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水火伝 水之巻二とは|原典・現代語訳|天聞解読事典

原典|言灵秘書 正典系統

水火伝 水之巻二

原典抜粋

⚪︎詞ヲ解扱息は神の御灵なり。言(モノイフ)は吾なり。故に、吾詞を天(アメ)の御灵に反て、詞に教有ことを知なり。茲に解所は、御灵に卜相(ウラヘ)て雅俗(ガゾク)を撰ばす。朔日(ツイタチ)二日及西東のことまでもいふは、其日数のこと、方角のことを云には非。ツイタチ、フツカと云音(コヱ)に、教有ことをいふなり。総て、巻中にいはすしても知るることやらの事まても解分といふは、文字を離て仮字(カナ)に教有ことを専(モハラ)とするの故なり。日数方角等のことは、人として知らさるはなし。是を通俗といふ。仮名もて詞の原を知る、是を学者(モノシリ)といふ。後世は雅俗混雑(ガゾクコンザツ)にして、既に学者といはるる人まても、日数のみ知り、方角のみを知り、譬は月を見て月とのみ知、雪を見て雪とのみ覚(おぼゆ)。是にても事は足(たる)と心得、吾既に俗なるとを知らす。仮名は何の為に正す。詞の原を知るの為なり。今の人は何の為に正といふ訣も知らす、只古書を穿鑿(センサク)して、違さるをよしとするのみ。故に、家国を治の教は、遠き漢国の書籍(フミ)にのみ有と覚て、近吾言音(チカクワレモノイフコヱ)に教有ことを知らす。吾竊(ヒソカ)に思。今の国学といふものは俗学にして、只徒(イタツラ)に弄(モテアソフ)ことのみにて、家国を治の用をなさす。何憐(アハレ)神国の大道、人に絶たり。上代(アガレルヨ)の神の御心と、下代(クダレルヨ)の人間の心と、其位を隔。の故なるべし。吾兹に詞を詳(ツマヒラカニ)す。若(もし)百に一も法則に違とあらは、未花に一輪の苔ありと免(ユル)されを蒙(こうむ)らむ。

現代語訳

水之巻の論を継ぎ、水火の循環と語の働きを整理する。

この現代語訳は原典の語句を置き換えるものではなく、章全体の読み筋を示す公開用の構造要約です。個々の語義は上の原典転写と各詳細項目で確認してください。

証拠・確度

  • 原典層と現代語訳層を分離
  • 歴史的仮名・異体字を推定で正規化しない
  • 天聞式の比較解読は原典そのものとして扱わない

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