カタカムナ22首を読み解く
中心図象ヤタノカカミ 生命原理
アメオキミツコ
ア・・・空中の水の靈也。無にして有也。五十連の総名也、天也、海也、吾也、自然(おのつから)也、◯也。
メ・・・火中の水の靈也。潤水也、回也、芽也、正中を宰る也、女也、米也、海草也、馬也、群也、下知也。
オ・・・空中の水の靈也。起也、貴也、高也、於(うへ)也。
キ・・・影の火の靈也。氣(いき)也、正中也、限也、生也、草也、貴也、来也、香也、土。
ミ・・・火中の水の靈也。潤水也、正中を宰る也、月の靈也、貴也、虫也、五穀也、渦巻也、暗也。
ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。
コ・・・影の火の靈也。男也、女也、総ての人の靈也、凝也、器也、囲也、処也、細也、香也、小也。
アメ ・・・天を回る
オキ ・・・起きるものは浮き膨れ、火水二つ與み塊り形をなし
ミツコ ・・・天地の間に三ツ凝たる氣(イキ)あり。三ツにわたる天地の門。
解説
天を回り起きるものは浮き膨れ、火水二つ與み塊り形をなし、三ツの凝りとなる
モコロシマ
モ・・・火中の水の靈也。潤水也 、舫(もやう)也、塊也、亦(また)也、者也、累(かさなる)也、与也。
コ・・・影の火の靈也。男也、女也、総ての人の靈也、凝也、器也、囲也、処也、細也、香也、小也。
ロ・・・濁水の靈也。大濁の塊也 、ラリルレの四音はこの一音に凝塊也。故にこの四音に代りてなすことある也。
シ・・・昇る水の靈也。始也、終也、死也、己也、幸也、司也、育也、石也、出水也、印也、進也、繁也、為限(しきる)也。
マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。
モコロ・・・モコロの反し、モ。 舫い凝り塊
シマ・・・水火(イキ)の自然と凝り塊り、円(マロキ)島の形ができる
解説
舫い凝り塊り、水火(イキ)の自然と凝り塊り、円(マロキ)島の形ができる
アマ ツ ア キ ツ ネ
ア・・・空中の水の靈也。無にして有也。五十連の総名也、天也、海也、吾也、自然(おのつから)也、◯也。
マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。
ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。
ア・・・空中の水の靈也。無にして有也。五十連の総名也、天也、海也、吾也、自然(おのつから)也、◯也。
キ・・・影の火の靈也。氣(いき)也、正中也、限也、生也、草也、貴也、来也、香也、土。
ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。
ネ・・・火水の靈也。水火の根也、母の靈也、土也、鎮也。
アマ ・・・海水の国土をめぐり
ツア ・・・列なり自然に
キツネ ・・・水火凝りて、浮かび出て列なり万物を生する
解説
海水の国土をめぐり列なり自然に水火凝りて、浮かび出て列なり島を生する
ツ ク シ シ マ
ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。
ク・・・影の火の靈也。氣(いき)の降る也、与也、土也、黒也、香也、濁也。
シ・・・昇る水の靈也。始也、終也、死也、己也、幸也、司也、育也、石也、出水也、印也、進也、繁也、為限(しきる)也。
シ・・・昇る水の靈也。始也、終也、死也、己也、幸也、司也、育也、石也、出水也、印也、進也、繁也、為限(しきる)也。
マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。
ツクシ・・・列なり万物を動かし出し土ができ形なきところに形なし
シマ ・・・水火(イキ)の自然と凝り塊り、円(マロキ)島の形ができる
解説
列なり万物を動かし出し土ができ形なきところに形なし、水火(イキ)の自然と凝り塊り、円(マロキ)島の形ができる
オ ホ ト ヤ シ マ
オ・・・空中の水の靈也。起也、貴也、高也、於(うへ)也。
ホ・・・正火の靈也。母也、火浮(ほのめく)也、尖也、天地万物の初也、陰門也、臍(ほ(へ)そ)也、袋也、ヽ(ほし)也。
ト・・・男也、轟也、解也、飛也、基也、人也、与也、止め也、昇也、速也、前也、所也。
ヤ・・・火水の靈也。文(あや)也、和也、沼也、家也、否也、水火の両を宰る也、反(うらはら)の義をなす也。
シ・・・昇る水の靈也。始也、終也、死也、己也、幸也、司也、育也、石也、出水也、印也、進也、繁也、為限(しきる)也。
マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。
大意
オホト・・・起きるものは浮き膨れ一物のゝ(ホチ)より天地と顕れ水中に與めば万物基(モト)をなす
ヤ・・・上下をアヤに受ける音の辞(ことば)
シマ ・・・水火(イキ)の自然と凝り塊り、円(マロキ)島の形ができる
解説
起きるものは浮き膨れ一物のゝ(ホチ)より天地と顕れ水中に與めば万物基(モト)をなし、水火(イキ)の自然と凝り塊り、円(マロキ)島の形ができる
22首の解説
アメオキミツコ
天を回り起きるものは浮き膨れ、火水二つ與み塊り形をなし、三ツの凝りとなる
モコロシマ
舫い凝り塊り、水火(イキ)の自然と凝り塊り、円(マロキ)島の形ができる
アマ ツ ア キ ツ ネ
海水の国土をめぐり列なり自然に水火凝りて、浮かび出て列なり島を生する
ツ ク シ シ マ
列なり万物を動かし出し土ができ形なきところに形なし、水火(イキ)の自然と凝り塊り、円(マロキ)島の形ができる
オ ホ ト ヤ シ マ
起きるものは浮き膨れ一物のゝ(ホチ)より天地から顕れ水中に與めば万物基(モト)をなし、水火(イキ)の自然と凝り塊り、円(マロキ)島の形ができる
解説
カタカムナ22首から島ができるまでの経緯に切り替わっている。島は天地の水火(イキ)が凝り固まり、円形の島が浮かび上がり列なる様子を現している。島のモトとなるものも天地のゝ(ホチ)に氣(イキ)が集まりめぐりおのずから(自然の理で)形を形成してゆくと理解できる。古事記にある島うみの話はこの流れを比喩して表現していたのではないだろうか。『ツクシシマ』などの島の名前もカタカムナウタヒの中の言葉から九州に名が付けられた流れで、本来の意味は島の形ができるまでの様子であったのだと理解できる。