吽字義の第13公開単位「吽字義 第13節」を空海著作原典・現代語訳・TENMON解読に分けて読むページです。
1. 中立的な定義
吽字義の第13公開単位「吽字義 第13節」を空海著作原典・現代語訳・TENMON解読に分けて読むページです。
2. 書誌・著者・底本・対象範囲
T77 No.2430, p.404b14–p.408a29/対象:L38–L38
3. 原典
復次約旋陀羅尼門釋者。一切諸法本不生故汚字門無損減。諸法離作業故汚字門亦無損減。諸法等虚空無相故汚字門亦復等虚空無損減。諸法無行故汚字門亦復無行。諸法無一合相故汚字門亦復無一合相。諸法離遷變故汚字門亦離遷變。諸法無影像故汚字門亦無影像諸法無生故汚字門亦復無生。諸法無戰敵故汚字門亦無戰敵諸法無慢故汚字門亦無憍慢。諸法無長養故汚字門亦無長養。諸法無怨對故汚字門亦無怨對。諸法無執著故汚字門亦無執著。諸法如如不可得故汚字門如如不可得。諸法住處不可得故汚字門亦無住處。諸法施不可得故汚字門亦無捨施。諸法法界不可得故汚字門亦無法界。諸法第一義不可得故汚字門亦無勝義。諸法不堅如聚沫故汚字門亦無聚沫。諸法縛不可得故汚字門亦無縛脱。諸法有不可得故汚字門亦復無有。諸法乘不可得故汚字門亦復無乘。諸法塵垢不可得故汚字門亦無塵垢。諸法相不可得故汚字門亦復無相。諸法離言説故汚字門亦無言説。諸法本寂故汚字門本來寂靜。諸法性鈍故汚字門亦復性鈍。諸法諦不可得故汚字門諦不可得。諸法因不可得故汚字門因不可得。因不可得則本初不生。本初不生則不増不減。不増不減則大般涅槃果海。大般涅槃果海則如來法身。是名汚字實義
4. 検索用正規化本文
原典表記を検索可能な文字列として保持する。意味を変える自動置換は行わない。
5. 訓読・語法・異体字
異体字・旧字体・歴史的仮名遣いを原典欄に保存し、校異が未確定の箇所は断定しない。
6. 現代語訳
さらに旋陀羅尼門によって説く。一切の法は本来不生であるから、汚字門に損減はない。諸法は固定した作業主体を離れるから損減はなく、虚空に等しく相がないから虚空同様に損減せず、固定した行為がなく、一つに合成された実体相がなく、遷り変わる自性を離れ、独立した影像がなく、生じた実体がなく、対立して戦う相手がなく、慢心がなく、固定した成長主体がなく、怨みの対象がなく、執着がない。如如は得られず、住処は得られず、布施する固定主体・対象・物も得られず、法界も概念的実体として得られず、第一義も得られず、諸法は泡の集まりのように堅固でなく、縛るものも解くものも得られず、「有」も得られず、乗も得られず、塵垢も得られず、相も得られず、言説を離れ、本来寂静で、鋭く切り立つ固定性をもたず、諦も得られず、因も得られない。因が得られなければ本初は生じておらず、本初が不生なら増減せず、増減しないところが大般涅槃の果海であり、その果海が如来法身である。これを汚字の実義という。
7. 文献・教学上の文脈
空海著作の作品内構造と密教教学上の文脈を優先し、後代注釈やTENMON比較を空海本人の文へ混入させません。
8. TENMON言灵構造解読
否定は世界を一項ずつ消去するためではない。概念を回転させ、主体・対象・行為・価値・言葉のどこにも固定核を置かないことで、流れ全体を法身として回復する。ウの動きがムの無・空・結へ還流する構造である。
9. 比較研究
言灵秘書・古事記・カタカムナとの照合はTENMON比較研究であり、空海がそれらを直接解読したという歴史主張ではありません。
10. 未確定事項・反証・HOLD
未検証の悉曇字形・サンスクリット語形・歴史的直接継承を断定しません。
11. 証拠・確度
空海著作原典=A0、天聞作成の訳・整理=A1、TENMON構造解読=E5、比較仮説=E6。
12. 出典・巻・頁・行
L38–L38