TENMON JITEN

カタカムナ第50首とは|心を息の門へ変える歌

KATAKAMUNA UTAHI / CANON VISUAL
カタカムナ第50首 図象符 - KATAKAMUNA V7 正典出版校正版
第50首 図象符|正典出版校正版 V7 / PDF p.151
カタカムナ第50首カタカムナ事典正典+天聞構造解読
正典確認済

PDF画像配置順に基づく正典校正済み。

原文

カ ム ツ ミ ツ キ タ ツ フ ナ ト イ キ コ コロ
ア ハ キ タ カ タ マ ミ チ ノ ナ カ チ ハ

正規化

カムツミツキタツフナトイキココロアハキタカタマミチノナカチハ

中心図象

印のミタマ

解読ステータス

  • 原文確認: PDF画像配置順に基づく正順
  • 中心図象: 印のミタマ
  • 解読方式: 言霊秘書の水火・五十連・言戻法則 × サンスクリット音義照合
  • 裁定: 語源断定ではなく、音義・法則・真言構造の照合として扱う

主題

第50首は、第49首で人心の水火門が、大海子・奥三水核・黄泉地血返しを経て、カムツミココロとして深まった後、そのカムツミを月立ての軸へ移し、フナトイキココロとして船戸・渡し門の生命息を心へ通し、アハキタカタマとして淡く高い霊核を立て、ミチノナカチハとして道の中の地血・血波へ通す歌である。
第49首 = 大海子・巡る諸凝り・奥三水核・黄泉地血返し・カム積み心。
第50首 = カム積みの月軸化・船戸息心・淡高霊核・道中地血。

言霊秘書との整合

言霊秘書では、火水は息となり、息は音となり、音は言戻となる。また、人は小天地であり、天地の火水は人の息・心・血・道にも同じく現れる。
第50首は、第49首のカムツミココロをさらに精密化する首である。カムツミは、潜象の積みであり、心の奥に蓄積された水火である。それがツキタツ、すなわち月のような反照軸として立つ。
フナトイキココロは、船戸の息の心である。船戸は渡しの門であり、異なる水域・境界を渡す場である。心はここで閉じた内面ではなく、渡し門を通る息の場となる。
中心図象が印のミタマであるため、月軸・船戸・淡高霊核・道中地血は、正中の印を通して、心と身体、潜象と現象をつなぐ構造として読む。

サンスクリット音義照合

言霊法則 サンスクリット照合 裁定
カムツミ 潜象の積み kāma / garbha / sañcita 潜在創造・胎蔵・蓄積
ツキタツ 月立つ・反照軸が立つ candra / stambha / pratiṣṭhā 月・柱・定立
フナト 船戸・渡し門 nāvā / dvāra / tīrtha 船・門・渡し場
イキ 息・生命氣 prāṇa / jīva 生命息
ココロ 心・火水の凝り citta / hṛdaya 心・心臓中心
アハキ 淡く開く・泡の軽み phenā / laghu / āpaḥ 泡・軽さ・水
タカタマ 高い霊核 uttara / bindu / maṇi 高位・種子点・霊珠
ミチ mārga / dharma 道・法
ナカ 中・正中 madhya 中央
チハ 地血・血波 bhūmi / rakta / taraṅga 地・血・波

句ごとの真相解読

カムツミ

カムツミは、潜象の積みである。
第49首では、黄泉地血を返し、カムツミココロとして心の奥に潜象の蓄積が成立した。第50首では、そのカムツミだけを冒頭に置き、ここから新しい軸化が始まる。
カムツミは過去の重荷ではなく、まだ形になっていない生成力の蓄積である。

ツキタツ

ツキは月であり、反照の光である。タツは立つことである。
ツキタツとは、潜象の積みが月のような反照軸として立つことをいう。太陽の直射ではなく、月の反照によって、心の奥の水火が読まれる。

フナトイキココロ

フナトは船戸、渡し門である。イキは生命息、ココロは心である。
フナトイキココロとは、心が船戸のような渡し門となり、息を通して潜象と現象を渡すことを示す。
心は閉じた箱ではない。息によって渡り、別の場へ開く門である。

アハキタカタマ

アハキは淡く軽く開く水火である。タカタマは高い霊核である。
アハキタカタマとは、淡く繊細な水火から、高い霊核が生まれることをいう。深いカムツミを月軸と息の門へ通した結果、重濁は高位の霊核へ変わる。

ミチノナカチハ

ミチは道、ナカは中、チハは地血・血波である。
ミチノナカチハとは、道の中を流れる地血であり、生命の道中にある血波である。
ここで霊核は抽象に留まらず、身体と国土の血の道へ入る。心の悟りは、血・息・道の中に降りなければ完成しない。

真相訳

潜象の積みがある。
それは月の反照軸として立つ。
心は船戸となり、息によって場を渡す。
淡い水火から、高い霊核が生まれる。
その霊核は、道の中の地血へ入り、
生命の血波として流れる。

最終裁定

第50首は、カムツミを月の反照軸として立て、フナトイキココロで心を息の渡し門にし、アハキタカタマで淡水火を高霊核へ変え、ミチノナカチハでその霊核を道中の地血へ通す歌である。
一首の核:
心奥のカム積みは、月軸・船戸息・淡高霊核を経て、道の中の地血へ流れ込む。

接続

第49首 = 大海子・巡る諸凝り・奥三水核・黄泉地血返し・カム積み心。
第50首 = カム積みの月軸化・船戸息心・淡高霊核・道中地血。
第51首 = この道中地血を受け、さらに次の心身水火・言事生成の段階へ進む。

前後の首

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