリ ツラ ネ
イ・・・空中の水の靈也。出息也、命也。
ハ・・・正火の靈也。地の方(けた)を宰る也、端也、角也、実也、初也、発也、出入息の両を宰る也、土也、髪也、広也、ワに唱うる時は◯の心をなす也。
ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。
ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。
ヲ・・・水火の靈也。縦也、賤也、男也、終也、折也、居也、小也、少也、苧也、低也。
マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。
リ・・・濁水の靈也。息息(いい)の両也、人也、割別(さきわく)也、涎也、唾也。 ※リの法則・・・逆らわずして、共に循環する。 言霊秘書 p450
ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。
ラ・・・濁水の靈也。降也、涎也、唾也。
ネ・・・火水の靈也。水火の根也、母の靈也、土也、鎮也。
イハ ツツヲ・・・命を地上に開き始め 列なり列なり続けるうちに 小さく少なくなってゆく
マリ ツラ ネ ・・・めぐりめくる循環し 列なり降らせる 万物を生する天之御中主
ミカヒ ハヤ ヒヌ
ミ・・・火中の水の靈也。潤水也、正中を宰る也、月の靈也、貴也、虫也、五穀也、渦巻也、暗也。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
ヒ・・・正火の靈也。天を回る火の靈也、日也、出入息の本也、穴也、米也、非也、否也、氷也、語の下にイに云う時にこのヒを書く也。
ハ・・・正火の靈也。地の方(けた)を宰る也、端也、角也、実也、初也、発也、出入息の両を宰る也、土也、髪也、広也、ワに唱うる時は◯の心をなす也。
ヤ・・・火水の靈也。文(あや)也、和也、沼也、家也、否也、水火の両を宰る也、反(うらはら)の義をなす也。
ヒ・・・正火の靈也。天を回る火の靈也、日也、出入息の本也、穴也、米也、非也、否也、氷也、語の下にイに云う時にこのヒを書く也。
ヌ・・・火水の靈也。黒也、暗也、終也、潤也、緯(ぬき)也、出入の息の間に位する◯也。
ミカヒ・・・そのゝの一滴 の躰より別れたる用(はたら)きの影が天を回る魂となり
ハヤ ヒヌ・・・地をつかさどり、この世に生を開く初めとなり あやなし円かに すべて穴より生して、穴の中に住す。死してまた、穴の中に入り天之御中主の根に舫て文(あや)分からぬようになる。
タケ イカ ツチ タケ フツ ノ ムスヒ
タ・・・水中の火の靈也。タマ也、種也、大也、多也、連也、胎也、縦也、溜水也。
ケ・・・影の火の靈也。差別(けじめ)也 、正也、香也、器也、五穀也、家也、朝より暮に至る義也。
イ・・・空中の水の靈也。出息也、命也。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。
チ・・・水中の火の靈也。胎内の火の靈也。血也、地中の火也、草也、剣也、風也、父の靈(たま)也、息の本也、五穀也、鳥の靈(たま)也、一也、年、月、日、時の靈(たま)也、隔限也。
タ・・・水中の火の靈也。タマ也、種也、大也、多也、連也、胎也、縦也、溜水也。
ケ・・・影の火の靈也。差別(けじめ)也 、正也、香也、器也、五穀也、家也、朝より暮に至る義也。
フ・・・正火の靈也。火水の両を宰る也、経(ふる)也、含也、太也、吹也、覆也、語の下にウにひびくものはこのフに移りて書く也。
ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。
ノ・・・水の靈也。回水也、如也、差別(けじめ)を宰る也、切也、割別也、◯也。
ム・・・水中の水の靈也。潤水也。無也、空也、息の終也、暗也、結也、睦也、渦巻也、黒也。
ス・・・水中の火の靈也。澄也、洲也、直也、鳥也、穴也、差別也、黒也、文(かざり)なき也、一(すいち)也、住也。
ヒ・・・正火の靈也。天を回る火の靈也、日也、出入息の本也、穴也、米也、非也、否也、氷也、語の下にイに云う時にこのヒを書く也。
タケ イカ ツチ ・・・タマシイは異なる 命を搦み 生み出した
タケ フツ ノ ムスヒ・・・タマシイは異なる 脹れ連なる 回る水を 火に水與みて、スイチに睦む
40首の解説
カム ナカラ ・・・
この世の人は、これ正き躰に非ず。人は用(はたらき)なるが故に、輝く火の灵(神)の影であり、水(人)は、火(神)の中に凝るなり。
神の世と人の世は表裏一体にて 神の用(はたらき)の影響は人に様々な現象を引き起こす。
トヨ ウケ ヒメヌ・・・神と人が與みくむ世の中は 生まれは異なるが どちらとも天之御中主の正火のゝ から吹き開いて出たメカヱ也。 神と人は舫いくみ、一体となる。
イカ ツチ ヒヒキ・・・この世の動きは、神の世の為に動かされ顕現し ゆえに 天の神の火 人に降るに依りて、万物を動かし出し 神と人の水火凝りてこの世の動きに投影させる。
マノ ネ ・・・神の世と人の世は向かい合い その二つ離れずして、又一つに搦み與み 万物を産出する本(モト)となり、森羅万象の創造主となる。
カタ カムナ・・・形無きの火(形なき神)、水(肉体のある人)に搦むが故に、この世に動きを興し 万物の種子をつかさどり、一は百千の数をなし 火(神)水(人)與み究りて、輝く火の灵(神のはたらき)の影であり、水(人)は、火(神のはたらき)の中に凝り表裏一体と連動する。
イハ サク ネサク・・・この世の動きは、神の世の為に動かされ顕現し 地上に反映し 種々に割き分かれ 火(神)の用(はたらき)にして、必ず水(人)に與む。
天之御中主神の万物の創造主は 割き分かれ 万物を生むはたらきをなす
イハ ツツヲ・・・この世の動きは、神の世の為に動かされ顕現し 地上に反映し 列なり 潜まりより現れ 人の世が末期に至ると、枝葉枯れてちりじりに乱れる也。
マリ ツラ ネ ・・・神と人は仕切りしきりと向かい対し 人の行い正しからざるようになる時は、天地の理にかなわず 信義を失えば、鳥獣に同じくして、人に非る。
神界の動きにより人の世は渦巻き 人はもと澄めるものなれども、人が地上の物質と交わるゆえに、人の澄めるを失い濁る。
根は息の根にして、物を生むがゆえに、その生まれたる万物、また本(モト)の根に入る。これを鎮まるという。
水火(イキ)の根にして、神の灵、人の灵にかつときは、うかみおこり、ついに人の魂は本(モト)に返される。
魂は天之御中主より出て、また天之御中主にかえると云う。出るも入るも、皆根なり。ゆえに、おこらしむるも根なり。又、鎮めるも根なり。
ミカヒ・・・神の火、人の水と連なり、結び、凝りて、秀でるなり。形なきの神の火、人に搦むがゆえに、この世を動かす その空躰たる真の火の神、万物を興し、動かし、はたらきの用を備えるゆえに、これ無にして有なり。
ハヤ ヒヌ・・・世開けの芽かひを開くの初め 神と人あやなし 神人合一天之御中主のゝとなり 與み塊まりて、あや分からぬ也。
タケ イカ ツチ ・・・神が人に宿り 正火(神)は躰にして、輝くものにあらず。輝く火は用(はたらき)にして、火(神)の影也。その火の影(神の働き)は、人を選び分けるはたらき有。燈火の光の、物を見分けるが如し。
人の行いは、神の為に動かされ顕現し ゆえに 天の神の火 降るに依りて、万物を動かし出す。
タケ フツ ノ ムスヒ・・・神が人に宿り 人は正き行いを知り 開くべき理を開き列なり続け 離れずに神の器となり また一つに搦み與み結ばれる。