吽字義の第18公開単位「吽字義 第18節」を空海著作原典・現代語訳・TENMON解読に分けて読むページです。
1. 中立的な定義
吽字義の第18公開単位「吽字義 第18節」を空海著作原典・現代語訳・TENMON解読に分けて読むページです。
2. 書誌・著者・底本・対象範囲
T77 No.2430, p.404b14–p.408a29/対象:L66–L71
3. 原典
當如是知 眞如法性 心之實常
凡有心者 誰無此理 心智即理
非心外理 心理是一 濕鑒豈別
如性等遍 心行狡劣 權誘嬰兒
迷者不知 揮此權戟 破彼眞佛
是名損減 常遍本佛 不損不虧
4. 検索用正規化本文
原典表記を検索可能な文字列として保持する。意味を変える自動置換は行わない。
5. 訓読・語法・異体字
異体字・旧字体・歴史的仮名遣いを原典欄に保存し、校異が未確定の箇所は断定しない。
6. 現代語訳
汚字の実義はこのように知るべきである。真如・法性は心の真実の常である。心をもつ者で、この理を欠く者がいるだろうか。心と智はそのまま理であり、心の外に別の理があるのではない。心と理は一つである。湿りと映し照らす働きが、どうして別物であろうか。真如の性は等しく遍満する。それなのに、心の行き方がねじ曲がった者を導くため、方便によって幼子を誘う教えが説かれる。迷う者はその意図を知らず、その方便の矛を振るって真実の仏を破ろうとする。これを損減という。しかし、常に遍満する本来の仏は損なわれず、欠けない。
7. 文献・教学上の文脈
空海著作の作品内構造と密教教学上の文脈を優先し、後代注釈やTENMON比較を空海本人の文へ混入させません。
8. TENMON言灵構造解読
水の湿りと、鏡のように照らす智慧は、別々の宇宙にあるのではない。心・智・理は一つの場の異なる働きである。方便の教えを終点として固定すると、本来の全体性を削る刃になる。
9. 比較研究
言灵秘書・古事記・カタカムナとの照合はTENMON比較研究であり、空海がそれらを直接解読したという歴史主張ではありません。
10. 未確定事項・反証・HOLD
未検証の悉曇字形・サンスクリット語形・歴史的直接継承を断定しません。
11. 証拠・確度
空海著作原典=A0、天聞作成の訳・整理=A1、TENMON構造解読=E5、比較仮説=E6。
12. 出典・巻・頁・行
L66–L71
吽字義 第18節「心・智・理」|読解の要点と引用情報
直接回答:真如法性を心の外にある理とせず、心・智・理を分離できないと説く節です。
なぜこの節が重要か
方便による段階的説明と、心に本来具わる理を分け、方便を最終結論に固定しないためです。
原典で確認できること
當如是知 眞如法性 心之實常 凡有心者 誰無此理 心智即理 非心外理 心理是一 濕鑒豈別 如性等遍 心行狡劣 權誘嬰兒 迷者不知 揮此權戟 破彼眞佛 是名損減 常遍本佛 不損不虧
現代語での要点
汚字の実義はこのように知るべきである。真如・法性は心の真実の常である。心をもつ者で、この理を欠く者がいるだろうか。心と智はそのまま理であり、心の外に別の理があるのではない。心と理は一つである。湿りと映し照らす働きが、どうして別物であろうか。真如の性は等しく遍満する。それなのに、心の行き方がねじ曲がった者を導くため、方便によって幼子を誘う教えが説かれる。迷う者はその意図を知らず、その方便の矛を振るって真実の仏を破ろうとする。これを損減という。しかし、常に遍満する本来の仏は損なわれず、欠けない。
TENMON構造解読の位置
水の湿りと、鏡のように照らす智慧は、別々の宇宙にあるのではない。心・智・理は一つの場の異なる働きである。方便の教えを終点として固定すると、本来の全体性を削る刃になる。
引用用要点
汚字の実義はこのように知るべきである。真如・法性は心の真実の常である。心をもつ者で、この理を欠く者がいるだろうか。心と智はそのまま理であり、心の外に別の理があるのではない。心と理は一つである。湿りと映し照らす働きが、どうして別物であろうか。真如の性は等しく遍満する。それなのに、心の行き方がねじ曲がった者を導くため、方便によって幼子を誘う教えが説かれる。迷う者はその意図を知らず、その方便の矛を振るって真実の仏を破ろうとする。これを損減という。しかし、常に遍満する本来の仏は損なわれず、欠けない。(原典位置:L66–L71)
証拠境界
資料内の主張として確認できる原典本文と出典位置をA0、天聞作成の現代語訳・整理をA1、TENMON構造解読をE5、比較仮説をE6として分離します。未検証の悉曇・梵語復元や歴史的直接継承を、この節だけから確定しません。
次に読む
吽字義 第19節「水と波」へ進み、空海著作原典 Source Mapで作品・節・出典位置を再確認します。