カタカムナ58首を読み解く
中心図象ヤタノカカミ 発生原理
侵略
カ ム ナ マ ニ マ ニ
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
ム・・・水中の水の靈也。潤水也。無也、空也、息の終也、暗也、結也、睦也、渦巻也、黒也。
ナ・・・火水の靈也。和也、女也、流也、下知也、正中の靈也、凝也、双也、頭也、無也、生也、鳴也、汝也、過去、現在、未来にわたる靈也、納也。
マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。
ニ・・・火水の靈也。天地也 、日月也、水火の凝也、丹(あかき)也、非也、従也。
マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。
ニ・・・火水の靈也。天地也 、日月也、水火の凝也、丹(あかき)也、非也、従也。
カムナマニマニ・・・五色人は、自他の道を道とせず、名をなとせず、自も無く、他も無く、ただ自然に住するを流れ、火水の眼など無く、向かい合うことも無い。
解説
五色人は、自他の道を道とせず、名をなとせず、自も無く、他も無く、ただ自然に住するを流れ、火水の眼など無く、向かい合うことも無い。
カ ミ ワ ケ ノ ウ タ
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
ミ・・・火中の水の靈也。潤水也、正中を宰る也、月の靈也、貴也、虫也、五穀也、渦巻也、暗也。
ワ・・・水火の靈也。国土也、水火水(しほみず)也、水の◯(わ)也、万物の形を宰る也。
ケ・・・影の火の靈也。差別(けじめ)也 、正也、香也、器也、五穀也、家也、朝より暮に至る義也。
ノ・・・水の靈也。回水也、如也、差別(けじめ)を宰る也、切也、割別也、◯也。
ウ・・・空中の水の靈也。浮き昇る也、動也、生也、暗也。
タ・・・水中の火の靈也。タマ也、種也、大也、多也、連也、胎也、縦也、溜水也。
カミワケノウタ・・・五色人は、父母なくして天地の氣より生まれたもの(旧人類の末裔ではなく突如発生した新人種)国土異なり、めくり回り暗き正さから欺く
解説
五色人は、父母なくして天地の氣より生まれたもの(旧人類の末裔ではなく突如発生した新人種)国土異なり、めくり回り暗き正さから欺く
オ ホ ト タ マ タ マ ル ア ハ チ ホ ノ サ ワ ケ
オ・・・空中の水の靈也。起也、貴也、高也、於(うへ)也。
ホ・・・正火の靈也。母也、火浮(ほのめく)也、尖也、天地万物の初也、陰門也、臍(ほ(へ)そ)也、袋也、ヽ(ほし)也。
ト・・・男也、轟也、解也、飛也、基也、人也、与也、止め也、昇也、速也、前也、所也。
タ・・・水中の火の靈也。タマ也、種也、大也、多也、連也、胎也、縦也、溜水也。
マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。
タ・・・水中の火の靈也。タマ也、種也、大也、多也、連也、胎也、縦也、溜水也。
マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。
ル・・・濁水の靈也。涎也、唾也。
ア・・・空中の水の靈也。無にして有也。五十連の総名也、天也、海也、吾也、自然(おのつから)也、◯也。
ハ・・・正火の靈也。地の方(けた)を宰る也、端也、角也、実也、初也、発也、出入息の両を宰る也、土也、髪也、広也、ワに唱うる時は◯の心をなす也。
チ・・・水中の火の靈也。胎内の火の靈也。血也、地中の火也、草也、剣也、風也、父の靈(たま)也、息の本也、五穀也、鳥の靈(たま)也、一也、年、月、日、時の靈(たま)也、隔限也。
ホ・・・正火の靈也。母也、火浮(ほのめく)也、尖也、天地万物の初也、陰門也、臍(ほ(へ)そ)也、袋也、ヽ(ほし)也。
ノ・・・水の靈也。回水也、如也、差別(けじめ)を宰る也、切也、割別也、◯也。
サ・・・昇る水の靈也。割別也、細也、小也、少也、短也、誘也、放也、去也。
ワ・・・水火の靈也。国土也、水火水(しほみず)也、水の◯(わ)也、万物の形を宰る也。
ケ・・・影の火の靈也。差別(けじめ)也 、正也、香也、器也、五穀也、家也、朝より暮に至る義也。
オホトタマタマル・・・起こる矛(ホコ)男根を放ち種を曲げ列なり本来に背き濁る
アハチホノサワケ・・・漁りする女男、鋭きものの正中は三角になる故に、左右へ二つに開く処、種が百千に及ぶ、陰門、回る水、続き並ぶものを発(ひら)く水火の凝りの◯ワを悪事をはたらく。
解説
起こる矛(ホコ)男根を放ち種を曲げ列なり本来に背き濁る。
漁りする女男、鋭きものの正中は三角になる故に、左右へ二つに開く処、種が百千に及ぶ、陰門、回る水、続き並ぶものを発(ひら)く水火の凝りの◯ワを悪事をはたらく。
58首の解説
カ ム ナ マ ニ マ ニ
五色人は、自他の道を道とせず、名をなとせず、自も無く、他も無く、ただ自然に住するを流れ、火水の眼など無く、向かい合うことも無い。
【現代語訳】
新しく生まれた五色人たちは、正邪の分別も無く、ただ欲望の赴くままに流れ移動していた。火水の教えなど聞く耳も持たず、友好を結ぶことも興味がなかった。
カ ミ ワ ケ ノ ウ タ
五色人は、父母なくして天地の氣より生まれたもの(旧人類の末裔ではなく突如発生した新人種)国土異なり、めくり回り暗き正さから欺く。
【現代語訳】
五色人は、それまでの旧人類とは由来が関係なく、新たに生まれ出てきた新人種である。国土を定着せずに流動的に移動し、正い行いというものを理解できずに欺くことを常とした。
オ ホ ト タ マ タ マ ル ア ハ チ ホ ノ サ ワ ケ
起こる矛(ホコ)男根を放ち種を曲げ列なり本来に背き濁る。
漁りする女男、鋭きものの正中は三角になる故に、左右へ二つに開く処、種が百千に及ぶ、陰門、回る水、続き並ぶものを発(ひら)く水火の凝りの◯ワを悪事をはたらく。
【現代語訳】
新人類の男性は火の民の女性を犯し、無秩序に欲望の赴くままに行動していた。新人類の男女は漁り、鋭利な武器を持ち、残虐に犯した結果、新人類の種が幾千にも増えていった。新人類は女性を求め各地を移動し同じ行為を繰り返し悪事を働いていった。
あとがき
この首ではより具体的に新人類の攻撃性、欲望に駆られた行動が表現されている。
やはり本能的欲望に駆られる行動とは、性欲、食欲、睡眠欲の三大欲求を満たすために各地を移動し残虐行為を繰り返していったのだ。
火水の民は物事を取り決める時にも血を流さずに話し合いで平等に解決して行くのが常識だったために相手を殺す武器などは所持していなかったのだ。
そこに攻撃的な武器を持った新人類が押し寄せてくると防衛することを知らない火水の民はされるがままになってしまうのは無理がないのである。
日本人の気質というのはこの頃からあまり変わってはいないのだということが理解できる。
武力による侵略はそもそもの気質的にはあっていないのだ。争いを好まず、和を持って相手と向き合い睦あうという火水の性質が日本人の根底には受け継がれているのだ。
武力に武力をもって戦いを好む種族は神には好まれていないことも察せられる。