TENMON JITEN

カタカムナ第34首とは|一柱を大和へ降ろす歌

KATAKAMUNA UTAHI / CANON VISUAL
カタカムナ第34首 図象符 - KATAKAMUNA V7 正典出版校正版
第34首 図象符|正典出版校正版 V7 / PDF p.119
カタカムナ第34首カタカムナ事典正典+天聞構造解読
正典確認済

PDF画像配置順に基づく正典校正済み。

原文

アマツ ミソラ ノ アメ ヒトツ ハシラ サト オホ ヤマト イヤ シロチ
タニ キヒコ アキツ ノ イヤ シロ スヘ シマ カサネ オホ タマル ワケ
オホ コト オシヲ トワ チカ フタヤ ヒメ

正規化

アマツミソラノアメヒトツハシラサトオホヤマトイヤシロチタニキヒコアキツノイヤシロスヘシマカサネオホタマルワケオホコトオシヲトワチカフタヤヒメ

中心図象

印のミタマ

解読ステータス

  • 原文確認: PDF画像配置順に基づく正順
  • 中心図象: 印のミタマ
  • 解読方式: 言霊秘書の水火・五十連・言戻法則 × サンスクリット音義照合
  • 裁定: 語源断定ではなく、音義・法則・真言構造の照合として扱う

主題

第34首は、第33首でイヤシロチが国土諸相へ開き、息の先端からイヤシロの言事を悟る段階に至った後、その悟りを、アマツミソラノアメヒトツハシラサトとして天つ御空の雨・天水を一つの柱として里へ降ろし、オホヤマトイヤシロチとして大和の社地へ定着させる歌である。
さらに、タニキヒコ・アキツノイヤシロによって谷の火子と水際の社を立て、スヘシマカサネで統べる島を重ね、オホタマルワケで大霊の丸まりを分け、オホコトオシヲで大いなる言事を押し出し、トワチカ・フタヤヒメで永遠に近い二屋の女水を置く。
第33首 = カムナカラの国土展開・天押し凝り・諸国イヤシロ・言事悟り。
第34首 = 天御空の一柱・大和社地・谷火子・水際社・島重ね・大霊分け・二屋女水。

言霊秘書との整合

言霊秘書では、天地の火水は一に凝り、二に分かれ、天の軽澄と地の重濁を成す。火水は息となり、音となり、言戻となり、形に現れる。
第34首の「アメヒトツハシラ」は、一つの天水柱である。天水が雨として降るだけではなく、柱として立ち、地のイヤシロチへ接続する。これは第09首・第18首で立てた常立軸が、ここで大和社地へ実装されることを示す。
また、第34首の中心には、イヤシロチ・アキツノイヤシロ・フタヤヒメがある。これは清明な神宿る地場、水際の開き、二屋の女水であり、国土形成が社地・谷・水際・家屋・女水の場へ具体化する段階である。
中心図象が印のミタマであるため、この一柱・島重ね・大霊分けは、外界国土だけではなく、身体の正中・谷間・水際・内外二屋を整える内的構造として読む。

サンスクリット音義照合

言霊法則 サンスクリット照合 裁定
アマツ 天つ・天性 divya / dyu 天上性
ミソラ 御空・澄空 ākāśa / kha 虚空・空間
アメ 天水・雨 ambhas / amṛta / varṣa 天水・甘露・雨
ヒトツ 一つ・統合 eka / ātman 一原理・一体
ハシラ 柱・軸 stambha / dhruva 柱・不動軸
サト 里・悟りの場 kṣetra / āśraya 場・依処
オホヤマト 大いなる大和 mahā / yama / kṣetra 大なる和の場
イヤシロチ 神宿る清明な地 āyatana / kṣetra / śrī 聖地・場
タニ 谷・間の水路 nadī / guhā / antara 谷・流路・間
キヒコ 氣火子 prāṇa / agni-putra 生命氣と火子
アキツ 明き津・水際 tīrtha / jyotis 渡し場・光の開き
スヘ 統べる saṃgraha / sarva 統合・全体化
シマカサネ 島重ね dvīpa / āvaraṇa 島・重層
タマル 霊核が丸まる maṇḍala / bindu 円環・種子点
ワケ 分け・識別 vibhāga / viveka 分化・識別
コトオシヲ 言事を押す潮 vāc / pravāha / sindhu 言・流れ・潮
トワチカ 永遠近く・常近 nitya / samīpa 常住・近接
フタヤヒメ 二屋の女水 dvaya / gṛha / devī 二相・家・女神

句ごとの真相解読

アマツミソラノアメヒトツハシラサト

アマツは天つ、ミソラは御空、アメは天水である。ヒトツハシラは一つの柱、サトは里であり悟りの場である。
この句は、天つ御空の天水が、一つの柱として里へ降りることを示す。雨は散る水ではなく、正中の柱として降る。
第33首のイヤシロコトサトリを受け、悟りはここで天水柱として地場へ接続される。

オホヤマトイヤシロチ

オホヤマトは、大いなる大和の中心和である。イヤシロチは、神宿る清明な場である。
オホヤマトイヤシロチとは、天水の一柱を受ける大和の社地である。フトヤマトから続く中心和が、ここで社地として明確化する。

タニキヒコ

タニは谷であり、山と山の間に水火が流れる場所である。キは氣、ヒコは火子である。
タニキヒコとは、谷間の氣火子であり、間の流路に立つ生命火である。谷は低き場所であるが、そこに水と氣が集まり、火子が立つ。

アキツノイヤシロ

アキツは明き津、水際の開きである。イヤシロは清明な社地である。
アキツノイヤシロとは、水際の開きに立つ社である。第14首のハヤアキツ、第22首のアマツアキツネを受け、水際が神宿る場へなる。

スヘシマカサネ

スヘは統べる、シマは島、カサネは重ねである。
スヘシマカサネとは、複数の島相を重ねつつ統べることを示す。国土は単一の平面ではなく、島・谷・水際・社地が層として重なり、その重なりが統べられる。

オホタマルワケ

オホは大いなる。タマルは霊核が丸まり、溜まること。ワケは分けること。
オホタマルワケとは、大いなる霊核の丸まりを、適切に分けることをいう。分けることで、各地場に霊核が宿る。

オホコトオシヲ

オホコトは大いなる言事、オシヲは押し潮である。
第14首でもオホコトオシオが現れたが、第34首では、社地・水際・島重ねを受けて、大いなる言事が再び潮として押し出される。

トワチカフタヤヒメ

トワチカは、永遠に近い、常に近い働きである。フタヤは二屋、ヒメは女水である。
トワチカフタヤヒメとは、内外二つの屋に宿る女水が、常に近く保たれることを示す。国土では二屋・二場、身体では内外の母胎・臓腑・水室として読む。

真相訳

天つ御空の天水は、一つの柱として里へ降りる。
大いなる大和は、神宿る社地となる。
谷には氣火子が立ち、
明き津の水際は社となる。
島々は重ねられ、統べられる。
大いなる霊核は丸まり、分けられる。
大いなる言事は潮として押し出され、
永遠に近き二屋の女水が宿る。

最終裁定

第34首は、天つ御空の天水を一柱として大和のイヤシロチへ降ろし、谷の氣火子と明き津の社を立て、島重ねと大霊分けを行い、言事の潮を押し出し、二屋の女水を常近く保つ歌である。
一首の核:
イヤシロの言事悟りは、天水一柱として大和社地へ降り、谷・水際・島・霊核・言潮・二屋女水を整える。

接続

第33首 = カムナカラの国土展開・天押し凝り・諸国イヤシロ・言事悟り。
第34首 = 天御空の一柱・大和社地・谷火子・水際社・島重ね・大霊分け・二屋女水。
第35首 = この大和社地と二屋女水を受け、さらに次の水火分化・国土身心構造へ進む。

前後の首

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