TENMON JITEN

カタカムナ第49首とは|黄泉地血を心へ返す歌

KATAKAMUNA UTAHI / CANON VISUAL
カタカムナ第49首 図象符 - KATAKAMUNA V7 正典出版校正版
第49首 図象符|正典出版校正版 V7 / PDF p.149
カタカムナ第49首カタカムナ事典正典+天聞構造解読
正典確認済

PDF画像配置順に基づく正典校正済み。

原文

マ カ ウ ミ コ メ ク ル モ コロ オ キ ミ ツ コ
ヨ モ ツ チ カ ヘ シ カ ム ツ ミ コ コロ

正規化

マカウミコメクルモコロオキミツコヨモツチカヘシカムツミココロ

中心図象

印のミタマ

解読ステータス

  • 原文確認: PDF画像配置順に基づく正順
  • 中心図象: 印のミタマ
  • 解読方式: 言霊秘書の水火・五十連・言戻法則 × サンスクリット音義照合
  • 裁定: 語源断定ではなく、音義・法則・真言構造の照合として扱う

主題

第49首は、第48首で天つ神性・カムナマニマニ・歌悟し・八種統べ・人心分け水門が開かれた後、その人心の水火門を、マカウミコとして大いなる海の子へ戻し、メクルモコロとして巡る諸凝りへ移し、オキミツコとして奥に置かれた三水核を立て、ヨモツチカヘシで黄泉・四方・地血を反転させ、最後にカムツミココロとして潜象の積みを心へ結ぶ歌である。
第48首 = 天つ神性・カムナマニマニ・歌悟し・八種統べ・人心分け水門。
第49首 = 大海子・巡る諸凝り・奥三水核・黄泉地血返し・カム積み心。

言霊秘書との整合

言霊秘書では、人は小天地であり、人の胎内にも天地と同じ火水がある。火水は息となり、音となり、言戻となり、心身と国土へ現れる。
第49首は、極めて内向的な首である。第48首で人心が水火の門へ導かれた後、その心はただ心理的なものとして扱われず、大海の子、奥の三水核、黄泉地血の返し、カムの積みとして捉え直される。
ヨモツチカヘシは、地の奥・黄泉・四方に沈んだ火水を返す働きである。これは死や暗さを否定することではなく、重濁の地血を再びカムツミココロへ返し、心の生成力へ戻すことである。
中心図象が印のミタマであるため、この首では、心を中心の印へ戻し、奥の水核と黄泉地血を反転させ、潜象の積みとして心へ結ぶことが主題となる。

サンスクリット音義照合

言霊法則 サンスクリット照合 裁定
マカ 大いなる包摂 mahā 大なるもの
ウミ 海・母水 samudra / āpaḥ 大海・水原理
子・小核・凝り bīja / bindu / garbha 種子・核・胎
マカウミコ 大海の子 mahā-samudra / bīja 大水原理の種子
メクル 巡る・回る cakra / parivarta 輪転・巡り
モコロ 諸凝り・もこもこ凝る granthi / piṇḍa / gola 結節・凝集体
オキ 奥・沖・置き antara / udaka / pratiṣṭhā 奥処・水域・定置
ミツコ 三水核・満つる水核 āpaḥ / tri / bindu 水・三・核
ヨモツ 黄泉・四方・地奥 yama / catur / adhas 死境・四方・下方
地・血・力点 bhūmi / rakta / śakti 地・血・力
カヘシ 返し・反転・還元 prati / nivṛtti / parivarta 反転・還帰
カムツミ 潜象の積み kāma / garbha / sañcita 潜在創造・胎蔵・蓄積
ココロ 心・火水の凝り citta / hṛdaya 心・心臓中心

句ごとの真相解読

マカウミコ

マカは大いなるもの、ウミは海・母水、コは子・核である。
マカウミコとは、大いなる海の子であり、全ての水火の母胎から生じる小さな核である。
第48首で人心が水火の門へ導かれた後、その心の根は、大海の子として捉えられる。心は孤立した個人の感情ではなく、大水原理から生じた種子である。

メクルモコロ

メクルは巡ること。モコロは諸凝り、もこもこと凝る塊である。
メクルモコロとは、諸々の凝りが巡ることをいう。心の中には、記憶・感情・身体感覚・地血の凝りがあり、それらは固定ではなく巡っている。

オキミツコ

オキは奥・沖・置き、ミツコは三つの水核である。
オキミツコとは、奥に置かれた三水核である。第22首・第23首・第33首でも現れた奥三水核が、ここでは心の奥へ置かれる。
天水・地水・身水の三相が、心の奥で核をなす。

ヨモツチカヘシ

ヨモツは黄泉・四方・地奥である。チは地・血。カヘシは返しである。
ヨモツチカヘシとは、黄泉や地奥に沈んだ地血を返すことをいう。
これは、暗いものを排除するのではなく、地奥に沈んだ水火を反転させ、再び生成の材料へ戻す働きである。

カムツミココロ

カムツミは、潜象の積みである。ココロは心・心臓中心である。
カムツミココロとは、潜象の蓄積としての心である。心は表面的な思考ではなく、カムの積み、記憶、地血、奥水核を含む中心である。

真相訳

大いなる海から、一つの子が生まれる。
諸々の凝りは巡り、心の奥へ集まる。
奥には三つの水核が置かれる。
黄泉と地血に沈んだものは返される。
その返された水火は、潜象の積みとなり、
心の中心へ結ばれる。

最終裁定

第49首は、マカウミコで心の根を大海の子として立て、メクルモコロで諸凝りを巡らせ、オキミツコで奥三水核を置き、ヨモツチカヘシで黄泉地血を反転し、カムツミココロとして潜象の積みを心へ結ぶ歌である。
一首の核:
人心の水火門は、大海子・奥三水核・黄泉地血返しを経て、潜象の積みとしての心へ深まる。

接続

第48首 = 天つ神性・カムナマニマニ・歌悟し・八種統べ・人心分け水門。
第49首 = 大海子・巡る諸凝り・奥三水核・黄泉地血返し・カム積み心。
第50首 = このカム積み心を受け、さらに次の心身水火・国土身体・言事生成の段階へ進む。

前後の首

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