カタカムナ34首を読み解く
中心図象ヤタノカカミ 発生原理
アマツ ミソラ ノ アメ ヒトツ
ア・・・空中の水の靈也。無にして有也。五十連の総名也、天也、海也、吾也、自然(おのつから)也、◯也。
マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。
ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。
ミ・・・火中の水の靈也。潤水也、正中を宰る也、月の靈也、貴也、虫也、五穀也、渦巻也、暗也。
ソ・・・火水の靈也。形の無也、遅也、揃也、塩也、白也、底也、背也、始也、山也、磯也、所也。
ラ・・・濁水の靈也。降也、涎也、唾也。
ノ・・・水の靈也。回水也、如也、差別(けじめ)を宰る也、切也、割別也、◯也。
ア・・・空中の水の靈也。無にして有也。五十連の総名也、天也、海也、吾也、自然(おのつから)也、◯也。
メ・・・火中の水の靈也。潤水也、回也、芽也、正中を宰る也、女也、米也、海草也、馬也、群也、下知也。
ヒ・・・正火の靈也。天を回る火の靈也、日也、出入息の本也、穴也、米也、非也、否也、氷也、語の下にイに云う時にこのヒを書く也。
ト・・・男也、轟也、解也、飛也、基也、人也、与也、止め也、昇也、速也、前也、所也。
ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。
アマツ ・・・反し、ウ。天を浮き回る
ミソラ ノ・・・反し、マ。眼、右は水にして眼は月をつかさどり、左の目は火にして日をつかさどり、故にイキ凝りて並ぶと云う。
アメ ヒトツ ・・・天は、火水両(ふたつ)をつかさどり、千年万年と時を経るなり。
解説
天を浮き回る眼(まなこ)は右は水にして眼は月をつかさどり、左の目は火にして日をつかさどり、故にイキ凝りて並び、天は、火水両(ふたつ)をつかさどり、千年万年と時を経るなり。
ハシラ サト オホ ヤマト イヤ シロチ
ハ・・・正火の靈也。地の方(けた)を宰る也、端也、角也、実也、初也、発也、出入息の両を宰る也、土也、髪也、広也、ワに唱うる時は◯の心をなす也。
シ・・・昇る水の靈也。始也、終也、死也、己也、幸也、司也、育也、石也、出水也、印也、進也、繁也、為限(しきる)也。
ラ・・・濁水の靈也。降也、涎也、唾也。
サ・・・昇る水の靈也。割別也、細也、小也、少也、短也、誘也、放也、去也。
ト・・・男也、轟也、解也、飛也、基也、人也、与也、止め也、昇也、速也、前也、所也。
オ・・・空中の水の靈也。起也、貴也、高也、於(うへ)也。
ホ・・・正火の靈也。母也、火浮(ほのめく)也、尖也、天地万物の初也、陰門也、臍(ほ(へ)そ)也、袋也、ヽ(ほし)也。
ヤ・・・火水の靈也。文(あや)也、和也、沼也、家也、否也、水火の両を宰る也、反(うらはら)の義をなす也。
マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。
ト・・・男也、轟也、解也、飛也、基也、人也、与也、止め也、昇也、速也、前也、所也。
イ・・・空中の水の靈也。出息也、命也。
ヤ・・・火水の靈也。文(あや)也、和也、沼也、家也、否也、水火の両を宰る也、反(うらはら)の義をなす也。
シ・・・昇る水の靈也。始也、終也、死也、己也、幸也、司也、育也、石也、出水也、印也、進也、繁也、為限(しきる)也。
ロ・・・濁水の靈也。大濁の塊也 、ラリルレの四音はこの一音に凝塊也。故にこの四音に代りてなすことある也。
チ・・・水中の火の靈也。胎内の火の靈也。血也、地中の火也、草也、剣也、風也、父の靈(たま)也、息の本也、五穀也、鳥の靈(たま)也、一也、年、月、日、時の靈(たま)也、隔限也。
ハシラ・・・反し、ハ。天地開くることをつかさどりて、これほど広大なることなし。
サト・・・月の昇るは、日の為に動かされて昇るとも昇るはたらきの月は形顕し、昇らしむる日の躰は隠れて、形ち見えず。昇る月は用にして、その形顕れ、昇らする日は躰にして形見えさる。日の躰、水中に入り隠れる。
オホ・・・多く搦んで正中を延びゆき、和らきくみ合う。
ヤマト・・・天地の水火(イキ)を文(アヤ)なすという国名にして、万物生々をつかさどる。則ヤは文(アヤ)、マは◯(水)、トはゝ(火)なり。この◯(水)ゝ(火)文(アヤ)にくみて、天之御中主の如く。この形Θヤマトなり
イヤ シロチ・・・天を回り、火は水の為に水中に入り、水は火の為に昇ると、両義につけて出る法則なり。刻をつかさどる。
解説
天地開くることをつかさどりて、これほど広大なることなし。月の昇るは、日の為に動かされて昇るとも昇るはたらきの月は形顕し、昇らしむる日の躰は隠れて、形ち見えず。昇る月は用にして、その形顕れ、昇らする日は躰にして形見えさる。日の躰、水中に入り隠れる。多く搦んで正中を延びゆき、和らきくみ合う。天地の水火(イキ)を文(アヤ)なすという国名にして、万物生々をつかさどる。則ヤは文(アヤ)、マは◯(水)、トはゝ(火)なり。この◯(水)ゝ(火)文(アヤ)にくみて、天之御中主の如く。この形Θヤマトなり。天を回り、火は水の為に水中に入り、水は火の為に昇ると、両義につけて出る法則なり。刻をつかさどる。
タニ キヒコ アキツ ノ イヤ シロ
タ・・・水中の火の靈也。タマ也、種也、大也、多也、連也、胎也、縦也、溜水也。
ニ・・・火水の靈也。天地也 、日月也、水火の凝也、丹(あかき)也、非也、従也。
キ・・・影の火の靈也。氣(いき)也、正中也、限也、生也、草也、貴也、来也、香也、土。
ヒ・・・正火の靈也。天を回る火の靈也、日也、出入息の本也、穴也、米也、非也、否也、氷也、語の下にイに云う時にこのヒを書く也。
コ・・・影の火の靈也。男也、女也、総ての人の靈也、凝也、器也、囲也、処也、細也、香也、小也。
ア・・・空中の水の靈也。無にして有也。五十連の総名也、天也、海也、吾也、自然(おのつから)也、◯也。
キ・・・影の火の靈也。氣(いき)也、正中也、限也、生也、草也、貴也、来也、香也、土。
ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。
ノ・・・水の靈也。回水也、如也、差別(けじめ)を宰る也、切也、割別也、◯也。
イ・・・空中の水の靈也。出息也、命也。
ヤ・・・火水の靈也。文(あや)也、和也、沼也、家也、否也、水火の両を宰る也、反(うらはら)の義をなす也。
シ・・・昇る水の靈也。始也、終也、死也、己也、幸也、司也、育也、石也、出水也、印也、進也、繁也、為限(しきる)也。
ロ・・・濁水の靈也。大濁の塊也 、ラリルレの四音はこの一音に凝塊也。故にこの四音に代りてなすことある也。
タニ キヒコ・・・これより大いなるものなし、連なり開く日と月。真の火に形見えず、形をなす火は、火の用にして、すなわち影なり。その形顕れるときは、火水二つ與み塊されば、形をなす日が凝る。
アキツ ノ・・・動きめぐる
イヤ シロ ・・・天を回り、火は水の為に水中に入り、水は火の為に昇ると、両義につけて出る法則なり。
解説
これより大いなるものなし、連なり開く日と月。真の火に形見えず、形をなす火は、火の用にして、すなわち影なり。その形顕れるときは、火水二つ與み塊されば、形をなす日が凝る。動きめぐる天を回り、火は水の為に水中に入り、水は火の為に昇ると、両義につけて出る法則なり。
スへ シマ カサネ オホ タマル ワケ
ス・・・水中の火の靈也。澄也、洲也、直也、鳥也、穴也、差別也、黒也、文(かざり)なき也、一(すいち)也、住也。
へ・・・正火の靈也。膨也、隔也、経也、緯也。
シ・・・昇る水の靈也。始也、終也、死也、己也、幸也、司也、育也、石也、出水也、印也、進也、繁也、為限(しきる)也。
マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
サ・・・昇る水の靈也。割別也、細也、小也、少也、短也、誘也、放也、去也。
ネ・・・火水の靈也。水火の根也、母の靈也、土也、鎮也。
オ・・・空中の水の靈也。起也、貴也、高也、於(うへ)也。
ホ・・・正火の靈也。母也、火浮(ほのめく)也、尖也、天地万物の初也、陰門也、臍(ほ(へ)そ)也、袋也、ヽ(ほし)也。
タ・・・水中の火の靈也。タマ也、種也、大也、多也、連也、胎也、縦也、溜水也。
マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。
ル・・・濁水の靈也。涎也、唾也。
ワ・・・水火の靈也。国土也、水火水(しほみず)也、水の◯(わ)也、万物の形を宰る也。
ケ・・・影の火の靈也。差別(けじめ)也 、正也、香也、器也、五穀也、家也、朝より暮に至る義也。
スヘ シマ・・・水火の與み合わせ 月より勝り、日は天地の司(つか)さにならせられ、向かい並ぶ日月
カサネ・・・五穀は冬の陰にひそまりて、春の陽より開き、夏に至りて花咲き、秋になりて実りを結ぶ。その時は、一粒万倍にして、年々その種を分ける。
オホ・・・多く搦んで正中を延びゆき、和らきくみ合う。
タマル・・・放れずして、然も長く列なる。
ワケ・・・めくり睦む
解説
水火の與み合わせ 月より勝り、日は天地の司(つか)さにならせられ、向かい並ぶ日月。五穀は冬の陰にひそまりて、春の陽より開き、夏に至りて花咲き、秋になりて実りを結ぶ。その時は、一粒万倍にして、年々その種を分ける。多く搦んで正中を延びゆき、和らきくみ合う。放れずして、然も長く列なる。めくり睦む
オホ コト オシヲ トワ チカ フタヤ ヒメ
オ・・・空中の水の靈也。起也、貴也、高也、於(うへ)也。
ホ・・・正火の靈也。母也、火浮(ほのめく)也、尖也、天地万物の初也、陰門也、臍(ほ(へ)そ)也、袋也、ヽ(ほし)也。
コ・・・影の火の靈也。男也、女也、総ての人の靈也、凝也、器也、囲也、処也、細也、香也、小也。
ト・・・男也、轟也、解也、飛也、基也、人也、与也、止め也、昇也、速也、前也、所也。
オ・・・空中の水の靈也。起也、貴也、高也、於(うへ)也。
シ・・・昇る水の靈也。始也、終也、死也、己也、幸也、司也、育也、石也、出水也、印也、進也、繁也、為限(しきる)也。
ヲ・・・水火の靈也。縦也、賤也、男也、終也、折也、居也、小也、少也、苧也、低也。
ト・・・男也、轟也、解也、飛也、基也、人也、与也、止め也、昇也、速也、前也、所也。
ワ・・・水火の靈也。国土也、水火水(しほみず)也、水の◯(わ)也、万物の形を宰る也。
チ・・・水中の火の靈也。胎内の火の靈也。血也、地中の火也、草也、剣也、風也、父の靈(たま)也、息の本也、五穀也、鳥の靈(たま)也、一也、年、月、日、時の靈(たま)也、隔限也。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
フ・・・正火の靈也。火水の両を宰る也、経(ふる)也、含也、太也、吹也、覆也、語の下にウにひびくものはこのフに移りて書く也。
タ・・・水中の火の靈也。タマ也、種也、大也、多也、連也、胎也、縦也、溜水也。
ヤ・・・火水の靈也。文(あや)也、和也、沼也、家也、否也、水火の両を宰る也、反(うらはら)の義をなす也。
ヒ・・・正火の靈也。天を回る火の靈也、日也、出入息の本也、穴也、米也、非也、否也、氷也、語の下にイに云う時にこのヒを書く也。
メ・・・火中の水の靈也。潤水也、回也、芽也、正中を宰る也、女也、米也、海草也、馬也、群也、下知也。
オホ コト・・・多く搦んで正中を延びゆき、和らきくみ合う。 年はハヤキモノ
オシヲ トワ・・・列なり続き進み、ものの終わりに至れば、文(アヤ)飾りなきもの、みやびやかなる少女も、百(モモ)とせのうばの終わりには、枯れ木の如くアヤ飾りなくなると知るべし。
チカ フタヤ ヒメ ・・・天地の一物の氣、割分かれて年月日時の隔てをする。永き世尽きることなし。万代も滅することなし。朝東に暉て、夕べに西へ入る、これ形あるのすがたなり。経ち連なり開きアヤをなす。日はめぐる。
解説
多く搦んで正中を延びゆき、和らきくみ合う。 年はハヤキモノ
列なり続き進み、ものの終わりに至れば、文(アヤ)飾りなきもの、みやびやかなる少女も、百(モモ)とせのうばの終わりには、枯れ木の如くアヤ飾りなくなると知るべし。
天地の一物の氣、割分かれて年月日時の隔てをする。永き世尽きることなし。万代も滅することなし。朝東に暉て、夕べに西へ入る、これ形あるのすがたなり。経ち連なり開きアヤをなす。日はめぐる。
34首の解説
アマツ ミソラ ノ アメ ヒトツ
天を浮き回る眼(まなこ)は右は水にして眼は月をつかさどり、左の目は火にして日をつかさどり、故にイキ凝りて並び、天は、火水両(ふたつ)をつかさどり、千年万年と時を経るなり。
ハシラ サト オホ ヤマト イヤ シロチ
天地開くることをつかさどりて、これほど広大なることなし。月の昇るは、日の為に動かされて昇るとも昇るはたらきの月は形顕し、昇らしむる日の躰は隠れて、形ち見えず。昇る月は用にして、その形顕れ、昇らする日は躰にして形見えさる。日の躰、水中に入り隠れる。多く搦んで正中を延びゆき、和らきくみ合う。天地の水火(イキ)を文(アヤ)なすという国名にして、万物生々をつかさどる。則ヤは文(アヤ)、マは◯(水)、トはゝ(火)なり。この◯(水)ゝ(火)文(アヤ)にくみて、天之御中主の如く。この形Θヤマトなり。天を回り、火は水の為に水中に入り、水は火の為に昇ると、両義につけて出る法則なり。刻をつかさどる。
タニ キヒコ アキツ ノ イヤ シロ
これより大いなるものなし、連なり開く日と月。真の火に形見えず、形をなす火は、火の用にして、すなわち影なり。その形顕れるときは、火水二つ與み塊されば、形をなす日が凝る。動きめぐる天を回り、火は水の為に水中に入り、水は火の為に昇ると、両義につけて出る法則なり。
スへ シマ カサネ オホ タマル ワケ
水火の與み合わせ 月より勝り、日は天地の司(つか)さにならせられ、向かい並ぶ日月。五穀は冬の陰にひそまりて、春の陽より開き、夏に至りて花咲き、秋になりて実りを結ぶ。その時は、一粒万倍にして、年々その種を分ける。多く搦んで正中を延びゆき、和らきくみ合う。放れずして、然も長く列なる。めくり睦む
オホ コト オシヲ トワ チカ フタヤ ヒメ
多く搦んで正中を延びゆき、和らきくみ合う。 年はハヤキモノ
列なり続き進み、ものの終わりに至れば、文(アヤ)飾りなきもの、みやびやかなる少女も、百(モモ)とせのうばの終わりには、枯れ木の如くアヤ飾りなくなると知るべし。
天地の一物の氣、割分かれて年月日時の隔てをする。永き世尽きることなし。万代も滅することなし。朝東に暉て、夕べに西へ入る、これ形あるのすがたなり。経ち連なり開きアヤをなす。日はめぐる。
解説
天を浮き回る眼(まなこ)は右は水にしてこの眼は月をつかさどり、左の眼は火にして日をつかさどり、故にイキ凝りて並び、天は、火水両(ふたつ)をつかさどり、千年万年と時を経るなり。
天地開くることをつかさどりて、これほど広大なることなし。月の昇るは、日の為に動かされて昇るとも、昇るはたらきの月は形を顕し、昇らしむる日の躰(たい)は隠れて、形ち見えず。昇る月は用にして、その形顕れ、昇らする日は躰にして形見えさる。日の躰、水中に入り隠れる。多く搦んで正中を延びゆき、和らかにくみ合う。
ヤマトとは、天地の水火(イキ)を文(アヤ)なすという国名にして、万物生々をつかさどる。則ヤは文(アヤ)、マは◯(水)、トはゝ(火)なり。
この◯(水)ゝ(火)文(アヤ)にくみて、天之御中主の如く。この形Θヤマトなり。天を回り、火は水の為に水中に入り、水は火の為に昇ると、両義につけて出る法則なり。そして、日月は刻をつかさどる。
これより大いなるものなし、連なり開く日と月。真の火は形見えず、形をなす火は、火の用にして、すなわち影なり。
その形顕れるときは、火水二つ與み塊まれば、形をなす日があらわれる。
動きめぐり、日は月の為に水中に入り、月は火の為に昇ると、両義につけて出る法則なり。
日月の與み合わせは、日は天地をつかさどり、月より勝るが向かい並ぶ日と月。
日の恩恵は、冬は陰にひそまり、春の陽より開き、夏に至りて花咲き、秋になりて実りを結ぶ。
幾度も搦み正中を延びゆき、和らかにくみ合う。放れずして、しかも永く列なりめくり睦む。
幾度も搦んで正中を延びゆき、和らきくみ合う時の流れははやきもの。
列なり続き時は流れ、ものの終わりに至れば、文(アヤ)飾りなきもの、みやびやかなる少女も、百(モモ)とせのうばの終わりには、枯れ木の如くアヤ飾りなくなると知るべし。
天地の一物の氣、さきわかれて年月日時を隔てる仕切りとなる。
永き世尽きることなし。万代も滅することなし。日は朝には、東に暉(かがや)いて、夕べには西へ入る。
このことこそが、日がめぐり、時が経つ、という形のすがたなり。
あとがき
太陽と月が絡まりあい、幾度も繰り返され永い年月日時が流れている。太陽と月の運行により時というものが年月日時を隔てる仕切りとなっている。カタカムナには人間の学ぶべき自然の理が凝縮されている。時の仕組みをあるがままに表現し、真理として時と命の関係性を説いていることが読み解けたのだが、カタカムナを天然自然から移写した存在の高度で崇高な感覚と表現力、そして精神性に触れているとそこには人智を超えたものの存在を感じてならない。これから先の首を読み解いていく上で、探究心と畏敬の念さえ感じてしまう。カタカムナウタヒは首を進むにつれて螺旋状に人の魂と靈性も上昇させてゆくのを肌で感じている。このブログを読んでいただいているあなたも、カタカムナとは人智を超えた大いなる天然自然の理がそのまま言靈として魂に響かせているので、心して読み進めていただきたいと切に願う。
追伸・・・カタカムナを言靈をもって読み解いているが、ここに至るまでにとてもとても永い時を経て携わった数多くの偉人により解けている。奇跡的につながりが途絶えなかったことからもまさしく大いなる何かによって仕組まれているとしか思えないのである。なぜ今カタカムナの封印が解かれてゆくのかを各々が感じ心に留めていてほしい。