本文へ移動

DEFINED TERM

吽字義 吽字義 第6節|原典・現代語訳・TENMON解読

吽字義の第6公開単位「吽字義 第6節」を空海著作原典・現代語訳・TENMON解読に分けて読むページです。

1. 中立的な定義

吽字義の第6公開単位「吽字義 第6節」を空海著作原典・現代語訳・TENMON解読に分けて読むページです。

2. 書誌・著者・底本・対象範囲

T77 No.2430, p.404b14–p.408a29/対象:L30–L30

3. 原典

初訶字實義者。所謂訶字門一切諸法因不可得故。何以故。以諸法展轉待因成故。當知最後無依。故説無住爲諸法本。所以然者以種種門觀諸法因縁悉不生故。當知萬法唯心。心之實相即是一切種智。即是諸法法界。法界即是諸法之體不得爲因。以是言之因亦是法界。縁亦是法界。因縁所生法亦是法界。阿字門從本歸末畢竟到如是處。今亦訶字門亦從末歸本畢竟到如是處。阿字從本不生生一切法。今亦訶字以無因待爲諸法因。終始同歸。則中間旨趣皆可知矣。是名訶字實義

4. 検索用正規化本文

原典表記を検索可能な文字列として保持する。意味を変える自動置換は行わない。

5. 訓読・語法・異体字

異体字・旧字体・歴史的仮名遣いを原典欄に保存し、校異が未確定の箇所は断定しない。

6. 現代語訳

訶字の実義とは、訶字門において一切の法の因は究極には得られない、ということである。なぜなら、どの法も次々と別の因を待って成立するため、最後にそれだけで立つ依り所は見いだせないからである。したがって、どこにも固定して住しないことを諸法の本と説く。さまざまな入口から因縁を観察すれば、その因縁は固定した自性として生じていない。万法は心に現れ、心の実相は一切種智であり、諸法の法界である。法界は諸法そのものの体であって、何か別の物の原因として切り離せない。だから因も法界、縁も法界、因縁によって生じた法も法界である。阿字門は根本から末の現象へ下り、ついにこの地点へ至る。訶字門は末の現象から根本へ遡り、同じ地点へ至る。阿字は本不生から一切法を生じ、訶字は他の因に待たないものを諸法の因として示す。始めと終わりは同じところへ帰るので、その中間の趣旨も理解できる。これが訶字の実義である。

7. 文献・教学上の文脈

空海著作の作品内構造と密教教学上の文脈を優先し、後代注釈やTENMON比較を空海本人の文へ混入させません。

8. TENMON言灵構造解読

水として見える現象には因果の連鎖がある。火として遡ると、どの因も別の縁を待ち、独立した最初の火は掴めない。正中は、因果を否定せず第一原因にも固着しない「無住」である。ハの発動はアの未限定場から起こり、再び法界へ帰る。

9. 比較研究

言灵秘書・古事記・カタカムナとの照合はTENMON比較研究であり、空海がそれらを直接解読したという歴史主張ではありません。

10. 未確定事項・反証・HOLD

未検証の悉曇字形・サンスクリット語形・歴史的直接継承を断定しません。

11. 証拠・確度

空海著作原典=A0、天聞作成の訳・整理=A1、TENMON構造解読=E5、比較仮説=E6。

12. 出典・巻・頁・行

L30–L30

13. 関連項目

吽字義一覧へ戻る