カタカムナ80首

カタカムナ55首を読み解く  火水の理 『イ ヤ シ ロ ノ ツ チ の法則』

カタカムナ55首を読み解く

中心図象ヤタノカカミ 発生原理

イ キ コ コ ロ  ナ カ ツ ミ シ ロ

イ・・・空中の水の靈也。出息也、命也。

キ・・・影の火の靈也。氣(いき)也、正中也、限也、生也、草也、貴也、来也、香也、土。

コ・・・影の火の靈也。男也、女也、総ての人の靈也、凝也、器也、囲也、処也、細也、香也、小也。

コ・・・影の火の靈也。男也、女也、総ての人の靈也、凝也、器也、囲也、処也、細也、香也、小也。

ロ・・・濁水の靈也。大濁の塊也 、ラリルレの四音はこの一音に凝塊也。故にこの四音に代りてなすことある也。

ナ・・・火水の靈也。和也、女也、流也、下知也、正中の靈也、凝也、双也、頭也、無也、生也、鳴也、汝也、過去、現在、未来にわたる靈也、納也。

カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。

ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。

ミ・・・火中の水の靈也。潤水也、正中を宰る也、月の靈也、貴也、虫也、五穀也、渦巻也、暗也。

シ・・・昇る水の靈也。始也、終也、死也、己也、幸也、司也、育也、石也、出水也、印也、進也、繁也、為限(しきる)也。

ロ・・・濁水の靈也。大濁の塊也 、ラリルレの四音はこの一音に凝塊也。故にこの四音に代りてなすことある也。

イキ ココロ ・・・ 命を顕す 真の火は降る濁水に引く息の火が凝り凝りて、輝き昇る ココロ

ナカ ツミ シロ・・・ おのれの息と、天地の息と、和らき並び與むより、声を出す。輝く火の音に影となり、列なり真の火に動かされて、水働きなして現象化を起こし與み塊る。 シロ與み塊ればクロとなる。

解説

命を顕す 真の火は降る濁水に引く息の火が凝り凝りて、輝き昇る ココロ

おのれの息と、天地の息と、和らき並び與むより、声を出す。輝く火の音に影となり、列なり真の火に動かされて、水働きなして現象化を起こし與み塊る。

 イ ツ ヲ ノ メ

イ・・・空中の水の靈也。出息也、命也。

ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。

ヲ・・・水火の靈也。縦也、賤也、男也、終也、折也、居也、小也、少也、苧也、低也。

ノ・・・水の靈也。回水也、如也、差別(けじめ)を宰る也、切也、割別也、◯也。

メ・・・火中の水の靈也。潤水也、回也、芽也、正中を宰る也、女也、米也、海草也、馬也、群也、下知也。

 

イツヲノメ・・・命列なる男と女

 

解説

命列なり男と女

 

 

シ キ ケ カ ク ツ チ  イ ヤ シ ロ ノ ツ チ

シ・・・昇る水の靈也。始也、終也、死也、己也、幸也、司也、育也、石也、出水也、印也、進也、繁也、為限(しきる)也。

キ・・・影の火の靈也。氣(いき)也、正中也、限也、生也、草也、貴也、来也、香也、土。

ケ・・・影の火の靈也。差別(けじめ)也 、正也、香也、器也、五穀也、家也、朝より暮に至る義也。

カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。

ク・・・影の火の靈也。氣(いき)の降る也、与也、土也、黒也、香也、濁也。

ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。

チ・・・水中の火の靈也。胎内の火の靈也。血也、地中の火也、草也、剣也、風也、父の靈(たま)也、息の本也、五穀也、鳥の靈(たま)也、一也、年、月、日、時の靈(たま)也、隔限也。

イ・・・空中の水の靈也。出息也、命也。

ヤ・・・火水の靈也。文(あや)也、和也、沼也、家也、否也、水火の両を宰る也、反(うらはら)の義をなす也。

シ・・・昇る水の靈也。始也、終也、死也、己也、幸也、司也、育也、石也、出水也、印也、進也、繁也、為限(しきる)也。

ロ・・・濁水の靈也。大濁の塊也 、ラリルレの四音はこの一音に凝塊也。故にこの四音に代りてなすことある也。

ノ・・・水の靈也。回水也、如也、差別(けじめ)を宰る也、切也、割別也、◯也。

ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。

チ・・・水中の火の靈也。胎内の火の靈也。血也、地中の火也、草也、剣也、風也、父の靈(たま)也、息の本也、五穀也、鳥の靈(たま)也、一也、年、月、日、時の靈(たま)也、隔限也。

シキケカクツチ・・・水始めをなすの法則を知らせ給う神秘なり。

万物の初めは皆水なり。

しかれとも、形なき所に形なさしむるは火也。

なさしむる物は形なし。なすは形あり。なす形よりいえば、水は始めなり。

混沌と形別らさる時は、いずれも水とも、火ともわかち難し。

しかし、天地と別れる中に、まず天先に成りて、地後になる。天は空水にして、このときは水、地は濁りて、この時は火。

その空水のアメは、土より先になる、この水は、火より先達つと知るべし。

形無き、天地のいきより形顕せる氣なりと知るべし。

正火は躰にして、輝く物に非ず。輝く火は働きにして、火の影なり。

その火の影は、物を選び分ける活用あり。

燈火の光の、物を見分けるごとし。

輝く火靈にして、輝きはこれ火の働きにして、正き火の躰は輝くものにあらず。

影は、これ正き躰にあらず。

働きなるが故に、輝く火の靈の、カの音に影なりとある。

真の火は、輝くことなり、輝く時は、火の働きにして、必ず水に與む。故に、輝くなり。

その水に與むときは、氣降るなり。

火中の水は必ず渦巻くなり。

父の火、母の水中になりて玉をなし、種となる。

その種の胎内の火、今百千に及ぶの義を、今このチの音に来たつてなすを知るべし。

イヤシロノツチ・・・命を自ずから和らくこと。

水始めをなすの法則を知らせ給う神秘なり。

万物の初めは皆水なり。

しかれとも、形なき所に形なさしむるは火也。

なさしむる物は形なし。なすは形あり。なす形よりいえば、水は始めなり。

混沌と形別らさる時は、いずれも水とも、火ともわかち難し。

しかし、天地と別れる中に、まず天先に成りて、地後になる。天は空水にして、このときは水、地は濁りて、この時は火。

その空水のアメは、土より先になる、この水は、火より先達つと知るべし。これは極まりて、至て重し。

そしてそれは列なり続き積む。

父の火、母の水中になりて玉をなし、種となる。

その種の胎内の火、今百千に及ぶの義を、今このチの音に来たつてなすを知るべし。

解説

水始めをなすの法則を知らせ給う神秘なり。

万物の初めは皆水なり。

しかれとも、形なき所に形なさしむるは火也。

なさしむる物は形なし。なすは形あり。なす形よりいえば、水は始めなり。

混沌と形別らさる時は、いずれも水とも、火ともわかち難し。

しかし、天地と別れる中に、まず天先に成りて、地後になる。天は空水にして、このときは水、地は濁りて、この時は火。

その空水のアメは、土より先になる、この水は、火より先達つと知るべし。

形無き、天地のいきより形顕せる氣なりと知るべし。

正火は躰にして、輝く物に非ず。輝く火は働きにして、火の影なり。

その火の影は、物を選び分ける活用あり。

燈火の光の、物を見分けるごとし。

輝く火靈にして、輝きはこれ火の働きにして、正き火の躰は輝くものにあらず。

影は、これ正き躰にあらず。

働きなるが故に、輝く火の靈の、カの音に影なりとある。

真の火は、輝くことなり、輝く時は、火の働きにして、必ず水に與む。故に、輝くなり。

その水に與むときは、氣降るなり。

火中の水は必ず渦巻くなり。

父の火、母の水中になりて玉をなし、種となる。

その種の胎内の火、今百千に及ぶの義を、今このチの音に来たつてなすを知るべし。

命を自ずから和らくこと。

水始めをなすの法則を知らせ給う神秘なり。

万物の初めは皆水なり。

しかれとも、形なき所に形なさしむるは火也。

なさしむる物は形なし。なすは形あり。なす形よりいえば、水は始めなり。

混沌と形別らさる時は、いずれも水とも、火ともわかち難し。

しかし、天地と別れる中に、まず天先に成りて、地後になる。天は空水にして、このときは水、地は濁りて、この時は火。

その空水のアメは、土より先になる、この水は、火より先達つと知るべし。これは極まりて、至て重し。

そしてそれは列なり続き積む。

父の火、母の水中になりて玉をなし、種となる。

その種の胎内の火、今百千に及ぶの義を、今このチの音に来たつてなすを知るべし。

 

55首の解説

イ キ コ コ ロ  ナ カ ツ ミ シ ロ

空中の水灵にして、即ち出る息は形なきのイキ 真の火に形見えず、形をなす火は、火の働きにして、則影なり。その形なすときは、火水二つ與み塊されば、形をなす。形をなす火水の働きを氣(イキ)と云う。

人も草も、皆イキ也。故に、天ノ常立の反しイなり。国ノ常立の反しキ也。

天ノ常立の神は、古事記に顕して、隠し身を玉へりとある。是、形無き水火(イキ)なり。

又、国ノ常立の神は、日本紀の最初に挙げて、形を顕す。イキの神の本となす故に、形無き天ノ常立は、空中の水灵のイキのイ也。形有りの国ノ常立は、輝く火のイキのキ也。

形無きもイキ、形有りも共にイキなれども、形無きをイ(息)と云い、形有りをキ(氣)と云う。 

形無、天地のいきより形現わせる氣なりと知るべし。キはイキのことにして、搦むいきと云う語也。物に搦み極まれば、また離るる、故に、限り極まれば、物凝のつまりを云う。

真の火の躰は、こる物にあらず。影は火のはたらきにして、降る濁水に引く息の火凝りこつて、輝き昇る程にこる也。形をなすものは皆、水のコリ也。則、水火の和(やはら)き凝るなれば、 器も則 人也。

降り、極まりて、至りて重し。

 

口を開きて、己が息ばかりにては声をなさず。

おのれの息と、天地の息と、和らき並び與むより、声を出す。

火の輝くはたらきをなすは、火凝りてかたまるの最上也。火中の水は必ず渦巻き、渦巻きひそまりより出る法則也。

空躰の正火の灵より、形顕せし一滴の水故に、火中の水灵にして、真の水は形なし。形顕れて月とみゆるは、火中の水灵に、正中をつかさどる月の灵なりと有る。

天地の父母、水と水と與みてゝをなす故に、そのゝの種を実(ホチ)と云う。ゝと凝ると云うよりは、ヒにして真の火と云う。

動く物は水にして、動かしむる物は火なり。火の為に水動かされて、始めて形を現して昇る。

降り、極まりて、至りて重し。

 

イ ツ ヲ ノ メ

天地人万物を搦みて備えたるシホミツ也。故に、出る息を、引汐が搦みて文(アヤ)なし入る息を起こす也。 

火中の水は必ず渦巻き、渦巻きひそまりより出る法則也。 水は昇るべきものなれども、火交われば火の為に濁りて降る。  昇るべき氣を、そこにて止め 回る水を動かして離れざるがゆへに、凝り、すべて上より下へ降す。

シ キ ケ カ ク ツ チ  イ ヤ シ ロ ノ ツ チ

水始めをなすの法則を知らせ給う神秘なり。

万物の初めは皆水なり。

しかれとも、形なき所に形なさしむるは火也。

なさしむる物は形なし。なすは形あり。なす形よりいえば、水は始めなり。

混沌と形別らさる時は、いずれも水とも、火ともわかち難し。

しかし、天地と別れる中に、まず天先に成りて、地後になる。天は空水にして、このときは水、地は濁りて、この時は火。

その空水のアメは、土より先になる、この水は、火より先達つと知るべし。

形無き、天地のいきより形顕せる氣なりと知るべし。

正火は躰にして、輝く物に非ず。輝く火は働きにして、火の影なり。

その火の影は、物を選び分ける活用あり。

燈火の光の、物を見分けるごとし。

輝く火灵にして、輝きはこれ火の働きにして、正き火の躰は輝くものにあらず。

影は、これ正き躰にあらず。

働きなるが故に、輝く火の灵の、カの音に影なりとある。

真の火は、輝くことなり、輝く時は、火の働きにして、必ず水に與む。故に、輝くなり。

その水に與むときは、氣降るなり。

火中の水は必ず渦巻くなり。

父の火、母の水中になりて玉をなし、種となる。

その種の胎内の火、今百千に及ぶの義を、今このチの音に来たつてなすを知るべし。

空中の水灵にして、即ち出る息は形なきのイキ、水始めをなすの法則を知らせ給う神秘なり。

万物の初めは皆水なり。

しかれとも、形なき所に形なさしむるは火也。

なさしむる物は形なし。なすは形あり。なす形よりいえば、水は始めなり。

混沌と形別らさる時は、いずれも水とも、火ともわかち難し。

しかし、天地と別れる中に、まず天先に成りて、地後になる。天は空水にして、このときは水、地は濁りて、この時は火。

その空水のアメは、土より先になる、この水は、火より先達つと知るべし。これは極まりて、至て重し。

火中の水は必ず渦巻き、渦巻きひそまりより出る法則也。父の火、母の水中になりて玉をなし、種となる。

その種の胎内の火、今百千に及ぶの義を、今このチの音に来たつてなすを知るべし。

【現代語訳】

空中の水灵にして、即ち出る息は形なきのイキ 真の火に形見えず。

形をなす火は、火の働きにして、則影なり。

その形なすときは、火水二つ與み塊されば、形をなす。

形をなす火水の働きを氣(イキ)と云う。

人も草も、皆イキ也。

故に、天ノ常立の反しイなり。国ノ常立の反しキ也。

天ノ常立の神は、古事記に顕して、隠し身を玉へりと。

是、無き水火(イキ)なり。

又、国ノ常立の神は、日本紀の最初に挙げて、形を顕す。

イキの神の本となす故に、形無き天ノ常立は、空中の水灵のイキのイ也。

形有りの国ノ常立は、輝く火のイキのキ也。形無きもイキ、形有りも共にイキなれども、形無きをイ(息)と云い、形有りをキ(氣)と云う。 

形無、天地のいきより形現わせる氣なりと知るべし。キはイキのことにして、搦むいきと云う語也。物に搦み極まれば、また離るる、故に、限り極まれば、物凝のつまりを云う。

真の火の躰には、こる物にあらず。影は火のはたらきにして、降る濁水に引く息の火凝りこつて、輝き昇る程にこる也。形をなすものは皆、水のコリ也。則、水火の和(やはら)き凝るなれば、 器も則 人也。

降り、極まりて、至りて重し。

 

口を開きて、己が息ばかりにては声をなさず。

おのれの息と、天地の息と、和らき並び與むより、声を出す。

火の輝くはたらきをなすは、火凝りてかたまるの最上也。火中の水は必ず渦巻き、渦巻きひそまりより出る法則也。

空躰の正火の灵より、形顕せし一滴の水故に、火中の水灵にして、真の水は形なし。形顕れて月とみゆるは、火中の水灵に、正中をつかさどる月の灵なりと有る。天地の父母、水と水と與みてゝをなす故に、そのゝの種を実(ホチ)と云う。ゝと凝ると云うよりは、ヒにして真の火と云う。

動く物は水にして、動かしむる物は火なり。火の為に水動かされて、始めて形を現して昇る。

降り、極まりて、至りて重し。

 

天地人万物を搦みて備えたるシホミツ也。故に、出る息を、引汐が搦みて文(アヤ)なし入る息を起こす也。 

火中の水は必ず渦巻き、渦巻きひそまりより出る法則也。 水は昇るべきものなれども、火交われば火の為に濁りて降る。  昇るべき氣を、そこにて止め 回る水を動かして離れざるがゆへに、器をなし、すべて上より下へ降す。

 

古事記神代の巻の神秘なり。二柱の神、みとのまぐわいの条に、女神まずあやにやしえ男をと、男神に先達て勅(いましめ)玉(たま)ふ。是、女神は水にして、水始めをなすの法則を知らせ玉ふ神秘なり。故に、日本記神代の巻には、この法則に違わずして、女男分(わか)たすと、女の水まず挙(あ)げて、男の火を後に出して有る。漢書にも、陽陰とはなし。陰陽と有。是、自然の法則也。

『シ キ ケ カ ク ツ チ の法則』

水始めをなすの法則を知らせ給う神秘なり。

万物の初めは皆水なり。

しかれとも、形なき所に形なさしむるは火也。

なさしむる物は形なし。なすは形あり。なす形よりいえば、水は始めなり。

混沌と形別らさる時は、いずれも水とも、火ともわかち難し。

しかし、天地と別れる中に、まず天先に成りて、地後になる。天は空水にして、このときは水、地は濁りて、この時は火。

その空水のアメは、土より先になる、この水は、火より先達つと知るべし。

形無き、天地のいきより形顕せる氣なりと知るべし。

正火は躰にして、輝く物に非ず。輝く火は働きにして、火の影なり。

その火の影は、物を選び分ける活用あり。

燈火の光の、物を見分けるごとし。

輝く火靈にして、輝きはこれ火の働きにして、正き火の躰は輝くものにあらず。

影は、これ正き躰にあらず。

働きなるが故に、輝く火の靈の、カの音に影なりとある。

真の火は、輝くことなり、輝く時は、火の働きにして、必ず水に與む。故に、輝くなり。

その水に與むときは、氣降るなり。

火中の水は必ず渦巻くなり。

父の火、母の水中になりて玉をなし、種となる。

その種の胎内の火、今百千に及ぶの義を、今このチの音に来たつてなすを知るべし。

『イ ヤ シ ロ ノ ツ チ の法則』

空中の水灵にして、即ち出る息は形なきのイキ、水始めをなすの法則を知らせ給う神秘なり。

万物の初めは皆水なり。

しかれとも、形なき所に形なさしむるは火也。

なさしむる物は形なし。なすは形あり。なす形よりいえば、水は始めなり。

混沌と形別らさる時は、いずれも水とも、火ともわかち難し。

しかし、天地と別れる中に、まず天先に成りて、地後になる。天は空水にして、このときは水、地は濁りて、この時は火。

その空水のアメは、土より先になる、この水は、火より先達つと知るべし。これは極まりて、至て重し。

火中の水は必ず渦巻き、渦巻きひそまりより出る法則也。

父の火、母の水中になりて玉をなし、種となる。

その種の胎内の火、今百千に及ぶの義を、今このチの音に来たつてなすを知るべし。

 

 

あとがき

森羅万象の理(ことわり)は 天地開闢の時、現象として形になって顕れ、さきわける天地を治め、火(物事に変化を起こす力)と水(物事を現象化させる力)との働きにり形無き息が形なす氣へとなる理。

この55首はカタカムナの根本原理の集約の首でもある。したがってその解明をこれからも進めてゆきたい。

2022年5月21日のZOOM講演会では、この55首の解説とカタカムナ80首を言靈で読み解き見えたものをお話しさせていただく。

カタカムナは古代文字ではない。言靈も弘法大師 空海により設計されカタカムナ文字は生まれている。

カタカムナ文字を生み出した原図、大八嶋 天・地・人の容(カタチ)なって水火を為すの御灵、これを大八嶋という。

つまり、カタカムナは読み解くアルゴリズムが空海によって設計された秘蔵宝鑰の神との契約の柩、アークの秘宝だ。

アークの秘宝とは?
契約の箱ともいわれる。
『旧約聖書』に記されている、十戒が刻まれた石板を収めた箱のことである。証の箱(あかしのはこ)、掟の箱(おきてのはこ)、聖櫃(せいひつ)、約櫃(やくひつ)とも呼ばれる。ただしユダヤ教・キリスト教において、「聖櫃」は「契約の箱」より広義のものをも含む語彙である。
モーセの時代に、この中へマナを納めた金の壺、アロンの杖、十戒を記した石板が納められたといわれる。

アークは、イスラエルから運び込まれたのではなく、ヤマトの天之御中主、高御産巣日、神御産巣日から移写されたカタカムナだった。それは当初ウタとして言靈により口伝され、その口伝を空海がカタカムナ図象を設計しその法則を読み解く言靈の法則を設計し、鍵をかけたのだ。

したがって、弘法大使 空海の言靈の法則が無くしては絶対に読み解けないようになっている。

カタカムナは過去、現在、未来にわたり真の火によって継承されてきた火水(カミ)のイキ也。天地自然の文章(フミ)にして、凡眼凡慮の窺うべきものに非ず。されども、天地自然の神宝なる、布斗麻邇の御灵を以占へ奉りて、解くこと此如。上来述べる処、更に私なし。唯、天地の水火を以て、解こと此如也。

5月21日 土曜日 20:00〜 ZOOM 【講演会】 大麻飾りと高千穂神楽面『坤の金人』 天岩戸神社 奉納記念講演会 https://yatanokagami.com/2022/04/30/5-21/

一部 大麻と神話 鹿田彦 秋田真介

二部 カタカムナ言靈解 秘密公開 

万物創造の原理 猿田彦 5月21日 土曜日 20:00〜 ZOOM講演会 講演会参加料は奉納制作の奉賛金として充当させていただきます。 ※講演会にご参加いただいた方は、天岩戸神社 奉納式にもご参加いただくことができます。

●オンデマンドでカタカムナとウエツフミ完全版 のみをご視聴したい方はこちらから https://vimeo.com/ondemand/390012 

 

 

 

 

 

ABOUT ME
猿田彦
YouTube猿田彦TV運営 縄文カタカムナ文化塾を運営。 楢崎皐月、宇野多美恵からカタカムナを継承した天野成美のもとでカタカムナを深め、独自に言霊を研究。出口王任三郎、岡本天明も師事していた水穂伝、布斗麻邇御靈(フトマニノミタマ)、稲荷古伝を研究しカタカムナを言霊から独自の解読で読み解いている。
天岩戸神社 坤(ひつじさる)の金神 奉納会
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