吽字義の第19公開単位「吽字義 第19節」を空海著作原典・現代語訳・TENMON解読に分けて読むページです。
1. 中立的な定義
吽字義の第19公開単位「吽字義 第19節」を空海著作原典・現代語訳・TENMON解読に分けて読むページです。
2. 書誌・著者・底本・対象範囲
T77 No.2430, p.404b14–p.408a29/対象:L72–L78
3. 原典
汚字實義 汝等應知 水外無波
心内即境 草木無佛 波則無濕
彼有此無 非權而誰 遮有立無
是損是減 損減利斧 常斫佛性
雖然本佛 無損無減 三諦圓渉
十世無礙 三種世間 皆是佛體
四種是荼 即是眞佛 汚字實義
4. 検索用正規化本文
原典表記を検索可能な文字列として保持する。意味を変える自動置換は行わない。
5. 訓読・語法・異体字
異体字・旧字体・歴史的仮名遣いを原典欄に保存し、校異が未確定の箇所は断定しない。
6. 現代語訳
汚字の実義を、あなたたちはこう知るべきである。水の外に波はなく、境は心の内にある。草木には仏がないと言うなら、波には湿りがないと言うのと同じである。あちらにはあり、こちらにはないと区切るなら、それは方便の説でなくて何であろう。存在を遮って無を立てるのは損であり減である。その損減の鋭い斧は、いつも仏性を切ろうとする。それでも本来の仏は増減しない。空・仮・中の三諦は円かに交わり、十世は妨げなく通じ、三種世間はすべて仏の体である。原文が「四種是荼」と記す四種も、そのまま真仏である。これが汚字の実義である。
7. 文献・教学上の文脈
空海著作の作品内構造と密教教学上の文脈を優先し、後代注釈やTENMON比較を空海本人の文へ混入させません。
8. TENMON言灵構造解読
波と湿りは分離できない。個々の相は法界の水から外へ出ず、有情と非情、心と境を絶対的に切断する見方が損減となる。言灵的には、一音の相と、その音を成立させる息・身体・空間を切り離さない読みである。
9. 比較研究
言灵秘書・古事記・カタカムナとの照合はTENMON比較研究であり、空海がそれらを直接解読したという歴史主張ではありません。
10. 未確定事項・反証・HOLD
未検証の悉曇字形・サンスクリット語形・歴史的直接継承を断定しません。
11. 証拠・確度
空海著作原典=A0、天聞作成の訳・整理=A1、TENMON構造解読=E5、比較仮説=E6。
12. 出典・巻・頁・行
L72–L78