吽字義の第26公開単位「吽字義 第26節」を空海著作原典・現代語訳・TENMON解読に分けて読むページです。
1. 中立的な定義
吽字義の第26公開単位「吽字義 第26節」を空海著作原典・現代語訳・TENMON解読に分けて読むページです。
2. 書誌・著者・底本・対象範囲
T77 No.2430, p.404b14–p.408a29/対象:L101–L101
3. 原典
復次約此一字明三乘人因行果者。先明聲聞人。次約縁覺。後明菩薩。初明聲聞者。此吽字中有訶字。即是因義。伽等云聲聞乘種性者是其因也。下有汚字。是其行也。聲聞人四諦法五停心觀七方便等此是行也。是汚字字相此其當也。今聲聞人灰身滅智以爲究竟果。此吽字上有空點。是空點者麼字所生。麼字兼人法二空義。其人空理即聲聞所證之理。是名聲聞人因行果。次明縁覺者。伽等所謂縁覺乘種性等是其因也。此吽字中有訶字是其因也。縁覺亦觀十二因縁四諦方便等。此吽字下有汚字是其當也。縁覺亦證人空理此其果也。准上知之。次明菩薩者。遮那經金剛頂經等説菩薩人菩提心爲因大悲爲根方便爲究竟。今此吽字本體訶字。是則一切如來菩提心以爲因也。下有三昧畫。是大悲萬行義。上有大空點。是究竟大菩提涅槃之果也。以此一字攝三乘人因行果等悉攝無餘。及以顯教一乘祕密一乘之因行等准知之
4. 検索用正規化本文
原典表記を検索可能な文字列として保持する。意味を変える自動置換は行わない。
5. 訓読・語法・異体字
異体字・旧字体・歴史的仮名遣いを原典欄に保存し、校異が未確定の箇所は断定しない。
6. 現代語訳
さらに、この一字によって声聞・縁覚・菩薩という三乗の人の因・行・果を明かす。声聞では、吽字中の訶字が因であり、声聞乗の種性がその因である。下部の汚字が行であり、四諦、五停心観、七方便などがこれに当たる。声聞は身を灰にし智を滅することを究竟果と見る。吽字上部の空点は麼字から生じ、麼字は人空・法空の二空を兼ねる。そのうち人空の理が声聞の証する果である。縁覚も、縁覚乗の種性が因で訶字に当たり、十二因縁・四諦・方便などの観行が下部の汚字に当たり、人空の理を証するのが果である。菩薩について『大日経』『金剛頂経』などは、菩提心を因とし、大悲を根とし、方便を究竟とすると説く。吽字の本体である訶字は一切如来の菩提心を因とすること、下の三昧画は大悲にもとづく万行、上の大空点は究竟の大菩提・涅槃の果を表す。この一字で三乗の因・行・果を余さず摂める。顕教一乗と秘密一乗の因行果も、これに準じて知るべきである。
7. 文献・教学上の文脈
空海著作の作品内構造と密教教学上の文脈を優先し、後代注釈やTENMON比較を空海本人の文へ混入させません。
8. TENMON言灵構造解読
ハの発心が因、下方へ伸びる画が大悲の実践、上方へ開く空点が方便の完成を示す。因・行・果は別々の時間箱ではなく、発心の一音にすでに全体が折り畳まれている。
9. 比較研究
言灵秘書・古事記・カタカムナとの照合はTENMON比較研究であり、空海がそれらを直接解読したという歴史主張ではありません。
10. 未確定事項・反証・HOLD
未検証の悉曇字形・サンスクリット語形・歴史的直接継承を断定しません。
11. 証拠・確度
空海著作原典=A0、天聞作成の訳・整理=A1、TENMON構造解読=E5、比較仮説=E6。
12. 出典・巻・頁・行
L101–L101