TENMON JITEN

カタカムナ第74首とは|天黄泉から種を生む歌

KATAKAMUNA UTAHI / CANON VISUAL
カタカムナ第74首 図象符 - KATAKAMUNA V7 正典出版校正版
第74首 図象符|正典出版校正版 V7 / PDF p.199
カタカムナ第74首カタカムナ事典正典+天聞構造解読
正典確認済

PDF画像配置順に基づく正典校正済み。

原文

スヘ カエシ ヤタ ナホヒ カム ナカラ アメノ ウツシ ヨミ タネ ウム
ヤホマリ フナミ ヤマホリ フナミ ウミ フトヨ ヤト カム アマ イキ
フナ イサキ クニ ヒト アメノ ハム フナ イヤ ハム

正規化

スヘカエシヤタナホヒカムナカラアメノウツシヨミタネウムヤホマリフナミヤマホリフナミウミフトヨヤトカムアマイキフナイサキクニヒトアメノハムフナイヤハム

中心図象

印のミタマ

解読ステータス

  • 原文確認: PDF画像配置順に基づく正順
  • 中心図象: 印のミタマ
  • 解読方式: 言霊秘書の水火・五十連・言戻法則 × サンスクリット音義照合
  • 裁定: 語源断定ではなく、音義・法則・真言構造の照合として扱う

主題

第74首は、第73首で天一根・太霊核・天受橋・凪写し・道波写し・八島深道・奥息カム・天女水地波・天直霊・地血女水・深火写しが整った後、その深火写しを、スヘカエシとして統べ返し、ヤタナホヒとして八方の直霊へ正し、カムナカラとして潜象の法のまま、アメノウツシヨミタネウムとして天水の写し・黄泉読みから種を生む歌である。
後半では、ヤホマリで八方霊核を丸め、フナミヤマホリで船見・山掘りの働きを置き、フナミウミフトヨで船見の海を太く豊かにし、ヤトカムアマイキで八戸・谷戸の潜象天水の息へ通す。最後に、フナイサキクニヒト・アメノハムフナ・イヤハムとして、船の先に国人を立て、天の食む船を深め、ますます食み・含む働きへ進む。
第73首 = 天一根・太霊核・天神潜象天水・天受橋・凪写し・道波写し・八島深道・奥息カム・天女水地波・天直霊・地血女水・深火写し。
第74首 = 統べ返し・八方直霊・天写し黄泉読み種生み・八方丸まり・船見山掘り・豊海・潜象天水息・船先国人・天食船。

言霊秘書との整合

言霊秘書では、火水は一に凝り、二に分かれ、息・音・言戻・形へ現れる。また、返しは正中へ戻す働きであり、正しく返された水火は、種・船・国人・言事へ展開する。
第74首の「スヘカエシ」は、第68首・第69首・第70首で連続してきた返しの流れを統べる働きである。返しはここで単なる戻りではなく、八方の直霊、すなわちヤタナホヒとして正される。
「アメノウツシヨミタネウム」は重要である。天の写しと黄泉読みが対になり、そこから種が生まれる。現象の写しだけでも、地奥の読みだけでも足りない。上の写しと下の読みが合わさって、タネが生まれる。
中心図象が印のミタマであるため、船・山・海・国人・食む働きも、正中の印を中心に、水火を運ぶ器・掘り出す場・包む水・受ける人・取り入れる船として読む。

サンスクリット音義照合

言霊法則 サンスクリット照合 裁定
スヘ 統べる saṃgraha / sarva 統合・全体化
カエシ 返し・還元 nivṛtti / prati / parivarta 還帰・反転
ヤタ 八方・八田 aṣṭa / kṣetra 八・場
ナホヒ 直霊・正す霊 ṛju / śuddhi / ātman 直・清浄・霊我
カムナカラ 潜象の法のまま kāma / ṛta / svabhāva 本性のまま流れる創造衝動
アメノウツシ 天水の写し ambhas / pratibimba 天水・反照
ヨミ 黄泉・読み yama / jñāna / pāṭha 地奥・知・読む
タネウム 種を産む bīja / garbha / sambhava 種子・胎・生成
ヤホマリ 八方霊核の丸まり aṣṭa / maṇḍala / bindu 八方・円環・種子点
フナミ 船見・運ぶ器を見る nāvā / darśana 船・見る
ヤマホリ 山掘り・内奥掘り parvata / khanana 山・掘削
ウミフトヨ 海が太く豊か samudra / bṛhat / pūrṇa 海・大・豊か
ヤト 八戸・谷戸・多門 aṣṭa / dvāra / guhā 八・門・谷戸
カムアマイキ 潜象天水の息 kāma / ambhas / prāṇa 潜象・天水・息
イサキ 船先・潔き先 agra / śuddhi 先端・清浄
クニヒト 国人・地場に立つ人 kṣetra / puruṣa 場・人
ハム 食む・含む grāsa / āhāra / graha 食・摂取・保持

句ごとの真相解読

スヘカエシ

スヘは統べること、カエシは返すこと。
スヘカエシとは、これまで何度も行われてきた返しを一つに統べることである。返しの水火が散らず、全体の循環として整えられる。

ヤタナホヒ

ヤタは八方、ナホヒは直霊である。
ヤタナホヒとは、八方に広がった水火を直霊で正すこと。多方向へ分かれた働きが、曲がりを正される。

カムナカラアメノウツシヨミタネウム

カムナカラは潜象の法のまま。アメノウツシは天水の写し。ヨミは黄泉・地奥の読み。タネウムは種を生むこと。
ここでは、天の反照と地奥の読みが合わさり、種が生まれる。上と下、天と黄泉、写しと読みの統合から、次の生命核が発生する。

ヤホマリ

ヤホは八方、マリは丸まりである。
ヤホマリとは、八方へ広がった霊核が丸まり、中心性を取り戻すことを示す。

フナミヤマホリ

フナミは船を見る・船の器を見極めること。ヤマホリは山を掘ること。
これは、水上を運ぶ器と、地中を掘る働きの対である。海上と山中、上を渡す力と内を掘り出す力が並ぶ。

フナミウミフトヨ

フナミウミフトヨとは、船見の海が太く豊かになること。運ぶ器が大海と結び、豊かな流通場となる。

ヤトカムアマイキ

ヤトは八戸・谷戸、多門の場。カムアマイキは潜象天水の息である。
多門の谷戸を通って、潜象天水の息が働く。

フナイサキクニヒト

フナイサキは船の先、クニヒトは国に立つ人である。
船の先に国人が立つ。これは、水火を運ぶ器の先端に、人という受け手・担い手が現れることを示す。

アメノハムフナ・イヤハム

ハムは食む・含む・取り入れること。アメノハムフナは、天水を食み含む船である。イヤハムは、さらに深く食み含むこと。
最後に、水火は外から眺めるものではなく、船によって運ばれ、含まれ、取り入れられる。

真相訳

返しは統べられ、八方の直霊で正される。
天の写しと黄泉の読みが合わさり、種が生まれる。
八方の霊核は丸まり、
船は見られ、山は掘られる。
海は太く豊かになり、
多門の谷戸には潜象天水の息が通る。
船の先には国人が立ち、
天水を食み含む船が、さらに深く水火を取り入れる。

最終裁定

第74首は、スヘカエシで返しを統べ、ヤタナホヒで八方直霊を正し、アメノウツシヨミタネウムで天写しと黄泉読みから種を生み、ヤホマリで霊核を丸め、フナミヤマホリ・フナミウミフトヨで船と山海の働きを整え、ヤトカムアマイキ・フナイサキクニヒト・アメノハムフナで潜象天水を国人と船へ取り入れる歌である。
一首の核:
天写しと黄泉読みの統合から種が生まれ、八方直霊に正された水火は、船・山・海・谷戸・国人を通じて、天水を含む生命運行へ移る。

接続

第73首 = 天一根・太霊核・天神潜象天水・天受橋・凪写し・道波写し・八島深道・奥息カム・天女水地波・天直霊・地血女水・深火写し。
第74首 = 統べ返し・八方直霊・天写し黄泉読み種生み・八方丸まり・船見山掘り・豊海・潜象天水息・船先国人・天食船。
第75首 = この天水を含む生命運行を受け、さらに心身水火・言事・現象化の次段階へ進む。

前後の首

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