TENMON JITEN

カタカムナ第64首とは|心瀬を大神へ戻す歌

KATAKAMUNA UTAHI / CANON VISUAL
カタカムナ第64首 図象符 - KATAKAMUNA V7 正典出版校正版
第64首 図象符|正典出版校正版 V7 / PDF p.179
カタカムナ第64首カタカムナ事典正典+天聞構造解読
正典確認済

PDF画像配置順に基づく正典校正済み。

原文

ヤハ マカシ ソシ ツミ アメノ セヲ キネ アキ タマ コメ
カム ナカラ ワク ツミ ヒトヨ ヤシ アナミ ワク アナミ コロ
アメノ トヨセ ツミ アメノ ヨロ ツ ミナカ ノ オホ カミ

正規化

ヤハマカシソシツミアメノセヲキネアキタマコメカムナカラワクツミヒトヨヤシアナミワクアナミコロアメノトヨセツミアメノヨロツミナカノオホカミ

中心図象

印のミタマ

解読ステータス

  • 原文確認: PDF画像配置順に基づく正順
  • 中心図象: 印のミタマ
  • 解読方式: 言霊秘書の水火・五十連・言戻法則 × サンスクリット音義照合
  • 裁定: 語源断定ではなく、音義・法則・真言構造の照合として扱う

主題

第64首は、第63首で明津女水に受けられた水火が、胸の棚と奥底の氣へ写し積まれ、心の瀬として流れ始めた後、その心の瀬をヤハマカシとして八方へ柔らかく大きく任せ、ソシツミとして祖・素・始源の積みへ置き、アメノセヲキネとして天の瀬を男火の根へ立て、アキタマコメとして明き霊核を籠める歌である。
後半では、カムナカラの法でワクツミとして分け湧く積みを起こし、ヒトヨヤシとして一夜・一世の養いを立て、アナミワク・アナミコロとして穴・内波を分け、凝らせ、アメノトヨセツミ・アメノヨロツを経て、最後にミナカノオホカミとして水中・身中・正中の大いなる神性へ統合する。
第63首 = 端裂き・神身写し積み・胸棚分岐・奥底氣棚・心の瀬。
第64首 = 八方柔任・始源積み・天瀬男根・明霊核・内波分け・天豊瀬積み・身中大神。

言霊秘書との整合

言霊秘書では、火水は一に凝り、二に分かれ、息・音・言戻・形へ現れる。人の身中には天地と同じ火水が宿り、中心に戻ることで神の御戻が現れる。
第64首では「瀬」「穴波」「水中」が重要である。第63首のココロノセ、すなわち心の瀬は、第64首でアメノセヲキネ、アメノトヨセツミへ高められる。瀬は流れの浅く速い境であり、心身水火が滞らず動く場所である。
アナミは、穴波・内波であり、身体内や潜象内に開いた空洞を流れる波である。これは、見える表面の波ではなく、内奥を通る水火の波である。
中心図象が印のミタマであるため、最後のミナカノオホカミは、外部神というより、身中・水中・正中に現れる大いなる神性として読む。

サンスクリット音義照合

言霊法則 サンスクリット照合 裁定
ヤハ 八方・柔らぎ aṣṭa / mṛdu 八方・柔軟
マカシ 大きく任せる・委ねる mahā / nyāsa / viśrambha 大・委託・信任
ソシ 祖・素・始源 ādi / mūla / bīja 始原・根・種子
ツミ 積み・凝り sañcita / granthi 蓄積・結節
アメノセ 天の瀬 ambhas / srotas / tīrtha 天水・流路・渡し場
ヲキネ 男火の根・置き根 agni / mūla / pratiṣṭhā 火・根・定置
アキタマ 明き霊核 jyotis / bindu / maṇi 光・種子点・霊珠
コメ 籠める・込める garbha / kośa / nyāsa 胎蔵・包み・置く
ワク 分け・湧く vibhāga / utsa 分化・湧出
ヒトヨ 一夜・一世・一代 eka / rātri / loka 一・夜・世
ヤシ 養し・生やし poṣaṇa / vardhana 養育・成長
アナミ 穴波・内波 guhā / kha / taraṅga 洞・空・波
コロ 凝り・転がり granthi / gola / piṇḍa 凝結・球状化
トヨセ 豊かな瀬 pūrṇa / srotas 豊穣・流路
ヨロツ 万象・多相 viśva / bahu 全相・多様性
ミナカ 水中・身中・正中 madhya / ambhas / deha 中心・水・身体
オホカミ 大いなる神性 mahā / deva / īśa 大神・主宰

句ごとの真相解読

ヤハマカシ

ヤハは八方へ柔らかく開くこと、マカシは大きく任せることである。
ヤハマカシとは、心の瀬に流れ始めた水火を、無理に握らず、八方へ大きく委ねることを示す。

ソシツミ

ソシは祖・素・始源、ツミは積みである。
ソシツミとは、始源の水火を積みとして置くこと。これは古い重荷ではなく、生成の基礎としての根源蓄積である。

アメノセヲキネ

アメノセは天の瀬、ヲキネは男火の置き根・根である。
アメノセヲキネとは、天水の流路に男火の根を置くことをいう。水の瀬に火の根が置かれることで、流れは方向と力を得る。

アキタマコメ

アキタマは明き霊核、コメは籠めることである。
アキタマコメとは、開いた明るい霊核を内へ籠めること。光は散るだけでなく、中心へ籠められて次の発動の種となる。

カムナカラワクツミ

カムナカラは潜象の法のまま。ワクツミは分け湧く積みである。
潜象の法のままに、内側の水火が分け湧き、積みとして置かれる。

ヒトヨヤシ

ヒトヨは一夜・一世・一代、ヤシは養し・生やしである。
ヒトヨヤシとは、一つの世・一つの夜を養い、生やすこと。短い一時にも、水火は生命を育てる。

アナミワク・アナミコロ

アナミは穴波・内波である。ワクは分け、コロは凝りである。
アナミワクは、内波を分けること。アナミコロは、内波が凝り、丸まること。身体内・心内の空洞を流れる波が、分かれ、凝り、次の形を生む。

アメノトヨセツミ・アメノヨロツ

アメノトヨセツミは、天の豊かな瀬が積みとなること。アメノヨロツは、天水万象である。
内波の凝りは、再び天の豊かな流路へ接続され、万象へ開く。

ミナカノオホカミ

ミナカは水中・身中・正中、オホカミは大いなる神性である。
ミナカノオホカミとは、水中・身中・正中に宿る大いなる神性である。第64首の結論は、外に向かう拡散ではなく、中心の大いなる神性へ戻ることにある。

真相訳

心の瀬に流れ始めた水火は、八方へ柔らかく任される。
始源の水火は積みとして置かれる。
天の瀬には男火の根が置かれ、
明き霊核が内に籠められる。
潜象の法のまま、水火は分け湧いて積まれる。
一夜一世は養われ、
内なる穴波は分かれ、凝る。
その流れは天の豊かな瀬となり、万象へ開く。
最後に、水中・身中・正中の大いなる神性が現れる。

最終裁定

第64首は、心の瀬に流れた水火を八方へ大きく任せ、始源の積みを置き、天の瀬に男火の根と明き霊核を籠め、内波を分け凝らせ、天の豊かな瀬と万象へ開き、ミナカノオホカミとして身中正中の大神へ統合する歌である。
一首の核:
心の瀬は、始源積み・天瀬男根・明霊核・内波分けを経て、天豊瀬と万象へ開き、身中正中の大神へ戻る。

接続

第63首 = 端裂き・神身写し積み・胸棚分岐・奥底氣棚・心の瀬。
第64首 = 八方柔任・始源積み・天瀬男根・明霊核・内波分け・天豊瀬積み・身中大神。
第65首 = この身中大神を受け、さらに心身水火・言事・現象化の次段階へ進む。

前後の首

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