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聲字實相義 第二章 聲・字・名・體――響きが対象を招く|原典・現代語訳・TENMON解読

聲字實相義の第2公開単位「第二章 聲・字・名・體――響きが対象を招く」を空海著作原典・現代語訳・TENMON解読に分けて読むページです。

1. 中立的な定義

聲字實相義の第2公開単位「第二章 聲・字・名・體――響きが対象を招く」を空海著作原典・現代語訳・TENMON解読に分けて読むページです。

2. 書誌・著者・底本・対象範囲

T77 No.2429, p.401c02–p.404b10/対象:T77 No.2429, p.401c02–p.404b10

3. 原典

次釋名體義此亦分二。一釋名。二出體義
初釋名者。内外風氣纔發必響名曰聲也。響必由聲。聲則響之本也。聲發不虚。必表物名號曰字也。名必招體。名之實相。聲字實相三種區別名義。
又四大相觸音響必應名曰聲也。五音・八音・七例・八轉。皆悉待聲起。聲之詮名必由文字。文字之起本之六塵。六塵文字如下釋

4. 検索用正規化本文

原典表記を検索可能な文字列として保持する。意味を変える自動置換は行わない。

5. 訓読・語法・異体字

異体字・旧字体・歴史的仮名遣いを原典欄に保存し、校異が未確定の箇所は断定しない。

6. 現代語訳

次に名称と本体・意味を説明し、まず名称、次に本体と意味を明らかにする。身体の内外の風と気がわずかに動けば、必ず響きが生じ、これを声という。響きは声によって起こり、声は響きの根本である。声は空しく発せられるのではなく、必ず何ものかを示し、その名を表す。その名を字という。名は必ず、それが指し示す本体を呼び起こす。ここに声・字・実相という三つの区別と意味が立つ。また、地・水・火・風の四大が触れ合えば音響が応じる。五音・八音・七例・八転などの音韻・語形の分類も、すべて声を待って起こる。声が名を表すには文字によらねばならず、文字が起こる根本は六塵にある。
漢文語法・空海教学
「内外風氣纔發必響」は、声を人間の意図だけから始めず、身体内外の風気の発動から捉える。
「聲發不虚」は、すべての音に固定辞書的意味があるという断言ではない。続く「必表物名號」と合わせ、声が差異と指示作用を帯びることをいう。
「名必招體」は、名が本体と無関係な札ではなく、対象を現前させる働きをもつことを示す。
サンスクリット照明
聲:śabda(音・語)。空海の用法は発話だけでなく、四大の接触から生じる響きまで含む。
字:akṣara/varṇa。音節・字母・文字・音価など文脈により幅があり、一語に固定しない。
名:nāman。本文では対象を呼び、現前させる作用として扱われる。

7. 文献・教学上の文脈

空海著作の作品内構造と密教教学上の文脈を優先し、後代注釈やTENMON比較を空海本人の文へ混入させません。

8. TENMON言灵構造解読

「こえ」は、コ=人の靈・凝・器・囲・処、エ=天地の胞衣・枝・肢とされる。言灵構造としては、身体という凝り・器の内にあるものが、枝や肢のように外へ延びたものが声である。
「な」は、ナ=火水・和・流・正中・凝・鳴・三世・納とされる。名は単なる札ではなく、水火を和し、流れを正中で凝らせ、時を貫いて納める働きとして読める。
「こと」は、コ=凝・器・処、ト=轟・解・飛・基・与・止・昇・所。内に凝ったものが解かれ、相手へ与えられ、同時に意味の基と所を立てる。言と事が近接する日本語の構造が、空海の「名必招體」と共振する。

9. 比較研究

言灵秘書・古事記・カタカムナとの照合はTENMON比較研究であり、空海がそれらを直接解読したという歴史主張ではありません。

10. 未確定事項・反証・HOLD

未検証の悉曇字形・サンスクリット語形・歴史的直接継承を断定しません。

11. 証拠・確度

空海著作原典=A0、天聞作成の訳・整理=A1、TENMON構造解読=E5、比較仮説=E6。

12. 出典・巻・頁・行

T77 No.2429, p.401c02–p.404b10

13. 関連項目

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