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カタカムナ中心図象
カタカムナウタヒ80首を見ていくと中心に図象が置かれている。
このウタヒを読み解いていく中で中心の図象を基本概念として展開していかなければ中心に配置する意味がないといえる。
そこで私はカタカムナ中心図象を水穂伝の中にある布斗麻邇ノ御靈をもって解読していくことにした。
カタカムナの中心図象は、以下の3種類ある。
・ミクマリ図象
・ヤタノカガミ図象
・フトマニ図象
フトマニを読み解く
全ての図象を読み解くにあたり、『布斗麻邇御靈』、『稲荷古伝の御伝』 を参考に解読を進めていった。
フトマニ図象の要素から見ていくと下の図の構成が理解できる。
◯と◇は出る息の水 と 引く息の火。出る息は胞衣を吹き割て、吹く息をもって生るるなり。
ーは火で緯、|は水で縦となっている。これを組みあわし㊉となり、この御霊は、イザナギノカミの火と、イザナミノカミの水とくみあう御霊形にして、五十連の息に調うに従いて形も調うなり。この御霊、火水組み合いたるを見て知るべし、息、胞衣の内に組みあいて、母体を出でむとして吹義なり。人は十月にわたりて、息、胞衣の内に満ち満ちて、自ずから吹き切って出るなり。
三種の神器の意義概念の中でフトマニは剣にあたる。剣とは『連義』となり、これは出る息の水 と 引く息の火を現している。
結論
以上をもちフトマニ図象を読み解いていくと、『人は十月にわたりて、息、胞衣の内に満ち満ちて、自ずから吹き切って出るなり』とあるように人が胞衣を息で破り胎内からでてからの生命活動を表していると読み解くことができる。
つまりカタカムナウタヒの中で中心図象が配置してある首は胎内から生まれ出た後の生命活動を現しているウタという規則性を見出した。
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