カタカムナ79首を読み解く
中心図象 ヤタノカカミ
森羅万象の理の教え
オホ ワタ マリ イムナ
オ・・・空中の水の靈也。起也、貴也、高也、於(うへ)也。
ホ・・・正火の靈也。母也、火浮(ほのめく)也、尖也、天地万物の初也、陰門也、臍(へそ)也、袋也、ヽ(ほし)也。
ワ・・・水火の靈也。国土也、水火水(しほみず)也、水の◯(わ)也、万物の形を宰る也。
タ・・・水中の火の靈也。タマ也、種也、大也、多也、連也、胎也、縦也、溜水也。
マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。
リ・・・濁水の靈也。息息(いい)の両也、人也、割別(さきわく)也、涎也、唾也。 ※リの法則・・・逆らわずして、共に循環する。 言霊秘書 p450
イ・・・空中の水の靈也。出息也、命也。
ム・・・水中の水の靈也。潤水也。無也、空也、息の終也、暗也、結也、睦也、渦巻也、黒也。
ナ・・・火水の靈也。和也、女也、流也、下知也、正中の靈也、凝也、双也、頭也、無也、生也、鳴也、汝也、過去、現在、未来にわたる靈也、納也。
オホ ワタ・・・和合、和らぎくみ合い 万物を出し入れする 天が地に交わり地に万物の形をつかさどる◯ワが起こる。人、及び一切の鳥獣までも、形をなす始めは、水の◯の一滴から始まる。天に顕れ、地によりて形をなす也。 今、天地と開け、万物と広がるも、基本は伊奘諾、伊弉冊の二柱の火水(カミ)與玉へる、一滴のタマより生じる。一滴の灵、割分かれて天地万物となり、子々孫々となりて、永世尽きることなし。
マリ イムナ・・・よくそのことに睦み搦みて、怠ることなく守り、逆らわずして共に循環し 命を睦み 和らぎ並び、よく睦むこと。一度仏と和わぎ、並びこり睦む者は、過去に並びて凝り睦み、ついに仏果を得る也。
解説
和合、和らぎくみ合い 万物を出し入れする 天が地に交わり地に万物の形をつかさどる◯ワが起こる。人、及び一切の鳥獣までも、形をなす始めは、水の◯の一滴から始まる。天に顕れ、地によりて形をなす也。 今、天地と開け、万物と広がるも、基本は伊奘諾、伊弉冊の二柱の火水(カミ)與玉へる、一滴のタマより生じる。一滴の灵、割分かれて天地万物となり、子々孫々となりて、永世尽きることなし。
よくそのことに睦み搦みて、怠ることなく守り、逆らわずして共に循環し 命を睦み 和らぎ並び、よく睦むこと。一度仏と和わぎ、並びこり睦む者は、過去に並びて凝り睦み、ついに仏果を得る也。
カム ナカラ カム アマ ヒト タマ
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
ム・・・水中の水の靈也。潤水也。無也、空也、息の終也、暗也、結也、睦也、渦巻也、黒也。
ナ・・・火水の靈也。和也、女也、流也、下知也、正中の靈也、凝也、双也、頭也、無也、生也、鳴也、汝也、過去、現在、未来にわたる靈也、納也。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
ラ・・・濁水の靈也。降也、涎也、唾也。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
ム・・・水中の水の靈也。潤水也。無也、空也、息の終也、暗也、結也、睦也、渦巻也、黒也。
ア・・・空中の水の靈也。無にして有也。五十連の総名也、天也、海也、吾也、自然(おのつから)也、◯也。
マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。
ヒ・・・正火の靈也。天を回る火の靈也、日也、出入息の本也、穴也、米也、非也、否也、氷也、語の下にイに云う時にこのヒを書く也。
ト・・・男也、轟也、解也、飛也、基也、人也、与也、止め也、昇也、速也、前也、所也。
タ・・・水中の火の靈也。タマ也、種也、大也、多也、連也、胎也、縦也、溜水也。
マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。
カム ナカラ ・・・輝き輝く物を確かに見分け、疑うことならずに 心を繋ぎ。 火水和し、和らぐときは正中をなす。 二つのもの與みて、手と手を合わせるが如し一つになり、形なす物は、必ず初め有り 火、水に與みてたまをなして降る。
カム アマ ヒト タマ ・・・搦み睦み 円満に欠けること無く 仏神に睦み搦み 天之御中主のゝの火 を心に留め 灵と灵と契り合はし、向かい合う。
子曰、巧言令色鮮矣仁」(こうげんれいしょくすくなしじん) ことば巧みで表情をとりつくろっている人は、かえって仁の心が欠けているものだ。 向き合い影を見る、相(すがた)見の鏡なり。
解説
輝き輝く物を確かに見分け、疑うことならずに 心を繋ぎ。 火水和し、和らぐときは正中をなす。 二つのもの與みて、手と手を合わせるが如し一つになり、形なす物は、必ず初め有り 火、水に與みてたまをなして降る。
搦み睦み 円満に欠けること無く 仏神に睦み搦み 天之御中主のゝの火 を心に留め 灵と灵と契り合はし、向かい合う。
子曰、巧言令色鮮矣仁」(こうげんれいしょくすくなしじん) ことば巧みで表情をとりつくろっている人は、かえって仁の心が欠けているものだ。 向き合い影を見る、相(すがた)見の鏡なり。
カム マリ ハヒ タマ ハヒ オキナ
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
ム・・・水中の水の靈也。潤水也。無也、空也、息の終也、暗也、結也、睦也、渦巻也、黒也。
マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。
リ・・・濁水の靈也。息息(いい)の両也、人也、割別(さきわく)也、涎也、唾也。 ※リの法則・・・逆らわずして、共に循環する。 言霊秘書 p450
ハ・・・正火の靈也。地の方(けた)を宰る也、端也、角也、実也、初也、発也、出入息の両を宰る也、土也、髪也、広也、ワに唱うる時は◯の心をなす也。
ヒ・・・正火の靈也。天を回る火の靈也、日也、出入息の本也、穴也、米也、非也、否也、氷也、語の下にイに云う時にこのヒを書く也。
タ・・・水中の火の靈也。タマ也、種也、大也、多也、連也、胎也、縦也、溜水也。
マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。
ハ・・・正火の靈也。地の方(けた)を宰る也、端也、角也、実也、初也、発也、出入息の両を宰る也、土也、髪也、広也、ワに唱うる時は◯の心をなす也。
ヒ・・・正火の靈也。天を回る火の靈也、日也、出入息の本也、穴也、米也、非也、否也、氷也、語の下にイに云う時にこのヒを書く也。
オ・・・空中の水の靈也。起也、貴也、高也、於(うへ)也。
キ・・・影の火の靈也。氣(いき)也、正中也、限也、生也、草也、貴也、来也、香也、土。
ナ・・・火水の靈也。和也、女也、流也、下知也、正中の靈也、凝也、双也、頭也、無也、生也、鳴也、汝也、過去、現在、未来にわたる靈也、納也。
カム マリ ハヒ タマ・・・搦み睦み よくそのことに睦み搦みて、怠ることなく守り、逆らわずして共に循環し △にならず◯和の心を以て放ち開く ◯ワの正中によりて 灵と灵と契り合はし、向かい合う。
ハヒ オキナ・・・キレイキレイの◯ワの正中によりて 和らぎくみあい 神灵の有るとあらざるとをよく知り 過去に善を習い和らく者は、必ず現在も善に並び和らぎ、未来もまた然り。
解説
搦み睦み よくそのことに睦み搦みて、怠ることなく守り、逆らわずして共に循環し △にならず◯和の心を以て放ち開く ◯ワの正中によりて 灵と灵と契り合はし、向かい合う。
キレイキレイの◯ワの正中によりて 和らぎくみあい 神灵の有るとあらざるとをよく知り 過去に善を習い和らく者は、必ず現在も善に並び和らぎ、未来もまた然り。
サキ ミチ カム ミチ カム ナカラ
サ・・・昇る水の靈也。割別也、細也、小也、少也、短也、誘也、放也、去也。
キ・・・影の火の靈也。氣(いき)也、正中也、限也、生也、草也、貴也、来也、香也、土。
ミ・・・火中の水の靈也。潤水也、正中を宰る也、月の靈也、貴也、虫也、五穀也、渦巻也、暗也。
チ・・・水中の火の靈也。胎内の火の靈也。血也、地中の火也、草也、剣也、風也、父の靈(たま)也、息の本也、五穀也、鳥の靈(たま)也、一也、年、月、日、時の靈(たま)也、隔限也。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
ム・・・水中の水の靈也。潤水也。無也、空也、息の終也、暗也、結也、睦也、渦巻也、黒也。
ミ・・・火中の水の靈也。潤水也、正中を宰る也、月の靈也、貴也、虫也、五穀也、渦巻也、暗也。
チ・・・水中の火の靈也。胎内の火の靈也。血也、地中の火也、草也、剣也、風也、父の靈(たま)也、息の本也、五穀也、鳥の靈(たま)也、一也、年、月、日、時の靈(たま)也、隔限也。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
ム・・・水中の水の靈也。潤水也。無也、空也、息の終也、暗也、結也、睦也、渦巻也、黒也。
ナ・・・火水の靈也。和也、女也、流也、下知也、正中の靈也、凝也、双也、頭也、無也、生也、鳴也、汝也、過去、現在、未来にわたる靈也、納也。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
ラ・・・濁水の靈也。降也、涎也、唾也。
サキ ミチ カム ミチ・・・割別るるなれども、揃うて乱れず 偏らず真中に 正中をつかさどり 師の跡に順じて、習い行い、一より百千の数を寄る。
輝き輝く物を確かに見分け、疑うことならずに 心を繋ぎ 偏らず真中に 正中をつかさどり 師の跡に順じて、習い行い、一より百千の数を寄る。
カム ナカラ・・・輝き輝く物を確かに見分け、疑うことならずに 心を繋ぎ。 火水和し、和らぐときは正中をなす。 二つのもの與みて、手と手を合わせるが如し一つになり、形なす物は、必ず初め有り 火、水に與みてたまをなして降る。
解説
割別るるなれども、揃うて乱れず 偏らず真中に 正中をつかさどり 師の跡に順じて、習い行い、一より百千の数を寄る。
輝き輝く物を確かに見分け、疑うことならずに 心を繋ぎ 偏らず真中に 正中をつかさどり 師の跡に順じて、習い行い、一より百千の数を寄る。
輝き輝く物を確かに見分け、疑うことならずに 心を繋ぎ。 火水和し、和らぐときは正中をなす。 二つのもの與みて、手と手を合わせるが如し一つになり、形なす物は、必ず初め有り 火、水に與みてたまをなして降る。
マノ スへオキ アマツ イマ
マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。
ノ・・・水の靈也。回水也、如也、差別(けじめ)を宰る也、切也、割別也、◯也。
ス・・・水中の火の靈也。澄也、洲也、直也、鳥也、穴也、差別也、黒也、文(かざり)なき也、一(すいち)也、住也。
へ・・・正火の靈也。膨也、隔也、経也、緯也。
オ・・・空中の水の靈也。起也、貴也、高也、於(うへ)也。
キ・・・影の火の靈也。氣(いき)也、正中也、限也、生也、草也、貴也、来也、香也、土。
ア・・・空中の水の靈也。無にして有也。五十連の総名也、天也、海也、吾也、自然(おのつから)也、◯也。
マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。
ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。
イ・・・空中の水の靈也。出息也、命也。
マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。
マノ スヘ オキ・・・向かうときは、必ず相対し、水火を動かすときは、水中に先ず火入されば動かず、うちの火、外の水に與みて、内の火いよいよ盛んになりて、芽さしをふかんとする。 起こる物は浮かび、脹れ 火水二つ與み塊されば、形をなす。
アマツ イマ・・・ 此身、即ち 小天地にして、万物を治めて、死ぬことなし めぐりめくり続き、放たれずして、然も長く列なり 天地の息を永き世回りて、尽きること無き。
解説
向かうときは、必ず相対し、水火を動かすときは、水中に先ず火入されば動かず、うちの火、外の水に與みて、内の火いよいよ盛んになりて、芽さしをふかんとする。 起こる物は浮かび、脹れ 火水二つ與み塊されば、形をなす。
此身、即ち 小天地にして、万物を治めて、死ぬことなし めぐりめくり続き、放たれずして、然も長く列なり 天地の息を永き世回りて、尽きること無き。
ウミ ヒト ウツシ
ウ・・・空中の水の靈也。浮き昇る也、動也、生也、暗也。
ミ・・・火中の水の靈也。潤水也、正中を宰る也、月の靈也、貴也、虫也、五穀也、渦巻也、暗也。
ヒ・・・正火の靈也。天を回る火の靈也、日也、出入息の本也、穴也、米也、非也、否也、氷也、語の下にイに云う時にこのヒを書く也。
ト・・・男也、轟也、解也、飛也、基也、人也、与也、止め也、昇也、速也、前也、所也。
ウ・・・空中の水の靈也。浮き昇る也、動也、生也、暗也。
ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。
シ・・・昇る水の靈也。始也、終也、死也、己也、幸也、司也、育也、石也、出水也、印也、進也、繁也、為限(しきる)也。
ウミ ヒト ウツシ・・・浮回る真のゝ火 は空躰にして、有にして無也、無にして有也 人のここにとどまり 生れ生れ生れて生の始めに暗く 死に死に死んで死の終りに冥しを備える神秘なり。
解説
浮回る真のゝ火 は空躰にして、有にして無也、無にして有也 人のここにとどまり 生れ生れ生れて生の始めに暗く 死に死に死んで死の終りに冥しを備える神秘なり。
79首の解説
オホ ワタ マリ イムナ
和合、和らぎくみ合い 万物を出し入れする 天が地に交わり地に万物の形をつかさどる◯ワが起こる。人、及び一切の鳥獣までも、形をなす始めは、水の◯の一滴から始まる。天に顕れ、地によりて形をなす也。 今、天地と開け、万物と広がるも、基本は伊奘諾、伊弉冊の二柱の火水(カミ)與玉へる、一滴のタマより生じる。一滴の灵、割分かれて天地万物となり、子々孫々となりて、永世尽きることなし。
よくそのことに睦み搦みて、怠ることなく守り、逆らわずして共に循環し 命を睦み 和らぎ並び、よく睦むこと。一度仏と和わぎ、並びこり睦む者は、過去に並びて凝り睦み、ついに仏果を得る也。
カム ナカラ カム アマ ヒト タマ
輝き輝く物を確かに見分け、疑うことならずに 心を繋ぎ。 火水和し、和らぐときは正中をなす。 二つのもの與みて、手と手を合わせるが如し一つになり、形なす物は、必ず初め有り 火、水に與みてたまをなして降る。
搦み睦み 円満に欠けること無く 仏神に睦み搦み 天之御中主のゝの火 を心に留め 灵と灵と契り合はし、向かい合う。
子曰、巧言令色鮮矣仁」(こうげんれいしょくすくなしじん) ことば巧みで表情をとりつくろっている人は、かえって仁の心が欠けているものだ。 向き合い影を見る、相(すがた)見の鏡なり。
カム マリ ハヒ タマ ハヒ オキナ
搦み睦み よくそのことに睦み搦みて、怠ることなく守り、逆らわずして共に循環し △にならず◯和の心を以て放ち開く ◯ワの正中によりて 灵と灵と契り合はし、向かい合う。
キレイキレイの◯ワの正中によりて 和らぎくみあい 神灵の有るとあらざるとをよく知り 過去に善を習い和らく者は、必ず現在も善に並び和らぎ、未来もまた然り。
サキ ミチ カム ミチ カム ナカラ
割別るるなれども、揃うて乱れず 偏らず真中に 正中をつかさどり 師の跡に順じて、習い行い、一より百千の数を寄る。
輝き輝く物を確かに見分け、疑うことならずに 心を繋ぎ 偏らず真中に 正中をつかさどり 師の跡に順じて、習い行い、一より百千の数を寄る。
輝き輝く物を確かに見分け、疑うことならずに 心を繋ぎ。 火水和し、和らぐときは正中をなす。 二つのもの與みて、手と手を合わせるが如し一つになり、形なす物は、必ず初め有り 火、水に與みてたまをなして降る。
マノ スへオキ アマツ イマ
向かうときは、必ず相対し、水火を動かすときは、水中に先ず火入されば動かず、うちの火、外の水に與みて、内の火いよいよ盛んになりて、芽さしをふかんとする。 起こる物は浮かび、脹れ 火水二つ與み塊されば、形をなす。
此身、即ち 小天地にして、万物を治めて、死ぬことなし めぐりめくり続き、放たれずして、然も長く列なり 天地の息を永き世回りて、尽きること無き。
ウミ ヒト ウツシ
浮回る真のゝ火 は空躰にして、有にして無也、無にして有也 人のここにとどまり 生れ生れ生れて生の始めに暗く 死に死に死んで死の終りに冥しを備える神秘なり。
現代語訳
オホ ワタ マリ イムナ
和らぎくみ合い 万物を出し入れする。
天が地に交わり地に万物の形をつかさどる◯ワが起こる。
人、及び一切の鳥獣までも、形をなす始めは、水の◯の一滴から始まる。
天に顕れ、地によりて形をなす也。
今、天地と開け、万物と広がるも、基本は伊奘諾、伊弉冊の二柱の火水(カミ)與玉へる、一滴のタマより生じる。
一滴の灵、割分かれて天地万物となり、子々孫々となりて、永世尽きることなし。
よくそのことに睦み搦みて、怠ることなく守り、逆らわずして共に循環し 命を睦み 和らぎ並び、よく睦むこと。
一度仏と和わぎ、並びこり睦む者は、過去に並びて凝り睦み、ついに仏果を得る也。
カム ナカラ カム アマ ヒト タマ
輝き輝く物を確かに見分け、疑うことならずに 心を繋ぐ。
火水を和し、和らぐときは正中をなす。
二つのもの與みて、手と手を合わせるが如し一つになり、形なす物は、必ず初め有り 火、水に與みてたまをなして降る。
搦み睦み 円満に欠けること無く 仏神に睦み搦み 天之御中主のゝの火 を心に止どめ 灵と灵と契り合し、向かい合う。
孔子がおっしゃることには、巧言令色鮮矣仁」(こうげんれいしょくすくなしじん) ことば巧みで表情をとりつくろっている人は、かえって仁の心が欠けているものだ。 向き合い影を見る、相(すがた)見の鏡なり。
カム マリ ハヒ タマ ハヒ オキナ
搦み睦み よくそのことに睦み搦みて、怠ることなく守り、逆らわずして共に循環し △にならず◯和の心を以て放ち開く
◯ワの正中によりて 灵と灵と契り合し、向かい合う。
キレイキレイの◯ワの正中によりて 和らぎくみあい 神灵の有るとあらざるとをよく知り 過去に善を習い和らく者は、必ず現在も善に並び和らぎ、未来もまた然り。
サキ ミチ カム ミチ カム ナカラ
派閥をつくらないように、揃うて乱れず 偏らずに 正中をつかさどり 師の跡に順じて、習い行い、一人のもとに百千人が集うこと。
輝き輝く物を確かに見分け、疑うことならずに 心を繋ぎ 偏らず真中に 正中をつかさどり 師の跡に順じて、習い行い、一人のもとに百千人が集うこと。
輝き輝く物を確かに見分け、疑うことならずに 心を繋ぐ。
火水和し、和らぐときは正中をなす。
二つのもの與みて、手と手を合わせるが如し一つになり、形なす物は、必ず初め有り 火、水に與みてたまをなして降る。
マノ スへオキ アマツ イマ
向かうときは、必ず相対し、水火を動かすときは、水中に先ず火入されば動かず、うちの火、外の水に與みて、内の火いよいよ盛んになりて、芽さしをふかんとする。
起こる物は浮かび、脹れ 火水二つ與み塊されば、形をなす。
この身、即ち 小天地(宇宙の相似象)にして、万物を治め、死ぬことなし。
めぐりめくり続き、放たれずして、然も長く列なり 天地の息を永き世回りて、尽きること無き。
ウミ ヒト ウツシ
浮回る真のゝ火 は空躰にして、有にして無也、無にして有也。
人にとどまり 生れ生れ生れて生の始めに暗く 死に死に死んで死の終りに冥しを備える神秘なり。
あとがき
真の火は生命の本也。それは空躰にして、有にして無也、無にして有也。火水の理の正中の道を進み、それを学ぶものは輝きを確かに見分け、派閥を作らずに心と心を一つに繋ぎ、一人の師を囲み輪になり集う。
解釈を独自に変えてしまうことで、咲く花が変化してしまう。正中を常に意識すると云うことは森羅万象の流れに寄り添うこと。
人は生まれたときには何もわからない暗き状態で生まれ、死ぬときにはまた冥くなるが、真の火は常に正中をつかさどっている。
過去から善を習い、現在でも善を行うことで、また未来でも善に生きるようになる。現世だけでの学びからでは到底浅く、森羅万象の理に到達することはできない。正中の道というのは宇宙創生からの理であり、永遠に変わることのないもので有る。決してその理を曲げて派閥を作らぬようにすること。森羅万象の理は唯一無二であり。即、天之御中主の真のゝこそが真理で有る。幾度生まれ、幾度死してもそれは不変であり、それこそが道で有る。
仏とはイとムである。
命を睦み 和らぎ並び、よく睦むこと。
一度仏と和わぎ、並びこり睦む者は、過去に並びて凝り睦み、ついに仏果を得る也。
輝き輝く物を確かに見分け、疑うことならずに 心を繋ぐ。