TENMON JITEN

カタカムナ第56首とは|神身を禊ぎ心を潤す歌

KATAKAMUNA UTAHI / CANON VISUAL
カタカムナ第56首 図象符 - KATAKAMUNA V7 正典出版校正版
第56首 図象符|正典出版校正版 V7 / PDF p.163
カタカムナ第56首カタカムナ事典正典+天聞構造解読
正典確認済

PDF画像配置順に基づく正典校正済み。

原文

オ ホ ナ ホ ヒ メ イ キ コ コロ カ ム ミ イ ヤ マ ヒ
カ ム ミ ソ キ ウ ル ハ シ コ コロ

正規化

オホナホヒメイキココロカムミイヤマヒカムミソキウルハシココロ

中心図象

印のミタマ

解読ステータス

  • 原文確認: PDF画像配置順に基づく正順
  • 中心図象: 印のミタマ
  • 解読方式: 言霊秘書の水火・五十連・言戻法則 × サンスクリット音義照合
  • 裁定: 語源断定ではなく、音義・法則・真言構造の照合として扱う

主題

第56首は、第55首で青人が息心・中津身代・厳の目・隠れた氣の式を持ち、イヤシロの土に立つ存在となった後、その人の内に、オホナホヒメとして大いなる直霊の女水を立て、イキココロとして生命息の心を再び整え、カムミイヤマヒとして潜象の神身に潜む深い病・歪みを見極め、カムミソキによって神身を禊ぎ、最後にウルハシココロとして潤い麗しい心へ回復する歌である。
第55首 = 生命息心・中津御代・厳男目・式氣隠土・イヤシロ土。
第56首 = 大直霊女水・生命息心・神身の病・神身禊ぎ・麗し心。

言霊秘書との整合

言霊秘書では、人は小天地であり、人の胎内にも天地と同じ火水がある。火水は息となり、息は音となり、音は言戻となり、身心に現れる。
第56首は、ここまでの国土生成を人の心身の浄化へ直接移す重要な首である。第55首で人はイヤシロの土に立ったが、そこに立っただけでは完成ではない。内側には、カムミイヤマヒ、すなわち神身・潜象身に沈んだ病や歪みがある。
オホナホヒメは、直霊を大きく正す女水であり、曲がった水火を責めるのではなく、母性的に正道へ戻す働きである。カムミソキは、神身の禊ぎであり、心身の奥にある水火の濁りを、息と音と言戻の法に従って清める。
中心図象が印のミタマであるため、この首では、病や歪みを外部から断罪するのではなく、正中の印へ戻し、大直霊の女水によって禊ぎ、麗しい心へ回復させることが主題となる。

サンスクリット音義照合

言霊法則 サンスクリット照合 裁定
オホ 大いなる・覆う mahā / bṛhat 大なるもの
ナホヒ 直霊・正す霊 ṛju / śuddhi / ātman 直・清浄・霊我
ヒメ 女水・内奥の受容 devī / yoni / ambā 女神・胎・母水
イキ 息・生命氣 prāṇa / jīva 生命息
ココロ 心・火水の凝り citta / hṛdaya 心・心臓中心
カムミ 潜象の神身 garbha / kāma / deha 潜在身・胎蔵身
イヤマヒ 深い病・歪み・弥病 vyādhi / doṣa / kleśa 病・偏り・煩悩
ミソキ 禊ぎ・身削ぎ・清め śuddhi / pavitra / snāna 清浄・浄化
ウル 潤う・満ちる rasa / soma / āpaḥ 潤い・月水・水
ハシ 橋・端・発する setu / anta / pravṛtti 橋・端・発動
ウルハシ 潤い麗しい śrī / sundara / saumya 美・吉祥・柔和

句ごとの真相解読

オホナホヒメ

オホは大いなる。ナホヒは直霊であり、曲がりを正す霊である。ヒメは女水・内奥の受容である。
オホナホヒメとは、大いなる直霊の女水であり、心身の曲がった火水を、やわらかく正道へ戻す働きである。
第46首にカムナホヒ・オホカムナホヒが現れたが、第56首では、その直霊の力がヒメ、女水として人の内側へ入る。

イキココロ

イキは生命息、ココロは心である。
イキココロとは、息を持つ心であり、呼吸する火水の中心である。第51首・第53首・第55首にも現れたが、第56首では、直霊女水によって整えられる対象として置かれる。
心を整えるとは、思考を押さえつけることではない。息の水火を整え、心を生きた中心へ戻すことである。

カムミイヤマヒ

カムミは潜象の神身である。イヤマヒは、深い病・弥増す歪み・内奥の煩いである。
カムミイヤマヒとは、神身の奥に潜む病である。これは肉体病名として断定するものではなく、潜象の水火に生じた歪み・濁り・滞りとして読む。
病は敵ではない。水火の流れがどこで曲がり、滞ったかを知らせる印である。

カムミソキ

カムミソキは、神身の禊ぎである。
カムミイヤマヒとして見えた歪みは、外から切り捨てられるのではなく、神身の水火を清めることで整えられる。
この禊ぎは、息・音・言戻・身体のすべてを通した清めである。

ウルハシココロ

ウルは潤い、ハシは橋・端・発し、ウルハシは潤い麗しいこと。ココロは心である。
ウルハシココロとは、禊ぎを経て潤いを取り戻した、麗しい心である。
ここでの美しさは表面的な感情ではない。火水が正道へ戻り、息が通り、心が潤った状態である。

真相訳

大いなる直霊の女水が、内に働く。
生命息の心は、ふたたび整えられる。
神身の奥には、深い病や歪みがある。
それは責めるものではなく、火水の滞りを知らせる印である。
神身は禊がれ、
息と水火は正道へ戻る。
そして心は、潤い麗しくなる。

最終裁定

第56首は、オホナホヒメで大いなる直霊女水を立て、イキココロを整え、カムミイヤマヒで神身の奥の病・歪みを見極め、カムミソキで神身を禊ぎ、ウルハシココロとして潤い麗しい心へ回復する歌である。
一首の核:
イヤシロの土に立つ人は、直霊女水によって息心を整え、神身の病を禊ぎ、潤い麗しい心へ戻る。

接続

第55首 = 生命息心・中津御代・厳男目・式氣隠土・イヤシロ土。
第56首 = 大直霊女水・生命息心・神身の病・神身禊ぎ・麗し心。
第57首 = この麗し心を受け、さらに心身水火・言事・国土身体の次段階へ進む。

前後の首

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