吽字義の第32公開単位「吽字義 第32節」を空海著作原典・現代語訳・TENMON解読に分けて読むページです。
1. 中立的な定義
吽字義の第32公開単位「吽字義 第32節」を空海著作原典・現代語訳・TENMON解読に分けて読むページです。
2. 書誌・著者・底本・対象範囲
T77 No.2430, p.404b14–p.408a29/対象:L107–L107
3. 原典
復次恐怖義者。謂是吽字者一切如來誠實語。所謂一切諸法無因無果本來清淨圓寂義。是故纔發菩提心。即坐菩提道場轉正法輪。由此相應故能證悟一切佛法。念念具薩般若智。直至究竟坐金剛座。四魔現前則入大慈三摩地。恐怖降伏四魔等。所謂四魔者蘊魔煩惱魔死魔天魔。如是魔軍無不恐怖降伏。猶如日輪纔擧暗暝消退。復次如來以何法恐怖諸障耶。謂即以此吽字門也。下三昧畫即是具修萬行。上有大空點即是已成萬徳。訶字即是法幢旗。三昧空點合故即是高峯觀三昧。上點是明妃之母。下畫是胎分日増。如是義故適發聲時魔軍散壞。即是恐怖義也
4. 検索用正規化本文
原典表記を検索可能な文字列として保持する。意味を変える自動置換は行わない。
5. 訓読・語法・異体字
異体字・旧字体・歴史的仮名遣いを原典欄に保存し、校異が未確定の箇所は断定しない。
6. 現代語訳
次に恐怖の意味を説く。吽字は一切如来の真実の言葉であり、一切の法に固定した因・果はなく、本来清浄で円満寂静であることを表す。ゆえに菩提心を発したその時、菩提道場に坐し、正法輪を転ずる構造が開く。この相応によって一切の仏法を証悟し、一念一念に一切智を具え、ついには金剛座に坐す。四魔が現れれば大慈三摩地に入り、四魔を恐れさせ降伏する。四魔とは、五蘊の魔・煩悩の魔・死の魔・天魔である。魔軍はすべて恐れ、降伏する。それは日輪が昇ると闇が退くようなものである。如来は何によって障りを恐れさせるのか。それが吽字門である。下の三昧画は万行を具さに修すること、上の大空点は万徳をすでに成就したこと、訶字は法幢の旗である。三昧画と空点が合して高峯観三昧となる。上の点は明妃の母、下の画は胎児が日々成長するように徳が増すことを示す。この意味により、吽の声が発せられると魔軍は散壊する。これが恐怖の義である。
7. 文献・教学上の文脈
空海著作の作品内構造と密教教学上の文脈を優先し、後代注釈やTENMON比較を空海本人の文へ混入させません。
8. TENMON言灵構造解読
恐怖するのは他者ではなく、光に耐えられない濁りである。下画の実践、中央の菩提心、上点の空・成就が一息で一致すると、闇は戦って排除されるより、日輪に照らされて退く。
9. 比較研究
言灵秘書・古事記・カタカムナとの照合はTENMON比較研究であり、空海がそれらを直接解読したという歴史主張ではありません。
10. 未確定事項・反証・HOLD
未検証の悉曇字形・サンスクリット語形・歴史的直接継承を断定しません。
11. 証拠・確度
空海著作原典=A0、天聞作成の訳・整理=A1、TENMON構造解読=E5、比較仮説=E6。
12. 出典・巻・頁・行
L107–L107