カタカムナ45首を読み解く
中心図象ヤタノカカミ 発生原理
世界に国境をつくった
カム ナカラ オキツ カヒ へラ
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
ム・・・水中の水の靈也。潤水也。無也、空也、息の終也、暗也、結也、睦也、渦巻也、黒也。
ナ・・・火水の靈也。和也、女也、流也、下知也、正中の靈也、凝也、双也、頭也、無也、生也、鳴也、汝也、過去、現在、未来にわたる靈也、納也。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
ラ・・・濁水の靈也。降也、涎也、唾也。
オ・・・空中の水の靈也。起也、貴也、高也、於(うへ)也。
キ・・・影の火の靈也。氣(いき)也、正中也、限也、生也、草也、貴也、来也、香也、土。
ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
ヒ・・・正火の靈也。天を回る火の靈也、日也、出入息の本也、穴也、米也、非也、否也、氷也、語の下にイに云う時にこのヒを書く也。
へ・・・正火の靈也。膨也、隔也、経也、緯也。
ラ・・・濁水の靈也。降也、涎也、唾也。
カム ナカラ ・・・日月が旋回を繰り返し時は流れ
オキツ カヒ ヘラ・・起きる 来る列なり 万物(世界)へ広がる天をめぐる火(天を巡航する技術の火) ヘラ反し、ハ。万物を開き始め、地をつかさどる
解説
日月が旋回を繰り返し時は流れ
起きる 来る列なり 万物(世界)へ広がる天をめぐる火(天を巡航する技術の火) 万物を開き始め、地をつかさどる
ヘサ カル ミチ タマ フト マニノ
へ・・・正火の靈也。膨也、隔也、経也、緯也。
サ・・・昇る水の靈也。割別也、細也、小也、少也、短也、誘也、放也、去也。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
ル・・・濁水の靈也。涎也、唾也。
ミ・・・火中の水の靈也。潤水也、正中を宰る也、月の靈也、貴也、虫也、五穀也、渦巻也、暗也。
チ・・・水中の火の靈也。胎内の火の靈也。血也、地中の火也、草也、剣也、風也、父の靈(たま)也、息の本也、五穀也、鳥の靈(たま)也、一也、年、月、日、時の靈(たま)也、隔限也。
タ・・・水中の火の靈也。タマ也、種也、大也、多也、連也、胎也、縦也、溜水也。
マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。
フ・・・正火の靈也。火水の両を宰る也、経(ふる)也、含也、太也、吹也、覆也、語の下にウにひびくものはこのフに移りて書く也。
ト・・・男也、轟也、解也、飛也、基也、人也、与也、止め也、昇也、速也、前也、所也。
マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。
ニ・・・火水の靈也。天地也 、日月也、水火の凝也、丹(あかき)也、非也、従也。
ノ・・・水の靈也。回水也、如也、差別(けじめ)を宰る也、切也、割別也、◯也。
ヘサ カル ミチ・・・隔ちさきわける カル反し、ク。土 暗きに隔たりを入れて限る。
タマ フト マニノ・・・天地と開け、万物と広がるも基は一滴の玉より生まれる、ひと間ふた間と仕切り フト反し、ホ。 天地万物の初発 間 天地 差別
解説
隔ちさきわける土地 暗きに隔たりを入れて限る。
天地と開け、万物と広がるも基は一滴の玉より生まれる、ひと間ふた間と仕切り 天地万物の初発 間 天地 差別
ヘツ ナキサ ヒコ カタ カムナ
へ・・・正火の靈也。膨也、隔也、経也、緯也。
ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。
ナ・・・火水の靈也。和也、女也、流也、下知也、正中の靈也、凝也、双也、頭也、無也、生也、鳴也、汝也、過去、現在、未来にわたる靈也、納也。
キ・・・影の火の靈也。氣(いき)也、正中也、限也、生也、草也、貴也、来也、香也、土。
サ・・・昇る水の靈也。割別也、細也、小也、少也、短也、誘也、放也、去也。
ヒ・・・正火の靈也。天を回る火の靈也、日也、出入息の本也、穴也、米也、非也、否也、氷也、語の下にイに云う時にこのヒを書く也。
コ・・・影の火の靈也。男也、女也、総ての人の靈也、凝也、器也、囲也、処也、細也、香也、小也。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
タ・・・水中の火の靈也。タマ也、種也、大也、多也、連也、胎也、縦也、溜水也。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
ム・・・水中の水の靈也。潤水也。無也、空也、息の終也、暗也、結也、睦也、渦巻也、黒也。
ナ・・・火水の靈也。和也、女也、流也、下知也、正中の靈也、凝也、双也、頭也、無也、生也、鳴也、汝也、過去、現在、未来にわたる靈也、納也。
ヘツ ナキサ ヒコ・・・隔ちが列なり やわらきにて土をさきわける 日の人
カタ カムナ ・・・ものを分かち万物と広がるも基は一滴の玉より生まれ 無から形が生る
解説
隔ちが列なり やわらきにて土をさきわける 日の人
ものを分かち万物と広がるも基は一滴の玉より生まれ 無から形が生る
トヨ ウケミ カタ ヘツ カヒ ヘラ
ト・・・男也、轟也、解也、飛也、基也、人也、与也、止め也、昇也、速也、前也、所也。
ヨ・・・水火の靈也。与也、女男の契也、淀也、齢也、下知也。
ウ・・・空中の水の靈也。浮き昇る也、動也、生也、暗也。
ケ・・・影の火の靈也。差別(けじめ)也 、正也、香也、器也、五穀也、家也、朝より暮に至る義也。
ミ・・・火中の水の靈也。潤水也、正中を宰る也、月の靈也、貴也、虫也、五穀也、渦巻也、暗也。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
タ・・・水中の火の靈也。タマ也、種也、大也、多也、連也、胎也、縦也、溜水也。
へ・・・正火の靈也。膨也、隔也、経也、緯也。
ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
ヒ・・・正火の靈也。天を回る火の靈也、日也、出入息の本也、穴也、米也、非也、否也、氷也、語の下にイに云う時にこのヒを書く也。
へ・・・正火の靈也。膨也、隔也、経也、緯也。
ラ・・・濁水の靈也。降也、涎也、唾也。
トヨ ウケミ・・・天地の文(モン)をアヤに與みたる形なり世の中という。生まれ差別(けじめ)がつき万物の正中をつかさどる(平等になる)
カタ ヘツ カヒ ヘラ・・・ものを分かち万物と広がる 隔たりを列ね 暗きに日をあてる 隔てを降ろす
解説
天地の文(モン)をアヤに與みたる形なり世の中という。生まれ差別(けじめ)がつき万物の正中をつかさどる(平等になる)
ものを分かち万物と広がる 隔たりを列ね 暗きに日をあてる 隔てを降ろす
アワノ マカ ヤソ マカ ツヒ オホ マカ ツヒ
ア・・・空中の水の靈也。無にして有也。五十連の総名也、天也、海也、吾也、自然(おのつから)也、◯也。
ワ・・・水火の靈也。国土也、水火水(しほみず)也、水の◯(わ)也、万物の形を宰る也。
ノ・・・水の靈也。回水也、如也、差別(けじめ)を宰る也、切也、割別也、◯也。
マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
ヤ・・・火水の靈也。文(あや)也、和也、沼也、家也、否也、水火の両を宰る也、反(うらはら)の義をなす也。
ソ・・・火水の靈也。形の無也、遅也、揃也、塩也、白也、底也、背也、始也、山也、磯也、所也。
マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。
ヒ・・・正火の靈也。天を回る火の靈也、日也、出入息の本也、穴也、米也、非也、否也、氷也、語の下にイに云う時にこのヒを書く也。
オ・・・空中の水の靈也。起也、貴也、高也、於(うへ)也。
ホ・・・正火の靈也。母也、火浮(ほのめく)也、尖也、天地万物の初也、陰門也、臍(ほ(へ)そ)也、袋也、ヽ(ほし)也。
マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。
ヒ・・・正火の靈也。天を回る火の靈也、日也、出入息の本也、穴也、米也、非也、否也、氷也、語の下にイに云う時にこのヒを書く也。
アワノ マカ ・・・円満に国土の基を別け
ヤソ マカ ツヒ ・・・ 家の処の 間を別け ツヒ反し、チ。隔て限る。
オホ マカ ツヒ・・・ 起きる天地万物の初発 間を別け 隔て限る。
解説
円満に国土の基を別け
家の処の 間を別け ツヒ反し、チ。隔て限る。
起きる天地万物の初発 間を別け 隔て限る。
45首の解説
解説
カム ナカラ オキツ カヒ へラ
日月が旋回を繰り返し時は流れ
起きる 来る列なり 万物(世界)へ広がる天をめぐる火(天を巡航する技術の火) 万物を開き始め、地をつかさどる
【現代語訳】
時は流れ・・・
天地開闢のとき、世界を巡航していた天の人は地をつかさどり、地の人の世界に文明の灯火を授けていた。
ヘサ カル ミチ タマ フト マニノ
隔ちさきわける土地 暗きに隔たりを入れて限る。
天地と開け、万物と広がるも基は一滴の玉より生まれる、ひと間ふた間と仕切り 天地万物の初発 間 天地 差別
【現代語訳】
まだ世界に国境がない時にどこまでが領土か明確ではなかったが、そこに国境の隔たりを作った。もとは一つの大地だが、国を仕切ることが人類で初めてなされた。
ヘツ ナキサ ヒコ カタ カムナ
隔ちが列なり やわらきにて土をさきわける 日の人
ものを分かち万物と広がるも基は一滴の玉より生まれ 無から形が生る
【現代語訳】
国境を制定していくにあたり、話し合い争わずに分けていった日の人(国東の天之御中主から生まれた天の人)
世界中の土地を分かち合う、しかしもともとは地球は一つだったが国という形を生み出した。これも万物創造の原理・・・カタカムナ
トヨ ウケミ カタ ヘツ カヒ ヘラ
天地の文(モン)をアヤに與みたる形なり世の中という。生まれ差別(けじめ)がつき万物の正中をつかさどる(平等になる)
ものを分かち万物と広がる 隔たりを列ね 暗きに日をあてる 隔てを降ろす。
【現代語訳】
地球に境界線を作り分けあった形を世の中という。境界線が生まれ全ての人類は平等になる。
アワノ マカ ヤソ マカ ツヒ オホ マカ ツヒ
円満に国土の基を別け
家の処の 間を別け ツヒ反し、チ。隔て限る。
起きる天地万物の初発 間を別け 隔て限る。
【現代語訳】
円満に国土の境界線を分け合い、住所の間を別け、隔たりをつくる。
はじめて間を別け隔たりをつくった。
あとがき
天を鳥に乗って自在に巡航できた天の人は、世界に国境を作り土地をみんなに分け与えていった。円満に土地を分け与え平等に分配した。現在では土地を奪い合い殺し合いになっているが、かつて天の人は平等に皆が満足するように国境を作ったので争いは起きていなかったとある。天の人は火水の教えを基本に世界に文明の種を広げ、人々が平等に暮らせるように国境と個々の家の土地の境界線まで作ったというなんとも偉業を成し遂げていた。想定するに人口も当時はかなり少なかったのだろうが、今の人類のような暗き争いを治めるだけの決定的な力と叡智の差があることがわかる。まさに世界の人々は天からやってくる圧倒的なものたちを神と崇め崇拝し、従うだろう。こうして世界各地に神の伝説が残っていったのだということが見えてきた。