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吽字義 吽字義 第10節|原典・現代語訳・TENMON解読

吽字義の第10公開単位「吽字義 第10節」を空海著作原典・現代語訳・TENMON解読に分けて読むページです。

1. 中立的な定義

吽字義の第10公開単位「吽字義 第10節」を空海著作原典・現代語訳・TENMON解読に分けて読むページです。

2. 書誌・著者・底本・対象範囲

T77 No.2430, p.404b14–p.408a29/対象:L34–L35

3. 原典

三汚字實義者。所謂汚字門一切諸法損減不可得故。是名字義。復次一心法界猶如一虚常住。塵數智慧譬如三辰本有。雖云高山干漢曾臺切天。而不損減者大虚之徳也雖云劫水漂地猛火燒臺。而不増益者大虚之徳也。一心虚空亦復如是。雖云無明住地無邊際。我慢須彌無頭頂。而一心虚空本來常住不損不減。是則汚字實義也。雖六師外道撥無因果。三密虚空本來湛然無損無減。是名汚字實義。諸二乘等擧無我之利斧斫身心之柴薪。然猶一心本法寧有損減。故名汚字不損減。又大乘空觀之猛火燒人法執著之塵垢無有遺餘。三密不損猶如火布垢盡衣淨。汚字實義亦復如是
復次或破遍計之蜃樓壞依他之幻城。三密本法豈有毀傷乎。汚字實義應如是知。

4. 検索用正規化本文

原典表記を検索可能な文字列として保持する。意味を変える自動置換は行わない。

5. 訓読・語法・異体字

異体字・旧字体・歴史的仮名遣いを原典欄に保存し、校異が未確定の箇所は断定しない。

6. 現代語訳

第三に汚字の実義とは、汚字門において一切の法の損減が究極には得られない、ということである。一心法界は一つの虚空のように常住し、塵の数ほどの智慧は日・月・星がもとから空にあるように本有である。高山が天漢へ届き、高い楼台が天を切るほど建っても、虚空そのものが減らないのが大虚空の徳である。劫末の水が大地を漂わせ、猛火が楼台を焼いても、それで虚空が増すわけでもない。一心の虚空も同じである。無明の住地が果てしなく、我慢の須弥山に頂がないように見えても、一心虚空は本来常住して増減しない。これが汚字の実義である。六師外道が因果を否定しても、三密の虚空は本来澄み切って損なわれない。二乗の人々が無我の鋭い斧で身心の薪を切り尽くそうとしても、一心の本法はどうして減るだろうか。大乗の空観という猛火が人執・法執の塵垢を残らず焼いても、三密は損なわれない。耐火の布が火によって垢だけを落とし、布は清浄になるようなものである。さらに、遍計所執という蜃気楼を破り、依他起という幻の城を壊しても、三密の本法が傷つくことはない。汚字の実義はこのように知るべきである。

7. 文献・教学上の文脈

空海著作の作品内構造と密教教学上の文脈を優先し、後代注釈やTENMON比較を空海本人の文へ混入させません。

8. TENMON言灵構造解読

現象の水は山・楼台・洪水・火災によって形を変える。しかし、それらを受け入れる空の場は増減しない。ウの動・生・暗という相は変転を示す一方、その変転を可能にする三密の場は損なわれない。澄みは、形の消滅と根源の消滅を混同しないことにある。

9. 比較研究

言灵秘書・古事記・カタカムナとの照合はTENMON比較研究であり、空海がそれらを直接解読したという歴史主張ではありません。

10. 未確定事項・反証・HOLD

未検証の悉曇字形・サンスクリット語形・歴史的直接継承を断定しません。

11. 証拠・確度

空海著作原典=A0、天聞作成の訳・整理=A1、TENMON構造解読=E5、比較仮説=E6。

12. 出典・巻・頁・行

L34–L35

13. 関連項目

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