吽字義の第12公開単位「吽字義 第12節」を空海著作原典・現代語訳・TENMON解読に分けて読むページです。
1. 中立的な定義
吽字義の第12公開単位「吽字義 第12節」を空海著作原典・現代語訳・TENMON解読に分けて読むページです。
2. 書誌・著者・底本・対象範囲
T77 No.2430, p.404b14–p.408a29/対象:L37–L37
3. 原典
復次因縁生法必帶四相。帶四相故變壞無常。變壞無常故苦空無我。苦空無我故不得自在。不得自在故不住自性。不住自性故高下相望尊卑重重。若以劣望勝劣則爲損。以下比上下則名減。如是損減其數無量。誠是背本向末違源順流之所致也。是故三界六道。長迷一如之理。常醉三毒之事。荒獵幻野無心歸宅。長眠夢落覺悟何時。今以佛眼觀之。佛與衆生同住解脱之床。無此無彼無二平等。不増不減周圓周圓。既無勝劣増益之法。何有上下損減之人。果名汚字實義
4. 検索用正規化本文
原典表記を検索可能な文字列として保持する。意味を変える自動置換は行わない。
5. 訓読・語法・異体字
異体字・旧字体・歴史的仮名遣いを原典欄に保存し、校異が未確定の箇所は断定しない。
6. 現代語訳
因縁から生じた法には必ず四相が伴う。四相があるため変壊し無常であり、無常であるため苦・空・無我であり、そのため自在を得ず、自性に住さない。自性に住さないため、上と下を見比べて尊卑が幾重にも作られる。劣ったものを優れたものに比べれば劣った側を「損」とし、下を上に比べれば下を「減」とする。このような損減は数限りない。それは根本に背いて末へ向かい、源に逆らって流れに従った結果である。そのため三界六道の衆生は一如の理に長く迷い、三毒の事に酔い、幻の野を荒々しく狩って家へ帰ろうとせず、夢の中で長く眠る。いつ目覚めるのか。仏眼で見れば、仏と衆生は同じ解脱の床にいる。こちらとあちらの隔てなく、無二平等で、増えも減りもせず完全に円満である。優劣を付加する法が本来固定できないなら、上下によって損なわれる人も固定できない。これを汚字の実義という。
7. 文献・教学上の文脈
空海著作の作品内構造と密教教学上の文脈を優先し、後代注釈やTENMON比較を空海本人の文へ混入させません。
8. TENMON言灵構造解読
損減は物の中に絶対量としてあるだけでなく、比較軸が作る。水面に上下・優劣を刻むと濁りが増す。正中へ戻れば、差異を消さずに仏と衆生が同じ解脱の場にあると分かる。
9. 比較研究
言灵秘書・古事記・カタカムナとの照合はTENMON比較研究であり、空海がそれらを直接解読したという歴史主張ではありません。
10. 未確定事項・反証・HOLD
未検証の悉曇字形・サンスクリット語形・歴史的直接継承を断定しません。
11. 証拠・確度
空海著作原典=A0、天聞作成の訳・整理=A1、TENMON構造解読=E5、比較仮説=E6。
12. 出典・巻・頁・行
L37–L37