TENMON JITEN
カタカムナ第22首とは|中心和を八島へ開く歌

PDF画像配置順に基づく正典校正済み。
原文
ア メ オ キ ミ ツ コ モ コロ シマ ア マ ツ ア キ ツ ネ
ツ ク シ シマ オ ホ ト ヤ シマ
正規化
アメオキミツコモコロシマアマツアキツネツクシシマオホトヤシマ
中心図象
印のミタマ
解読ステータス
- 原文確認: PDF画像配置順に基づく正順
- 中心図象: 印のミタマ
- 解読方式: 言霊秘書の水火・五十連・言戻法則 × サンスクリット音義照合
- 裁定: 語源断定ではなく、音義・法則・真言構造の照合として扱う
主題
第22首は、第21首でフトヤマトの中心和へ結ばれた水火が、ツクシシマ・オホトヤシマとして島的国土へ開き、アメオキミツコモコロシマとして天奥に置かれた水火の凝りを島相へ宿し、アマツアキツネとして天つ明き津の根へ接続する歌である。
第21首 = 今ここ・人の輪・天つ国の言道・フトヤマトへの結び。
第22首 = 筑紫島・大八島・天奥水火凝り・天つ明き津根への展開。
言霊秘書との整合
言霊秘書では、天地初発の一滴から水火が分かれ、軽澄は天へ、重濁は地へ進み、さらに水火が凝り、島・山・海・国土の形を作る。また、呼吸・潮汐・日月運行・人身は同一の水火法則である。
第22首では、フトヤマトとして統合された中心和が、具体的な島相へ展開する。ツクシシマは、尽くし・筑紫として、九方へ尽きながら国土相を開く島であり、オホトヤシマは、大きな戸・場を持つ八島である。
アメオキミツコモコロシマは、天の奥に置かれた水火の三凝りが、もこもこと凝り、島として現れることを示す。アマツアキツネは、天つ明き津の根であり、天水から国土の水際へ光が開く根である。
中心図象が印のミタマであるため、島生成は外界地理だけでなく、正中から四方八方へ国土的身体が開かれる内的生成として読む。
サンスクリット音義照合
| 音 | 言霊法則 | サンスクリット照合 | 裁定 |
| ツクシ | 尽くす・築く・九方へ伸びる | kṣetra / kṛ / navan | 場を作る・尽くす展開 |
| シマ | 島・水火の凝った場 | dvīpa / kṣetra | 島・領域 |
| オホト | 大戸・大門・大場 | mahā / dvāra / sthāna | 大きな門・場 |
| ヤシマ | 八島・八方の国土 | aṣṭa-dvīpa / aṣṭa-dik | 八方島相 |
| アメ | 天水・空中水火 | ambhas / amṛta | 天水・甘露 |
| オキ | 奥・沖・置き | antara / udaka / pratiṣṭhā | 奥処・水域・設置 |
| ミツ | 水・三つ・満つ | āpaḥ / tri / pūrṇa | 水・三・満ち |
| コモ | 籠る・こもる | garbha / guhā | 胎蔵・奥処 |
| コロ | 凝り・転がり | granthi / gola / bindu | 凝結・球状化 |
| アマツ | 天つ・天性 | divya / dyu | 天上性 |
| アキツ | 明き津・水際の開き | tīrtha / jyotis / āloka | 渡し場・光の開き |
| ネ | 根 | mūla / bīja | 根源・種子 |
句ごとの真相解読
ツクシシマ
ツクシは、尽くし、築くし、九方へ伸びる働きである。シマは、水火が凝り、周囲を水によって区切られた場である。
ツクシシマとは、フトヤマトの中心和から、国土の一領域が尽くし築かれて島相として立つことをいう。
これは地理名としての筑紫だけではなく、カタカムナ的には、水火が一つの場を作り切る働きである。
オホトヤシマ
オホトは、大いなる戸・門・場である。ヤシマは八島、八方に展開した島相である。
オホトヤシマとは、大きな門を持つ八方の島国土である。ここで島相は一つに留まらず、八方へ場を開く。
アメオキミツコモコロシマ
アメは天水、オキは奥・沖・置き、ミツは水・三つ・満つ、コモは籠る、コロは凝る、シマは島である。
アメオキミツコモコロシマとは、天の奥に置かれた水火の三つの凝りが、内に籠り、もこもこと島相へ凝ることをいう。
これは、天水の潜象が国土の具体相へ降りる中間段階である。
アマツアキツネ
アマツは天つ、アキツは明き津、水際の開き、ネは根である。
アマツアキツネとは、天つ明き津の根であり、天水が水際で光として開く根である。
第14首のハヤアキツ、第15首の水分、第20首の天鏡が、ここで国土形成の根として結び直される。
真相訳
筑紫の島が築かれ、
大いなる八島の門が開く。
天の奥に置かれた水火の凝りは、
内に籠り、もこもこと島となる。
そして、天つ明き津の根が立ち、
天水は国土の水際で光として開く。
最終裁定
第22首は、フトヤマトの中心和からツクシシマ・オホトヤシマを開き、天奥の水火凝りを島相へ宿し、アマツアキツネとして天水と国土水際の根を立てる歌である。
一首の核:
中心和は、島となり、八方国土となり、天奥の水火凝りを受けて、明き津の根へ接続する。
接続
第21首 = 今ここ・人の輪・天つ国の言道・フトヤマトへの結び。
第22首 = 筑紫島・大八島・天奥水火凝り・天つ明き津根への展開。
第23首 = 島的生成が、天高原・泡千穂の沢分け・天地場・蔵戸の島相へ整理される。