TENMON JITEN

カタカムナ第14首とは|言事潮で大海を開く歌

KATAKAMUNA UTAHI / CANON VISUAL
カタカムナ第14首 図象符 - KATAKAMUNA V7 正典出版校正版
第14首 図象符|正典出版校正版 V7 / PDF p.79
カタカムナ第14首
カタカムナ事典
正典+天聞構造解読
正典確認済

PDF画像配置順に基づく正典校正済み。

主題:言事潮・岩土・天息・大海・水際男女の配置

原文

オホ コト オシオ イハ ツチ ヒコ イハス ヒメ オホ トヒ ワケ
アメノ フキヲ オホ ヤ ヒコ カサ ケツ ワケノ オシヲ オホ ワタ ツミ
ハヤ アキツ ヒコ イモ ハヤ アキツ ヒメ

正規化

オホコトオシオイハツチヒコイハスヒメオホトヒワケアメノフキヲオホヤヒコカサケツワケノオシヲオホワタツミハヤアキツヒコイモハヤアキツヒメ

中心図象

印のミタマ

解読ステータス

  • 原文確認: PDF画像配置順に基づく正順
  • 中心図象: 印のミタマ
  • 解読方式: 言霊秘書の水火・五十連・言戻法則 × サンスクリット音義照合
  • 裁定: 語源断定ではなく、音義・法則・真言構造の照合として扱う

主題

第14首は、第13首でマカハコクニとして国土胎が成立した後、まずオホコトオシオとして大いなる言事と潮を押し出し、イハツチヒコ・イハスヒメとして岩土の男女相を立て、オホトヒワケによって大いなる問いの門を分ける歌である。
その後、アメノフキヲとして天の息が吹き、オホヤヒコ・カサケツワケノオシヲ・オホワタツミとして、覆い・氣津・潮圧・大海の水身が開き、最後にハヤアキツヒコ・イモハヤアキツヒメとして水際の男女相が立つ。
第13首 = 身体・地場・波凪・箱国への展開。
第14首 = 言事潮・岩土・天息・大海・水際男女の配置。

言霊秘書との整合

言霊秘書では、火水は息となり、息は音となり、音は言戻となる。さらに、天地の水火は呼吸・潮汐・波・風・草木・身体に同じ法則で現れる。
第14首の冒頭にあるオホコトオシオは、言事と潮が一つの水火運行として押し出されることを示す。言は息の潮であり、潮は地水の言である。
中心図象が印のミタマであるため、ここでの海潮・岩土・水際は外界自然だけでなく、人の内部の血潮・骨格・呼吸・言葉の発動にも対応する。

サンスクリット音義照合

言霊法則 サンスクリット照合 裁定
オホ 大いなる・覆う mahā / bṛhat 大なるもの
コト 言・事 vāc / artha / dharma 言事の一致
オシオ 押す潮・水火の圧 sindhu / samudra / pravāha 潮流・押し流れ
イハ 岩・言の堅まり śilā / gir / vāc 岩・堅い言場
ツチ 土・地の凝り pṛthivī / bhūmi 大地・土場
ヒコ 火子・男火 agni-putra / bīja 火の子・種子
ヒメ 秘め・女水・胎内相 devī / yoni / guhā 女神・内奥・胎
トヒ 問い・戸火・通火 praśna / dvāra / agni 問い・門・火の通路
アメ 天水・空中火水 ambhas / amṛta 天上水・甘露
フキ 吹き・息の発動 prāṇa / vāyu 呼吸・風
屋・八方の場 āyatana / yantra 場・聖図
カサ 傘・覆い・重なり chatra / kośa 傘蓋・覆い
ケツ 氣津・風の出口・結節 vāyu / granthi / kṣetra 氣の場・結節
ワケ 分け・識別 viveka / vibhāga 分化・識別
ワタツミ 大海の水身 samudra / Varuṇa / āpaḥ 大海・水神・水原理
ハヤ 速・勢い āśu / javana 速さ・勢い
アキツ 明き津・水際の開き tīrtha / āloka / jyotis 津・渡し場・光の開き

句ごとの真相解読

オホコトオシオ

オホコトは大いなる言事であり、オシオは押し潮である。
言霊秘書の法則では、息が音となり、音が言戻となる。したがって、言の発動は、潮が押し出される運動と同じ火水の呼吸である。
オホコトオシオとは、大いなる言事が潮の圧として押し出されることをいう。

イハツチヒコ・イハスヒメ

イハは岩、ツチは土、ヒコは男火、ヒメは女水である。
イハツチヒコとは、岩土として凝った男火の地場。イハスヒメとは、岩に秘められた女水の地場である。
ここで国土の骨格と内水が男女二相へ分かれる。

オホトヒワケ

オホトヒワケとは、大いなる問いの門が分かれることを示す。
生成場はただ固定されるのではなく、問いとして開く。問いとは、火水が次の方向へ道を探る門である。

アメノフキヲ

アメは天水、フキは吹き、ヲは奥・収束である。
アメノフキヲとは、天の水火が息として吹き下ろされ、その息が奥まで届くことである。

オホヤヒコ・カサケツワケノオシヲ

オホヤヒコは、大いなる屋を支える火子である。カサケツワケノオシヲは、覆いの中の氣津を分け、そこから潮の圧を押し出す働きである。
天の吹きは、覆いと氣津を通って、潮の動きへ変換される。

オホワタツミ

オホワタツミとは、大いなる海の水身である。
これは単なる海ではなく、水を主宰し、国土胎を包む水原理である。

ハヤアキツヒコ・イモハヤアキツヒメ

ハヤは速く、アキツは明き津、水際の開きである。ヒコは男火、ヒメは女水、イモは女水の伴侶相である。
ハヤアキツヒコ・イモハヤアキツヒメとは、水際に速く開く男火と女水であり、河口・津・境界における生成の男女相である。

真相訳

大いなる言事は、潮のように押し出される。
岩土は男火と女水に分かれ、
大いなる問いの門が開く。
天の息が吹き下り、
覆いと氣津を通って潮の圧が生まれ、
大海の水身が開く。
速く明く津に、男火と女水が立つ。

最終裁定

第14首は、オホコトオシオで言事と潮を押し出し、イハツチヒコ・イハスヒメで岩土の男女相を立て、アメノフキヲとオホワタツミで天息と大海を開き、ハヤアキツヒコ・ヒメで水際の生成を成立させる歌である。
一首の核:
大いなる言事と潮が押し出され、岩土の男女相が立ち、天息と大海が開き、水際の男女相へ結ばれる。

接続

第13首 = 身体・地場・波凪・箱国への展開。
第14首 = 言事潮・岩土・天息・大海・水際男女の配置。
第15首 = 水際の運動が泡・波として現れ、国土水分・天地支柱・風木山野へ展開する。

前後の首

体系へ戻る