カタカムナ3首を読み解く
中心図象フトマニ
火(高御産巣日)水(神産巣日)
フトタマノ ミ ミコト
フ・・・正火の靈也。火水の両を宰る也、経(ふる)也、含也、太也、吹也、覆也、語の下にウにひびくものはこのフに移りて書く也。
ト・・・男也、轟也、解也、飛也、基也、人也、与也、止め也、昇也、速也、前也、所也。
タ・・・息を引くとき、即ち引く息の時はこの四つの形をなすという御伝であります。出る息は◯であり、引く息は□であります、人の生るる時は、出る息によって胞衣を吹き破り、引く息をもって産まれ出るのであります。
マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。
ノ・・・水の靈也。
回水也 、如也、差別(けじめ)を宰る也、切也、割別(さきわくる)也、◯也。
ミ・・・火中の水の靈也。
潤水也、正中を宰る也、月の靈也、貴也、虫也、五穀也、渦巻也、暗也。
潤水也、正中を宰る也、月の靈也、貴也、虫也、五穀也、渦巻也、暗也。
コ・・・影の火の靈也。男也、女也、総ての人の靈也、凝也、器也、囲也、処也、細也、香也、小也。
ト・・・男也、轟也、解也、飛也、基也、人也、与也、止め也、昇也、速也、前也、所也。
言靈読み解き
フトタマノ ミ ミコト・・・火水のふたつをつかさどり 水中の火はくみくみてかたまり 火水連なり万物の種子となり 火中へ水與み搦み動きて離れず正中をつかさどり天地始まる一滴の水顕れ、形なきところからゝの形顕れ 形をなすものは皆、水のコリにして真の火の躰は凝るものにあらず 火、水中に與めば、万物の基をなす。
フトマニニ
フ・・・正火の靈也。火水の両を宰る也、経(ふる)也、含也、太也、吹也、覆也、語の下にウにひびくものはこのフに移りて書く也。
ト・・・男也、轟也、解也、飛也、基也、人也、与也、止め也、昇也、速也、前也、所也。
マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。
ニ・・・火水の靈也。天地也 、日月也、水火の凝也、丹(あかき)也、非也、従也。
ニ・・・火水の靈也。天地也 、日月也、水火の凝也、丹(あかき)也、非也、従也。
言靈読み解き
フトマニニ・・・太り脹れ極まり 水中の火はくみくみてかたまり睦み搦み 天地と顕れ 天の火、地の水と躰一にして、地の水は天の火と躰一也。
3首の解説
フトタマノ ミ ミコト・・・火水のふたつをつかさどり 水中の火はくみくみてかたまり 火水連なり万物の種子となり 火中へ水與み搦み動きて離れず正中をつかさどり天地始まる一滴の水顕れ、形なきところからゝの形顕れ 形をなすものは皆、水のコリにして真の火の躰は凝るものにあらず 火、水中に與めば、万物の基をなす。
フトマニニ・・・太り脹れ極まり 水中の火はくみくみてかたまり睦み搦み 天地と顕れ 天の火、地の水と躰一にして、地の水は天の火と躰一也。
現代語訳
火(高御産巣日)水(神産巣日)のふたつをつかさどり 水中の火はくみくみてかたまり 火水連なり万物の種子となる。
火中へ水與み搦み動き、離れず正中をつかさどり現象化の始まる一滴の水が顕れ、形なきところからゝの形顕れる。
形をなすものは皆、水のコリにして真の火の実態は凝るものではない。
火、水中に與めば、万物の基となる。
現象化を起こす種子は太り脹れ極まり 水中の火はくみくみてかたまり睦み搦み 天(潜象)地(現象)に顕れ 天(潜象)の火、地(現象)の水と実態はひとつにして、地(現象)の水は天(潜象)の火と実態はひとつ也。
形なきものと形あるものは、その実態は共に表裏一体である。その根源的なものをいうときには、天(潜象)にして天(潜象)だけではなく、地(現象)にして地(現象)だけではない。