カタカムナ53首を読み解く
中心図象ヤタノカカミ 発生原理
旧人類と新人類の違い
イ キ コ コ ロ ア マ ナ へ サ カ ル
イ・・・空中の水の靈也。出息也、命也。
キ・・・影の火の靈也。氣(いき)也、正中也、限也、生也、草也、貴也、来也、香也、土。
コ・・・影の火の靈也。男也、女也、総ての人の靈也、凝也、器也、囲也、処也、細也、香也、小也。
コ・・・影の火の靈也。男也、女也、総ての人の靈也、凝也、器也、囲也、処也、細也、香也、小也。
ロ・・・濁水の靈也。大濁の塊也 、ラリルレの四音はこの一音に凝塊也。故にこの四音に代りてなすことある也。
ア・・・空中の水の靈也。無にして有也。五十連の総名也、天也、海也、吾也、自然(おのつから)也、◯也。
マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。
ナ・・・火水の靈也。和也、女也、流也、下知也、正中の靈也、凝也、双也、頭也、無也、生也、鳴也、汝也、過去、現在、未来にわたる靈也、納也。
へ・・・正火の靈也。膨也、隔也、経也、緯也。
サ・・・昇る水の靈也。割別也、細也、小也、少也、短也、誘也、放也、去也。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
ル・・・濁水の靈也。涎也、唾也。
イキココロ・・・ 命が形を顕し、ココロ
アマナヘサカル ・・・ア海 マ男女 漁り(むさぼりあさる)女男(メヲ)生(ナ)る 隔(へだたる)一重と二重と幾間も幾間も離れていること。一粒の籾、ゝとふくれ膨れて、骨と肉の違いができる。 さきわかれ 別れ 水は本澄めるものなれとも、その水に土塊を交わる故に、水の澄めるを失う。
解説
命が形を顕し、ココロが漁り(むさぼりあさる)女男(メヲ)生(ナ)る 隔(へだたる)一重と二重と幾間も幾間も離れていること。一粒の籾、ゝとふくれ膨れて、骨と肉の違いができる。 さきわかれ 別れ 水は本澄めるものなれとも、その水に土塊を交わる故に、水の澄めるを失う。
モ モ ヒ ク ニ
モ・・・火中の水の靈也。潤水也 、舫(もやう)也、塊也、亦(また)也、者也、累(かさなる)也、与也。
モ・・・火中の水の靈也。潤水也 、舫(もやう)也、塊也、亦(また)也、者也、累(かさなる)也、与也。
ヒ・・・正火の靈也。天を回る火の靈也、日也、出入息の本也、穴也、米也、非也、否也、氷也、語の下にイに云う時にこのヒを書く也。
ク・・・影の火の靈也。氣(いき)の降る也、与也、土也、黒也、香也、濁也。
ニ・・・火水の靈也。天地也 、日月也、水火の凝也、丹(あかき)也、非也、従也。
モモヒクニ・・・モモ=卍 高御産巣日・神産巣日 舫う 日の國
解説
モモ=卍 高御産巣日・神産巣日 舫う 日の國
ヘ ツ ナ キ サ ヒ コ ヘ ツ カ ヒ ヘ ラ
へ・・・正火の靈也。膨也、隔也、経也、緯也。
ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。
ナ・・・火水の靈也。和也、女也、流也、下知也、正中の靈也、凝也、双也、頭也、無也、生也、鳴也、汝也、過去、現在、未来にわたる靈也、納也。
キ・・・影の火の靈也。氣(いき)也、正中也、限也、生也、草也、貴也、来也、香也、土。
サ・・・昇る水の靈也。割別也、細也、小也、少也、短也、誘也、放也、去也。
ヒ・・・正火の靈也。天を回る火の靈也、日也、出入息の本也、穴也、米也、非也、否也、氷也、語の下にイに云う時にこのヒを書く也。
コ・・・影の火の靈也。男也、女也、総ての人の靈也、凝也、器也、囲也、処也、細也、香也、小也。
へ・・・正火の靈也。膨也、隔也、経也、緯也。
ツ・・・火中の水の靈也。渦巻也、列(つらなる)也、続也、積也、約也。
カ・・・煇火の靈也。影也、別也、香也、必也、黒也、暗也、大也、上也、数也、疑也、高也、限也、如是也、陽の昇也、家也、草也、是有也、搦也。
ヒ・・・正火の靈也。天を回る火の靈也、日也、出入息の本也、穴也、米也、非也、否也、氷也、語の下にイに云う時にこのヒを書く也。
へ・・・正火の靈也。膨也、隔也、経也、緯也。
ラ・・・濁水の靈也。降也、涎也、唾也。
ヘツナキサヒコ・・・隔(へだたる)一重と二重と幾間も幾間も離れていること。一粒の籾、ゝとふくれ膨れて、骨と肉の違いができる。 続き 流れ きたる 続き並ぶものを発(ひらく) 天はよくものを動かす(変異) 人
ヘツカヒヘラ・・・隔(へだたる)続き 分岐 天はよくものを動かす(変異)骨肉の差別をなし、水は本澄めるものなれとも、その水に土塊を交わる故に、水の澄めるを失い降る。
解説
隔(へだたる)一重と二重と幾間も幾間も離れていること。一粒の籾、ゝとふくれ膨れて、骨と肉の違いができる。 続き 流れ きたる 続き並ぶものを発(ひらく) 天はよくものを動かす(変異) 人
隔(へだたる)続き 分岐 天はよくものを動かす(変異)骨肉の差別をなし、水は本澄めるものなれとも、その水に土塊を交わる故に、水の澄めるを失い降る。
53首の解説
イ キ コ コ ロ ア マ ナ へ サ カ ル
命が形を顕し、ココロが漁り(むさぼりあさる)女男(メヲ)生(ナ)る 隔(へだたる)一重と二重と幾間も幾間も離れていること。一粒の籾、ゝとふくれ膨れて、骨と肉の違いができる。 さきわかれ 別れ 水は本澄めるものなれとも、その水に土塊を交わる故に、水の澄めるを失う。
【現代語訳】
命が形を顕してきた。心がむさぼりあさる女男が生まれ、その新たな人種は以前の人種とはその気質がまったく異なっている。それらの人種も同じ地球の原理によって生み出されたたものだが別の種族に分離している。以前の人種は気性が穏やかで純真だったが、新たな種族は欲求が強く純真さは濁っていた。
モ モ ヒ ク ニ ヘ ツ ナ キ サ ヒ コ ヘ ツ カ ヒ ヘ ラ
モモ=卍 高御産巣日・神産巣日 舫う 日の國
隔(へだたる)一重と二重と幾間も幾間も離れていること。一粒の籾、ゝとふくれ膨れて、骨と肉の違いができる。 続き 流れ きたる 続き並ぶものを発(ひらく) 天はよくものを動かす(変異) 人
隔(へだたる)続き 分岐 天はよくものを動かす(変異)骨肉の差別をなし、水は本澄めるものなれとも、その水に土塊を交わる故に、水の澄めるを失い降る。
【現代語訳】
造化三神の日の國(日本)から生まれた人種とは気質がまったく異なっていた。根本的な原理は同じなのだが気質が異なっている。天はよくものを動かし、天変地異を起こす。そのことで変化が起き続け新たな人種も創造された。異なった種族は天変地異から生まれた変異で、以前の人種よりも気性が荒く欲求が強く、純真さが濁っていた。
あとがき
この53首では、旧人類と新人類の交差する時代の「人種の違い」を強調して現していた。人類の経緯というものは謎が多くあまりその実態はわかっていないのが現実だが、以下のようにざっくりと考えられている。
- 人類の発達→直立二足歩行・道具の使用
- 猿人(アウストラロピテクス)
- 原人(北京原人・ジャワ原人)
- 旧人(ネアンデルタール人)
- 新人(クロマニョン人・上洞人)→洞穴絵画(ラスコー・アルタミラ)
- 石器時代
- 旧石器時代→打製石器
- 新石器時代→磨製石器
しかし、カタカムナでは人類の創生は進化論からではなく草木から生まれているとある。人間だけではなく虫や爬虫類や鳥類なども最初は草木から氣(イキ)が凝り固まり、さまざまな生命体が生み出されたようだ。
人類も進化の過程で原人が変化したのではなく、地球の天変地異などの変化によって生み出された人種が異なっていったということが見えてくる。
そして、明らかに後者に誕生した人種は見た目は人間なのだが気性は以前とは異なっていたという。
攻撃的で欲求が強く分かりやすくいうと野蛮だということになる。進化論的には後者になるにつれて知能も知性も進化していると考えられてしまうが、森羅万象の法則的には、火は澄み軽く速く、水は重く遅く濁るという性質がある。
そうすると天地の氣の澄んだものが早く生まれ遅れて生まれる方が濁るという法則が当てはまることになる。このような人類の種族が入り混じる混沌の時代が確かにあり、その中で複雑に入り混じっていって今の人類に繋がっている。
今の人類は森羅万象の原理からすると濁りに濁った状態で、進化しているのではなくむしろ退化しているのだとも受け取れるだろう。確かに今の人類は胸に手を当てて思い当たる節が数えきれないくらいにあるのが現実だ。