吽字義の第7公開単位「吽字義 第7節」を空海著作原典・現代語訳・TENMON解読に分けて読むページです。
1. 中立的な定義
吽字義の第7公開単位「吽字義 第7節」を空海著作原典・現代語訳・TENMON解読に分けて読むページです。
2. 書誌・著者・底本・対象範囲
T77 No.2430, p.404b14–p.408a29/対象:L31–L31
3. 原典
次阿字實義者有三義。謂不生義空義有義。如梵本阿字有本初聲。若有本初則是因縁之法。故名爲有。又阿者無生義。若法攬因縁成則自無有性。是故爲空。又不生義者即是一實境界即是中道。故龍猛云。因縁生法亦空亦假亦中。又大論明薩婆若有三種名。一切智與二乘共。道種智與菩薩共。一切種智是佛不共法。此三智其實一心中得。爲分別令人易解故作三種名。即是阿字義。
4. 検索用正規化本文
原典表記を検索可能な文字列として保持する。意味を変える自動置換は行わない。
5. 訓読・語法・異体字
異体字・旧字体・歴史的仮名遣いを原典欄に保存し、校異が未確定の箇所は断定しない。
6. 現代語訳
阿字の実義には三つある。不生の義、空の義、有の義である。梵語の阿字には「本初」の声が関わる。本初があると語るとき、それは因縁によって示される法であるから「有」と名づける。また阿は無生を表す。法が諸因縁を集めて成立するなら、それ自体だけで成り立つ自性はないので「空」である。そして不生の義は、一つの真実の境界であり中道である。龍猛が、因縁から生じた法は空であり、仮の成立であり、中道でもあると説くのはこのためである。『大智度論』は薩婆若、すなわち智慧を三つの名で示す。一切智は二乗と共通し、道種智は菩薩と共通し、一切種智は仏に固有である。しかし三智は実際には一つの心の中で得られ、人に理解しやすくするため三名に分けただけである。これが阿字の義である。
7. 文献・教学上の文脈
空海著作の作品内構造と密教教学上の文脈を優先し、後代注釈やTENMON比較を空海本人の文へ混入させません。
8. TENMON言灵構造解読
アの「無にして有」は、本文の有・空・不生の三義と強く照応する。水面には縁による仮の有が現れ、火の根を探れば固定自性は空であり、正中では空と有を切り離さない不生となる。
9. 比較研究
言灵秘書・古事記・カタカムナとの照合はTENMON比較研究であり、空海がそれらを直接解読したという歴史主張ではありません。
10. 未確定事項・反証・HOLD
未検証の悉曇字形・サンスクリット語形・歴史的直接継承を断定しません。
11. 証拠・確度
空海著作原典=A0、天聞作成の訳・整理=A1、TENMON構造解読=E5、比較仮説=E6。
12. 出典・巻・頁・行
L31–L31