TENMON JITEN

カタカムナ第55首とは|息心を社地へ置く歌

KATAKAMUNA UTAHI / CANON VISUAL
カタカムナ第55首 図象符 - KATAKAMUNA V7 正典出版校正版
第55首 図象符|正典出版校正版 V7 / PDF p.161
カタカムナ第55首カタカムナ事典正典+天聞構造解読
正典確認済

PDF画像配置順に基づく正典校正済み。

原文

イ キ コ コロ ナ カ ツ ミ シロ イ ツ ヲ ノ メ
シ キ ケ カ ク ツチ イ ヤ シロ ノ ツチ

正規化

イキココロナカツミシロイツヲノメシキケカクツチイヤシロノツチ

中心図象

印のミタマ

解読ステータス

  • 原文確認: PDF画像配置順に基づく正順
  • 中心図象: 印のミタマ
  • 解読方式: 言霊秘書の水火・五十連・言戻法則 × サンスクリット音義照合
  • 裁定: 語源断定ではなく、音義・法則・真言構造の照合として扱う

主題

第55首は、第54首で霊核土・厳面凪ぎ・瀬界勝氣葉・組葦原・八種青人が生じた後、その青人生成をさらに内側へ戻し、イキココロとして生命息の心を立て、ナカツミシロとして中津の御代・身代・水火の白場を置き、イツヲノメとして厳なる男火の目を開く歌である。
後半では、シキケカクツチとして式・氣・隠れ土を整え、最後にイヤシロノツチとして、清明な社地の土へ定着させる。
第54首 = 霊核土・厳面凪ぎ・瀬界勝氣葉・組葦原・八種青人。
第55首 = 生命息心・中津御代・厳男目・式氣隠土・イヤシロ土。

言霊秘書との整合

言霊秘書では、人は小天地であり、天地の火水は人の息・心・血・土に同じ法則で現れる。火水は息となり、音となり、言戻となり、さらに形・身・土へ定まる。
第55首では、第51首・第53首でも出たイキココロが再び現れる。これは、人の生成が、外なる国土や葦原だけで完結せず、必ず息を持つ心へ帰ることを示す。
ナカツミシロは、中津の御代・身代であり、天地の中間に置かれる清明な場である。イツヲノメは、厳なる男火の目であり、識別・直視・切り分けの眼である。
中心図象が印のミタマであるため、この首は、生命息心を中心に据え、中津の場・厳の目・隠れ土を整え、イヤシロの土へ固定する歌として読む。

サンスクリット音義照合

言霊法則 サンスクリット照合 裁定
イキ 息・生命氣 prāṇa / jīva 生命息
ココロ 心・火水の凝り citta / hṛdaya 心・心臓中心
ナカ 中・正中 madhya 中央・中道
津・通路・接点 tīrtha / srotas 渡し場・流路
ミシロ 御代・身代・水火の白場 āyatana / śukla / deha 場・白・身
イツ 厳・稜威 īś / tejas / iṣ 威力・光・意志
男火・収束点 agni / puṃs / anta 男火・終端
目・芽・識別 cakṣus / jñāna / aṅkura 眼・知・芽
シキ 式・敷き・配置 vidhi / nyāsa 法式・配置
氣・気配 prāṇa / vāyu 生命氣・風
カク 隠す・核・胎蔵 guhā / garbha / kośa 隠れ場・胎蔵
ツチ 土・地・血 pṛthivī / bhūmi / rakta 大地・地場・血
イヤシロ 神宿る清明な場 āyatana / kṣetra / śrī 聖地・場

句ごとの真相解読

イキココロ

イキは生命息であり、ココロは心である。
イキココロとは、息を持つ心であり、天地水火を受けて呼吸する心の中心である。
第55首では、青人の生成後にこの音が出るため、人は単なる形ではなく、息心を持つ存在として再確認される。

ナカツミシロ

ナカは中・正中、ツは津・通路、ミシロは御代・身代・水火の白場である。
ナカツミシロとは、天地の中間にある清明な身代の場であり、人が天地水火を受ける中津の器である。
これは人身であり、心身の中位場であり、国土の中津場でもある。

イツヲノメ

イツは厳・稜威、ヲは男火、メは目・芽である。
イツヲノメとは、厳なる男火の目であり、火水を識別する眼である。
これはただ見る眼ではない。水火の清濁、時所、心の岐路を見分ける霊的な目である。

シキケカクツチ

シキは式・敷き、ケは氣、カクは隠れ・核、ツチは土である。
シキケカクツチとは、氣の配置を持つ隠れた土であり、見えない火水の式が土の内側に隠されていることを示す。

イヤシロノツチ

イヤシロは神宿る清明な場、ツチは土である。
イヤシロノツチとは、禊がれ整った水火が、神宿る土として定着した状態である。
第54首のタマルツチが霊核を溜める土であったなら、第55首のイヤシロノツチは、心・中津場・厳の目・隠れ土を通った後の清明な土である。

真相訳

人は、息を持つ心として立つ。
その心には、中津の清明な身代の場がある。
厳なる男火の目が開き、
水火の道を見分ける。
氣の式は、隠れた土に置かれる。
そして、その土は神宿るイヤシロの土となる。

最終裁定

第55首は、イキココロで人を生命息心として立て、ナカツミシロで中津の清明な身代を置き、イツヲノメで厳の識別眼を開き、シキケカクツチで見えない氣の式を土へ隠し、イヤシロノツチとして神宿る土へ定着させる歌である。
一首の核:
青人として生じた人は、息心・中津身代・厳の目・隠れた氣の式を持ち、イヤシロの土に立つ存在となる。

接続

第54首 = 霊核土・厳面凪ぎ・瀬界勝氣葉・組葦原・八種青人。
第55首 = 生命息心・中津御代・厳男目・式氣隠土・イヤシロ土。
第56首 = このイヤシロ土に立つ人の心身を受け、さらに次の水火・言事・国土身体の運用段階へ進む。

前後の首

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