カタカムナ1首を読み解く
中心図象ミクマリ
カタカムナヒヒキ
しかし、私はカタカムナと古事記の連動から高皇産霊神と神皇産霊神を統べる天之御中主神の造化三神のことを現している言葉だということからカタカムナの中にタカミムスヒとカムミムスヒを探した。
タ・・・タカミムスヒ
カ・・・搦み
ム・・・渦巻き
ナ・・・与みあう
大意
カムミムスヒ、タカミムスヒ 搦み渦巻き与みあう 天之御中主神
造化三神 天之御中主神の相似象として、へその緒が天之御中主神の実体にあたる。
父と母の火と水が搦み渦巻き与みあう様は、まさにタカミムスヒとカムミムスヒであり天之御中主神つまりへその緒ということを現している。
カタカムナという言葉は天之御中主神そのものを移写したものである。
ヒ・・・正火の靈也。天を回る火の靈也、日也、出入息の本也、穴也、米也、非也、否也、氷也、語の下にイに云う時にこのヒを書く也。
キ・・・影の火の靈也。氣(いき)也、正中也、限也、生也、草也、貴也、来也、香也、土也。
大意
出入息の本、出入息の本、貴きものが生まれる
マノスヘシ
マ・・・火中の水の靈也。
潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也、男也。
ノ・・・水の靈也。
回水也、如也、差別(けじめ)を宰る也、切也、割別也、◯也。
ス・・・水中の火の靈也。
澄也、洲也、直也、鳥也、穴也、差別也、黒也、文(かざり)なき也、一(すいち)也、住也。
へ・・・正火の靈也。
膨也、隔也、経也、緯也。
シ・・・昇る水の靈也。
始也、終也、死也、己也、幸也、司也、育也、石也、出水也、印也、進也、繁也、為限(しきる)也。
大意
潤す水の圓(まどか)に生命が宿る経緯の始まり
アシアトウアン
ア・・・空中の水の靈也。無にして有也。
五十連の総名也、天也、海也、吾也、自然(おのつから)也、◯也。
シ・・・昇る水の靈也。
始也、終也、死也、己也、幸也、司也、育也、石也、出水也、印也、進也、繁也、為限(しきる)也。
ア・・・空中の水の靈也。無にして有也。
五十連の総名也、天也、海也、吾也、自然(おのつから)也、◯也。
ト・・・男也、轟也、解也、飛也、基也、人也、与也、止め也、昇也、速也、前也、所也。
ウ・・・空中の水の靈也。
浮き昇る也、動也、生也、暗也。
ア・・・空中の水の靈也。無にして有也。
五十連の総名也、天也、海也、吾也、自然(おのつから)也、◯也。
ン・・・念を押す、大元
アシ・・・葦アシとは、アシの反しイにして、出息の靈なり。出る息を宰る。天地の水火(イキ)は全て陽に進むの故なり。 水穂伝 p313
大意
天地の始まりに天上天下をつかさどり、文明を発展させるスの経綸者、素盞嗚尊
ウツシマツル
ウ・・・空中の水の靈也。
浮き昇る也、動也、生也、暗也。
ツ・・・火中の水の靈也。
渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。
シ・・・昇る水の靈也。
始也、終也、死也、己也、幸也、司也、育也、石也、出水也、印也、進也、繁也、為限(しきる)也。
マ・・・火中の水の靈也。
潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也、男也。
ツ・・・火中の水の靈也。
渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。
ル・・・濁水の靈也。
涎也、唾也。
大意
移写する
カタカムナウタヒ
ウ・・・空中の水の靈也。
浮き昇る也、動也、生也、暗也。
タ・・・水中の火の靈也。
靈(たま)也、種也、大也、多也、連也、胎也、縦也、溜水也。
ヒ・・・正火の靈也。天を回る火の靈也、日也、出入息の本也、穴也、米也、非也、否也、氷也、語の下にイに云う時にこのヒを書く也。
大意
カタカムナ の生まれる種の始まり、物の動き
1首の解説
カムミムスヒ、タカミムスヒ 搦み渦巻き与みあう 天之御中主神
造化三神 天之御中主神の相似象として、へその緒が天之御中主神の実体にあたる。
父と母の火と水が搦み渦巻き与みあう様は、まさにタカミムスヒとカムミムスヒであり天之御中主神つまりへその緒ということを現している。
カタカムナは天之御中主神そのものを移写したものである。
潤す水の圓(まどか)子宮に生命が宿る経緯の始まり
天地の始まりに天上天下を宰り、生命の理を伝えるスの経綸者、素盞嗚尊
カタカムナとは生命、森羅万象の生まれるまでの動きを天之御中主神から移写したウタである。