TENMON JITEN

カタカムナ第73首とは|天一根を深火へ写す歌

KATAKAMUNA UTAHI / CANON VISUAL
カタカムナ第73首 図象符 - KATAKAMUNA V7 正典出版校正版
第73首 図象符|正典出版校正版 V7 / PDF p.197
カタカムナ第73首カタカムナ事典正典+天聞構造解読
正典確認済

PDF画像配置順に基づく正典校正済み。

原文

アメノ ヒトネ フト タマ アメノ カミ カム アマ アメノ ウケ ハシ
ナキ ウツシ ミチ ナミ ウツシ ヤシマ イヤミチ オキ イキ カム
アマ ヒメチ ナミ アメノ ナホヒ チハ ヒメ フカヒ ウツシ

正規化

アメノヒトネフトタマアメノカミカムアマアメノウケハシナキウツシミチナミウツシヤシマイヤミチオキイキカムアマヒメチナミアメノナホヒチハヒメフカヒウツシ

中心図象

印のミタマ

解読ステータス

  • 原文確認: PDF画像配置順に基づく正順
  • 中心図象: 印のミタマ
  • 解読方式: 言霊秘書の水火・五十連・言戻法則 × サンスクリット音義照合
  • 裁定: 語源断定ではなく、音義・法則・真言構造の照合として扱う

主題

第73首は、第72首で水火が天水の写しと相鉾の交差軸を得て、心・山・人の眼を分け、産霊女水と火根を通り、息と言事の先の割れ目へ開いた後、その割れ目から、アメノヒトネとして天の一つの根を立て、フトタマとして太い霊核を置き、アメノカミ・カムアマとして天神と潜象天水を結ぶ歌である。
さらに、アメノウケハシで天の受け橋を立て、ナキウツシ・ミチナミウツシによって凪いだ写しと道波の写しを置き、ヤシマイヤミチで八島の深い道へ広げる。後半では、オキイキカム・アマヒメチナミによって奥の息カムと天女水の地波を置き、アメノナホヒで天の直霊を正し、チハヒメ・フカヒウツシとして地血女水と深い火水の写しへ進む。
第72首 = 真間・天写し・相鉾・天大カム・天橋結び・心分け・山濃分け・人見取り・産霊女水・息言先・割れ目。
第73首 = 天一根・太霊核・天神潜象天水・天受橋・凪写し・道波写し・八島深道・奥息カム・天女水地波・天直霊・地血女水・深火写し。

言霊秘書との整合

言霊秘書では、火水は一に凝り、二に分かれ、息となり、音となり、言戻となり、形へ現れる。分化した水火は、橋・道・波・息・血を通じて再び中心へ戻る。
第73首の冒頭「アメノヒトネ」は、第72首のワレメを受けて生じる一根である。割れ目は破壊ではなく、そこから天の一根が立つ開口である。フトタマは、その一根に宿る太い霊核であり、天の水火を受ける種子である。
アメノウケハシは、天水を受ける橋である。ここで重要なのは、写しがすぐに荒波になるのではなく、ナキウツシとして凪いだ写しになり、ミチナミウツシとして道の波へ整えられることである。
中心図象が印のミタマであるため、第73首は、天一根・太霊核・橋・凪写し・道波写し・八島深道・奥息・地血女水を、正中の印を通して統合する歌として読む。

サンスクリット音義照合

言霊法則 サンスクリット照合 裁定
アメ 天水・天の母胎 ambhas / amṛta / dyu 天水・甘露・天
ヒトネ 一つの根 eka / mūla / bīja 一・根・種子
フトタマ 太い霊核 bṛhat / maṇi / bindu 大・霊珠・種子点
アメノカミ 天の神性 deva / divya / īśa 天上神性
カムアマ 潜象天水 kāma / ambhas / dyu 潜象・天水
ウケハシ 受け橋 pratigraha / setu 受容・橋
ナキウツシ 凪いだ写し śānti / pratibimba 静まり・反照
ミチナミ 道の波 mārga / taraṅga 道・波動
ヤシマ 八島・多重島場 aṣṭa / dvīpa / kṣetra 八・島・場
イヤミチ 深まる道 gambhīra / mārga 深奥・道
オキイキ 奥の息 antara / prāṇa 奥処・生命息
ヒメチナミ 女水の地波 devī / rakta / taraṅga 女水・血波
ナホヒ 直霊・正す霊 ṛju / śuddhi / ātman 直・清浄・霊我
チハヒメ 地血女水 bhūmi / rakta / devī 地・血・女水
フカヒ 深火・深い水火 gambhīra / agni / āpaḥ 深い火水

句ごとの真相解読

アメノヒトネ・フトタマ

アメノヒトネは、天の一つの根である。フトタマは、太い霊核である。
第72首で開いたワレメから、ただ分裂が広がるのではなく、天の一根が立ち、その根に太霊核が宿る。

アメノカミ・カムアマ

アメノカミは天の神性、カムアマは潜象天水である。
天の神性と潜象天水が接続されることで、一根と霊核は、単なる個の核ではなく、天水カムを受ける中心となる。

アメノウケハシ

ウケハシは受け橋である。
アメノウケハシとは、天水を受ける橋であり、上から来る火水を、現象側へ渡す通路である。

ナキウツシ・ミチナミウツシ

ナキウツシは、凪いだ写しである。ミチナミウツシは、道波の写しである。
天水の写しは、まず静まり、その後、道の波として現れる。ここで写しは乱反射ではなく、凪と道を持つ反照になる。

ヤシマイヤミチ

ヤシマは八島・多重島場、イヤミチはますます深い道である。
凪いだ道波は、八島の多重場へ広がり、深い道となる。

オキイキカム

オキは奥、イキは息、カムは潜象である。
オキイキカムとは、奥の息に潜象が宿ることを示す。深い道を通った水火は、奥の呼吸へ入る。

アマヒメチナミ

アマヒメは天の女水、チナミは地血波である。
天の女水が地血波へ降り、天水と地血が波として接続される。

アメノナホヒ

アメノナホヒは、天の直霊である。
天水が地血へ降りるとき、歪みを正す直霊が必要になる。ここで天の直霊が水火の道を正す。

チハヒメ・フカヒウツシ

チハヒメは地血女水、フカヒウツシは深火・深い水火の写しである。
最後に、地血の女水と深い火水の写しが現れる。これは、天一根から地血女水へ降りた水火が、深層で反照される段階である。

真相訳

割れ目から、天の一根が立つ。
そこに太い霊核が宿る。
天の神性と潜象天水が結ばれ、
天水を受ける橋が開く。
写しは凪ぎ、道の波となる。
その道は八島へ深まり、
奥の息にカムが宿る。
天の女水は地血の波へ降り、
天の直霊が歪みを正す。
最後に地血の女水と深い火水の写しが現れる。

最終裁定

第73首は、アメノヒトネで天の一根を立て、フトタマで太霊核を置き、アメノカミ・カムアマ・アメノウケハシで天神と潜象天水の受け橋を作り、ナキウツシ・ミチナミウツシで凪写しを道波へ変え、ヤシマイヤミチ・オキイキカムを経て、アマヒメチナミ・アメノナホヒ・チハヒメ・フカヒウツシへ進む歌である。
一首の核:
息と言事の先に開いた割れ目から、天一根と太霊核が立ち、天水の橋と凪写しを通して八島の深道へ広がり、奥息・地血女水・深火写しへ降りる。

接続

第72首 = 真間・天写し・相鉾・天大カム・天橋結び・心分け・山濃分け・人見取り・産霊女水・息言先・割れ目。
第73首 = 天一根・太霊核・天神潜象天水・天受橋・凪写し・道波写し・八島深道・奥息カム・天女水地波・天直霊・地血女水・深火写し。
第74首 = この深火写しを受け、さらに心身水火・言事・現象化の次段階へ進む。

前後の首

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