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DEFINED TERM

「マ」の言灵とは|一言法則・意味・水火構造|天聞解読事典

言灵50音・一言法則原文と現代解説を分離

「マ」の言灵を、『言灵秘書』の一言法則と五十連上の位置から読みます。列挙語を一つの固定的意味へ縮約しません。

マ行・第1位

原文・一言法則

マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。

出典:『言灵秘書』「五十行一言法則」(音別本文 P515)

水火分類

火中の水の靈。これは文献内の分類名であり、現代科学の分類ではありません。

主要語

潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也

構造的な読み方

原文に列挙された語は、この音が資料内の複数の関係で働く範囲を示します。所属行の「躰」と一音の「用」を分け、語順・前後音・呼吸を含む文脈へ戻して確認します。

証拠と確度

  • 原文引用:資料本文の文字転記
  • 水火・位置:資料本文/公開構造案内
  • 現代説明:天聞解読による解説
  • カタカムナ・古事記・密教:直接根拠未登録のため関係を生成しない

関連

言灵事典言灵秘書五十音一覧一言法則水火分類

隣接音

言霊秘書本文|マ(MA行)

五十連位置
マ(MA行)
水火分類
火中の水灵
出典頁
P515
宣言法則数
10

原文

此マの一言に、十四の法則あり。始に、

㊀潤水也。

前に解か如し。

㊁向也。

ムカヒ、ムカフと用きて、ムは睦こと。カは搦むこと。睦み搦を、ムカフと云。鏡に向ふも、鑑に我影を睦み搦むこと。仏に向ひ、神に向ふ抔(など)も、仏神に睦み搦むと云語也。今、此一行は、惣て火中の水灵にして、まろきを宰りて、光りなき空躰の水、火中に向ひ合て、光りを放つ一行なり。此一行の中にても、此一言は、五十連の結ひ言にして、初めホの一言より起り、アワの二つ現して、二に凝はいよいよ降り、澄めるはいよいよ昇り、天地の文目分れ、其分かれし天地の火水又與み合て、本のホをなす。其根本のホをなさんとて、今火中へ水與み搦む。至極の音也。其睦み搦むは、向ふの語なるか故に、マの音に向也と有。もとに向ふて、来る処也。

㊂眼也。

マナコ。マは向こと。ナは並ふこと。コは息の凝ることにして、イキとは 則 日月也。右は水にして、眼は月を宰り、左の眼は火にして日を宰り、故にマナコとは、いき凝りて並ふと云名也。今、マの音は、火中の水灵にして、イキ凝並ふの音の故に、マナコ也と有。古事記神代卷の、天照太神と、月夜見の尊と、天地の眼也。故に、其を知らしめん為に、伊弉諾の命と、日向の橘のをとのあはきか原にみそきし玉ひ、左の眼をそき玉ふて天照太神現れ、右の眼をそそき玉ひて月読の命現はるる。二た柱は、日月也。天地の眼也。此二た柱の神、日月なることは、安麿か古事記の序にも、日月は服を洗ふに現れ、其日月は是天地の眼の故に、伊非諾の神、目出度御子産玉ふと喜はせられ、人産るると云も、眼こ開かされは何そ目出度こと有ん。天地二た柱の神在す故に、目出度皇子也。万物、是より文目を分つ。華原豊中津国、此ときにあたつて、国の国たることになる。今、此五十連五十言も、マの一音に至て、息の残不顕れて、不足と云ことなし。実に、天地の眼也。音韻の眼、是より外に無きと知るへし。此故に、今眼也有。

㊃回也。

是は、メの音の処にて解か如し。めくりめくることの、究りの音なり。此音は、火中の水、群り與むの故に、今回るなりと有。

㊄間也。

此マの音は、上に既に向ふ也と有。故に、一と間、二た間と水切しきつて、向ひ合ふ正中を云ふの始なり。妹背のことをツマと云も、ツは続こと。マは向ふことにして、続き向ふの語也。故に、夫は婦をツマと云、婦は夫をツマと云。これ、つつき向ふ法則の故に、互にツマの名あり。画法にツマトリと云て、夫婦の鳥を画くときは、先へ行く鳥は口を開いて後へ向ひ、迹(あと)より行鳥は口を開かすに先の鳥に向こと、これを妻鳥と云。これ、つつき向ふの法則なり。是等は、仏家に云アウムの法又同し。アは空躰にして、口を開く。ウムは陽灵にして、口を閉る也。故に王の開合は、アウムを表す。是を、ツマと云。惣て、つつき向ふ物の名なり。つつき向ふときは、独(ひとり)に非す。必対することあり。故に、間と云も、為限々と向ひ対するの語。相撲(スマヒ)と云も、スはス一にして、文りなきこと。マヒはマヒ、マフと用きて、文りなきハタカ舞と云語にして、此ときは取與むことに非す。土俵入のこと也。又、スモフと云ときは、スはス一にして、文(カザリ)なきハタカノコトモのもやうと云語にして、此ときは取與より出る語也。惣て、マヒと云は、マは向ふことにして、二つ物向ふを、すへてマヒマフと云。舞鶴抔(マヒツルなど)と云か如し。羽と羽と二つ向ひ合せるか故に、マヒと云。故に、躍りと舞と一事にすれとも、しからす。躍ことは、尾を取るの語にして、其後へに付こと也。盆ヲトリの如し。円満の○ワをなして、尽ることなきを顕す。舞は、後(しり)へに従ふの義に非。袖と袖とを向ひ合せて、マヒと云。何にもせよ、今マは間也と有て、向ひ合ふたを、惣て間(あひ)たと云。ホより起りて、五十音を顕し、今又ホの一音に向ひ帰する音の故に、間た也と知へし。

㊅曲也。

マカル。マは間なり。カは搦むこと。ルは助言の省け。正しく向ひ合ふて居る間か一重搦みて、かへつて間か合らさるやうになるを、曲ると云。今、此マの音は、元水は水、火は火と分れしものか、水、火中に與合せて、何れか水とも、何れか火とも、竟に分らぬやうになる。是を、曲ると云。今は、本来に背くを曲ると云。直なるものは、直ならさるやうに背ことを、曲ると云。今、此マの音は、火中の水灵にして、元水は水に明らかに、其躰火の外に有し水の、今火中に與み合て、何れか水とも分らぬやうにくむ音故に、水火别々に有し理に背く也。故に、曲也と有

顕云マカリマカルと用きてマカの反マ也。

㊆大也。

オホヒ。語は、上に解か如し。此マの音は、五十連の終の音にして、初めホより起て、五十連に顕れ、其五十連の終りに、又初めのホに反る。其オホヒなる理を備へて有ことは、此一音に過たるはなし。故に、オホヒ也と有。

㊇広也。

語を解かは、ヒロシ、ヒロキと用きて、ヒは非す也。ロは堨る也。かたまることにあらさるを、ヒロシと云。堨るものは狭く、かたまらさるものは広し。此マの音は、堨り究ることなく、五十音の終ると思へは、又五十音の始めとなる。永き世回りて、尽ること無き音故に、ヒ口キ也と有。あまの原杯云ときは、マは大也、広也の法則と知るへし。

㊈円也。

マトカ。語を解かは、マはめくること。トは與こと。カは搦ことてにて、搦み與み回るを、マトカと云。これ、搦み與み回るなれは、海水の地を搦み回るか如く、又も空水の天を回るか如く、尽ることなきを円かと云。此一音は、先に解く如く、始め終りに亘りて、尽ることなきの音故に、円か也と有。

㊉甚也。

ハナハタシ。ハは開くこと。ナは並ぶこと。又、ハは開くこと。夕は列なること。シは補言。開くと思へは並ひ、又開くと思へは列なる。開き現るると思へは、連り潜るを、甚と云。先に解か如く、此マの一音は、五十連らの終りに有と思へは、始のホと起る。又、ホと起かと思へは、終りのマと潜まる。開いたり、潜りたり、尽ること無か故に、甚しき也と有。

⑪狗也。

コマイヌ。コはかこむこと。マは向ふこと。かこみ向ふ犬と云語にして、コマイヌと云。男女向ひ合て、かこみ守るの名也。字書にも、狗者家畜也。人の家に居て、能非常吉凶を守る。今の世に、神前に木石の狗を向ひ並へ置ことは、神をかこみ守の相(すがた)也。今、此マの音は、向ふ也と有て、向ふは先に解か如、むつみ搦の語にして、能其物に睦み搦みて、をこたらさること。是則、守るなり。故に、マの音、狗なりとある。万葉に、マソカカミのマの仮り字に、犬の文字をかりて有。又、ソの仮字、馬の字を仮る。是等は、法則の有ことにて、全躰此マソカカミとは、マは向ふこと。ソは背ろのこと。向ふて影を見る、相(すが)た見の鏡みなり。諸獸多けれとも、狗と馬は、能人の善惡を知る。其業の有無を知る。其故に、馬に人を乗るに、業(わ)さ有る人には順ひ、業なき人には,必逆ふて、自在を得せぬ。又、人の善悪を見て、或は吠、或はほへず。又、善人を見ては、是に睦み、悪人を見ては、ほえて其門を能守る。其人を顧みて明かに知こと、鑑の如きゆヘに、マソカカミと云、仮字に狗馬の字を書。其人の後へに居て、人の善惡を知る也。今、マの音に狗也とある。

⑫多也。

オホキ。語は、上に解か如し。今、此音に多也とある法則は、上に大ひ也、広き也と有法則と同義にして、此マの音は、初めゝホチより開いて、今又円かをなすの音になりて、又ホにかへり、永き世尽ることなきの用きをす故に、多き也有。

⑬女也。⑭男也。

此二つの法則は、語は前に解くか如し。男も女も、互にツマと云。男には女をツマと云、女は男をツマと云義をなす。今、マは向ふの音ゆへに、女也男也とあり。故に、アマ(海士)と云も、アは海のこと。マは男女のことにして、猟する男女を、すヘてアマと云。女男の一遍に限るに非。惣して、マは向ふの義なれは、向ふときは,必相対する処なり。君 南面に坐せは、臣 北面して君に向ひ奉る。女男に向ひ、男又女に向ふ故に、共にマと云。今、此マの一音は、上来述る如く、始め天の御中主のゝホチより、伊弉諾、伊弉冊のアハの二行顕れて、此二た柱の火水、又文をなすのヤ行ラ行をなし,火は暉き、水は形を顕すのカ行サ行となりて、其顕れし火水、又御中主のホに反る。夕行マ行也。其、反り入る究りは、今此マの音にして、既に七々四十九音の水火を吹きて、又四十九音の未来のいき、向ふの義也。是、過去未来 現在の三世、たた此一音に備る。是を大倭豊秋津島(オホヤマトトヨアキツシマ)と云。上来、稲荷の古伝、五十連一言の法則は、天地自然の法則にして、神代の卷也。其、天地自然の火水與の御文(ミフミ)を知には、又々天地自然の神世の業たる布斗麻邇の御灵に占ふる。其御灵は、古事記神代の卷の、大八島の法則也。此大八島の法則に占ふときは、天より之を視か如く、地より之を聴か如し。総て、此大八島の八の数は、悉く地を成するの法則なり。此大八島の法則は、布斗麻邇の御灵に在故に、今五十連一言の法則は、天地自然の文章(フミ)にして、凡眼凡慮の窺ふへきものに非す。されとも、天地自然の神宝なる、布斗麻邇の御灵を以占へ奉りて、解こと此如。上来述る処、更に私なし。唯、天地の水火を以て、解こと此如也。

現代日本語訳

できます:

「ムカヒ」「ムカフ」という言葉は: 「ム」は「睦(むつ)む」(親しむ)という意味「カ」は「搦(から)む」(からみつく)という意味

これは以下のような例で説明されています:

鏡に向かうとは、自分の影と睦み搦むこと

仏や神に向かうとは、仏神と睦み搦むこと

さらに、この概念は火と水の関係性として説明されており:

火の中の水の霊が、光のない空体の水と向かい合って光を放つ

これは五十音の結びの言葉として、「ホ」から始まり、最終的に再び根本の「ホ」に戻る過程を表している

このように「睦み搦む」という意味から、「マ」の音に「向」の字が当てられているとされています。

向也とは、互いに親しみ合い、結びつくことを意味します。鏡に向かって自分の姿を見るように、また神や仏に心を向けるように、相手に親しみを持ち、調和して結びつくことです。この「向」は、相手に心を寄せ、元の源に戻ろうとする動きを象徴しています。

「回」(めくる)の概念は以下のように説明されます:

– 「メ」の音に関連し、物事が巡り回る最終段階を表す音とされています。

– この音は、火の中にある水が群れ集まり、互いに関わり合う様子を象徴しています。

– 「回る」という現象は、この火と水の相互作用の結果として生じると考えられています。

この解釈は、自然界の要素(火と水)の相互作用を通じて、物事の循環や変化を説明しようとする古代の思想を反映しています。

㊄ 間とは。

この「マ」という音は、すでに「向かう」という意味を持つとされている。したがって、一間、二間と数えるときの「間」とは、水を隔てて向かい合う正中をいうのが始まりである。

夫婦のことを「ツマ」と言うのも同じ理である。

「ツ」は「続く」という意味、「マ」は「向かう」という意味であり、すなわち「続いて向かい合う」という語である。だから夫は妻を「ツマ」と言い、妻も夫を「ツマ」と呼ぶ。これは「互いに向かい合う法則」に基づいて、互いを「ツマ」と名付けるのである。

絵画の世界で「ツマトリ」と言って、夫婦の鳥を描くとき、先を飛ぶ鳥は口を開けて後ろを振り返り、後ろを飛ぶ鳥は口を閉じて前の鳥に向かう。その形を「妻鳥」と呼ぶ。これも「続き向かう法則」である。

これは仏家に言う「アウム(オーム)」の法にも同じである。

「ア」は空体であり口を開く音、「ウム」は陽霊であり口を閉じる音。すなわち、王の開閉は「アウム」を表す。これを「ツマ」と言う。つまり「続き向かうものの名」である。

向かい合うものは独りではなく、必ず対するものがある。だから「間」とは「互いに限りなく向かい対する」ことをいう。

「相撲(スマヒ)」という言葉も同じである。

「ス」は「素(す)=飾り気がないこと」、「マヒ」は「マフ」とも言い、飾り気のない「はたか舞い(素朴な舞い)」の意味であり、この場合は取り組むことではなく「土俵入り」のことをいう。また「スモフ」と言う場合、「ス」は素(飾り気のないこと)、「モフ」は「もやう(模様)」であり、この場合は「取り組む」意味となる。

総じて「マヒ」とは「マ=向かう」ことを含み、二つのものが向かい合うときに「マヒ」「マフ」と言う。たとえば「舞鶴(マヒヅル)」などの語のように、羽と羽とが向かい合うから「マヒ」と言うのである。

したがって、「舞(マイ)」と「躍(オドリ)」は同じように扱われるが、本来は異なる。「躍」とは「尾を取る」という語で、後ろに従う意味である。盆踊りのように、円満な○(ワ)を描いて尽きることなく巡ることを表す。「舞(マイ)」は後ろに従うのではなく、袖と袖とを向かい合わせることから「マヒ」と呼ばれるのである。

何にせよ、「マ」という音は「間」であり、向かい合うことを意味する。

五十音は「ホ」から始まって展開するが、また「ホ」の一音に向かって帰っていく。その「向かい合う音」であるから、「間」とされるのである。

㊈ 円也

「マトカ」という語を解くと、マは「めぐる」こと、トは「與む」こと、カは「搦(から)む」ことである。

すなわち、「搦み與みめぐる」ことを「マトカ」という。

これは、海の水が大地を搦みながらめぐるように、また空の水が天をめぐるように、尽きることがない。

そのため、「円(まどか)」というのである。

この一音は、先に解いたように、始めから終わりに至るまで尽きることがない音であるゆえに、「円(まどか)」なのである。

「甚(はなはだし)」とは、物事が非常に大きく、限りなく広がることを意味します。開いて現れるときには連なり、潜むときにも連続する様子を指し、終わりなく広がり続ける性質が「甚しい」とされています。

「狗(犬)」という概念は、守りと見守りの象徴として捉えられています。ここでの「狗」とは、単なる動物としての犬だけでなく、神社や家を守る存在としての犬を指しています。

「コマイヌ」という言葉は、「コ」は囲む、「マ」は向かい合うという意味で、家や神前などを囲んで向かい合い、守護する役割を果たす犬を意味しています。神社の入り口などに置かれている狛犬(コマイヌ)は、神を囲み、守る存在として配置されているのです。

また、犬には人間の善悪を見分ける能力があるとされています。善人には親しみを示し、悪人には吠えて警戒することで、門や家を守ります。このような見守りと守護の役割が、「狗」という概念に含まれているのです。

### 「男女」と「五十連一言の法則」の概念要約

### 「男女」の概念

男女ともに互いを「ツマ」と呼ぶ

「マ」は「向かう」の意味を持ち、男女が互いに向かい合う関係を表す

「アマ」(海士)は男女両方を指し、特定の性別に限定されない

「マ」の音は天地創造の過程を象徴し、過去・現在・未来の三世を一音に備える

### 五十連一言の法則

天地自然の法則を表し、神代の巻に記された思想を反映

天地自然の火水與の御文(ミフミ)を理解するには布斗麻邇の御灵に占う

古事記神代の巻の大八島の法則と関連し、地を成す法則を示す

凡眼凡慮では窺い知れない深遠な思想を含む

これらの概念は、天地の水火の原理に基づいて解釈されており、古代日本の神道思想や宇宙観を反映しています。「マ」の音は天地創造の過程を象徴し、過去・現在・未来の三世を一音に備えるとされ、大倭豊秋津島(オホヤマトトヨアキツシマ)と呼ばれます。

「女」と「男」という二つの原理は、前述のとおり、男と女が互いに「ツマ(伴侶)」と呼び合う関係を表しています。男は女を、女は男を「ツマ」と呼び、向かい合うことで結びつきます。ここで「マ」という音には「向かう」という意味があり、これが「女也」「男也」とされる理由です。また、「アマ(海士)」という言葉は「ア」が海、「マ」が男女を表し、男女の海人を指します。この「マ」は、向かい合うことを示しており、男女が互いに相対する様子を象徴しています。

さらに、この「マ」の音には、天地の中心から始まる神聖な流れが含まれています。最初に天の御中主神(あめのみなかぬし)が現れ、次に伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冊尊(いざなみのみこと)の火と水が現れ、さまざまな現象が生まれていきます。この「マ」の音には、過去・未来・現在のすべての時空が含まれており、それが大和豊秋津島(おおやまととよあきつしま)として表現されます。

また、稲荷の古い教えによれば、五十音一つひとつには天地自然の法則が含まれており、それを神代の巻に記しています。この天地自然の法則を理解するには、布斗麻邇(ふとまに)の御灵の力に鑑みることが必要とされています。この布斗麻邇の御灵は『古事記』の神代巻に記され、大八島の法則として象徴されています。

大八島の法則により、天から地を見通し、地から天を聴き取ることができるとされ、この法則は地を成すための基本的な原理です。この法則が布斗麻邇の御灵に宿るため、五十音一つひとつには天地自然の文章(神聖な記録)が含まれており、簡単に理解できるものではありません。とはいえ、布斗麻邇の御灵を用いた占いによって、天地の水と火を通して真理が解き明かされるのです。

此本 浅草等覚精舎之主人 澄純上人の持本也安政己未夏六月廿四日於温知堂北窓下謄写焉忙中に顕謹識

「向かう」(むかう)の構成: 「ム」は睦(むつ)むこと「カ」は搦(から)むこと

「向かう」の意味: 鏡に向かうことは、自らの影と睦み搦むこと仏神に向かうことも、仏神と睦み搦むことを意味します

この音の特徴: 火中の水霊として、丸みを司ります光のない空体の水が火中に向かい合って光を放ちます

五十音における位置: 結びの言葉として重要な位置にあります「ホ」から始まり、天地の火水が再び結びついて本来の「ホ」に戻る過程を示します

これは根源に向かって回帰する場所を表す至極の音とされています。

TENMON解釈

この節では、言灵秘書の原文と現代語訳を分けて提示します。構造上の解釈は、この音が属する五十連位置と水火分類の関係として読み、原文を越える語源的断定は行いません。

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このページで分かること

直接回答:マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。出典:『言灵秘書』「五十行一言法則」(音別本文 P515)

なぜ読むのか

現代五十音の同音表記だけで意味を固定せず、言霊(TENMON表記:言灵)の原文、五十連位置、水火分類、現代語整理、TENMON解読を分けて確認できるためです。

原典で確認できること

此マの一言に、十四の法則あり。始に、㊀潤水也。前に解か如し。㊁向也。ムカヒ、ムカフと用きて、ムは睦こと。カは搦むこと。睦み搦を、ムカフと云。鏡に向ふも、鑑に我影を睦み搦むこと。仏に向ひ、神に向ふ抔(など)も、仏神に睦み搦むと云語也。今、此一行は、惣て火中の水灵にして、まろきを宰りて、光りなき空躰の水、火中に向ひ合て、光りを放つ一行なり。此一行の中にても、此一言は、五十連の結ひ言にして、初めホの一言より起り、アワの二つ現して、二に凝はいよいよ降り、澄めるはいよいよ昇り、天地の文目分れ、其分かれし天地の火水又與み合て、本のホをなす。其根本のホをなさんとて、今火中へ水與み搦む。至極の音也。其睦み搦む…

現代語での整理

できます:「ムカヒ」「ムカフ」という言葉は: 「ム」は「睦(むつ)む」(親しむ)という意味「カ」は「搦(から)む」(からみつく)という意味これは以下のような例で説明されています:鏡に向かうとは、自分の影と睦み搦むこと仏や神に向かうとは、仏神と睦み搦むことさらに、この概念は火と水の関係性として説明されており:火の中の水の霊が、光のない空体の水と向かい合って光を放つこれは五十音の結びの言葉として、「ホ」から始まり、最終的に再び根本の「ホ」に戻る過程を表しているこのように「睦み搦む」という意味から、「マ」の音に「向」の字が当てられているとされています。文向也とは、互いに親しみ合い、結びつくことを意味…

TENMON解読の位置

この節では、言灵秘書の原文と現代語訳を分けて提示します。構造上の解釈は、この音が属する五十連位置と水火分類の関係として読み、原文を越える語源的断定は行いません。一言法則一覧のマ(MA行)へ

引用用要点

マ・・・火中の水の靈也。潤水也、向也、眼也、回也、間也、曲也、大也、広也、円也、甚也、狗也、多也、女也。出典:『言灵秘書』「五十行一言法則」(音別本文 P515)(原典位置:マ行・第1位)

証拠境界

原典の資料内の主張と出典位置をA0、天聞作成の現代語訳・整理をA1、TENMON構造解読をE5、比較仮説をE6として分離します。資料の構造的類似を、歴史的接触・同一起源・現代科学の実証へ昇格させません。異体字、古訓、悉曇・梵語の復元に複数候補がある場合は一意に確定しません。

次に読む

五十行一言法則|50位置一覧で位置別原文を確認し、言灵五十音・五十連でSound Entityとの違いを確認します。