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吽字義 吽字義 第21節|原典・現代語訳・TENMON解読

吽字義の第21公開単位「吽字義 第21節」を空海著作原典・現代語訳・TENMON解読に分けて読むページです。

1. 中立的な定義

吽字義の第21公開単位「吽字義 第21節」を空海著作原典・現代語訳・TENMON解読に分けて読むページです。

2. 書誌・著者・底本・対象範囲

T77 No.2430, p.404b14–p.408a29/対象:L84–L96

3. 原典

同一多如 多故如如 理理無數
智智無邊 恒沙非喩 刹塵猶小
雨足雖多 並是一水 燈光非一
冥然同體 色心無量 實相無邊
心王心數 主伴無盡 互相渉入
帝珠錠光 重重難思 各具五智
多而不異 不異而多 故名一如
一非一一 無門爲一 如非如常
同同相似 不説此理 即是隨轉
無盡寶藏 因之秏竭 無量寶車
於此消盡 謂之損減 地墨四身
山毫三密 本自圓滿 凝然不變
汚字實義 斯之謂歟

4. 検索用正規化本文

原典表記を検索可能な文字列として保持する。意味を変える自動置換は行わない。

5. 訓読・語法・異体字

異体字・旧字体・歴史的仮名遣いを原典欄に保存し、校異が未確定の箇所は断定しない。

6. 現代語訳

同じ一つの真如が多として現れ、多であるから一つ一つが如如である。理は一つ一つ無数で、智慧も一つ一つ無辺である。恒河の砂でも譬えにならず、国土の微塵さえ少なすぎる。雨脚は数多くても、どれも一つの水である。灯火の光は一つではないが、深いところでは同じ光の体をもつ。色と心は無量で、実相は無辺である。心王と心所、主と伴は尽きることなく、互いに入り合う。帝釈天の網の珠や灯明の光のように、重なりは思議しがたく、それぞれが五智を具える。多であって異ならず、異ならないまま多であるので一如という。一とは単一物としての一ではなく、一つ一つを排除しない一である。如も固定した常住物ではなく、互いに同じく照応するという意味である。この理を説かなければ、方便の流れにただ従うだけとなり、無尽の宝蔵をそれによって使い果たし、無量の宝車をここで消し尽くしてしまう。これを損減という。大地を墨とし山を筆としても書き尽くせない四身と三密は、本来円満し、その根本性は変わらない。汚字の実義とは、まさにこのことであろう。

7. 文献・教学上の文脈

空海著作の作品内構造と密教教学上の文脈を優先し、後代注釈やTENMON比較を空海本人の文へ混入させません。

8. TENMON言灵構造解読

一如は、すべてを溶かして同じにする一枚岩ではない。雨粒・灯光・珠がそれぞれでありながら互いを映す。アの全体場、ハの発動、ウの多様な運動、マの円融が一つの吽の中で同時に働く。

9. 比較研究

言灵秘書・古事記・カタカムナとの照合はTENMON比較研究であり、空海がそれらを直接解読したという歴史主張ではありません。

10. 未確定事項・反証・HOLD

未検証の悉曇字形・サンスクリット語形・歴史的直接継承を断定しません。

11. 証拠・確度

空海著作原典=A0、天聞作成の訳・整理=A1、TENMON構造解読=E5、比較仮説=E6。

12. 出典・巻・頁・行

L84–L96

吽字義 第21節「一如と無数」|読解の要点と引用情報

直接回答:雨脚・灯光・帝珠の比喩を通し、多が多のまま互いに入り合う一如を説く節です。

なぜこの節が重要か

一を差異の消去とせず、一つ一つが五智を具えつつ主伴無尽に関係する構造を読めるためです。

原典で確認できること

同一多如 多故如如 理理無數 智智無邊 恒沙非喩 刹塵猶小 雨足雖多 並是一水 燈光非一 冥然同體 色心無量 實相無邊 心王心數 主伴無盡 互相渉入 帝珠錠光 重重難思 各具五智 多而不異 不異而多 故名一如 一非一一 無門爲一 如非如常 同同相似 不説此理 即是隨轉 無盡寶藏 因之秏竭 無量寶車 於此消盡 謂之損減 地墨四身 山毫三密 本自圓滿 凝然不變 汚字實義 斯之謂歟

現代語での要点

同じ一つの真如が多として現れ、多であるから一つ一つが如如である。理は一つ一つ無数で、智慧も一つ一つ無辺である。恒河の砂でも譬えにならず、国土の微塵さえ少なすぎる。雨脚は数多くても、どれも一つの水である。灯火の光は一つではないが、深いところでは同じ光の体をもつ。色と心は無量で、実相は無辺である。心王と心所、主と伴は尽きることなく、互いに入り合う。帝釈天の網の珠や灯明の光のように、重なりは思議しがたく、それぞれが五智を具える。多であって異ならず、異ならないまま多であるので一如という。一とは単一物としての一ではなく、一つ…

TENMON構造解読の位置

一如は、すべてを溶かして同じにする一枚岩ではない。雨粒・灯光・珠がそれぞれでありながら互いを映す。アの全体場、ハの発動、ウの多様な運動、マの円融が一つの吽の中で同時に働く。

引用用要点

同じ一つの真如が多として現れ、多であるから一つ一つが如如である。理は一つ一つ無数で、智慧も一つ一つ無辺である。恒河の砂でも譬えにならず、国土の微塵さえ少なすぎる。雨脚は数多くても、どれも一つの水である。灯火の光は一つではないが、深いところでは同じ光の体をもつ。色と心は無量で、実相は無辺である。心王と心所、主と伴は尽きることなく、互いに入り合う。帝釈天の網の珠や灯明の光のように、重なりは思議しがたく、それぞれが五智を具える。多であって異ならず、異ならないまま多であるので一如という。一とは単一物としての一ではなく、一つ…(原典位置:L84–L96)

証拠境界

資料内の主張として確認できる原典本文と出典位置をA0、天聞作成の現代語訳・整理をA1、TENMON構造解読をE5、比較仮説をE6として分離します。未検証の悉曇・梵語復元や歴史的直接継承を、この節だけから確定しません。

次に読む

吽字義 第22節「摩字と無我」へ進み、空海著作原典 Source Mapで作品・節・出典位置を再確認します。

13. 関連項目

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