カタカムナ27首を読み解く
中心図象ヤタノカカミ 発生原理
イ ハ ク ス ユ マ リ
イ・・・空中の水の靈也。出息也、命也。
ハ・・・正火の靈也。地の方(けた)を宰る也、端也、角也、実也、初也、発也、出入息の両を宰る也、土也、髪也、広也、ワに唱うる時は◯の心をなす也。
ク・・・影の火の靈也。氣(いき)の降る也、与也、土也、黒也、香也、濁也。
ス・・・水中の火の靈也。澄也、洲也、直也、鳥也、穴也、差別也、黒也、文(かざり)なき也、一(すいち)也、住也。
ユ・・・水中の火の靈也。寛(ゆるやか)也、火水の和也、流水也、従の通音也、爾の通音也。
マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。
リ・・・濁水の靈也。息息(いい)の両也、人也、割別(さきわく)也、涎也、唾也。 ※リの法則・・・逆らわずして、共に循環する。 言霊秘書 p450
イハクス ・・・反はウ。生命が生まれる
ユマリ ・・・ゆるやかに顕れるめくりめく人
解説
ゆるやかに生まれ顕れるめくりめく人
ア マ ナ ク ニ ヌ シ
ア・・・空中の水の靈也。無にして有也。五十連の総名也、天也、海也、吾也、自然(おのつから)也、◯也。
マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。
ナ・・・火水の靈也。和也、女也、流也、下知也、正中の靈也、凝也、双也、頭也、無也、生也、鳴也、汝也、過去、現在、未来にわたる靈也、納也。
ク・・・影の火の靈也。氣(いき)の降る也、与也、土也、黒也、香也、濁也。
ニ・・・火水の靈也。天地也 、日月也、水火の凝也、丹(あかき)也、非也、従也。
ヌ・・・火水の靈也。黒也、暗也、終也、潤也、緯(ぬき)也、出入の息の間に位する◯也。
シ・・・昇る水の靈也。始也、終也、死也、己也、幸也、司也、育也、石也、出水也、印也、進也、繁也、為限(しきる)也。
アマナ・・・小天地を回る声を出す
クニヌシ・・・万物を生み出す天地なりのシルシをなす
解説
小天地を回る声を出し、万物を生み出す天地なりのシルシをなす
ワ レ ム ス ヒ
ワ・・・水火の靈也。国土也、水火水(しほみず)也、水の◯(わ)也、万物の形を宰る也。
レ・・・濁水の靈也。涎也、唾也。
ム・・・水中の水の靈也。潤水也。無也、空也、息の終也、暗也、結也、睦也、渦巻也、黒也。
ス・・・水中の火の靈也。澄也、洲也、直也、鳥也、穴也、差別也、黒也、文(かざり)なき也、一(すいち)也、住也。
ヒ・・・正火の靈也。天を回る火の靈也、日也、出入息の本也、穴也、米也、非也、否也、氷也、語の下にイに云う時にこのヒを書く也。
ワレムスヒ ・・・万物の形をつかさどる列なる水を吐く與みかたまるものが飾りなく出る息の本
解説
万物の形をつかさどる列なる水を吐く與みかたまるものが飾りなく出る息の本
イ ホ ク 二 ツ マリ
イ・・・空中の水の靈也。出息也、命也。
ホ・・・正火の靈也。母也、火浮(ほのめく)也、尖也、天地万物の初也、陰門也、臍(ほ(へ)そ)也、袋也、ヽ(ほし)也。
ク・・・影の火の靈也。氣(いき)の降る也、与也、土也、黒也、香也、濁也。
ニ・・・火水の靈也。天地也、日月也、水火の凝也、丹(あかき)也、非也、従也。
ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。
マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。
リ・・・濁水の靈也。息息(いい)の両也、人也、割別(さきわく)也、涎也、唾也。 ※リの法則・・・逆らわずして、共に循環する。 言霊秘書 p450
イホクニ・・・出る息がほのめく(天の火の発するはじめ)は万物を生み出す天地が
ツマリ・・・反しはチ。剣(ツルキ)なり、息連なる言葉
解説
出る息がほのめく(天の火の発するはじめ)は万物を生み出す天地が息連なる言葉となる
ヤ ヘ モ コ ロ
ヤ・・・火水の靈也。文(あや)也、和也、沼也、家也、否也、水火の両を宰る也、反(うらはら)の義をなす也。
へ・・・正火の靈也。膨也、隔也、経也、緯也。
モ・・・火中の水の靈也。潤水也 、舫(もやう)也、塊也、亦(また)也、者也、累(かさなる)也、与也。
コ・・・影の火の靈也。男也、女也、総ての人の靈也、凝也、器也、囲也、処也、細也、香也、小也。
ロ・・・濁水の靈也。大濁の塊也 、ラリルレの四音はこの一音に凝塊也。故にこの四音に代りてなすことある也。
ヤヘモコロ・・・幾重にも幾重にもアヤをなし舫い凝りかたまる。
解説
幾重にも幾重にもアヤをなし舫い凝りかたまる。
27首の解説
イ ハ ク ス ユ マ リ
ゆるやかに生まれ顕れるめくりめく人
ア マ ナ ク ニ ヌ シ
小天地を回る声を出し、万物を生み出す天地なりのシルシをなす
ワ レ ム ス ヒ
万物の形をつかさどる列なる水を吐く與みかたまるものが飾りなく出る息の本
イ ホ ク 二 ツ マリ
出る息がほのめく(天の火の発するはじめ)は万物を生み出す天地が息連なる言葉となる
ヤ ヘ モ コ ロ
幾重にも幾重にもアヤをなし舫い凝りかたまる。
解説
新たな生命の誕生までの過程を経て生まれてゆるやかに成長した人は
地上をめぐる声を発し、事を起こす言で現象化をしてゆく
無から有をつかさどり、吐く息と共にくみかたまり素から出る息の根源が言葉になる
出る息がほのめき、万物を生み出す天地が息連なることを言葉という
言葉は幾重にも結び與み合わされてゆく。
ヒトが誕生し、ゆるやかに成長した人は、言葉を発するようになる。言葉とは無から有に現象化を起こすものであるとカタカムナでは説いている。その言靈は生命の息の根である天之御中主から出る息と共に発せられている。言靈とは素の命の根源から発せられるものが万物を生み出す力を出すというように理解できる。そして言葉はさまざまに與みあい人々の間を行き交っている。